Netflixドラマ「瞳の奥に Behind her eyes」ネタバレなしレビュー
Netflixドラマ「瞳の奥に behind her eyes」詳細
出演:シモーナ・ブラウン、イヴ・ヒューソン、トム・ベイトマン、ロバート・アラマヨ、タイラー・ハウイット、ジョージー・グレーン
ジャンル:TVミステリー、本が原作のTV番組・ドラマ、社会はTVヒューマンドラマ、TVサスペンス
原作:サラ・ ピンバラ
「瞳の奥に」ベストセラー小説『behind her eyes』のドラマ化
スティーヴン・キング、イアン・ランキン絶賛のベストセラー小説が原作。原作にはドラマ版にないエピソードもあるとのこと。
Netflixドラマ「瞳の奥に behind her eyes」あらすじ
(C)2020 LBP-TV LIMITED
友人ソフィーとの約束をすっぽかされたシングルマザーのルイーズ(シモーナ・ブラウン)はバーでロンドンに来たばかりだというデイビッド(トム・ベイトマン)と出会う。二人は楽しい時間を過ごし良い雰囲気になるものの、デイビッドは急に良心の呵責に苛まれたように立ち去ってしまう。翌日ルイーズの職場に新しい上司として職場にやってきたのは昨夜のバーの男性=デイビッドだった。精神科医の秘書であるルイーズはこれから精神科医のデイビッドと一緒に働くことになるとわかるとっさに隠れてしまう。なぜならデイビッドは妻アデル(イヴ・ヒューソン)を連れていたからだった。
その後あの晩のことはなかったことにしようと示し合わせたルイーズとデイビット。ルイーズはデイビッドに惹かれている自分に気づきながら何もなかったように過ごしていた。そんなある日、ルイーズは息子アダム(タイラー・ハウイット)を小学校に送ったあとアデルに偶然出会うことに。アデルはデイビッドとルイーズが同じ職場であることを知るとイーズに友達になってほしいと頼み、そして彼女はそのことをデイビッドには言わないでほしいと言う。ルイーズは少し奇妙に思うも知らない土地にやってきて友達のいないアデルに同情し、二人は距離を縮めていくことになるのだった。
Netflixドラマ「瞳の奥に behind her eyes」登場人物/キャスト
ルイーズ(シモーナ・ブラウン)
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離婚して3年のシングルマザー、精神科医の秘書を務める。
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デイビッド(トム・ベイトマン)
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スコットランドの農場育ちの精神科医。
アデル(イヴ・ヒューソン)
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資産家の娘でデイビッドの妻。
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ロブ(ロバート・アラマヨ)
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アデルのいた施設の患者。元ジャンキー。
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普通にイケメンで驚く。芝居のうまさなのかイケメン感が作中で全くなかったのがすごい。
アダム(タイラー・ハウイット)
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ルイーズの息子。小学生。
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Netflixドラマ「瞳の奥に behind her eyes」ネタバレなし感想
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何も情報を入れずに見るようにネット上に書いてあったため、言われたとおり何一つ読まずに視聴。1話目のストーリーはよくありそうな不倫ものに見える。だが、一見健康そうなルイーズも睡眠時遊行症で悪夢を見ながらさまよってしまう癖があったり、過去に精神病患者用施設に入っていたと思われるアデル、精神科医でありながらイマイチ情緒不安定なデイビッドと、誰もがどこか精神的に不健康そうで見ていてゾワゾワする何かがある。なんでもないシーンに不気味な演出がフライング気味に入ってきているような違和感も目を引く。物語としてはデイビッドとアデルの関係性が奇妙で二人の間には過去に何かあったんだろうな、という想像が常に付きまとう中、彼らの三角関係はさらなる泥沼にはまっていく…というのがおおよその流れである。もちろん、そもそも「予備情報を持たずに見ろ」という前フリがあるくらいなのだからラストまで行けば色々なことに納得できる結末が待っているであろうことは賢明な読者であれば想像がつくだろう。ご想像通り「瞳の奥に」はもちろんただの不倫モノでは終わらない。見終わった今から言えば、なかなか斜め上へ展開していくわけだけど、登場人物の設定から考えると大きな違和感を感じることなく進んでいくはずだ。最近のこの手のドラマは物語の組み立てがとてもうまい。敢えて文句をつけるのならば伏線を綺麗に回収しすぎていて無駄がなさすぎるところが欠点ともいえるかもしれない。また物語の本質にたどり着くまでの前フリが若干長いので人によっては少し我慢が必要かもしれない、などと思うがこれ以上余計なことをいうのはやめよう。全6話で完結しておりとても見やすいので、未視聴のサスペンス好きの人には週末の楽しみが一つ増えたと思ってもらっていいと思う。コロナ禍で若干勢いがなくなっていたように思えたNetflixだったが、個人的にここ最近は良作揃いである。