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Netflixオススメドラマランキング
ネットフリックスといえばやはり”ネットフリックスでしか見ることのできない”映画やドラマが魅力だが、既にオリジナルドラマ作品だけでラインナップ数も多くどれが面白くてどれから見るべきか迷う人も多いと思う。そこでネットフリックスオリジナルドラマ作品の中でも有名作品、人気作品をかなりの数見ていると自負する管理人がここまで見てきたドラマの中から2年以内のものをおすすめ順にランクキングでお届けしようと思う。完結していないドラマで更新予定があるものなどの情報も随時更新。

またシーズンは続いているが途中で視聴をやめてしまった作品はランキングからは外しているのでご了承いただきたい。

※ネットフリックスオリジナルシリーズ=ネットフリックス製作の作品及びネットフリックスが独占配信権を持った作品

過去のランキングはこちら

 

 

 

Contents

Netflixドラマランキング第50位  五行の刺客


(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC.

サンフランシスコで料理人として働くカイ・ジン(イコ・ウワイス)はある日突如として現れたインイン(セリア・アウ)に「五行の刺客」として火、水、木、金、地それぞれの力を持つ「五行」を殺すよう言われる。突然「五行」を殺せと言われても飲み込めないカイだったが次第に「五行の刺客」としての宿命に巻き込まれていく…というストーリー。カンフーアクションはなかなかかっこよくて半分くらいまでは勢いで見れるけれど、色々粗が見えてきて萎えるかも。イコ・ウワイスのカンフーがもっと生かされていたらよかったのに。(2019年8月20日)

 

Netflixドラマランキング第49位 マインドハンター

マインドハンター-エドモンドとインタビュー
(C) 2016, Netflix Studio, LLC

1977年、FBI人質解放交渉のホールデン・フォード(ジョナサン・グロフ)はある事件で人質解放に成功するも犯人を自殺させてしまったことから生真面目なホールデンは、FBIの人質解放のメソッドに疑問を持った。犯人の心理をもっと理解すべきだと思うホールデンは古株の捜査官で行動科学を教えるビル・テンチ(ホルト・マッキャラニー)と組み歴代の凶悪犯のインタビューし、現代のプロファイリングの手法を確立していく。「マインドハンター」は元祖FBIプロファイラーのジョン・ダグラスとマーク・オルシェイカーが著した1996年のノンフィクション「Mind Hunter: Inside the FBI’s Elite Serial Crime Unit」(邦訳「FBIマインド・ハンター セックス殺人捜査の現場から」)をドラマ化したものである。全5シーズンを予定しているらしく、シーズン1はかなりゆっくりと進む。今でこそ当たり前になっているプロファイリングという手法がない頃、どのようにして犯罪捜査が行われていたのか、そしてプロファイリングが構築されていった過程は興味深いが、シーズン1は若干盛り上がりに欠ける内容になっている。次シーズン以降に期待したい。

シーズン2

地道に犯罪者ヘのインタビューを続け、シリアルキラーの行動心理パターンの研究を続けるビルとホールデン。シーズン1と同様に基本会話劇をメインにストーリーが進んでいく。ビルとホールデンはプロファイリングの研究が主な業務のため、直接犯罪を捜査する場面はシーズン2の後半にならないと出てこない。それもあって犯罪サスペンスドラマというよりはプロファイリングが確立されていく過程を描いているという側面のほうが強くストーリー性は高くない。シリアルキラーは多く登場するものの、彼らの不気味さはあくまで会話の中にのみ存在し、犯罪現場のシーンもグロい映像に頼らないという渋い手法を取っている。この演出の雰囲気やプロファイリングに興味があれば楽しめると思うけれど、サスペンス要素を多く期待するべきではない。総合的に異色なドラマになっていると思う。(2019年9月2日)

 

Netflixドラマランキング第48位 ソサエティ

Netflix ソサエティ 行き止まり
(C) 2019 Netflix Studios, LLC and Netflix Global, LLC


ウエストハム高校の生徒たちは全員でキャンプに向かったが、道が閉鎖されていると理由でキャンプはキャンセルに。自分たちの町に帰ってきた一行だったが、町には両親も家族も誰一人いなくなっていた。原因や理由は不明であるものの、水や電気、携帯の電波などは生きている町で、高校生たちは限りある食料を公平に分け団結して自分たちの力だけで生きていかなければならないことを悟る。大人がいなくなった町、警察も病院もないという状況で一から社会の仕組みを作り守っていく必要性に迫られたティーンエイジャーたちが描かれる。謎が多く、一見海外ドラマ「LOST」のような雰囲気ではあるものの、謎を追うというより秩序を守る大人がいなくなった世界で高校生たちがいかに社会を形成していくかという部分にフォーカスが当てられている意外にマジメなテーマのドラマ。ストーリーが途轍もなくゆっくりなため少し退屈してしまうかもしれないけれど、興味深いテーマではある。物語が動きはじめるのが3話目なので、興味があればそこまでは頑張ってみてみると良いと思う。シーズン2の配信が2020年に予定されている。(2019年8月19日)

 

 

 

 

Netflixドラマランキング第47位 エイリアニスト

エイリアニスト 捜査本部640
(C)2018 PARAMOUNT TELEVISION AND TNT ORIGINALS, INC.

19世紀末のアメリカを舞台に少年男娼連続殺人事件の捜査をすることになる「エイリアニスト(精神科医)」とニューヨークタイムズの挿絵師。現代よりも捜査の手法が古い上に奴隷解放宣言からまだ30年ほどしかたっていない世の中では人種差別、男尊女卑、権力者の警察との癒着などがひどく、殺人事件の捜査が困難に見える中で猟奇殺人の犯人を追い詰めるため主人公たちが奮闘する。また現代よりもバイオレンスな常識を持った約100年前の人々すら震え上がらせる殺人の手口がなかなかエグくて良い。サスペンスがベースではあるものの、全体の割合としては歴史ドラマという部分が強く好みがわかれる作品と思う。(2019年8月3日)

 

Netflixドラマランキング第46位 セックスエデュケーション

セックスエデュケーション ジーンとオーティス

セックスセラピストとして活躍しているジーン(ジリアン・アンダーソン)を母親に持つ高校生のオーティス(エイサ・バターフィールド)が、その母親譲りの性の知識というスキルを頭脳明晰のパンク少女メイヴ(エマ・マッキー)に見出され、学校内で性に関するカウンセリングを始めるというストーリー。単純な恋愛感情だけでなく、スクールカーストであったり、単純な性への興味であったりと色々な要素のため意外と複雑な10代の恋愛事情をリアルにそしてコミカルに描く。知識はあるものの自身も童貞というオーティスをはじめ、10代にも性の悩みは確かに多いのももっともで、ありそうでなかったドラマ。(2019年1月)

シーズン2

シーズン2は個人的には結構がっかり。シーズン1にあった本作だからこその設定がシーズン2では全く生かされず、シーズン1の内容を薄めて伸ばしたような内容に思えた。また何より視聴者が最も見たかったであろう部分をほとんど描かなかったのがかなり残念だった。とは言え特に見ていてつまらないと感じるほど悪かったわけではないけれど、「セックスエデュケーション」のオリジナリティはかなり失われていたのは間違いないと思われる。ただシーズン3への更新は決まっているそうなので依然人気は高いのだろう。(2020年2月6日

 

Netflixドラマランキング第45位 ヴァージン・リバー

Netflix ヴァージンリバー
(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC.

【あらすじ】心に傷を負った看護師のメル(アレクサンドラ・ブレッケンリッジ)が素敵な田舎暮らしをしながら人生を再出発するために携帯の電波も通じないような田舎町、ヴァージンリバーにやってきた。だが広告に乗っていた住居になる予定だった小屋は実物よりかなりボロボロ、勤める予定だった病院もメルが来ることを知らなかったというありさま。それでもメルは過去の出来事のため生まれ育ったLAに戻ることはできなかった。

アメリカでも田舎と呼ばれる場所では、日本と類似した都会とは違った文化があるようだ。住人の中に秘密はないというほどプライベートな事柄までみんなの耳に入るような距離感の町で、メルの持つ一般的な常識と、田舎ならではの常識がぶつかることでルールというものについて改めて考えされられる作品。ストーリーは比較的ゆっくりかつ読みやすいので安定感はあるものの、反面驚きはすくない。ヒロインのアレクサンドラ・ブレッケンリッジが綺麗で見ていられるという部分もあるかもしれない。(2020年1月1日)

Netflixドラマランキング第44位 GIRI/HAJI

義理恥
(C)Sister Pictures(Giri) Limited MMXIX

【あらすじ】ロンドンで殺害されたあるヤクザの甥が殺され、それを発端に東京ではヤクザ同志の抗争が始まろうとしていた。犯人を探し出して抗争を止めたいと考え、警察は刑事である森健三(平岳大)をロンドンに秘密裡に向かわせる。

イギリスBBC Two制作の日本とイギリスを舞台にしたヤクザモノ。各キャラのしがらみが回想として徐々に見えていきながら現在のストーリーが進んでいくという構成が魅力。だが、日本固有の「ヤクザモノ」というジャンルを逆輸入しているために色々と違和感がある点は否めない。それでも1話1話としては面白く最終回前までは楽しめた。だが最終回に挟まれたエキセントリックなシーンのおかげで「終わりよければすべて良し」の逆の現象が起こってしまったように個人的には感じた。(2020年1月16日)

Netflixドラマランキング第43位 ザ・スパイ エリ・コーエン

ザ・スパイ カミルになり切るエリ・コーエン

【あらすじ】百貨店で働いていた男エリ・コーエンがイスラエル諜報特務庁モサドからの要請を受けスパイになり、のちに伝説的なスパイとなっていく実録ドラマ。

「ボラット」、「ブルーノ」「アリ・G」などおバカ系の映画やTVばかりに出ていたサシャ・バロン・コーエンが主演。「アリ・G」は今Netflixでも今見ることができるので、このドラマを見た後に見るとその役柄のバカっぷりに驚くだろうと思う。余談はさておき、「ザ・スパイ エリ・コーエン」はスパイものではあるものの、映画「ミッションインポッシブル」のような派手さはなく、エリがとても現実的にシリアに潜り込んでいくという実録ドラマらしいリアルなスパイ活動が興味深い。エリは友達を作り人脈を広げることに長けていることでスパイとしてのし上がっていくが、走り方がどんくさそうだったりと身体能力などのその他能力は特に高いように見えず見ていてかなりハラハラさせられる。またスパイ活動が長くなりシリアで別人して生きていく時間が長くなることで本来の自分を見失いかけるなど、現実的な問題も描いている。このドラマの最大の魅力はハリウッドのスパイ映画が作り上げた僕らの中のスパイ像と現実のスパイとのギャップがではないかと思う(2019年9月30日)

 

Netflixドラマランキング第42位 メシア

メシア
(C)NETFLIX WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC

【あらすじ】「神が敵を撃退する」自らを「神のみ言葉」と名乗り、ISLSがシリアの首都ダマスカスを制圧しようと迫る中、説教を始める若者(メディ・デビ)。そして突如として砂嵐が吹きISLSは撤退を余儀なくされる。そのことをきっかけに彼をメシアとあがめる信奉者が彼の周りに集まり始める。

キリスト教、イスラム教等で「世界に平和をもたらすもの」として伝わる”メシア”と思しき人間が実際に現れ、奇跡を見せたら世界は、国は、宗教はどうなるのか描いている。ストーリー性は高くなく、メシアという存在を通してそれぞれの宗教に内在する「人間性の欠如」を感じるような教義なども浮き彫りにしていく。登場する実在する宗教を良くも悪くも公平な目で描いているからかドキュメンタリーではないものの視聴感はドキュメンタリーに近いものを感じる。新しい感覚のドラマ(2020年1月16日)

Netflixドラマランキング第41位 ザ・ポリティシャン

ザ・ポリティシャン ペイトン
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

【あらすじ】将来アメリカ大統領になるという目標を持つ高校生のペイトン(ベン・プラット) に必要なのは高校で生徒会長に選出され、大学はハーバードに進むということ。だが、生徒会長選でペイトンを阻むのは高校の人気者であり親友のリバー・バークリー(デヴィッド・コレンスウェット)だった。

政治家志望の高校生の話ではあるものの内容はとてもライト。「あくまでフィクションですよ、わかってね」とあえて伝えてくるような演出やストーリーで人の善悪がとてもかわいらしく描かれているためとても気楽に見ることができる。逆に普段Netflixにありがちなエグめの人間関係のドラマに見慣れていると、結構サラっと流れていく人の悪事もに逆に深い暗喩が含まれているのか?と勘ぐってしまうほど軽い。また主人公ペイトン役のベン・プラットはもともとブロードウェイ俳優ということもあり、劇中で披露する歌声が素晴らしすぎる。「Glee」のショーランナーライアン・マーフィーが手掛けていることもありどことなく「Glee」っぽさもあるドラマ。(2019年11月)

Netflixドラマランキング第40位 GLOW

GLOW-タイトル(C)2017. Netflix Studios, LLC

1980年代、女優を目指しオーディションを受け続ける日々を送っていたルース(アリソン・ブリー)がやっとオーディションで勝ち取った役は女子プロレスラーだった(※女優ではない)プロレスも芝居、俳優のようなものだと考えたルースは快諾、その他特にプロレスラーを目指していたわけではない面々とプロレス番組を放映するため団体を立ち上げ奮闘するという内容。スポ根モノというより、ド素人がシナリオのあるプロレスショーを作っていくというドラマになっている。運動ができなさそうな登場人物が不器用に練習する様だけで十分笑えるが、さらにプロレス的な笑いが随所にちりばめられているので見ていて飽きない。1986年~1990年に活動した女子プロレス団体G.L.O.W(Gorgeous Ladies of Wrestling)をモチーフにしている。シーズン1ではまだプロレスが出来ていると呼べるところまで団体は育っていなかったが、シーズン2になるとプロレスの体がある程度しっかりしてくるので、運動音痴的な笑いから各キャラクターの物語を少しづつ掘り下げていくといった具合に見どころがシフトしていく。30分で1エピソードのためテンポも非常にに良いのも魅力だ。

シーズン3

個人的には少し期待と予想の外れたシーズン3だった。素人丸出しだったシーズン1からはじまりシーズン2でだんだんとプロレスっぽくなってきたG.L.O.Wがさぁこれからどうなっていくのか、という部分にフォーカスがあたるのかと思っていたら、プロレス興行としてはある程度軌道に乗ったという前提でG.L.O.Wの各メンバーの日常ドラマが主な内容になった。それはそれで見れなくはないし、普通に面白いのだけれどシーズン3ではG.L.O.Wのユニークな部分が大分失われたように見える。すっかりプロレス部分はおざなりになった。メンバーが成長途中であるシーズン2なら多少プロレスシーンが安っぽいのも理解できるが、興行が軌道に乗ったシーズン3のプロレスシーンでもシーズン2と同程度のプロレスのクオリティを見せてくるところを見るとこれ以上プロレス方面には期待はできないように思える。正直それがなくなったらG.L.O.Wの意味ないような気がするが…。本当に悪くはないのだけれど、勝手に期待値を上げてしまっていたので個人的にはがっかりだった。内容的にG.L.O.Wでわざわざやらなくてもいい内容が多くなったのを見ると、意外と制作陣がシーズン3まで続くとは思っていなかったのかなとすら思える。(2019年8月15日)

 

Netflixドラマランキング第39位 You-君がすべて-

You君がすべて

ストーカー気質のあるジョーが、比較的男遊びの多めの女の子ベックに恋をするというストーカーモノと言えばストーカーモノ、恋愛ものと言えば恋愛ものドラマ。ペン・バッジリーが演じるジョーは今までよくあったような怖いタイプのストーカーとは少し違っていて、片思いをこじらせた一方通行なタイプストーカーではなくちゃんとコミュニケーションが取れて、恋愛もできるストーカーっぽい男なのである。完全にまともではないものの、どこか共感できる部分を持つジョーを描きながら好きな人に対する執着はどこからからが異常なのか、という部分にフォーカスが当たっている作品になっている。既にシーズン2の製作も発表されている。

シーズン2

舞台をカリフォルニアに移し、主人公のジョーはウィルと名を変えて生活を始めるとまた新たなターゲットを見つけてしまうというシーズン2。モテないタイプではないのに性根にあるストーカー気質がどうしても抜けない男の恋愛物語であるというベースは変わらず、シーズン2でもジョーは好きな女のために行き過ぎた行動をとりそれがまた新たなトラブルを呼んでくる展開もシーズン1とはほとんど同じ。ただ、シーズン1よりもご都合主義な展開が多く、ジョーのキャラも少しブレて感じたり、様々な行動の動機付けがちょっと甘く感じストーリーのテンションはシーズン1より下がったように思える。とは言え途中で視聴を辞めてしまうほどつまらなくなく、最後まで見て内容を振り返ってみると、物語の材料の料理の仕方によってはもう少し面白くなることもできたような気もするのが少し残念だ。(2020年1月16日)

 

Netflixドラマランキング第38位 ELITE エリート

スペインの学園ドラマ×サスペンス。通っていた公立高校の校舎が崩落してしまったため、学校に通えなくなった3人の生徒が建設会社からの奨学金でスペイン髄一のお金持ち高校ラス・エンナシスに転入するという話。よくあるお金持ち高校生たちと貧乏転校生たちがいがみ合うという図式のドラマではあるものの、スペインというお国柄の特有のお金持ち文化なのか、ラス・エンナシスの生徒はどこかスレていて性への奔放さなど僕たちが知っている高校生というレベルを超えている。高校生らしさももちろんあるが、他の国の高校生ものよりもより大人な世界観をもった高校生たちのドラマになっているところが興味深い。またそしてそこにサスペンス要素が加わってくる。ラス・エンナシスで殺人事件が起こった、というところから物語は始まるが、主人公のサムエルたちが転入してきた頃から回想的に描かれるストーリーは、転入性と既存の生徒といがみ合うことはあるものの、殺人事件が起こるほどの雰囲気は微塵もない。「一体何がどうなってだれが殺人事件を起こすんだろう?」という疑問が適度に保たれたまま彼らは関係を深めていく。学園ドラマとサスペンス要素がうまくからまっていて最後まで飽きることなく見れる作品だと思う。

シーズン2

シーズン1はスペインのお金持ちばかりの高校に庶民の高校生が編入してきたという設定のため庶民と上流階級の違いが大きく表れていてみどころになっていたけれど、シーズン2にもなるとそのあたりのネタは出尽くしたといった感じでただただシーズン1の結末の後を描いていく。シーズン2だけみれば上流階級の高校生というよりはただのパーティ好きの高校生たちの中で事件が起きるといった展開。構成はシーズン1同様に警察の事情聴取のシーンを挟みながら過去の回想を描いていき、ある人物の失踪事件の真相を追っていく内容になっている。シーズン1ほどユニークさは感じなかったが普通の学園系サスペンスと思ってみる分には十分面白かったと思う。ただ、シーズン1にあった前提がシーズン2になるとさほど重みがなくなっていたりと若干作りが雑になったように感じた。(2019年9月12日)

Netflixドラマランキング第37位 私の”初めて”日記

Netflix私の初めて日記
(C)2020 Universal Television LLC

【あらすじ】
インド人の両親を持つアメリカ生まれアメリカ育ちの女子高生の物語。イケているとは言い難かった高校1年を反省し、高校2年からはイケてる女子高生になりイケてる男子と付き合おうと奮闘するオタク系女子デビーが勇気を出して学校一の人気者パクストンに声を掛ける…。

インドにルーツを持つということから母も厳しく結婚前のボーイフレンドも禁止というオタク系女子がはじめての恋愛に奮闘する学園もの。一見ウカれたティーンエイジャー学園ドラマに見えるが(というか大半そうだが)、主人公のデビーは半年前に父親を心臓発作で亡くしているというシリアスな一面も持つ。彼女はポジティブなのかなんなのか、父とのことはできる限り頭に浮かべないようにしているため、視聴者も中盤を超えるまでなかなか彼女が心に傷を負っていることを思い出せないほど。だが、その悲しみが彼女の不安定な性格を裏打ちしていると思うと納得しやすいシーンも多いかもしれない。(2020年5月19日)

Netflixドラマランキング第36位 クリミナル UK、ドイツ、フランス、スペイン編

Netflix ドラマCRIMINAL UK編

「クリミナル」というシリーズとして国ごとに3話構成、計12話のドラマ。どの国もセットがほとんど同じで、尋問チームが1話につき被疑者を1人尋問するだけでドラマを成り立たせてしまうというかなり挑戦的な作品。どの国も映されるシーンは尋問室、面通し室、廊下、窓際ぐらいしかない。尋問官と被疑者、弁護士と尋問官チームの面々の会話だけで何が起こり、被疑者は何を隠しているのかが描かれていく。3話構成の中には尋問官チーム内の人間関係が描かれていて、画面に映らないストーリーにも興味をひかれる。何しろほとんどがただの会話なので、集中して見ることができれば面白いが疲れている時に見ると眠くなるという欠点もある。それを加味しても役者の芝居と脚本のみで勝負して及第点まではもっていくことができた作品だと思う。好みもあるかもしれないがUK編、ドイツ編だけでもオススメしたい。(2019年10月20日)

Netflixドラマランキング第35位 オルタードカーボン シーズン2

オルタードカーボンシーズン2
(C)2018 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC

人間の魂のバックアップを保存できるようになり、人が永遠の命を手に入れた未来が舞台のSF。シーズン1ではしっかりと作られた世界観と設定の中で物語が動いていくだけでかなり新鮮だったが、シーズン2はあまり新しさがなかった。また体が死んでもバックアップが生きていればまた新な体を用意して生き返れる世界のため、人が死ぬという出来事に重みが薄くなるという前作同様のドラマ上の欠点がシーズン2ではちょっとおざなりになっていたように思う。魂のバックアップを破壊することで復活できない状態(リアルデス)がオルタードカーボンにおける「死」という概念になる。つまりは魂のデータの入ったチップを壊すことがリアルデスをもたらすのだが、そこに僕らのような現代人はなかなか死を感じることができない。シーズン1ではストーリーの中でリアルデスに重みをもたせていたが、シーズン2では、体が死んだ登場人物が「リアルデス」したかどうかが曖昧でちょっと緊張感に欠けるように思えた。(2020年3月7日)

Netflixドラマランキング第34位 FEEL GOOD

feel good メイトジョージ
(C) Objective Media Group Limited MMXIX

【あらすじ】クラブでスタンドアップコメデイをしているメイ・マーティンにいつの間にか恋に落ちてしまったジョージ(シャーロット・リッチー)、そんなジョージの存在にうすうす気が付いていたメイ・マーティンはショーの後ジョージに声をかけるとすぐに意気投合。だがジョージはメイと出会う前まで自分がゲイであると認識したことはなかったため同性との恋愛に戸惑い、メイは薬物依存で苦しんだ過去を持っていた。

自分が男だからかもしれないが、見た目もイケメンにしか見えないけど実際女性のメイとわかりやすく女性らしいキャラクターのジョージというゲイカップルにはさほど違和感はない。むしろビジュアルだけで言えば特にゲイカップルと思えないほどメイがイケメンすぎて、うっかりすると普通の恋愛ものと勘違いして見てしまうほど。このドラマの舞台のイギリスはアメリカほどゲイに対して開けてないのか、ゲイという存在に対する価値観が日本に近く感じられるため彼女がいることを隠そうとするジョージの戸惑いが理解しやすく、そんなジョージの葛藤をなかなか受け入れられないメイの危なっかしさが面白い。僕はどっちの言い分も望みもわかるような気がしてついつい見入ってしまった。30分×6話という見やすい尺だが後半にかけて若干ダレるような気もする。(2020年3月28日)

Netflixドラマランキング第33位 キングダム

世子 キングダム

15世紀の朝鮮時代の韓国を舞台にしたゾンビもの。国の権力者チョ・ハクチュに反逆者のに仕立てあげられた国王の第一王子であるチャン世子が、時を同じくして感染すると化け物になってしまうという疫病の広がりを食い止め、民衆を守ろうと奮闘する物語。ざっくり言ってしまえば、ウォーキングデッドとゲームオブスローンズ的な材料を15世紀韓国を舞台に仕上げました、といった感じのストーリー。そんな古い時代にゾンビなんてどうやって戦うんだ…と思ったけれど、剣と火縄銃、体術なんかでゾンビと戦うのは意外と熱かった。残念なのはシーズン1が全6話で少し短く、シーズン2に続くという展開で終わるところ。シーズン1だけでも面白かったが、シーズン2が来てから見てもいいかもしれない。(2019年1月)

シーズン2

走るゾンビと戦うアクションシーンやホラー要素で惹きつけつつ、ゾンビ化する疫病の蔓延を食い止めようとするチャンと国の状況はお構いなしで繰り広げられる権力争いという構図が面白い。このドラマのようにパンデミックと権力争いという二つのテーマを持っていると、どちらもイマイチ描かれきれずにグズグズになるパターンが多いように思えるが「キングダム」では2つのテーマがうまくハマっている。ただシーズン2まで見るとなぜシーズン1を6話目までとしたかよくわからないが、シーズン1から見ても全12話なので今から一気見するのも良いと思う。権力争いのドロドロやゾンビモノが好きなら楽しめると思う。(2020年3月18日)

 

Netflixドラマランキング第32位 AJ アンド クイーン

AJアンドクイーン640
(C)2019 Warner Bros. Entertainment Inc.

【あらすじ】ロバート(ル・ポール)は交際7か月の経営コンサルタントのヘクター(ジョシュ・セガーラ)とクラブ開業の準備を進めていたが、ヘクターに金を持ち逃げされ自身のクラブ開業を断念せざるを得なくなった。しかしアメリカの各地を回るツアー予定があったため、ロバートは傷心のままRVに乗りツアーへ旅立つことに。道中ロバートはRVの中に同じアパートの少女AJ(イジー・G)が乗り込んでいるのに気づく。ロバートは家へAJを家へ帰そうとするが母親に捨てられた少女は祖父の住むテキサスへ行きたいと言ってきかず、結局ロバートのツアーに同行することになる。

見ず知らずの大人と子供との交流というベタなロードムービー的筋書きではあるものの、大人がドラァグクイーンだと一味違ったドラマになる。もしかするとドラァグクイーンのイメージアップを狙っているだけかもしれないけれど、やたらと寛大で思いやりのあるドラァグクイーンの登場人物が多く、彼ら(彼女ら?)がツンデレ気味ながらも優しい物語を紡いでいくのに一役買っている。語弊を恐れず言えば、やたらと寛大な性格のキャラクターがもしドラァグクイーンでなかったら、彼ら(彼女ら?)の寛大さを説明なく納得なんかできないんじゃないかと思う。これも偏見なのかもしれないけれど、やはり「女性の恰好をするのが好きな男性」というだけで世間から冷たい扱いを受け、その分人にやさしくできるようになった…みたいな構図が特に描写がなくともイメージできてしまうのがある意味ズルくもあり、目の付け所が面白いともいえる。また各話最後のほうに出てくるドラァグクイーンのリッブシンクもなかなか見どころである。個人的にはベタな人情ものっぽさが好きだったが、シーズン1で打ち切りのようだ(2020年2月6日

Netflixドラマランキング第31位 ハリウッド

ハリウッド
(C)2020 NETFLIX WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC

【あらすじ】第二次大戦後退役軍人のジャック・カステロ(デヴィッド・コレンスウェット)はハリウッドで役者として成功を夢見るがエキストラ役さえ得ることすらできない日々を過ごすある日、酒場で腐っているとガソリンスタンドを経営するアーニー(ディラン・マクダーモット)からうちで働かないか、と持ち掛けられる。だが、そこはただのガソリンスタンドではなく、客が希望すれば性的なサービスも提供する店だった…。そして奇しくもそんな裏の仕事を通して若き俳優や脚本家の卵たちが出会い、ハリウッドで成功を勝ち取るため共に奮闘する。

ハリウッドで成功を目指す、俳優、脚本家、監督たちの群像劇。1940年代当時の様子をリアルに描くというよりは、その時代にして人種やゲイ差別問題に対する映画のスタンスが問題になったりと良きハリウッドと現代的なテーマが混ざった映画になっている。ライアン・マーフィー作品にありがちな映画っぽい演出が昔のハリウッドのノリとぴったり合っていて夢のある作品だが、リアルさはからは少し遠くなっている。そこが気にならなければ楽しく見ることができるだろう。(2020年5月13日)

Netflixドラマランキング第30位 ウィッチャー

ウィッチャー ゲラルト
(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment LLC

小説を元にしたゲームがシリーズ累計3300万本も売れている人気シリーズのドラマ化。人間が変異し人を超える力を持った「ウィッチャー」のゲラルト、魔法使いのイェネファー、シントラの王女シリを描いていく。小説の内容を一からなぞっているということもあるが、シーズン1は原作の短編1本が約1エピソードとなっていること、またゲラルト、イェネファー、シリがそれぞれ違う時間軸で同時に描かれていくことで、視聴者が壮大な世界観に圧倒されることなく物語を楽しむことができる工夫はあたらしい。配信前からシーズン2への更新が決まっていたのも納得の構成。シーズン2への期待が高まる。(2020年1月1日)

Netflixドラマランキング第29位 イントゥ・ザ・ナイト

イントゥ・ザ・ナイト シルヴィ・アヤズ

【あらすじ】軍関係者と自らを名乗るテレンツィオ(ステファノ・カセッティ)は「太陽で人が死ぬ」と旅客機をハイジャック、日の出を避けるため機を西へと向かわせる。乗客、乗員とも銃で武装し高圧的なテレンツィオの話に半信半疑だったが、混乱する地上の様子が分かるにつれ彼の話を信じはじめる。そして様々な経歴、職業、人種の乗客、乗員を乗せた旅客機は生き延びるため西へと進路をとる。

宇宙的な異常による人類存亡の危機と対峙する一つの飛行機に乗り合わせた赤の他人たちの物語。Netflixドラマ「ソサエティ」や「RAIN」などのようないわば世界の終わり系のドラマではあるが、それらと比べると「イントゥ・ザ・ナイト」は頭一つ抜けていると思う。海外ドラマ「Lost」などを思わせる構成と、日の出を避けるためにひたすら夜の中を飛行機で飛び続けなければならない、というワンアイディアを元に物語は展開していくのだけど、日の光が害になるという設定がなかなか新しく登場人物たちに降りかかるトラブルが新鮮に感じる。またこの手の災害やトラブルのために、「小さな社会」が生まれるドラマで定番な(例えば全員が全員の本当の素性を知らないとか)展開を規定路線として持ちながら、なかなかクセの強いキャラたちが織りなすドラマも見どころだ。日本語吹き替え版がなく、フランス語、英語、ロシア語、イタリア語と様々な言語が飛び交うので字幕をずっと見ていないところは少し厄介だけれど、シーズン1の時点では次シーズンに期待ができそうなドラマと言えるだろう。(2020年5月7日)

Netflixドラマランキング第28位 ノットオーケー

Netfxliドラマノットオーケー
(C)2020 Netflix WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC.

【あらすじ】内向的なシドニー(ソフィア・リリス)は同時期に学校に転入したことがきっかけでディナ(ソフィア・ブライアント)仲良くなったが、シドニーの父親は自殺するなど苦しい日々を乗り越えてきた。ある日ディナが学校一の人気者ブラッドと付き合いはじめたことで、二人が一緒に過ごす時間が少なくなっていく。そしてその同時期にシドニーの周りでは不可解な出来事が起こり始める。

「ストレンジャーシングス」のプロデューサーと「このサイテーな世界の終わり」の監督製作のドラマ。作品の内容としてもまさにそんな感じで「このサイテーな世界の終わり」の空気感の中にSFが入り込んだような内容になっているが、笑いの要素は少なくその代わり暗く、不幸な空気感が魅力だ。シーズン1で一旦区切りはついているものの、ここからどうなっていくのか、実際どんなジャンルのドラマになっていくのかすらまだわからないラストだった。(2020年2月29日)※残念ながらその後打ち切り決定

 

 

Netflixドラマランキング第27位 13の理由

13の理由-タイトル(C) 2016 Paramount Television

2017年Netflixオリジナル作品の中でTwitter SNS等、ネットを中心に話題になった人気作品。ハンナ・ベイカーという自殺した女の子が彼女が自殺するに至った13の理由をカセットテープに残し、ハンナと距離の近かったクレイという少年がカセットテープを順に聞いていきハンナの身に何が起こったのか紐解いていく。一話目で明るく元気なハンナが回を追うごとに少しずつ悲しい出来事に遭遇し、生きる気力をなくしていく過程がフィクションなのに妙に生々しく、心に刺さる作品。テーマからしてとても重いのはもちろんのこと、見終わった後にも重い気持ちになるので、おすすめかどうかというととても難しいけれど、特筆すべきドラマであることは間違いないと思う。ただ、もちろんクソ暗いので心に余裕がないときは見ないほうがいいかも。もしくは逆に「落ち込んでいる時こそ陰鬱な小説に救われる」、みたいなこともあると思うのでその辺りは自己判断でどうぞ。

シーズン2

2018年5月にシーズン2が放送になった。シーズン1ではハンナの事件がテープを通してハンナの主観で語られるという内容だったがシーズン2では事件の5か月後、ハンナの事件に学校の責任を問う裁判で関係者が証人として彼から見たハンナのストーリーを語っていく。シーズン1とは違って、シーズン2では視聴者は物語の結末が知らされていないこともあり、ドラマ的な面白さが上がっていると思う。また関係者のその後、またはサイドストーリーが見えることでより物語の奥行が広がるのも良かった。例えば宮部みゆきの「ソロモンの偽証」が好きな人はきっとシーズン2のほうが好きなはず。

シーズン3

シーズン3はハンナ・ベイカーの自殺、裁判等を終えた後のリバティ高校の生徒たちをブライス・ウォーカーの家にやってきた家政婦の娘・アニ(グレース・サイフ)の目線を通して描かれる。時系列的に言えばシーズン2のラストから8か月後にあたる。いじめや自殺を真摯に考えるような内容だったシーズン1と比べるとシーズン3では過去シーズンのようなショッキングさは減ったものの、エンターテイメント性はかなり高くなってきたと思う。個人的にはシリーズを重ねるたびに面白くなっていっていてファイナルシーズンに当たる次シーズンも楽しみだが、シーズン3のオチには賛否ありそうな予感がする。(2019年9月2日)。

シーズン4

個人的にはシーズン2までで終わっていれば文句はなかったなぁ、とフィナーレであるこのシーズン4を見て改めて思う。雑に言ってしまえば割と無理に引き伸ばした割には面白かったとは思うが、長引かせてしまったせいで初期にあった青春のダークサイド的魅力はずいぶんと薄れてしまったように思える。ここまでくるとハンナ・ベイカーは出てこないので「13の理由」というよりはスピンオフといったほうが内容に近い。シーズン3まで見たならシーズン4もまぁ、楽しめるだろうけれど時間がなければわざわざ見るほどでもないかな、と個人的には思う。(2020年7月)

Netflixドラマランキング第26位 呪怨 呪いの家

呪怨 呪いの家

【あらすじ】
1988年、心霊研究家として様々な心霊事件を追っていた小田島(荒川良々)は心霊番組の収録で出会ったタレント本条はるか(黒島結菜)の婚約者が「ある家」を見に行って以来、彼の周囲では奇妙な出来事が起こっていると相談を受ける。小田島は調査をはじめるが彼女の婚約者はその家について口を閉ざしたまま、やがて変死してしまう。同じ時期に同じ家に忍び込んだ高校生たちにも奇妙なことが起こるのだった。

呪怨シリーズ初のドラマ化。1話目はプロローグ的な位置づけなのかあまり物語は動かないが2話目から1エピソードにつき一度か二度は背中が凍るシーンがやってくるのでホラー好きなら見て損はないはず。和製ホラー映画にありがちなB級感はあるものの、「呪いの家」にまつわるミステリー要素のおかげで物語のテンションがうまく最後まで保たれていると思う。一話30分6話構成なのでサラッと見れるのは魅力だが、ストーリーとしてはシーズン2に続く前提でラストを迎えるのがちょっと消化不良ではある。シーズン2に期待したい。(2020年7月6日)

 

Netflixドラマランキング第25位 僕と生きる人生


(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC

【あらすじ】妻ケイト(アシュリング・ビー)との夫婦仲も冷えていて、仕事もうまくいかないマイルズ(ポール・ラッド)は、あるスパで施術を受けることで人生を好転させられると同僚から聞く。にわかに信じがたい話であることや高額な施術料に迷うマイルズだったが意を決して施術を受けることにする。

こんな題名にしてSFコメディ。SF色は自分のクローンの存在という部分のみで「もし自分より優秀な自分のクローンがいたら?」というテーマの人間ドラマになっている。そのワンアイディアだけでほぼ全話進んでいくのだけど、オリジナルの人間とオリジナルより優秀なクローンが存在したらどうなるかという現実的な問題をオリジナルとクローンの双方の視点から描いていくのが新しい。クローンというだけに二人とも同じ姿、同じ性格ながらそれぞれがそれぞれの立場で悩む中で、ドラマは人間のクローン技術が現実のものとなった時、個人の自己同一性は一体どうなってしまうのかを描いていく。もしクローンが存在する世の中なら他者から見て人は何をもってオリジナルと呼べるのか、そもそもオリジナルかクローンかという部分に意味はあるのか…、クローンという存在が様々な”当たり前”の概念を簡単にひっくり返してしまうという、色々考えさせられるドラマになっている。

 

 

Netflixドラマランキング第24位 デッド トゥ ミー -さよならの裏に-Dead to me

デッド トゥ ミーのジェンとジュディ
(C)MMXIX CBS STUDIOS INC.

カリフォルニア州で不動産業を営むジェン(クリスティナ・アップルゲイト)は夫テッドをひき逃げ失って以来、ひき逃げ犯を探しながら生きていた。ある日ジェンは同じように最愛の人を失った人たちが集まるグループセッションでジュディー(リンダ・カーデリーニ)と出会い親交を深めていく。だがジュディにはある秘密があり…というあらすじ。ひき逃げ犯を探す未亡人というどことなくベタっぽい設定から、性格の違うジェンとジュディが精神的に不安定という共通点で仲良くなっていくのがまず単純に面白い。ストーリーもベタに進んでいきそうに見えるのにいろんな場面でうまく外してくる。そんな演出、脚本のさじ加減が絶妙で大して新しいテーマでもないと思うけれど、気づくとすっかり引き込まれてしまった。シーズン1はクリフハンガー的に終わるものの、「そこで終わるのかよ!」という気持ちよりも「続きはよ!」という気持ちのほうが強く感じるという珍しいパターン。先が読めそうなのにで読めない感がとても面白い。シーズン2が待ち遠しい。(2019年5月8日)

シーズン2

シーズン1からの期待値が高かったせいか若干物足りなくも感じたが最後までそつなく楽しめたと思う。ただ新展開のおかげで登場人物の相関図が複雑になり、ジェンやジュディーがどういう気持ちなのかを想像することがそもそも難しいという領域に行ってしまうのは面白い反面、わかりにくくなったという副作用もあったかと思う。またシーズン1のジェンとジュディの出会いのような確率の低そうな偶然をシーズン2ではサラっと複数回起こしてしまうため、単純に脚本が少し雑になったように感じたのは否めない。(2020年5月19日)

 

Netflixドラマランキング第23位 マイブロック ON MY BLOCK

マイブロック ON MY BLOCK
(C)2018 NETFLIX STUDIOS, LLC

アメリカでも有名な治安の悪い地区ロサンゼルス・サウスロサンゼルス地域に住む高校生になったばかりの仲良し四人組を描く。日々銃声が聞こえてくるような日常でギャングの抗争も生活に影響したり近所の兄ちゃんにカツアゲされたりと驚きの環境だけれど、実際にこの地区の治安はこのドラマに近いらしい。旅行者は立ち寄らないほうがいいといわれる町の子供たちってどう生きているのかという疑問にこのドラマは答えてくれる。とは言え内容としては治安の悪い町を舞台にはしているものの、本筋はまだあどけなさの残るティーンエイジャーもの。正直序盤は若干ダルいけれど、後半へ向かうほど面白くなるというこの手のドラマとしてはあまりないパターンの盛り上がりを見せる。(2019年3月21日)

シーズン2

マイブロック2
(C)2019 NETFLIX STUDIOS, LLC

シーズン1のラストがクリフハンガー状態だったけれど、物語はそこから意外な方向性を見せる。「危険な街で生きる普通のティーンエイジャーたち」というテーマはシーズン1と2を見ることで一通り表現されているように思えた。危険な街に住んでいながらお気楽に生きていたルビーたち。そんな彼らに何も悪いことが起こらないはずはなく、シーズン2まで見るとシーズン1の印象も少し変わるほど物語の空気が変わったように感じた。幼すぎてちょっとついていけなかったシーズン1のシーンすら懐かしく感じてしまう。怖いこと、悲しいことは起こるけれど、それでも危険な街フリーリッジで前向きに生きる姿が意外に泣けた。シーズン3前提のラストだったけれど、シーズン2として物語はほぼまとまっているところもよかった。(2019年4月4日) 

シーズン3

シーズン2から比べるとちょっとテンションの下がったシーズン3。今回はシーザーの父が登場し、ここまでいいやつなのか悪い奴なのかよくわからなかったシーザーの兄、スプーキーことオスカーにフォーカスをあてたストーリーになっている。シーズン1、2と比べるとちょっと内容が軽くなった反面、腐れ縁の友人関係が逆にリアルに描かれていた部分が面白かったように思える。(2020年3月)

 

Netflixドラマランキング第22位 Good Girls 崖っぷちの女たち

グッドガールズ シーズン2 銃を構えるベスsmall
(C)2019 Universal Television LLC

なんの変哲もない仲良し主婦のベス、アニー、ルビーの3人が自身の家庭のために犯罪に手を染めるというクライムサスペンス+コメディ。女性ならではの行動力と無鉄砲さで自分たちの問題を解決するために悪事を働き、さらなる問題に巻き込まれていくという物語。基本的にお金が悩みの種である三人は、悪いことをして手っ取り早く金銭的な問題を解消しようと考えるが、子を持つ親という目線が常に付いてまわってしまってなかなか悪人にはなり切れない。そんな3人のキャラクターが魅力的な作品。そしてちょっぴりおバカだったりすることも災いして様々な困難が降りかかる中、なんの後ろ盾もスーパーパワーもない普通の主婦たちが独特の機転を利かせて切り抜けていく。シーズン1は続きが気になるところで最終回を迎えているが、シーズン1だけでも十分面白かったと思う。

シーズン2

シーズン1はコメディ要素が比較的多かったようにも思えるがシーズン2ではいろいろな悪事がだんだんシャレでは済まなくなってきてどんどん展開シリアスに。普通の主婦が悪事に染めていくというストーリーのためもともと女版「ブレイキング・バッド」と形容する人も多かったけれど、シーズン2では物語の構造がより「ブレイキング・バッド」に良い意味で似てきた。やらなければいけないことはわかっているのに、親として、女として、人としてどうするべきなのかを自分の状況と天秤にかけながら結果優柔不断になってしまう主人公たちがとても興味深い。登場人物のほとんどは世間的に普通の人間で悪人ではないはずなのに、やってることはギャングより性質が悪かったりするが、各キャラクターの状況や心情が比較的しっかり描かれているため違和感がないのが良い。1エピソード毎に見どころがちゃんとあって13話もあるのに長さを感じなかったシーズン2だった。(2019年6月17日)

シーズン3

物語を引っ張りすぎたのか、制作陣が変わったのか一気にテンションが下がったシーズンに思える。シーズン2のラストから考えて出だしからちょっと無理があったような気がする。例えばよく引き合いに出されるブレイキングバッドにならってある意味大きなパラダイムシフトが必要な時期だったのに物語の構造をもとに戻したのは失敗だったように思える。半分くらいまで見て断念。シリーズはシーズン4で打ち切りとなるそうだ。個人的にはシーズン2で終わっておけば躊躇なく面白かったと言えるのだけれど。(2021年7月23日)

Netflixドラマランキング第21位 ロシアン・ドール-謎のタイムループ-

ロシアン・ドール ナディア

邦題に追加されいるようにタイムループモノ。友人のマクシーン(グレタ・リー)が開いてくれた自分の誕生日パーティの夜を繰り返すニューヨークに住むフリーのSEのロシア系アメリカ人ナディア(ナターシャ・リオン)がタイムループから逃れようと足掻くという話なのだけど、出だしからなかなか食いつける設定になっていて、最後まで視聴者を飽きさせないようにする工夫が毎回に見られる。様々な要素で楽しませてくれながらタイムループの秘密に近づいていくのだけれど、タイムループというだけに序盤から織り込まれた伏線をしっかり回収していく様も見事。アメリカで作られたタイムループモノの物語の中では頭一つ抜け出してると思う。ラストの流れからどうやって始めるか想像がつかないがシーズン2が予定されている。

Netflixドラマランキング第20位 グッドプレイス

グッドプレイス タイトル
(C)2016 Universal Television LLC.

死後の世界で目を覚ますエレノアは「いいところ」の設計者マイケルから死後の世界は「いいところ」と「悪いところ」の2種類があり、エレノアは「いいところ」にいるのだと説明を受ける。生前良い行いを積んだ一部の人だけに来ることができる「いいところ」に自分がいると聞き、安心するエレノアだったが、マイケルの話を聞くうちに彼女は自分が「いいところ」にいるのは何かの間違いだと気づく。手違いで「悪いところ」行きを免れたエレノアだったが、なんとか「悪いところ」に行かないために、彼女自身が「良い人間」なり、「いいところ」にふさわしい人間になろうと(本当の素性がバレないように)努力する話。2017年9月にシーズン1全話配信と週1配信でシーズン2が始まっている。1話につき必ず1、2回驚きの展開を作ってあるシーズン1はとても素晴らしい出来だった。ストレンジャーシングスと比べて、こちらを2位にした理由はストレンジャーシングスはシーズン1だけである程度ストーリーはまとまって終わっている上に面白かったが、グッドプレイスはシーズン2がある前提だった、というだけの差。
シーズン1は色々驚きがあってよかった。シーズン2でも各エピソードに驚きを入れてくることは忘れないものの、見ているこっちが段々グッドプレイス的なサプライズに慣れてしまいさほど驚かなくなってしまった。色々謎に包まれていた部分が明らかになったせいで根本的に驚くべき事柄が減ったということもあるのだろう。またシーズン1では登場人物のキャラクターがしっかり描かれたコメディになっていたところが見どころだったが、さすがに生前のキャラを使ったネタは出尽くしたのか、シーズン2は人間ドラマよりもストーリー展開に頼っている傾向があった。単純にストーリーを楽しむ分には良いけれど、物語としては少し薄まったかなという印象。それでもなお面白いという部類からは外れてはいないと思うが、少し期待外れであったのは否めない。シーズン3はどうなるのか若干不安である。

シーズン3

若干ダレたシーズン2より盛り返したような印象。そもそも死後の世界なのでかなりなんでもアリという設定で、なんでもアリな部分が面白いけれど同時にやりすぎるときっと萎えるであろう目に見えない制約の中納得できる範囲をうまく守りながら視聴者を驚かせてくれるという匙加減はこのドラマのすごいところ。シーズン1が良すぎたせいもあってなかなか超えてはこないけれど、それでもシーズン3は十分に面白かったと思う。シーズン4も決まっているということで未だ楽しみな作品の一つ。

シーズン4

シーズン1を超えられなかったものの、シーズンファイナルにあたるシーズン4ではベタながらも結構納得のいく形で最終回を迎えたと思う。死後という何でもありの設定の副作用でぼんやりしてしまったシリーズ全体をラスト数話で案外綺麗にたたんできたのは見ていてうれしい誤算だった。とは言えシーズン4が意外と良かったものだから逆にシーズン2、3が悔やまれる。せめて間の1シーズン削ってたらもっとピリっと締まったではないかと思う。(2020年2月6日

Netflixドラマランキング第19位 今際の国のアリス

今際の国のアリス 自転車

【あらすじ】高校からの腐れ縁の三人、アリス(山崎賢人)、チョータ(森永悠希)、カルベ(町田啓太)は突然東京から人から人が消えてしまったことに気づく。そして人のいなくなった東京で生き残るには「GAME」に参加し勝利し続けるしかないことを知る。

「週刊少年サンデーS」、「週刊少年サンデー」で2010年から2016年まで連載されていた漫画のドラマ化。日本人がこの手の話を映像化するとショボくなるのが既定路線だけれど、さすがNetflixというべきかショボさは一切なく、むしろ絵で魅せるような作りになっている。「GAME」の謎解き要素や、アリス達がいる世界についてのことが少しずつ分かってくると塩梅もなかなか楽しめた。原作は未読なので原作ファンから見てどうかはわからないが単純に楽しめる良作だったと思う(2021年7月23日)

 

Netflixドラマランキング第18位 ユニークライフ

ユニークライフ サム
(C) 2017 Sony Pictures Television.

自閉スペクトラム症を抱えるサムは多くの普通のことが「困難」だったり、彼独自の「普通」を持っているサムにとって多くの一般的に「普通」な事柄が大きな挑戦だったりする。とりわけ”彼女を作る”ことはサムにとって大きな挑戦であり、同時に彼の家族にとっても大きな挑戦だった。そんなサムと彼を支える家族や友人たちの物語で、自閉スペクトラム症を持ったサムを笑いを交えながら理解できる内容になっている。自閉症特有の習性から生まれる”自閉症ギャグ”が随所に出てくるのも「ユニークライフ」特徴であり、見どころでもある。この「普通の感覚で笑える部分は笑ったっていい」というスタンスは障害や差別に対する偏見をなくすのに一番良い方法だと管理人は思っている。洋題は”典型的ではない”を意味する「Untypical」。ただ、”典型的”ではないだけなのだ。見ると優しい気持ちになれると思う。

シーズン2

自閉症ギャグに慣れてより笑えるようになったのか、シーズン2のほうが笑いどころが多かったように思える。シーズン2でも相変わらずサムの周りの人々の優しさに癒されるはずだ。またシーズン1から日常生活に躓き続けているサムの症状も少しだけ改善が見られ、シーズン1よりも確実に成長した彼の変化も見どころの一つだ。良い意味でどのキャラクターも個性が際立っているので見ていて安定感のあるシーズン2だったと思う。

シーズン3

Netflix ユニークライフ シーズン3
(C) 2019 Sony Pictures Television.

シーズン3ではサムは大学に進学し自閉症の症状も随分改善してきたのもあり、ドラマはサムの周りの人間関係がメインになっている。父親ダグ、母親エルサ、妹のケイシー、親友のザイード、ペイジなどここまでのシーズンでかなりキャラが立っているので、サブストーリーであるはずの彼らのドラマでも十分引き込まれた。またサムが大学で学ぶ内容と親しい人間関係の中で生まれる問題がシンクロしていたり、図らずも同じ境遇に陥ってしまう人たちがいたりと、各ストーリーがうまくからんでいて「自閉症ドラマ」という部分以外に「普通のドラマ」としての魅力が増しているシーズンとなっている。通常、主人公にまつわるネタが切れてくるとダレてしまうドラマが多い中「ユニークライフ」は自閉症を抱えるサムをじっくり描く中で脇役たちのキャラもしっかりと描かれてきたので、お約束通りに脇役のエピソードが多くなってもむしろ面白くなっている点が素晴らしい。笑えてホロリと泣けるシリーズ中最もエンターテイメントなシーズンだった(2019年11月15日)

 

 

Netflixドラマランキング第17位 アフターライフ After Life

AfterLifeアフターライフ_トニー

ひと昔前に流行ったイギリスドラマ「The Office」のリッキー・ジャーヴェイスが主演・制作・脚本を務める。最愛の妻に先立たれてしまった男トニーがその悲しみと向かい合い生きていくという物語でストーリーとしては単純だけれど、リッキー・ジャーヴェイス演じる「アフターライフ」の主人公トニーはもう少しぶっ飛んでいる。トニーは妻のいない人生は本当に無意味だと感じて自暴自棄になってしまい、気にくわないことはすべて口に出し、やりたいことをやってマズくなったら自殺すればいい、と考えるようになりちょっとズルい人やイラっとする人に対して全力でこきおろしていくというスタイルで生きていく。これが結構笑える。そんな開き直りまくった彼を時に痛快に、時にめんどくさいおじさんとして描く。ただトニーが「超能力」と呼ぶ開き直った態度は、あくまでトニー自身もう生きるということがどうでもいいからできることで、悪態がひどければひどいほど彼の悲しみの深さを表しているようで見ていて悲しくもある。仲間や同僚に迷惑をかけながらも妻を亡くした”アフターライフ”をどう生きるかという、多くの人が経験するであろうテーマなので今最愛の人がいたり、昔いたことがある人の心には特に響く作品ではないかと思う。(2019年3月15日)

シーズン2

妻を亡くし自暴自棄になった男トニー。シーズン1を経て多少は回復し、元来の自分のキャラクターを取り戻しつつあるのだけれど未だ妻を亡くした痛みが癒えたわけではなく未だ悲しみの中でもがく。どんなに悲しいことが起こっても生きている限り日々は淡々続いていく。そんな経験をしたことがある人には絶対に響くんじゃないだろうか。深い悲しみからの回復にはとても時間がかかるし、様々な精神的な段階を経て回復もしくは寛解に向かっていく。そんなトニーの心の段階の描写がとてもリアルだ。ストーリーとしては悲しみ一辺倒ということはなく、むしろトニーに余裕が出ている分笑いの要素はシーズン1よりも多くなっている。大人向けのドラマではある。(2020年4月)

 

Netflixドラマランキング第16位 ホーム・フォー・クリスマス

Netflix ホームフォークリスマス

ノルウェー製作の30独身女性看護師が家族の食事会で恥をかかないためにクリスマスまでに彼氏を作ろうとする物語。一見よくありそうな設定のドラマだけど、ノルウェーというあまりなじみのない国を舞台に作られていることや、よくありそうな設定からほんの少し意外な方向性へストーリーが向かっていくというさじ加減がなかなか絶妙で面白かった。第一話のテンションからはあまり想像ができないかもしれないけれど、最終話は泣ける。約30分×6話でとても見やすいのも魅力。クリスマス映画ならぬクリスマスドラマといった仕上がりになっているあたりもイイ(2019年12月23日)。

Netflixドラマランキング第15位 アンビリーバブル たった一つの真実

Netflix ドラマ「アンビリーバブル たった一つの真実」マリー
(C)MMXIX CBS STUDIOS INC.


連続強姦魔を追う二人の女刑事と、強姦魔に襲われたマリー・アドラーを描いていくピュリッツァー賞を取った記事をベースに作られたドラマ。レイプに対する社会が持つイメージと実際に被害者に残る精神的なダメージとのギャップ、警察捜査の粗や、事件自体が”たかだか”レイプ事件と扱われてしまうこと自体に警鐘を鳴らす作品になっている。かなり面白かったんだけど、ネタバレなしで面白さを短く伝えるのが難しいので興味があったら上記リンクから個別記事を読んでもらえたら、と思う(2019年9月30日)

 

Netflixドラマランキング第14位 LACASA DE PAPEL ペーパーハウス

ペーパーハウス_トウキョー
(C)2017 ATRESMEDIA TELEVISION

2018年に英語圏以外で最も視聴されたドラマ。教授と呼ばれる男と世界の首都の名で呼ばれる8人の犯罪者たちが5か月の訓練の後スペイン王立造幣局を狙う大規模な強盗計画を決行するというストーリー。綿密に練られた”教授”の計画がかなり様々な事態を想定していて、その計画と警察との頭脳戦がまず面白い。ただ、強盗計画は多くの人質を抱えて造幣局に籠城するというものであるため、長期間の緊張がもたらす人的ミスなどのせいで、計画が揺らいでいくハラハラ感がたまらない。また計画に”死人を出さない”というルールがあるため、危害を加えられないとうすうす感づき始めた人質が増長しだしたりとどんどん不安要素が出てくるが、すべて教授の想定内なのかそれとも計画は崩れていってしまうのか…このあたりに目が離せない。シーズン3の配信が2019年に予定されているがシーズン2まででいったん物語は区切れているのでシーズン2まで一気見できる。世界中で流行っただけになかなか見ごたえのあるドラマ。

シーズン3

シーズン2の展開上、シーズン3は完全に人気が出たために後付けで作ったのだろうことは見て取れる。正直シーズン3を見始めるまでは「無理に引っ張らなければよかったのにね」というオチになるに違いないと思っていたけど、予想は良い方向に裏切られた。普通に考えると取って付けたようなシーズン3なはずなのだけど、シーズン1、2と見てきた人にとってはおそらくさほど違和感はないのではないかと思う。なぜならシーズン2を最後まで見た人ということは、幾度となく感情に流され、個人的な行動をとってしまう主人公たちにイライラしつつも結局最後まで見ることをやめられなかった人だからだ(僕はその代表と言ってもいい)。そんな視聴者にとってはシーズン3の冒頭の違和感なんてきっと大した意味はないはずだ。だって主人公たちは「感情に流される」人々なのだから。彼らがシーズン3で初っ端から感情に流されて暴挙に出ようが、ここまでがここまでだけに「まぁ、そういう人たちだしね」と僕は変に納得してしまった。そして、この「感情に流される」キャラクターたちが生むドラマこそがペーパーハウスの最大の魅力でもある。それゆえ一見取って付けたようなシーズン3でも、ここまでの流れを踏まえるとむしろ必然のようにも見えるのだ。これには感服した。そしてシーズン3としてもここまでに引けを取らない面白さだと思う。ただシーズン3はめちゃくちゃ続きが見たいタイミングで終わるのでシーズン4が来てから一気見するのもいいかもしれない。(2019年8月6日)

シーズン4

相変わらずかなり前から入念に練った作戦の中で登場人物たちが感情的になるが故のイレギュラーが起こっていくのだけど、ここまで来ると「ペーパーハウス」はある種のジャンルを確立しているのかもしれないとすら思う。例えば街中で拳銃をぶっ放し、派手なカーチェイスをかますマイケル・ベイ監督作品のように現実的にはあり得ないシーンがあったとしても「まぁ、娯楽映画ですから」という暗黙の了解があるように、ドラマ「ペーパーハウス」では「まぁ、登場人物は目先の感情優先ですから」みたいなノリは見てる側はもうすっかり納得させられてしまっているのではないかと思う。

ただ、感情優先なのは理解できても理にかなっていない登場人物の行動はさすがに鼻につくもので、シーズン4中盤を見ている限りはついに「ペーパーハウス」も失速かな、と思ったくだりはあった。このあたりはただ好みの問題かもしれないけれど、例えば中盤萎えたとしてもラスト2話でキッチリ盛り返してくるので最終的にはやっぱり面白かった、という印象で終わっている。ただシーズン3から始まったスペイン銀行強盗編はシーズン4では終わらず、フィナーレは次シーズン以降に持ち越しになるため、シーズン3を見ていないのであればシーズン5が配信になってからまとめてみてもいいのかもしれない。(2020年4月6日)

Netflixドラマランキング第13位 オザークへようこそ

オザークへようこそ タイトル(C)2017 MRC Ⅱ Distribution Company L.P.

メキシコドラッグカルテルの資金洗浄(マネーロンダリング)を行う主人公のマーティ・バードは友人であり、共同経営者の男ブルースがカルテルの金に手をつけてしまったため、家族共々命を脅かされることになる。咄嗟の思い付きで口から出まかせの新しい資金洗浄計画をカルテルの人間に話したことで命拾いしたマーティだったが、その咄嗟の思い付きのせいで都会を離れリゾート地である「オザーク」で資金洗浄を行う羽目になる。不倫をしているマーティの妻ウエンディをはじめ、あまり仕事をしないちょっと人格に問題がありそうなFBI捜査官だったり、地元を仕切っている悪者だったり、登場人物は曲者揃い。そんな中マーティは家族の命を守るため800万ドルの資金洗浄を3か月で行うことを求められる。この物語で新しいのは、マーティの仕事を妻をはじめ子供も知っているということ(子供が知ったのはウェンディが話してしまったからだけど)。色んなことが思うように行かないが、それでも大きく取り乱すことなく仕事を進めていくマーティの人間性や、色々なしがらみのせいで精神的に閉塞的な”田舎”でに生きるアクの強い人間たちが見どころのドラマ。

シーズン2

ひたすら怖い目に合うバード家だけれど、シーズン2でも安定して不安な日々を送ることになる。彼らにとって生きるために必要な”悪”。その必要悪の扱い方、考え方、さらには正しいこととは何か、そんなことよりもまず生き延びなくてはならない。一見意外で危険な日常生活を送ることになってしまったバード一家の物語の裏側で走っているドラマはシーズン2でさらにその深みを増したと思う。見ていてただただ不安にはなるものの、それでも先が気になってしまうのは「オザークにようこそ」が持つテーマが人が物事の善悪を考えたり、扱ったりする際にかならずぶち当たる普遍的な部分を描いているからだと思う。クライムドラマとしてはかなり良い線をついているのではないかと思う。

シーズン3

常に何か悪いこと起こりそうな予感がある中で日々は淡々と進んでいくもののある日悪い予感はやっぱり当たってしまう…。そんな大きな危険と隣り合わせの日常を描くドラマ展開は他シーズン同様ではあるものの、そのスリルはシーズン3になっても依然テンションを保っている。シリーズ通して言えることでもあるが、ストーリーが進めば進ほどどんどんと不安要素が次々と積みあがっていくので視聴中はただただ休まる暇が無い(良い意味で)。シーズン3ではマーティ、ウェンディの意見の食い違いが激しくなり、マーティがウェンディを制御できなるシーンが増えることで家族ぐるみで犯罪をする難しさが浮き彫りになるのが見どころだ。本シーズンではウェンディの難ありな弟も登場し、バード家をひっかきまわすことになるのだけど、彼の立ち位置もまた面白く、シーズン単位の見応えはシーズン3が一番あると思うし末広がりに面白くなっていっているドラマだと思う。(2020年4月4日)

 

Netflixドラマランキング第12位 コミンスキー・メソッド

サンディ役マイケル・ダグラスとノーマン役アラン・アーキンのハリウッドの老人モノ。一度は有名になり現在は俳優学校の講師をしているサンディとサンディのエージェントのノーマンのキャラクターが気に入れば第1話から十分楽しめると思う。30分弱の短い尺の中に彼らのキャラクターが分かりやすく表現されていて、魅力的な人達だということがわかる。女にだらしないサンディと妻一筋のノーマンという見るからにも真逆の二人の間にある、長い年月を過ごしてきたからこそ成り立つ友情を描く。話を聞かない、機械に弱い、短気、意地っ張りなどのおじいちゃん特性がうまく笑いに変えられていて、普通なら苛つくであろうそれらの悪癖が彼らをよりコミカルに見せている。お互いが持つ爺さん特性を理解し、互いを受け入れながら続いていく彼らの友情や人間関係がこんな風に歳をとっても友達と時間を過ごせたらいいな、と思わせてくれる。二人の小気味良いやり取りの中に混ぜられている自然なジョークも笑える。

シーズン2

シーズン1からそのまま続いているような内容で、鉄板のおじいちゃんネタも健在。キャラクターがかなり立っているので日曜の夜に毎週やっていてもついつい見てしまいそうな安定感がある。主人公たちが老人だからか出てくる俳優もほとんど高齢でそのおかげか芝居がとても老成しておりシーズン1に続き完成度は高い。ただ内容にさほど驚きはなく、シーズン1のインパクトを考えるとクオリティが下がったというわけではないとしても、同じことをやっている分比べるとシーズン1のほうに分がある。シーズン2も特に大きなストーリーの上下も広げた風呂敷もないので、クリフハンガーという終わり方ではないけれどシーズン2のラストは少し宙ぶらりんな感じではあった。シーズン1に続き楽しく見ることができたけれど、例えば10代の若者が見て楽しめるかというとそうではないような気もする。中年以降の年代の方におすすめ。(2019年10月28日)

シーズン3

シーズン3でおそらく完結。かつてハリウッドで活躍した現老人たちのストーリーで一見あまり興味を持てそうな内容でもなかったが、俳優が大御所揃いということもありとにかく各キャラがしっかり立っていて最後まで面白かった。ストーリーとしては老人たちがメインなので病気やら衰えやらかつての栄光やら遺産やらとどれもネガティブになりそうな内容ばかりなのに、悲壮感を感じさせず生きていく様が一言で言えばカッコイイ。彼らにとってはそれが日常であって、死に限りなく近づいている自分たちと自分たちの世代の現実を受け入れ(彼らの性格からして言葉にはしないが)若くはないとは知りながらかといってまだ死ぬ気もないし、すべて負けたとは言ってない。ガツガツしてはいないが、プライドは捨てていない。悲しいことがあっても立ち直る術ももう身に着けている。カッコイイ「大人」を超えてカッコイイ「老人」になったサンディ役のマイケル・ダグラスの芝居を見ていると夢があるなぁ、と思わざるを得ない。そもそもイケメンだから絵になるということもあるけれど、老人が故に知りうる処世術をドラマという形でとても楽しく伝えてくれた作品だと思う。きっと世の老人たちも色々な生きるヒントを教えてくれようとしているだろうけど、いかんせん話が長い場合が多いので特に老人の話は聞いてられない、と感じている人ほど面白く感じるのではないかと思う。(2021年7月28日)

Netflixドラマランキング第11位 愛の不時着

愛の不時着

【あらすじ】韓国の財閥令嬢にして自らの会社「セリズチョイス」の代表を務めるユン・セリ(ソン・イェジン)は自社で開発したスーツを使ったパラグライダー中に思わぬ事故に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまう。そこで出会った堅物の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)の家で、身分を隠して暮らしながら、韓国へ帰る方法を探るが…。

正直全16話、しかも一話が1時間以上という壮大なスケールの韓国ラブコメなんて見てられないぜ…と思いながら1話目を見るとなかなか面白そうだったけど、一組のカップルのホレたハレたを約20時間も見ていられる気がせず正直2度視聴を中断。しかしどうやら面白いらしいとネットの評判があったためもう少しだけ頑張ってみるとこれがまた面白い。僕の場合は3話目を見終わったころにはすっかりハマっていた。1話が長く、登場人物たちを知るまでなかなか入り込めないけれど、一度主要な登場人物を知ってしまえばもう退屈することはないだろう。まるでコントみたいな伏線回収の速さだったり、韓国独特のキャラクターたちのドラマだったり、執拗なまでの北朝鮮いじりなど、一旦ハマってしまえば1話の長さを全く感じなかった。ただ、やはりベースはラブコメではあり、現代版ロミオとジュリエット的な北朝鮮の軍人と韓国の財閥令嬢の娘の恋をベースに物語は進んでいく。よくもまぁこんなに様々なパターンで引っ張るもんだ、と感心するほどラブコメ的山は各話に作ってあってあくまでラブコメであることを忘れないのもすごい。エンターテイメント精神にあふれた作品。(2020年6月13日)

Netflixドラマランキング第10位 瞳の奥に behind her eyes

瞳の奥に 不穏な夢

【あらすじ】友人ソフィーとの約束をすっぽかされたシングルマザーのルイーズ(シモーナ・ブラウン)はバーでロンドンに来たばかりだというデイビッド(トム・ベイトマン)と出会う。二人は楽しい時間を過ごし良い雰囲気になるものの、デイビッドは急に良心の呵責に苛まれたように立ち去ってしまう。翌日ルイーズの職場に新しい上司として職場にやってきたのは昨夜のバーの男性=デイビッドだった。精神科医の秘書であるルイーズはこれから精神科医のデイビッドと一緒に働くことになるとわかるとっさに隠れてしまう。なぜならデイビッドは妻アデル(イヴ・ヒューソン)を連れていたからだった。その後、あの晩のことはなかったことにしようと示し合わせたルイーズとデイビット。ルイーズはデイビッドに惹かれている自分に気づきながら何もなかったように過ごしていた。そんなある日、ルイーズは息子アダム(タイラー・ハウイット)を小学校に送ったあとアデルに偶然出会うことに。アデルはデイビッドとルイーズが同じ職場であることを知るとイーズに友達になってほしいと頼み、そして彼女はそのことをデイビッドには言わないでほしいと言う。ルイーズは少し奇妙に思うも知らない土地にやってきて友達のいないアデルに同情し、二人は距離を縮めていくことになるのだった。

一見たただの不倫ものに見えるが、序盤から色々なところに見える違和感がどんどんと積み重なっていき、物語が進むにつれて不穏な空気の理由がわかってくる…、のはよくある展開だが、その後そのテンションのまま割と斜め上の展開が待っている(ここをどう受けとめるかがキモかもしれない)。どう見ても精神的に不安定そうなアデル、かと思えば精神科医のデイビッド様子がおかしい、そして二人に巻き込まれていくうちにルイーズまでなんだか変な調子になっていく。一体狂っているのは誰なのか、そんな風に物語を追っていくとストーリーは思わぬ展開を見せていきラストは圧巻。病んでるながらアデルが美人過ぎて見ていられるのもあるかもしれないが、「メンタル病んでる」「不倫」「過去のに何かあった二人」こんなキーワードで興味が湧くならぜひオススメしたいし、これ以上の情報は持たずに見ると良い。(2021年7月28日)

 

Netflixドラマランキング第9位 クイーンズギャンビット

クイーンズギャンビット USオープン
(C) 2020 NETFLIX WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC.

【あらすじ】母親を亡くし身寄りがなくなったエリザベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)は孤児院の地下室で用務員用務員シャイベル(ビル・キャンプ)にチェスを教わるとメキメキとチェスの才能を開花させていく。精神安定剤や酒におぼれながらも男性社会のチェス界で活躍していく女性天才チェスプレイヤーを描く。

狂気ととなり合わせの天才の人生を描いた作品。天才少女がチェスの世界でメキメキと頭角を現してくのも爽快だが、不幸な生い立ちのせいか心を閉ざしたエリザベスをアニャ・テイラー=ジョイが15歳から22歳までの成長と変化を見事に演じているのが最大の見どころだと思う。エリザベスが大きくなるにつれてどんどんオシャレにきれいになっていく様やセットや衣装も気が利いていてビジュアル的にも楽しめる。チェスプレイヤーの物語と聞くとチェスになじみのない人にはハードルが高く感じてしまうかもしれないが、最悪チェスのルールを知らなくとも俳優の芝居で試合展開などは十分理解できるはずだ。ミニシリーズで7話完結になっている点もさらっと見れて良い。(2021年7月23日)

Netflixドラマランキング第8位 ブリジャートン家

ブリジャートン家 あらすじ
(C)2020 NETFLIX WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC.

【あらすじ】1813年のロンドンで名門貴族のブリジャートン家に住む8人兄弟の長女、ダフネ(フィービー・ディネヴァー)が舞踏会にデビュー。その美しさで「今季のダイヤ」評価されるも兄アンソニー(ジョナサン・ベイリー)の過保護のため、また同じ日にデビューしたマリーナ・トンプソン(ルビー・バーカー)に話題を取られてしまったことで、ダフネの社交界デビューは幸先の悪いものになる。一方で「レディーホイッスルダウン」と名乗る謎の記者が発行する新聞にダフネやマリーナのことが掲載されますます評判を落としてしまったダフネは焦る。一方で結婚をしないと宣言しているとされるサイモン公爵(レジ=ジーン・ペイジ)が社交界に顔を出すようになる。ダフネは落ちた評判を回復し、サイモンは自身を結婚させたい人々を黙らせたい。そんな二人の利害はふとしたきっかけで一致。二人は恋におちているフリをすることでお互いの問題を解決しようとするのだった。

19世紀の社交界というと映画「プライドと偏見」のような堅さをイメージしてしまうが、視聴後の印象としては全く別物。「ブリジャートン家」の中身は古き時代の設定を使ったいわば現代劇である。19世紀イギリスをモチーフに少しずつ設定を変えることで現代でも人々が抱える男尊女卑、人種問題など様々な問題を比ゆ的にストーリーに組み込んでおりビジュアルとは裏腹に共感の持ちやすい構造になっている。また、逆に古い時代設定を使っているからこそ、ベタなラブコメ展開が映えるのも新しいと感じた。また作中で登場する社交界のゴシップを伝える謎の新聞記者「レディ・ホイッスルダウン」の正体はだれか?という部分でも楽しめる。配信開始4日で6300万世帯が視聴したとされる本作はシーズン2すら配信されていないのに既にシーズン4までの更新が決まっているそうだ。(2021年7月23日)

 

Netflixドラマランキング第7位 梨泰院クラス(イテウォンクラス)

梨泰院クラス

【あらすじ】
主人公パク・セロイ(パク・ソジュン)が、高校中退、殺人未遂という前科を背負うことになりながらも、梨泰院で居酒屋を開き、外食業界一位の企業「長家」の会長と対立しながらのし上がっていくサクセスストーリー。

「愛の不時着」とともに第2の韓国ドラマブームの火付け役になった韓国ドラマ。一話目だけ見ると一見べたべたな学園モノ恋愛ドラマに見えてしまうかもしれないが、1話目を最後まで見ればすぐさまそんな先入観はふっとばされる。「梨泰院クラス」は「普通のドラマならこうなるだろう」とドラマ好きの中にある「ベタ」の裏をうまくかいて期待に応えてくれる。全16話構成で1話が1時間ほどなので、見始める前は「そんな長いドラマ見てられないに違いない」と思ってしまった筆者だが、実際見始めると文字通り止まらなかった。ストーリーとしても16話(約16時間)に相当する思いのほか壮大なドラマが繰り広げられる。

1話目から登場するオ・スアがとても美人でそれだけで見ていられるかも…なんて思いながら見ていると3話目で登場する天才少女にしてソシオパスのチョ・イソに驚かされる。どう見てもスアのほうがかわいいのだけれど、チョ・イソ役のキム・ダミは芝居でこのチョ・イソをとてもかわいらしく見せる。そんな彼女の芝居も必見だ。昨今のアメリカ産ドラマとは違って、リアルさよりもエンターテイメント性に全振りしているようなドラマなので、ある程度の「お約束」的展開は受け入れる必要があるかもしれないが、個人的には2020年上半期では一番面白いドラマだったと思う。(2020年7月6日)

Netflixドラマランキング第6位 イノセント

イノセント マテオ・ビダル

【あらすじ】大学で法学部の学生であるマットは卒業パーティの最中に起こったケンカに巻き込まれ、その中にいた男をダニ・ベラを突き飛ばした拍子に不運にも殺してしまう。裁判では過失致死とされたものの、4年刑務所で過ごすことになったマットは何とか刑期を終え、出所すると兄の経営する弁護士事務所で働き始める。やっと人生をやり直し、幸せを掴もうとしていた矢先、彼の周りでは不審な出来事が起こり始める。

1話目はあらすじ通りマットについての話だが2話目には1話目に全く登場してこなかった女性の幼少期から描かれる。もちろんオムニバスシリーズというわけではなく、この女性もマットに大きく関わることになるのだが、それは2話目の最後にわかる。なのでまずは2話目まで見てほしい。その後はマットと彼の妻オリビアが巻き込まれていく事件が主にマットの視点で描かれていくが、伏線回収をこまめにしてくれるのと、サスペンスにありがちな展開をうまく外して驚かせてもくれるのでサスペンス好きがみても納得のクオリティになっているのではないだろうか。話がどんどんと大きく複雑なっていくがそれでもとても分かりやすく、きれいに収束させていく脚本の手腕が素晴らしい。ここ最近で見たサスペンスではベスト。(2021年7月28日)

 

Netflixドラマランキング第5位 ベターコールソウル

ベターコールソウル-ジミーマッギル(c) 2017 Sony Pictures Television Inc.

化学を教える高校教師が末期がんの宣告を受け、家族にお金を残すためにドラッグを製造を始めるという人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。「ブレイキング・バッド」では主人公ウォルター・ホワイトのマネーロンダリングに手を貸したりドラッグの元締めとの橋渡し役になったりという悪徳弁護士として登場した「ソウル・グッドマン」の駆け出し時代、「ブレイキング・バッド」の6年前を描く。「ブレイキング・バッド」を見ていたという人にはもちろんおすすめだけど、「ブレイキング・バッド」を見ていなくても十分楽しめる内容になっている。巧妙に張り巡らされた伏線と視聴者心理を読み切った上での演出としか思えない展開は圧巻の一言。ジミーマッギル(この頃はまだソウルグッドマンと名乗っていない)とその兄、チャックとの複雑な関係性をうまく脚本が表現している。ただ演出が独特で、たとえば例えば登場人物が何をやっているのかしっかり見てないとわからなかったりするため、注意深く見ていないと面白さが伝わらないかもしれない辺りが万人受けしにくいような気がする。ストーリーの進み方も本当にゆっくりだけど、独特のカメラワークと演出がこれまでのドラマとは違った面白さを生み出しているのも魅力の一つだ。特にシーズン3は1話1話で見るとそこまで面白くない回もあるかもしれないけれど、シーズン3全体を通して観るとイマイチな回だった伏線回(あまり話が進まない回を勝手にこう呼んでいる)のおかげで山場回のピーク感がすごい。気に入ったなら一気に見てしまうのをオススメしたい。欲を言えばブレイキングバッドでソウル・グッドマンことジミー・マッギルがどういう人物だったかを知ったうえで見るのをオススメしたいのだけど、ブレイキングバッドはシーズン5もあるので…。そこで途方に暮れてしまうくらいなら、「ベターコールソウル」から見たらいいと思う。

シーズン4

「ブレイキング・バッド」の頃から見ている人ならばシーズン4で「ベター・コールソウル」のジミー・マッギルがこのシーズン4を経てかなり大きく「ブレイキング・バッド」のソウル・グッドマンになっていくのがわかるシーズンだったと思う。物語に派手さはないものの、人間ドラマとして見せ場が多かったように思える。元不良の弁護士という魅力があるんだかないんだかよくわからないジミー・マッギルというおっさんのドラマをここまで面白く魅せることができるのも製作のヴィンス・ギリガンがシーズン1から積み上げてきた人物描写によるものではないだろうか。その細かさ故にストーリーの進み方は常にゆっくりだが、それでも退屈させない工夫が詰まっている。シーズン4まで来てしまうとなかなか途中から見るのはオススメできないが、人間ドラマの濃さといい、見せ方の新しさといい、細かい仕掛けや伏線などを思うと本当に製作のヴィンス・ギリガンは天才としか思えない。本ブログのコンセプトとして「誰かに勧める」ということが前提になっているのでランキングとしては2位としているが、もしもストレンジャーシングスが1シーズンごとにストーリーがうまく区切れていなかったとしたら僕はこの「ベターコールソウル」を一番に推すと思う。

シーズン5

シーズン5ともなるとなかなかもう気軽に勧められる長さではないが、僕にはもう最後まで見ないという選択肢はもう無いと断言できるほど好き。人間の描き方は「ブレイキングバッド」に勝るとも劣らない濃さ。現実でも起こりうる、単に好きだとか嫌いだとかでは言い表せられない人間関係がどういう風になりたっているのか、そして起こる出来事によってその関係性はどう変わっていくのか。人と人とが出会い、関り合い、よくも悪くも変化していく過程をじっくり描いたドラマになっている。もちろん、それほどじっくり掘り下げるには時間が必要で、シリーズ中ずっと展開は遅いのだけど、それを補うための演出が常にうまく施されていると思う。この部分の演出にピンとこないとあまりの展開の遅さからなかなか見続けられないかもしれない。
毎シーズンの最新回は週1配信であるのでシーズン4までは毎週みていたが、シーズン5はある程度貯めて一気に見てみた。するとやっぱり一気に見たほうがおもしろい。一気に見ると展開の遅さはさほど気にならなかったので一気見してしまうのがおすすめだ。

シーズン6でフィナーレを迎えるこのドラマの先には「ブレイキングバッド」があるわけで、何がどうなってジミーが後の「ソウル・グッドマン」になっていくのか、「ベターコールソウル」に出ていて「ブレイキングバッド」に登場しないキャラクターたちはどうなってしまうのか。最後まで目が離せない。(2020年4月22日)

 

Netflixドラマランキング第4位 全裸監督

全裸監督

1980年代に「AVの帝王」と呼ばれたAV監督村西とおるを自伝「全裸監督」をベースに描く。AV監督のドラマだけに裸もセックスシーンもバンバン出てくるので、エロに理解がない人には不快かもしれないくらい過激。だけど、村西とおる役の山田孝之の芝居にとんでもなく迫力があって、山田孝之本人のキャラクターを忘れてしまうほど村西になりきっているのは必見。また村西の人生に大きくかかわってくるAV女優黒木香を演じる森田望智(もりた みさと)もそこまでやらなくてもいいのに、と見ていて不安になるくらい体当たりの演技を見せる。村西とおると黒木かおるのAV撮影シーンなんかは下手な微エロ作品なんかよりもぶっちぎりでエロくなっている。ただ単に濡れ場とお色気だけを目的に見るのもいいと思う。ついでに度肝も抜かれるはずだ。ただ電車の中など公共の場所で視聴するには注意が必要だ。(2019年8月15日)

 

Netflixドラマランキング第3位 ストレンジャーシングス


(C) 2019, Netflix Studio, LLC

現在ではネットフリックスの代表する人気作品「ストレンジャーシングス」は1980年代の映画を意識したSFホラーである。世界観が徹底してグーニーズやスタンドバイミーの頃の映画の世界観を表現していて、懐かしく感じる世代、古臭く感じる世代、逆に新しく感じる世代と年代によって感じ方は様々だろうとは思う。80年代に少年時代を過ごした管理人の初見の印象は「古いなぁ」と思って一瞬拒否感が出たけれど、例えば雰囲気が苦手だなと思っても1話、2話と見ていけば、むしろその完全に狙った世界観こそがまず面白いと感じるようになるに違いない。次の話が気になって仕方がない展開、シーズン1だけ、またシーズン2だけで一旦ストーリーが収束している等、ネットフリックスに加入したばかりの人にどれがオススメかと聞かれたらまず「ストレンジャーシングス」と答えると思う(今では「ブラックミラー」と迷うところではあるが)。子供の頃の冒険のワクワク感や異世界があるという設定、超能力を持った少女。それらを単に組み合わせただけだと普通のB級作品になってしまうところを「ストレンジャーシングス」ではディテールにこだわることによって1級品のクオリティを獲得することに成功している。主人公の母親役として登場するウィノナ・ライダーの名演も光る。こんなにも王道なのに視聴者を飽きさせることなくストーリーを進めていけるのは、ただディテールが凝っているのみならず、80年代に映画がこぞって提供していた「あこがれの冒険」や観客な純粋な好奇心を如何に違和感なく満足させるかということを、現代までに積みあがった手法や技術でより高いレベルで実現できているからではないだろうか。シーズン3は2019年配信になるのでシーズン3まで待つとのは気が遠くなるが、前述したようにシーズン2までで見ても十二分に楽しめる内容になっているのでオススメだ。

シーズン3

ストレンジャーシングス3 スージーと交信に向かう一行

シーズン2から2年越しで配信されたシーズン3は子供だった主人公たちが思春期に入り恋愛感情が芽生えるという時期に、シーズン2で収束したかに見えた魔物たちの脅威が再びホーキンスを襲うというストーリー。シリーズの持つワクワク感をそのままに少し大人になった主人公たちと共に日々変わっていく物事や人間関係のドラマと絡めて魔物たちから街を救おうとする主人公たちが描かれる。登場人物たちがリアルに成長しているうえで、物語の時系列も進んでいることが「ストレンジャーシングス」を見続けている人たちにはまず面白いだろう。また例によって1シーズンで話が綺麗に区切れているので新しく見始めた人も、例えばシーズン3から見ても楽しめるようになっている。もともと全4シーズンを予定であるとアナウンスされているが、同じモチーフで毎シーズン高いテンションを保っていられるのには脱帽である。スケールや敵も毎回パワーアップしていて、最終シーズンになるであろうシーズン4がどんな感じでまとめてくるのかますます気になる。シーズン3としても面白いし、最終シーズンへの助走という意味でも良いシーズンだったのではないだろうか。(2019年7月8日)

Netflixドラマランキング第2位 このサイテーな世界の終わり

このサイテーな世界の終わり-二人(C)Clerkenwell Films/Dominic Buchanan Productions MMXVII

17歳、転校生のアリッサは友達とうまく馴染めずにいた。また同じ学校には自分で自分のことをサイコパスだと認識し、小動物などを殺すのを趣味としている同じく17歳のジェームスがいた。友達にうんざりしたアリッサはちょっと風変わりなジェームスのことが気になりはじめた。また次こそは人間を殺してみたいと考えているジェームスは近づいてきたアリッサを次の獲物として考えるのだった。そうしてサイコパスを自認する少年とちょっとグレた少女とが出会い、少女の提案で二人は街を出ることに決めた…という物語。若い男女が駆け落ちする、という古いロードムービー映画のような設定で(実際駆け落ちとは違うのだけど)暗めの話なのかな、と思うもどこかに必ず滑稽でクスっと笑える部分が作ってある。またこの物語では思春期の少年少女の心の機微が面白く描かれていると同時に、例えば高校の中では決して中心人物にはならないであろう少年少女のマイナーな思春期がリアルに描かれている。素直になれなかったり、心の傷があってどこかスレてゆがんでしまっていたりする彼らのような思春期も僕はある意味”王道な”思春期だと思う。そんな二人の中に懐かしく思える部分が見つけられる人も多いのではないだろうか。

シーズン2

Netflix このサイテーな世界の終わり シーズン2

シーズン1のラストから考えてどうやって続けるつもりなのかは全く想像がつかなかったシーズン2だけど、まさかのコメディ色が強くなって戻ってきた。シーズン1で刹那的な衝動の結果無計画な逃避行に走ってしまったアリッサも19歳。事件で悪目立ちしてしまったため、色々生きづらい毎日を送っているところから物語は始まる。世の中クソだと相変わらず尖った性格のアリッサを筆頭に相変わらずどこか現実感のないようなとぼけたキャラたちが至極マジメに生きている様がどこか滑稽で笑える。シーズン1でもあったとぼけた笑いのテイストに加えてシーズン1の危うげな雰囲気がシーズン2ではそのまま笑いになってしまっているという手法が凄い。同じテイストでありながら、視聴後の印象がシーズン1と2ではドラマのジャンルが変わってしまっているレベルで違うという、トリッキーな演出に見事に成功していると思う。そもそもシーズン1から視聴者を驚かせる工夫もたくさん詰まっていたことも考えると、製作者にとっては大きな違いはないのかもしれないけれど、とにかくシーズン2でも細かなサービス精神は健在である。シーズン1と2をトータルで考えると無駄がなく意外性も込みでかなりの名作だったと思う。(2019年11月15日)

Netflixドラマランキング第1位 ブラックミラー

ブラックミラーシーズン5-3

10年か20年後に本当に起こりそうな今より進んだテクノロジーの中で生きる人間を描く一話完結のオムニバスストーリー。外部記憶媒体や、ポケモンGoのようなAR技術(現実とヴァーチャルの融合)を実現するデバイスを人間の体に埋め込むのが常識になっているという未来で色々なストーリーが展開される。面白い回はとびきり面白いけど、とびきりつまらない回もあるのでここまですべてを踏まえた順位となっている。過去記事の★の数の少ないものは避けて見れば全体の印象は良くなると思うので、長いシリーズもののドラマを見るのはしんどいなぁ、と思うときなどにオススメ。僕が特に好きなのはシーズン2 エピソード1「ずっとそばにいて」とシーズン2 エピソード4「ホワイト・クリスマス」。個人的に観なくていいんじゃないか、と思うのはシーズン1 エピソード1「国家」、シーズン3 エピソード3「秘密」。
シーズン4はこれまでのシーズンであったような駄作回が個人的には全く無く素晴らしい出来だった。しかもオチもストーリー性もバラエティに富んでいて、シーズン4のバランスも良い。もし一度もブラックミラーを見たことがないならシーズン4から見てもいいと思う。ランキングもシーズン4だけの評価ならもう少し上の順位として書いただろう。シーズンが進むほどにファンを獲得し続けている「ブラックミラー」だがシーズン5への更新も当然決まっている。

シーズン5

3話のみの構成だがどれも1時間前後の短い映画くらいのボリュームが3本になっている。今回はこれまでのシリーズよりも現代に近い未来(「待つ男」に関しては完全に現代)というシリーズの中で少し毛色の違う3本。より進んだVRが生み出す奇妙な人間関係、SNS時代に物申す男、マイリーサイラス演じる未来のアイドルとそれぞれまた違ったテイストで面白い。どんどんクオリティが高くなっていて、シーズン4以降はハズレのエピソードがないのがすごい。これだけのクオリティを立て続けに出してくると「初期の駄作は避けて」とは言うかもしれないけれど、Netflixに加入したばかりの人がいたらこのブラックミラーから勧めると思う。今となっては名実ともにNetflixの看板ドラマであると言える。(2019年6月15日)