【愛犬家ドラマ】ブルックリンでブルーノと! It’s BRUNO!
ブルックリンでブルーノと! 詳細
ブルックリンでブルーノと! 2019年 アメリカ シーズン1:エピソード8(1エピソード15分前後)
原作・制作:ソルヴァン・”スリック”・ナイーム
出演:ソルヴァン・”スリック”・ナイーム, ロブ・モーガン, シャキーラ・バレーラ, ジェイド・エシェット, アドリアーニ・レノックス, ドネル・ローリングス, イーデン・マリーショウ, サム・エリアド, ディヴェイル・エリス, J・レイ・アコスタ
ブルックリンでブルーノと!あらすじ
ニューヨークブルックリンに住む無職の若者マルコム(ソルヴァン・”スリック”・ナイーム)と愛犬ブルーノが散歩中に出くわすイカれた人々との交流を描くコメディ。
ソルヴァン・”スリック”・ナイームって誰?
ソルヴァン・”スリック”・ナイームはニューヨーク育ちのアルジェリア系アメリカ人でラッパーであり、脚本家、監督でもある。デビュー作のFull CircleはHOB Urbanworld Festivalを含む5つのフィルムフェスティバルで受賞。22歳で最も若いプロデューサーとしてNew York Mayor’s Office of Film登録されている。またラッパーとしても速いフローとメロディアスなフックで知られており、自身のMVの監督も務めるというマルチな才能を持つ。
ブルーノ
ブルーノはソルヴァンが実際に飼っているパグとビーグルの交雑種の犬(パグル)でエピソードのいくつかは全くのフィクションであったり、話を盛っていたりするものの、多くがソルヴァンとブルーノがブッシュウィックで散歩中に実際に起こった話だそうだ。Pepoleのインタビューでもソルヴァンはブルーノをベストアクターと褒めちぎり、「ブルックリンでブルーノと!」が公開されれば世界がブルーノに恋するだろうと語っている。
ブルックリンでブルーノと! ネタバレなし感想
まず生活がブルーノ中心に回っているマルコムのブルーノへの愛がヤバイ。マルコムはブルーノとはどこへ行くにも一緒と決めており、ブルーノのために七面鳥の肉を買おうとするも犬お断りのスーパーには入れなかったりして、エサ一つ買うだけでいちいちドラマになるといった具合でエピソードが進んでいく。マルコムが一日4回ブルーノと散歩に行くのでブルックリンに住む変な人々とも頻繁に出会うことになる。そんなブルックリン周辺の住人たちもみんな少しイカれてて面白い。同じく愛犬家として犬との愛を競うライバルのハーディ(ロブ・モーガン)とのしょーもない張り合いや、玄関先でヤジってくる男、愛犬家としてのマナーがなっていない男など、基本ペットや愛犬家というテーマをベースとしてドラマも回っていく。マルコム以外にも親バカ的に自分の家の犬が一番かわいいと信じて疑わない愛犬家たちのちょっとイカれた側面を、イカれてる側の視点で描かれている点が興味深く、それでいてただの「うちの子かわいいでしょ」映像ではなくちゃんとしたエンターテイメントに昇華しているところはソルヴァン・”スリック”・ナイームの手腕というところなのだろう。1話あたり15分前後×8エピソードで1シーズンが映画一本分くらいなので気楽に見れるのも良い。僕は犬を飼っていないけれど、犬好きなら共感できるところがあったりするんだろうか?特に犬好きというわけでもない僕が見ても十分面白く、ソルヴァンが言うようにブルーノもかわいいので興味が出たら見てみるとよいと思う。