スポンサーリンク

スポンサーリンク

人気記事

  1. 【シーズン3へ】キングダム【16世紀韓国ゾンビ】
  2. 【2020】ネットフリックス 泣ける作品
  3. Netflix(ネットフリックス)おすすめオリジナルドラマランキング【2020年版】
  4. 【2020年】Netflixオリジナル映画ランキング
  5. 【2020】ネットフリックス 笑える作品
  6. ブラックミラー【オススメ10選+各話評価+シーズン5ネタバレなし感想追記】
  7. 2020年6月配信作品 Netflix 最新ラインナップ
  8. 【2020】Netflix 厳選おすすめ映画
  9. ペーパーハウス【造幣局強盗ドラマ2020シーズン4配信】
  10. 2020年7月配信作品 Netflix 最新ラインナップ

Netflix(ネットフリックス)おすすめオリジナルドラマランキング【2020年版】

スポンサーリンク

新着記事

2020年7月配信作品 Netflix 最新ラインナップ

Netflix2020年7月は映画配信で「新聞記者」、「万引き家族」、「ジョーカ ...

IMdbスコア脅威の9.2台湾ドラマ「悪との距離」レビュー

IMdbスコア9.2の台湾ドラマ「悪との距離」 監督:リン・ジュンヤン 主演:ア ...

人気韓国ドラマ「梨泰院クラス」レビュー

梨泰院クラス あらすじ 原作・制作:キム・ソンユン、チョ・ガンジン 出演:パク・ ...

連日上位のNetflixドラマ「愛の不時着」レビュー

連日ランキング上位の韓国ドラマ「愛の不時着」 原作・制作:イ・ジョンヒョ、パク・ ...

2020年6月配信作品 Netflix 最新ラインナップ

Netflixが2020年6月に配信予定のコンテンツをまとめています。※随時追記 ...

Contents

 

Netflixドラマランキング第22位 デッド トゥ ミー -さよならの裏に-Dead to me

デッド トゥ ミーのジェンとジュディ
(C)MMXIX CBS STUDIOS INC.

カリフォルニア州で不動産業を営むジェン(クリスティナ・アップルゲイト)は夫テッドをひき逃げ失って以来、ひき逃げ犯を探しながら生きていた。ある日ジェンは同じように最愛の人を失った人たちが集まるグループセッションでジュディー(リンダ・カーデリーニ)と出会い親交を深めていく。だがジュディにはある秘密があり…というあらすじ。ひき逃げ犯を探す未亡人というどことなくベタっぽい設定から、性格の違うジェンとジュディが精神的に不安定という共通点で仲良くなっていくのがまず単純に面白い。ストーリーもベタに進んでいきそうに見えるのにいろんな場面でうまく外してくる。そんな演出、脚本のさじ加減が絶妙で大して新しいテーマでもないと思うけれど、気づくとすっかり引き込まれてしまった。シーズン1はクリフハンガー的に終わるものの、「そこで終わるのかよ!」という気持ちよりも「続きはよ!」という気持ちのほうが強く感じるという珍しいパターン。先が読めそうなのにで読めない感がとても面白い。シーズン2が待ち遠しい。(2019年5月8日)

シーズン2

シーズン1からの期待値が高かったせいか若干物足りなくも感じたが最後までそつなく楽しめたと思う。ただ新展開のおかげで登場人物の相関図が複雑になり、ジェンやジュディーがどういう気持ちなのかを想像することがそもそも難しいという領域に行ってしまうのは面白い反面、わかりにくくなったという副作用もあったかと思う。またシーズン1のジェンとジュディの出会いのような確率の低そうな偶然をシーズン2ではサラっと複数回起こしてしまうため、単純に脚本が少し雑になったように感じたのは否めない。(2020年5月19日)

Netflixドラマランキング第21位 American Vandal アメリカを荒らす者たち シーズン2


(C)MMXVII CBS STUDIOS INC

「アメリカを荒らす者たち」と言われてもピンとこない人もいるかもしれないのでまず結論を言えば「ハノーバー高校落書き事件簿」シーズン2にあたる作品。シーズン1の配信当初はシーズン2を予見していなかったのか、原題が「American Vandal(アメリカを荒らす者たち)」であるのに、内容のわかりやすさを取ったのか邦題が「ハノーバー高校落書き事件簿」とされていた。シーズン1をそもそも「アメリカを荒らす者たち~ハノーバー高校落書き事件簿」という邦題にしておけば何の問題もなかったはずなのに、邦題が何度も変更され最終的には「アメリカを荒らす者たち」に落ち着いたようだ。
このドラマはモキュメンタリーと呼ばれる嘘ドキュメンタリーで、ドキュメンタリー風の作りになっているドラマである。シーズン1でハノーバー高校での落書き事件を追った同校の生徒ピーターとサムが「American Vandal」という題名でその事件についてのドキュメンタリーを撮り終えた後、動画サイトを通じてその番組は爆発的に人気となり、シーズン2では彼らが新たな事件の真相を追う依頼を受けるというもの。今回はセントバーナディン高校でタード・バーグラーとSNS上で名乗る人物が起こした集団食中毒事件を追う。前回同様どこかくだらない事件を真剣に追っていくというスタンスは変わらず、前回がチ〇コの落書き、今回はウ〇チとビジュアルがかなり過激になっている。フェイクとわかっていても食事中は避けたほうが良いと思う。
シーズン1は高校生のピーターとサムが慣れないながらもカッチリとしたドキュメンタリー番組を作ろうと奮闘するドラマと、ハーノーバー高校落書き事件の真相を追うという二つのドラマが楽しめたが、シーズン2ではピーターとサムが有名になったおかげでネットフリックスが協力することになったという設定も加わって、前者のドラマがなくなったのは残念なところだ。とは言え、ビジュアルのショッキングさや事件の謎解きパートが前回よりもクオリティが高くなっていて、よくも悪くも前作より綺麗にまとまっている。総合的なドラマとしてのクオリティはシーズン1、2ともに高く甲乙つけがたいが、個人的にはシーズン1のほうが好みではあるが、一般的にはラストが綺麗なシーズン2のほうが人気が出そうな気もする。(2018年9月)

 

 

Netflixドラマランキング第20位 マイブロック ON MY BLOCK

マイブロック ON MY BLOCK
(C)2018 NETFLIX STUDIOS, LLC

アメリカでも有名な治安の悪い地区ロサンゼルス・サウスロサンゼルス地域に住む高校生になったばかりの仲良し四人組を描く。日々銃声が聞こえてくるような日常でギャングの抗争も生活に影響したり近所の兄ちゃんにカツアゲされたりと驚きの環境だけれど、実際にこの地区の治安はこのドラマに近いらしい。旅行者は立ち寄らないほうがいいといわれる町の子供たちってどう生きているのかという疑問にこのドラマは答えてくれる。とは言え内容としては治安の悪い町を舞台にはしているものの、本筋はまだあどけなさの残るティーンエイジャーもの。正直序盤は若干ダルいけれど、後半へ向かうほど面白くなるというこの手のドラマとしてはあまりないパターンの盛り上がりを見せる。(2019年3月21日)

シーズン2

マイブロック2
(C)2019 NETFLIX STUDIOS, LLC

シーズン1のラストがクリフハンガー状態だったけれど、物語はそこから意外な方向性を見せる。「危険な街で生きる普通のティーンエイジャーたち」というテーマはシーズン1と2を見ることで一通り表現されているように思えた。危険な街に住んでいながらお気楽に生きていたルビーたち。そんな彼らに何も悪いことが起こらないはずはなく、シーズン2まで見るとシーズン1の印象も少し変わるほど物語の空気が変わったように感じた。幼すぎてちょっとついていけなかったシーズン1のシーンすら懐かしく感じてしまう。怖いこと、悲しいことは起こるけれど、それでも危険な街フリーリッジで前向きに生きる姿が意外に泣けた。シーズン3前提のラストだったけれど、シーズン2として物語はほぼまとまっているところもよかった。(2019年4月4日) 

 

Netflixドラマランキング第19位 13の理由

13の理由-タイトル(C) 2016 Paramount Television

2017年Netflixオリジナル作品の中でTwitter SNS等、ネットを中心に話題になった人気作品。ハンナ・ベイカーという自殺した女の子が彼女が自殺するに至った13の理由をカセットテープに残し、ハンナと距離の近かったクレイという少年がカセットテープを順に聞いていきハンナの身に何が起こったのか紐解いていく。一話目で明るく元気なハンナが回を追うごとに少しずつ悲しい出来事に遭遇し、生きる気力をなくしていく過程がフィクションなのに妙に生々しく、心に刺さる作品。テーマからしてとても重いのはもちろんのこと、見終わった後にも重い気持ちになるので、おすすめかどうかというととても難しいけれど、特筆すべきドラマであることは間違いないと思う。ただ、もちろんクソ暗いので心に余裕がないときは見ないほうがいいかも。もしくは逆に「落ち込んでいる時こそ陰鬱な小説に救われる」、みたいなこともあると思うのでその辺りは自己判断でどうぞ。

シーズン2

2018年5月にシーズン2が放送になった。シーズン1ではハンナの事件がテープを通してハンナの主観で語られるという内容だったがシーズン2では事件の5か月後、ハンナの事件に学校の責任を問う裁判で関係者が証人として彼から見たハンナのストーリーを語っていく。シーズン1とは違って、シーズン2では視聴者は物語の結末が知らされていないこともあり、ドラマ的な面白さが上がっていると思う。また関係者のその後、またはサイドストーリーが見えることでより物語の奥行が広がるのも良かった。例えば宮部みゆきの「ソロモンの偽証」が好きな人はきっとシーズン2のほうが好きなはず。

シーズン3

シーズン3はハンナ・ベイカーの自殺、裁判等を終えた後のリバティ高校の生徒たちをブライス・ウォーカーの家にやってきた家政婦の娘・アニ(グレース・サイフ)の目線を通して描かれる。時系列的に言えばシーズン2のラストから8か月後にあたる。いじめや自殺を真摯に考えるような内容だったシーズン1と比べるとシーズン3では過去シーズンのようなショッキングさは減ったものの、エンターテイメント性はかなり高くなってきたと思う。個人的にはシリーズを重ねるたびに面白くなっていっていてファイナルシーズンに当たる次シーズンも楽しみだが、シーズン3のオチには賛否ありそうな予感がする。(2019年9月2日)。

 

Netflixドラマランキング第18位 ロシアン・ドール-謎のタイムループ-

ロシアン・ドール ナディア

邦題に追加されいるようにタイムループモノ。友人のマクシーン(グレタ・リー)が開いてくれた自分の誕生日パーティの夜を繰り返すニューヨークに住むフリーのSEのロシア系アメリカ人ナディア(ナターシャ・リオン)がタイムループから逃れようと足掻くという話なのだけど、出だしからなかなか食いつける設定になっていて、最後まで視聴者を飽きさせないようにする工夫が毎回に見られる。様々な要素で楽しませてくれながらタイムループの秘密に近づいていくのだけれど、タイムループというだけに序盤から織り込まれた伏線をしっかり回収していく様も見事。アメリカで作られたタイムループモノの物語の中では頭一つ抜け出してると思う。ラストの流れからどうやって始めるか想像がつかないがシーズン2が予定されている。

Netflixドラマランキング第17位 グッドプレイス

グッドプレイス タイトル
(C)2016 Universal Television LLC.

死後の世界で目を覚ますエレノアは「いいところ」の設計者マイケルから死後の世界は「いいところ」と「悪いところ」の2種類があり、エレノアは「いいところ」にいるのだと説明を受ける。生前良い行いを積んだ一部の人だけに来ることができる「いいところ」に自分がいると聞き、安心するエレノアだったが、マイケルの話を聞くうちに彼女は自分が「いいところ」にいるのは何かの間違いだと気づく。手違いで「悪いところ」行きを免れたエレノアだったが、なんとか「悪いところ」に行かないために、彼女自身が「良い人間」なり、「いいところ」にふさわしい人間になろうと(本当の素性がバレないように)努力する話。2017年9月にシーズン1全話配信と週1配信でシーズン2が始まっている。1話につき必ず1、2回驚きの展開を作ってあるシーズン1はとても素晴らしい出来だった。ストレンジャーシングスと比べて、こちらを2位にした理由はストレンジャーシングスはシーズン1だけである程度ストーリーはまとまって終わっている上に面白かったが、グッドプレイスはシーズン2がある前提だった、というだけの差。
シーズン1は色々驚きがあってよかった。シーズン2でも各エピソードに驚きを入れてくることは忘れないものの、見ているこっちが段々グッドプレイス的なサプライズに慣れてしまいさほど驚かなくなってしまった。色々謎に包まれていた部分が明らかになったせいで根本的に驚くべき事柄が減ったということもあるのだろう。またシーズン1では登場人物のキャラクターがしっかり描かれたコメディになっていたところが見どころだったが、さすがに生前のキャラを使ったネタは出尽くしたのか、シーズン2は人間ドラマよりもストーリー展開に頼っている傾向があった。単純にストーリーを楽しむ分には良いけれど、物語としては少し薄まったかなという印象。それでもなお面白いという部類からは外れてはいないと思うが、少し期待外れであったのは否めない。シーズン3はどうなるのか若干不安である。

シーズン3

若干ダレたシーズン2より盛り返したような印象。そもそも死後の世界なのでかなりなんでもアリという設定で、なんでもアリな部分が面白いけれど同時にやりすぎるときっと萎えるであろう目に見えない制約の中納得できる範囲をうまく守りながら視聴者を驚かせてくれるという匙加減はこのドラマのすごいところ。シーズン1が良すぎたせいもあってなかなか超えてはこないけれど、それでもシーズン3は十分に面白かったと思う。シーズン4も決まっているということで未だ楽しみな作品の一つ。

シーズン4

シーズン1を超えられなかったものの、シーズンファイナルにあたるシーズン4ではベタながらも結構納得のいく形で最終回を迎えたと思う。死後という何でもありの設定の副作用でぼんやりしてしまったシリーズ全体をラスト数話で案外綺麗にたたんできたのは見ていてうれしい誤算だった。とは言えシーズン4が意外と良かったものだから逆にシーズン2、3が悔やまれる。せめて間の1シーズン削ってたらもっとピリっと締まったではないかと思う。(2020年2月6日

Netflixドラマランキング第16位 スタートレックディスカバリー

スタートレックディスカバリー 驚くマイケル(C)MMXVII CBS STUDIOS INC.

最初の放送から約50年続いている大人気SF作品「スタートレック」シリーズの最新作。あまりにも累計シリーズが長すぎて手を付けるのをためらっていたが、アメリカで盛り上がっていることもあり視聴してみるとこれが面白い。ちなみに管理人はほとんど過去の「スタートレック」シリーズに触れたことはなかったが、実際スタートレックディスカバリーの制作者や脚本家ですらすべてのストーリーや設定を覚えきれず、過去作品を調べながら作ったそうだ。結果シリーズ長すぎる故、逆に過去作品は全く知らなくても楽しめる内容になっている。作中に出てくる専門用語のうちストーリーを楽しむために必要なものは上記記事下部にまとめてあるので気になった人は読んでみるといいと思う。ストーリーとしては惑星連邦とクリンゴンの戦争の中で宇宙船USSディスカバリーとその乗組員の冒険を描く。序盤は1話完結のストーリーになっており後半にかけて2話~4話くらいでまとまる短編の連作のような構成になっており気軽に見れるのも魅力の一つだ。そして短編の連作のような作りではあるものの、後半にかけてストーリー的にも大きな山場もある。また早くもシーズン2が決まっているがシーズン1だけで話の区切りがついているのも良いところ。

シーズン2

シーズン1から1年ほど経ち、シーズン1で覚えたSF的用語や内容の記憶がぼんやりしてしまった中みたけれどそれでも面白かった。そもそもシーズン1も全くスタートレックシリーズを知らない状態で視聴したけれど楽しめたし、スタートレックシリーズは小難しいSF設定を万人向けにわかりやすく切り取ってストーリーを組み立てるという伝統があるのかもしれない。多少記憶がぼんやりしていても話の流れで重要な出来事やモノは理解できるようになっている脚本にはあらためてすごいな、と思わされたシーズン2だった。シーズン2もシーズン1と同様序盤は1話か2話程度で完結するエピソードになっており、後半でそれらをまとめていくという構成になっている。ただ、シーズン1に比べるとシーズン2はちょっと情報量が多すぎたためかストーリーが薄くなった感じはしたのは個人的には残念だが、それでも十分楽しめたと思う。シーズン3への更新も決まっている。(2019年5月4日)

 

Netflixドラマランキング第15位 ユニークライフ

ユニークライフ サム
(C) 2017 Sony Pictures Television.

自閉スペクトラム症を抱えるサムは多くの普通のことが「困難」だったり、彼独自の「普通」を持っているサムにとって多くの一般的に「普通」な事柄が大きな挑戦だったりする。とりわけ”彼女を作る”ことはサムにとって大きな挑戦であり、同時に彼の家族にとっても大きな挑戦だった。そんなサムと彼を支える家族や友人たちの物語で、自閉スペクトラム症を持ったサムを笑いを交えながら理解できる内容になっている。自閉症特有の習性から生まれる”自閉症ギャグ”が随所に出てくるのも「ユニークライフ」特徴であり、見どころでもある。この「普通の感覚で笑える部分は笑ったっていい」というスタンスは障害や差別に対する偏見をなくすのに一番良い方法だと管理人は思っている。洋題は”典型的ではない”を意味する「Untypical」。ただ、”典型的”ではないだけなのだ。見ると優しい気持ちになれると思う。

シーズン2

自閉症ギャグに慣れてより笑えるようになったのか、シーズン2のほうが笑いどころが多かったように思える。シーズン2でも相変わらずサムの周りの人々の優しさに癒されるはずだ。またシーズン1から日常生活に躓き続けているサムの症状も少しだけ改善が見られ、シーズン1よりも確実に成長した彼の変化も見どころの一つだ。良い意味でどのキャラクターも個性が際立っているので見ていて安定感のあるシーズン2だったと思う。

シーズン3

Netflix ユニークライフ シーズン3
(C) 2019 Sony Pictures Television.

シーズン3ではサムは大学に進学し自閉症の症状も随分改善してきたのもあり、ドラマはサムの周りの人間関係がメインになっている。父親ダグ、母親エルサ、妹のケイシー、親友のザイード、ペイジなどここまでのシーズンでかなりキャラが立っているので、サブストーリーであるはずの彼らのドラマでも十分引き込まれた。またサムが大学で学ぶ内容と親しい人間関係の中で生まれる問題がシンクロしていたり、図らずも同じ境遇に陥ってしまう人たちがいたりと、各ストーリーがうまくからんでいて「自閉症ドラマ」という部分以外に「普通のドラマ」としての魅力が増しているシーズンとなっている。通常、主人公にまつわるネタが切れてくるとダレてしまうドラマが多い中「ユニークライフ」は自閉症を抱えるサムをじっくり描く中で脇役たちのキャラもしっかりと描かれてきたので、お約束通りに脇役のエピソードが多くなってもむしろ面白くなっている点が素晴らしい。笑えてホロリと泣けるシリーズ中最もエンターテイメントなシーズンだった(2019年11月15日)

 

 

Netflixドラマランキング第14位 アフターライフ After Life

AfterLifeアフターライフ_トニー

ひと昔前に流行ったイギリスドラマ「The Office」のリッキー・ジャーヴェイスが主演・制作・脚本を務める。最愛の妻に先立たれてしまった男トニーがその悲しみと向かい合い生きていくという物語でストーリーとしては単純だけれど、リッキー・ジャーヴェイス演じる「アフターライフ」の主人公トニーはもう少しぶっ飛んでいる。トニーは妻のいない人生は本当に無意味だと感じて自暴自棄になってしまい、気にくわないことはすべて口に出し、やりたいことをやってマズくなったら自殺すればいい、と考えるようになりちょっとズルい人やイラっとする人に対して全力でこきおろしていくというスタイルで生きていく。これが結構笑える。そんな開き直りまくった彼を時に痛快に、時にめんどくさいおじさんとして描く。ただトニーが「超能力」と呼ぶ開き直った態度は、あくまでトニー自身もう生きるということがどうでもいいからできることで、悪態がひどければひどいほど彼の悲しみの深さを表しているようで見ていて悲しくもある。仲間や同僚に迷惑をかけながらも妻を亡くした”アフターライフ”をどう生きるかという、多くの人が経験するであろうテーマなので今最愛の人がいたり、昔いたことがある人の心には特に響く作品ではないかと思う。(2019年3月15日)

 

Netflixドラマランキング第13位 ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス

屋敷を買い取りリノベーションして売るという商売をしていたクレーン家。「ヒルハウス」に越してきたある夏に起こった出来事が、数十年後の彼らの人生に大きく影を落としてしまうことになる。そして数十年たった現在でも「ヒルハウス」の因縁から逃れられず、過去との因縁と対峙することになるという家族の話。原作は1959年に発表され、過去に二度ほど映画化されているホラー作品。映画版の評判はあまり良くなかったそうだけれど、Netflixが手掛けてドラマ化するとなかなかエンターテイメントなホラー作品になってしまうというところはさすがNetflixといったところか。物語は現在から回想的に「夏の出来事」を挿入し、その夏に何が起こったの紐解いていく。ビジュアルで怖がらせる部分と心理的に怖がらせる部分のバランスがちょうどよく、そこにしっかりとした家族のドラマが描かれていていて密度が濃い物語となっている。またホラー部分もトラウマを残すような怖さというよりは、お化け屋敷的な怖さが多めに演出されていており、ストーリーも楽しめてライトに怖がれた作品だったと思う。久しぶりにマジメで良作なホラー作品だった。ホラーが得意な人はぜひ夜中に部屋の電気を消して毛布にくるまって見てほしい。タイトルは変わるものの、シーズン2と呼べる「Haunting of Bly Manor」への更新が決まっている。

Netflixドラマランキング第12位 ホーム・フォー・クリスマス

Netflix ホームフォークリスマス

ノルウェー製作の30独身女性看護師が家族の食事会で恥をかかないためにクリスマスまでに彼氏を作ろうとする物語。一見よくありそうな設定のドラマだけど、ノルウェーというあまりなじみのない国を舞台に作られていることや、よくありそうな設定からほんの少し意外な方向性へストーリーが向かっていくというさじ加減がなかなか絶妙で面白かった。第一話のテンションからはあまり想像ができないかもしれないけれど、最終話は泣ける。約30分×6話でとても見やすいのも魅力。クリスマス映画ならぬクリスマスドラマといった仕上がりになっているあたりもイイ(2019年12月23日)。

Netflixドラマランキング第11位 アンビリーバブル たった一つの真実

Netflix ドラマ「アンビリーバブル たった一つの真実」マリー
(C)MMXIX CBS STUDIOS INC.


連続強姦魔を追う二人の女刑事と、強姦魔に襲われたマリー・アドラーを描いていくピュリッツァー賞を取った記事をベースに作られたドラマ。レイプに対する社会が持つイメージと実際に被害者に残る精神的なダメージとのギャップ、警察捜査の粗や、事件自体が”たかだか”レイプ事件と扱われてしまうこと自体に警鐘を鳴らす作品になっている。かなり面白かったんだけど、ネタバレなしで面白さを短く伝えるのが難しいので興味があったら上記リンクから個別記事を読んでもらえたら、と思う(2019年9月30日)

 

Netflixドラマランキング第10位 LACASA DE PAPEL ペーパーハウス

ペーパーハウス_トウキョー
(C)2017 ATRESMEDIA TELEVISION

2018年に英語圏以外で最も視聴されたドラマ。教授と呼ばれる男と世界の首都の名で呼ばれる8人の犯罪者たちが5か月の訓練の後スペイン王立造幣局を狙う大規模な強盗計画を決行するというストーリー。綿密に練られた”教授”の計画がかなり様々な事態を想定していて、その計画と警察との頭脳戦がまず面白い。ただ、強盗計画は多くの人質を抱えて造幣局に籠城するというものであるため、長期間の緊張がもたらす人的ミスなどのせいで、計画が揺らいでいくハラハラ感がたまらない。また計画に”死人を出さない”というルールがあるため、危害を加えられないとうすうす感づき始めた人質が増長しだしたりとどんどん不安要素が出てくるが、すべて教授の想定内なのかそれとも計画は崩れていってしまうのか…このあたりに目が離せない。シーズン3の配信が2019年に予定されているがシーズン2まででいったん物語は区切れているのでシーズン2まで一気見できる。世界中で流行っただけになかなか見ごたえのあるドラマ。

シーズン3

シーズン2の展開上、シーズン3は完全に人気が出たために後付けで作ったのだろうことは見て取れる。正直シーズン3を見始めるまでは「無理に引っ張らなければよかったのにね」というオチになるに違いないと思っていたけど、予想は良い方向に裏切られた。普通に考えると取って付けたようなシーズン3なはずなのだけど、シーズン1、2と見てきた人にとってはおそらくさほど違和感はないのではないかと思う。なぜならシーズン2を最後まで見た人ということは、幾度となく感情に流され、個人的な行動をとってしまう主人公たちにイライラしつつも結局最後まで見ることをやめられなかった人だからだ(僕はその代表と言ってもいい)。そんな視聴者にとってはシーズン3の冒頭の違和感なんてきっと大した意味はないはずだ。だって主人公たちは「感情に流される」人々なのだから。彼らがシーズン3で初っ端から感情に流されて暴挙に出ようが、ここまでがここまでだけに「まぁ、そういう人たちだしね」と僕は変に納得してしまった。そして、この「感情に流される」キャラクターたちが生むドラマこそがペーパーハウスの最大の魅力でもある。それゆえ一見取って付けたようなシーズン3でも、ここまでの流れを踏まえるとむしろ必然のようにも見えるのだ。これには感服した。そしてシーズン3としてもここまでに引けを取らない面白さだと思う。ただシーズン3はめちゃくちゃ続きが見たいタイミングで終わるのでシーズン4が来てから一気見するのもいいかもしれない。(2019年8月6日)

シーズン4

相変わらずかなり前から入念に練った作戦の中で登場人物たちが感情的になるが故のイレギュラーが起こっていくのだけど、ここまで来ると「ペーパーハウス」はある種のジャンルを確立しているのかもしれないとすら思う。例えば街中で拳銃をぶっ放し、派手なカーチェイスをかますマイケル・ベイ監督作品のように現実的にはあり得ないシーンがあったとしても「まぁ、娯楽映画ですから」という暗黙の了解があるように、ドラマ「ペーパーハウス」では「まぁ、登場人物は目先の感情優先ですから」みたいなノリは見てる側はもうすっかり納得させられてしまっているのではないかと思う。

ただ、感情優先なのは理解できても理にかなっていない登場人物の行動はさすがに鼻につくもので、シーズン4中盤を見ている限りはついに「ペーパーハウス」も失速かな、と思ったくだりはあった。このあたりはただ好みの問題かもしれないけれど、例えば中盤萎えたとしてもラスト2話でキッチリ盛り返してくるので最終的にはやっぱり面白かった、という印象で終わっている。ただシーズン3から始まったスペイン銀行強盗編はシーズン4では終わらず、フィナーレは次シーズン以降に持ち越しになるため、シーズン3を見ていないのであればシーズン5が配信になってからまとめてみてもいいのかもしれない。(2020年4月6日)

Netflixドラマランキング第9位 オザークへようこそ

オザークへようこそ タイトル(C)2017 MRC Ⅱ Distribution Company L.P.

メキシコドラッグカルテルの資金洗浄(マネーロンダリング)を行う主人公のマーティ・バードは友人であり、共同経営者の男ブルースがカルテルの金に手をつけてしまったため、家族共々命を脅かされることになる。咄嗟の思い付きで口から出まかせの新しい資金洗浄計画をカルテルの人間に話したことで命拾いしたマーティだったが、その咄嗟の思い付きのせいで都会を離れリゾート地である「オザーク」で資金洗浄を行う羽目になる。不倫をしているマーティの妻ウエンディをはじめ、あまり仕事をしないちょっと人格に問題がありそうなFBI捜査官だったり、地元を仕切っている悪者だったり、登場人物は曲者揃い。そんな中マーティは家族の命を守るため800万ドルの資金洗浄を3か月で行うことを求められる。この物語で新しいのは、マーティの仕事を妻をはじめ子供も知っているということ(子供が知ったのはウェンディが話してしまったからだけど)。色んなことが思うように行かないが、それでも大きく取り乱すことなく仕事を進めていくマーティの人間性や、色々なしがらみのせいで精神的に閉塞的な”田舎”でに生きるアクの強い人間たちが見どころのドラマ。

シーズン2

ひたすら怖い目に合うバード家だけれど、シーズン2でも安定して不安な日々を送ることになる。彼らにとって生きるために必要な”悪”。その必要悪の扱い方、考え方、さらには正しいこととは何か、そんなことよりもまず生き延びなくてはならない。一見意外で危険な日常生活を送ることになってしまったバード一家の物語の裏側で走っているドラマはシーズン2でさらにその深みを増したと思う。見ていてただただ不安にはなるものの、それでも先が気になってしまうのは「オザークにようこそ」が持つテーマが人が物事の善悪を考えたり、扱ったりする際にかならずぶち当たる普遍的な部分を描いているからだと思う。クライムドラマとしてはかなり良い線をついているのではないかと思う。

シーズン3

常に何か悪いこと起こりそうな予感がある中で日々は淡々と進んでいくもののある日悪い予感はやっぱり当たってしまう…。そんな大きな危険と隣り合わせの日常を描くドラマ展開は他シーズン同様ではあるものの、そのスリルはシーズン3になっても依然テンションを保っている。シリーズ通して言えることでもあるが、ストーリーが進めば進ほどどんどんと不安要素が次々と積みあがっていくので視聴中はただただ休まる暇が無い(良い意味で)。シーズン3ではマーティ、ウェンディの意見の食い違いが激しくなり、マーティがウェンディを制御できなるシーンが増えることで家族ぐるみで犯罪をする難しさが浮き彫りになるのが見どころだ。本シーズンではウェンディの難ありな弟も登場し、バード家をひっかきまわすことになるのだけど、彼の立ち位置もまた面白く、シーズン単位の見応えはシーズン3が一番あると思うし末広がりに面白くなっていっているドラマだと思う。(2020年4月4日)

Netflixドラマランキング第8位 愛の不時着

愛の不時着

【あらすじ】韓国の財閥令嬢にして自らの会社「セリズチョイス」の代表を務めるユン・セリ(ソン・イェジン)は自社で開発したスーツを使ったパラグライダー中に思わぬ事故に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまう。そこで出会った堅物の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の家で、身分を隠して暮らしながら、韓国へ帰る方法を探るが…。

正直全16話、しかも一話が1時間以上という壮大なスケールの韓国ラブコメなんて見てられないぜ…と思いながら1話目を見るとなかなか面白そうだったけど、一組のカップルのホレたハレたを約20時間も見ていられる気がせず正直2度視聴を中断。しかしどうやら面白いらしいとネットの評判があったためもう少しだけ頑張ってみるとこれがまた面白い。僕の場合は3話目を見終わったころにはすっかりハマっていた。1話が長く、登場人物たちを知るまでなかなか入り込めないけれど、一度主要な登場人物を知ってしまえばもう退屈することはないだろう。まるでコントみたいな伏線回収の速さだったり、韓国独特のキャラクターたちのドラマだったり、執拗なまでの北朝鮮いじりなど、一旦ハマってしまえば1話の長さを全く感じなかった。ただ、やはりベースはラブコメではあり、現代版ロミオとジュリエット的な北朝鮮の軍人と韓国の財閥令嬢の娘の恋をベースに物語は進んでいく。よくもまぁこんなに様々なパターンで引っ張るもんだ、と感心するほどラブコメ的山は各話に作ってあってあくまでラブコメであることを忘れないのもすごい。エンターテイメント精神にあふれた作品。(2020年6月13日)

 

 

Netflixドラマランキング第7位 Good Girls 崖っぷちの女たち

グッドガールズ シーズン2 銃を構えるベスsmall
(C)2019 Universal Television LLC

なんの変哲もない仲良し主婦のベス、アニー、ルビーの3人が自身の家庭のために犯罪に手を染めるというクライムサスペンス+コメディ。女性ならではの行動力と無鉄砲さで自分たちの問題を解決するために悪事を働き、さらなる問題に巻き込まれていくという物語。基本的にお金が悩みの種である三人は、悪いことをして手っ取り早く金銭的な問題を解消しようと考えるが、子を持つ親という目線が常に付いてまわってしまってなかなか悪人にはなり切れない。そんな3人のキャラクターが魅力的な作品。そしてちょっぴりおバカだったりすることも災いして様々な困難が降りかかる中、なんの後ろ盾もスーパーパワーもない普通の主婦たちが独特の機転を利かせて切り抜けていく。シーズン1は続きが気になるところで最終回を迎えているが、シーズン1だけでも十分面白かったと思う。

シーズン2

シーズン1はコメディ要素が比較的多かったようにも思えるがシーズン2ではいろいろな悪事がだんだんシャレでは済まなくなってきてどんどん展開シリアスに。普通の主婦が悪事に染めていくというストーリーのためもともと女版「ブレイキング・バッド」と形容する人も多かったけれど、シーズン2では物語の構造がより「ブレイキング・バッド」に良い意味で似てきた。やらなければいけないことはわかっているのに、親として、女として、人としてどうするべきなのかを自分の状況と天秤にかけながら結果優柔不断になってしまう主人公たちがとても興味深い。登場人物のほとんどは世間的に普通の人間で悪人ではないはずなのに、やってることはギャングより性質が悪かったりするが、各キャラクターの状況や心情が比較的しっかり描かれているため違和感がないのが良い。1エピソード毎に見どころがちゃんとあって13話もあるのに長さを感じなかったシーズン2だった。(2019年6月17日)

Netflixドラマランキング第6位 ベターコールソウル

ベターコールソウル-ジミーマッギル(c) 2017 Sony Pictures Television Inc.

化学を教える高校教師が末期がんの宣告を受け、家族にお金を残すためにドラッグを製造を始めるという人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。「ブレイキング・バッド」では主人公ウォルター・ホワイトのマネーロンダリングに手を貸したりドラッグの元締めとの橋渡し役になったりという悪徳弁護士として登場した「ソウル・グッドマン」の駆け出し時代、「ブレイキング・バッド」の6年前を描く。「ブレイキング・バッド」を見ていたという人にはもちろんおすすめだけど、「ブレイキング・バッド」を見ていなくても十分楽しめる内容になっている。巧妙に張り巡らされた伏線と視聴者心理を読み切った上での演出としか思えない展開は圧巻の一言。ジミーマッギル(この頃はまだソウルグッドマンと名乗っていない)とその兄、チャックとの複雑な関係性をうまく脚本が表現している。ただ演出が独特で、たとえば例えば登場人物が何をやっているのかしっかり見てないとわからなかったりするため、注意深く見ていないと面白さが伝わらないかもしれない辺りが万人受けしにくいような気がする。ストーリーの進み方も本当にゆっくりだけど、独特のカメラワークと演出がこれまでのドラマとは違った面白さを生み出しているのも魅力の一つだ。特にシーズン3は1話1話で見るとそこまで面白くない回もあるかもしれないけれど、シーズン3全体を通して観るとイマイチな回だった伏線回(あまり話が進まない回を勝手にこう呼んでいる)のおかげで山場回のピーク感がすごい。気に入ったなら一気に見てしまうのをオススメしたい。欲を言えばブレイキングバッドでソウル・グッドマンことジミー・マッギルがどういう人物だったかを知ったうえで見るのをオススメしたいのだけど、ブレイキングバッドはシーズン5もあるので…。そこで途方に暮れてしまうくらいなら、「ベターコールソウル」から見たらいいと思う。

シーズン4

「ブレイキング・バッド」の頃から見ている人ならばシーズン4で「ベター・コールソウル」のジミー・マッギルがこのシーズン4を経てかなり大きく「ブレイキング・バッド」のソウル・グッドマンになっていくのがわかるシーズンだったと思う。物語に派手さはないものの、人間ドラマとして見せ場が多かったように思える。元不良の弁護士という魅力があるんだかないんだかよくわからないジミー・マッギルというおっさんのドラマをここまで面白く魅せることができるのも製作のヴィンス・ギリガンがシーズン1から積み上げてきた人物描写によるものではないだろうか。その細かさ故にストーリーの進み方は常にゆっくりだが、それでも退屈させない工夫が詰まっている。シーズン4まで来てしまうとなかなか途中から見るのはオススメできないが、人間ドラマの濃さといい、見せ方の新しさといい、細かい仕掛けや伏線などを思うと本当に製作のヴィンス・ギリガンは天才としか思えない。本ブログのコンセプトとして「誰かに勧める」ということが前提になっているのでランキングとしては2位としているが、もしもストレンジャーシングスが1シーズンごとにストーリーがうまく区切れていなかったとしたら僕はこの「ベターコールソウル」を一番に推すと思う。

シーズン5

シーズン5ともなるとなかなかもう気軽に勧められる長さではないが、僕にはもう最後まで見ないという選択肢はもう無いと断言できるほど好き。人間の描き方は「ブレイキングバッド」に勝るとも劣らない濃さ。現実でも起こりうる、単に好きだとか嫌いだとかでは言い表せられない人間関係がどういう風になりたっているのか、そして起こる出来事によってその関係性はどう変わっていくのか。人と人とが出会い、関り合い、よくも悪くも変化していく過程をじっくり描いたドラマになっている。もちろん、それほどじっくり掘り下げるには時間が必要で、シリーズ中ずっと展開は遅いのだけど、それを補うための演出が常にうまく施されていると思う。この部分の演出にピンとこないとあまりの展開の遅さからなかなか見続けられないかもしれない。
毎シーズンの最新回は週1配信であるのでシーズン4までは毎週みていたが、シーズン5はある程度貯めて一気に見てみた。するとやっぱり一気に見たほうがおもしろい。一気に見ると展開の遅さはさほど気にならなかったので一気見してしまうのがおすすめだ。

シーズン6でフィナーレを迎えるこのドラマの先には「ブレイキングバッド」があるわけで、何がどうなってジミーが後の「ソウル・グッドマン」になっていくのか、「ベターコールソウル」に出ていて「ブレイキングバッド」に登場しないキャラクターたちはどうなってしまうのか。最後まで目が離せない。(2020年4月22日)

 

Netflixドラマランキング第5位 全裸監督

全裸監督

1980年代に「AVの帝王」と呼ばれたAV監督村西とおるを自伝「全裸監督」をベースに描く。AV監督のドラマだけに裸もセックスシーンもバンバン出てくるので、エロに理解がない人には不快かもしれないくらい過激。だけど、村西とおる役の山田孝之の芝居にとんでもなく迫力があって、山田孝之本人のキャラクターを忘れてしまうほど村西になりきっているのは必見。また村西の人生に大きくかかわってくるAV女優黒木香を演じる森田望智(もりた みさと)もそこまでやらなくてもいいのに、と見ていて不安になるくらい体当たりの演技を見せる。村西とおると黒木かおるのAV撮影シーンなんかは下手な微エロ作品なんかよりもぶっちぎりでエロくなっている。ただ単に濡れ場とお色気だけを目的に見るのもいいと思う。ついでに度肝も抜かれるはずだ。ただ電車の中など公共の場所で視聴するには注意が必要だ。(2019年8月15日)

Netflixドラマランキング第4位 ボクらを見る目 When they see us

ボクらを見る目 タイトル-small
(C) 2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC.

1989年にニューヨークで実際に起こった事件をドラマ化。セントラルパークで起こった婦女暴行事件の罪を着せられてしまい、のちに「セントラルパーク・ファイブ」と呼ばれることになるラテン系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人からなる少年5人とその家族を描くドラマ。まさに「事実は小説より奇なり」という出来事の代表例とも呼べるようなひどい冤罪事件で、これが実話だということがちょっと信じられない。またこの事件が起こってからたかだか30年しかたっていないということに驚く。全4エピソードではあるもののただただ不当に扱われる5人の少年を見ているのはかなりしんどい。でもしんどさを上回る面白さがあるし、俳優の名演もこみで間違いなくの傑作だと言える。無理してみる必要もないかもしれないけれど、Netflixだからこそできる作品。個人的には1話目の胸糞の悪い展開さえ抜ければしんどさよりも面白さが断然上回っていくと思う。(2019年6月15日)

 

Netflixドラマランキング第3位 ストレンジャーシングス


(C) 2019, Netflix Studio, LLC

現在ではネットフリックスの代表する人気作品「ストレンジャーシングス」は1980年代の映画を意識したSFホラーである。世界観が徹底してグーニーズやスタンドバイミーの頃の映画の世界観を表現していて、懐かしく感じる世代、古臭く感じる世代、逆に新しく感じる世代と年代によって感じ方は様々だろうとは思う。80年代に少年時代を過ごした管理人の初見の印象は「古いなぁ」と思って一瞬拒否感が出たけれど、例えば雰囲気が苦手だなと思っても1話、2話と見ていけば、むしろその完全に狙った世界観こそがまず面白いと感じるようになるに違いない。次の話が気になって仕方がない展開、シーズン1だけ、またシーズン2だけで一旦ストーリーが収束している等、ネットフリックスに加入したばかりの人にどれがオススメかと聞かれたらまず「ストレンジャーシングス」と答えると思う(今では「ブラックミラー」と迷うところではあるが)。子供の頃の冒険のワクワク感や異世界があるという設定、超能力を持った少女。それらを単に組み合わせただけだと普通のB級作品になってしまうところを「ストレンジャーシングス」ではディテールにこだわることによって1級品のクオリティを獲得することに成功している。主人公の母親役として登場するウィノナ・ライダーの名演も光る。こんなにも王道なのに視聴者を飽きさせることなくストーリーを進めていけるのは、ただディテールが凝っているのみならず、80年代に映画がこぞって提供していた「あこがれの冒険」や観客な純粋な好奇心を如何に違和感なく満足させるかということを、現代までに積みあがった手法や技術でより高いレベルで実現できているからではないだろうか。シーズン3は2019年配信になるのでシーズン3まで待つとのは気が遠くなるが、前述したようにシーズン2までで見ても十二分に楽しめる内容になっているのでオススメだ。

シーズン3

ストレンジャーシングス3 スージーと交信に向かう一行

シーズン2から2年越しで配信されたシーズン3は子供だった主人公たちが思春期に入り恋愛感情が芽生えるという時期に、シーズン2で収束したかに見えた魔物たちの脅威が再びホーキンスを襲うというストーリー。シリーズの持つワクワク感をそのままに少し大人になった主人公たちと共に日々変わっていく物事や人間関係のドラマと絡めて魔物たちから街を救おうとする主人公たちが描かれる。登場人物たちがリアルに成長しているうえで、物語の時系列も進んでいることが「ストレンジャーシングス」を見続けている人たちにはまず面白いだろう。また例によって1シーズンで話が綺麗に区切れているので新しく見始めた人も、例えばシーズン3から見ても楽しめるようになっている。もともと全4シーズンを予定であるとアナウンスされているが、同じモチーフで毎シーズン高いテンションを保っていられるのには脱帽である。スケールや敵も毎回パワーアップしていて、最終シーズンになるであろうシーズン4がどんな感じでまとめてくるのかますます気になる。シーズン3としても面白いし、最終シーズンへの助走という意味でも良いシーズンだったのではないだろうか。(2019年7月8日)

Netflixドラマランキング第2位 このサイテーな世界の終わり

このサイテーな世界の終わり-二人(C)Clerkenwell Films/Dominic Buchanan Productions MMXVII

17歳、転校生のアリッサは友達とうまく馴染めずにいた。また同じ学校には自分で自分のことをサイコパスだと認識し、小動物などを殺すのを趣味としている同じく17歳のジェームスがいた。友達にうんざりしたアリッサはちょっと風変わりなジェームスのことが気になりはじめた。また次こそは人間を殺してみたいと考えているジェームスは近づいてきたアリッサを次の獲物として考えるのだった。そうしてサイコパスを自認する少年とちょっとグレた少女とが出会い、少女の提案で二人は街を出ることに決めた…という物語。若い男女が駆け落ちする、という古いロードムービー映画のような設定で(実際駆け落ちとは違うのだけど)暗めの話なのかな、と思うもどこかに必ず滑稽でクスっと笑える部分が作ってある。またこの物語では思春期の少年少女の心の機微が面白く描かれていると同時に、例えば高校の中では決して中心人物にはならないであろう少年少女のマイナーな思春期がリアルに描かれている。素直になれなかったり、心の傷があってどこかスレてゆがんでしまっていたりする彼らのような思春期も僕はある意味”王道な”思春期だと思う。そんな二人の中に懐かしく思える部分が見つけられる人も多いのではないだろうか。

シーズン2

Netflix このサイテーな世界の終わり シーズン2

シーズン1のラストから考えてどうやって続けるつもりなのかは全く想像がつかなかったシーズン2だけど、まさかのコメディ色が強くなって戻ってきた。シーズン1で刹那的な衝動の結果無計画な逃避行に走ってしまったアリッサも19歳。事件で悪目立ちしてしまったため、色々生きづらい毎日を送っているところから物語は始まる。世の中クソだと相変わらず尖った性格のアリッサを筆頭に相変わらずどこか現実感のないようなとぼけたキャラたちが至極マジメに生きている様がどこか滑稽で笑える。シーズン1でもあったとぼけた笑いのテイストに加えてシーズン1の危うげな雰囲気がシーズン2ではそのまま笑いになってしまっているという手法が凄い。同じテイストでありながら、視聴後の印象がシーズン1と2ではドラマのジャンルが変わってしまっているレベルで違うという、トリッキーな演出に見事に成功していると思う。そもそもシーズン1から視聴者を驚かせる工夫もたくさん詰まっていたことも考えると、製作者にとっては大きな違いはないのかもしれないけれど、とにかくシーズン2でも細かなサービス精神は健在である。シーズン1と2をトータルで考えると無駄がなく意外性も込みでかなりの名作だったと思う。(2019年11月15日)

Netflixドラマランキング第1位 ブラックミラー

ブラックミラーシーズン5-3

10年か20年後に本当に起こりそうな今より進んだテクノロジーの中で生きる人間を描く一話完結のオムニバスストーリー。外部記憶媒体や、ポケモンGoのようなAR技術(現実とヴァーチャルの融合)を実現するデバイスを人間の体に埋め込むのが常識になっているという未来で色々なストーリーが展開される。面白い回はとびきり面白いけど、とびきりつまらない回もあるのでここまですべてを踏まえた順位となっている。過去記事の★の数の少ないものは避けて見れば全体の印象は良くなると思うので、長いシリーズもののドラマを見るのはしんどいなぁ、と思うときなどにオススメ。僕が特に好きなのはシーズン2 エピソード1「ずっとそばにいて」とシーズン2 エピソード4「ホワイト・クリスマス」。個人的に観なくていいんじゃないか、と思うのはシーズン1 エピソード1「国家」、シーズン3 エピソード3「秘密」。
シーズン4はこれまでのシーズンであったような駄作回が個人的には全く無く素晴らしい出来だった。しかもオチもストーリー性もバラエティに富んでいて、シーズン4のバランスも良い。もし一度もブラックミラーを見たことがないならシーズン4から見てもいいと思う。ランキングもシーズン4だけの評価ならもう少し上の順位として書いただろう。シーズンが進むほどにファンを獲得し続けている「ブラックミラー」だがシーズン5への更新も当然決まっている。

シーズン5

3話のみの構成だがどれも1時間前後の短い映画くらいのボリュームが3本になっている。今回はこれまでのシリーズよりも現代に近い未来(「待つ男」に関しては完全に現代)というシリーズの中で少し毛色の違う3本。より進んだVRが生み出す奇妙な人間関係、SNS時代に物申す男、マイリーサイラス演じる未来のアイドルとそれぞれまた違ったテイストで面白い。どんどんクオリティが高くなっていて、シーズン4以降はハズレのエピソードがないのがすごい。これだけのクオリティを立て続けに出してくると「初期の駄作は避けて」とは言うかもしれないけれど、Netflixに加入したばかりの人がいたらこのブラックミラーから勧めると思う。今となっては名実ともにNetflixの看板ドラマであると言える。(2019年6月15日)