【完結】コミンスキーメソッド【ゴールデングローブ受賞|爺さんコメディ】
2018 Warnaer Bros.Entertainment Inc.
「コミンスキーメソッド」 Kominsky Method
コミンスキーメソッド 2018年 Netflix オリジナルドラマシリーズ シーズン1(8エピソード)
原作・制作:チャック・ロリー
出演:マイケル・ダグラス, アラン・アーキン, サラ・ベイカー, ナンシー・トラヴィス, スーザン・サリヴァン, リサ・エデルスタイン, エミリー・オスメント, グレアム・ロジャース, ジェナ・リング・アダムス, アシュリー・レイトロップ, メリッサ・タン, ケイシー・トーマス・ブラウン, アン=マーグレット, ダニー・デヴィート
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「コミンスキーメソッド」 あらすじ
2018 Warnaer Bros.Entertainment Inc.
ハリウッドで演技指導をしているサンディ・コミンスキー(マイケル・ダグラス)は過去に俳優としてブレイクしていたが、その後人気は下火になったあとなかなか俳優として活躍できずにいた。サンディのエージェントであり長い友人であるノーマン・ニューランダー(アルキン)はサンディのために仕事を見つけようとはするものの、サンディになかなか仕事を取ってくることができなかった。二人はまだまだ元気であるものの自分たちが老人であることを自覚しながら、年相応にやってくるイベントや体調不良などに翻弄されながら生きていく。
ビッグバンセオリーのチャック・ロリー企画・制作のコミンスキーメソッド
Smart Actors Smart Choices: Check out the Kominsky Method!
Norman, Kominsky’s agent, defines it as – “the how to for the never was" & the acting instructor himself defines the method as – "I see you. You see me." Welcome to show biz! Loads of laughs!#actors #chucklorre pic.twitter.com/ZLgmwJ6Zuh— ♠️ Anne Evanoff (@AEvanoff_TheAce) 2018年11月20日
「コミンスキー・メソッド」はビッグバンセオリーで企画・製作総指揮をしていたチャック・ロリーが同じく企画・製作総指揮として関わっている。他にも「ダーマ&グレッグ」、「ハーパーボーイズ」など日本ではそこまで有名ではないが、アメリカではヒットしているシットコムを作っている。Netflixでは「ハイ・ライフ」に続き「コミンスキーメソッド」が二作目にあたる。
コミンスキーメソッド 登場人物
サンディ・コミンスキー(マイケル・ダグラス)
📹 Michael Douglas’ Visit From Two Music Icons And A Dog Published on Nov 20, 2018 ‘The Kominsky Method’… https://t.co/olWt59ygg6
— Kaos Sverige (@KaosSverige) 2018年11月21日
主な作品が『危険な情事』、『ローズ家の戦争』、『氷の微笑』、『ディスクロージャー』と女性に翻弄される色男をやっていた印象が強い。それもあってサンディというキャラクターがとても似合っている。むしろ名前を変えた本人役なのではないかと思うほど。
ノーマン・ニューランダー(アラン・アーキン)
#GetShorty is the only show Alan Arkin watches. Check out his new show (#TheKominskyMethod) and ours this Thanksgiving, both on #Netflix! https://t.co/IrCeFdlQjz
— Laura Jacqmin (@LauraJacqmin) 2018年11月21日
若い頃はミュージシャンとして活動、その後俳優に転身し、1967年には『暗くなるまで待って』でオードリーヘップバーンと共演。近年では2006年「ミス・リトルサンシャイン」でアカデミー助演男優賞、英国アカデミー賞 助演男優賞 受賞、
2012年「アルゴ」でアカデミー助演男優賞 ノミネート
アイリーン・ニューランダー(スーザン・サリヴァン)
#TheKominskyMethod proud to be part of Netflix series with Alan Arkin & Michael Douglas. pic.twitter.com/NJTMaoiRXS
— Susan Sullivan (@realssullivan) 2018年11月16日
1960年代にはダスティン・ホフマンと共にブロードウェイの舞台に立っていた。チャック・ロリー企画・製作の「ダーマ&グレッグ」、「ハーパーボーイズ」にも出演。
リサ(ナンシー・トラヴィス)
Actress Nancy Travis from @LastManStanding joins the KQ Morning Show around 8 am! pic.twitter.com/JBTN3baUqE
— 92 KQRS (@KQRadio) 2018年11月14日
上の三人よりはだいぶ若く2018年の時点で57歳。’80年代~’90年代に活躍した女優。
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コミンスキーメソッド ネタバレなし 感想
2018 Warnaer Bros.Entertainment Inc.
正直、チャック・ロリー企画製作の前作「ハイライフ」はイマイチだったが「コミンスキーメソッド」はかなりよかった。サンディとノーマンのようにキャラクターが立ったドラマは見ていて飽きないので是非次のシーズンを期待したい。
第76回ゴールデングローブ ミュージカル / コメディ部門作品賞受賞 シーズン2製作へ
「コミンスキーメソッド」は2019年1月6日に発表された第76回ゴールデングローブにてミュージカル / コメディ部門作品賞を受賞。また主演のマイケル・ダグラスは男優賞を受賞している。
また2019年1月末にはシーズン2の製作が開始される。
「コミンスキーメソッド」 Kominsky Method シーズン2 ネタバレなし 感想
2019 Warnaer Bros.Entertainment Inc.
シーズン1と同じノリで始まったかと思うといきなりノーマンがグレていたりと早速笑わせてくれる。おじいちゃんネタはまだまだネタ切れの心配はないようだ。シーズン1よりもサンディが丸くなり、ノーマンがよりおじいちゃん気質が増したような感じはするが二人の掛け合いの安定感も健在で全8エピソードサクっと見れてしまった。サンディの娘の彼氏として登場する新たな男性キャラも交えて、ロサンゼルスで生きる還暦を過ぎた男たちの悲喜こもごもが相変わらず面白い。今回は特にノーマンの「堅物が年を取って人の話を聞かず主張が強くなった結果、イカれてる」という部分が光っていたように思える。マイケル・ダグラスが完全に老人なのにイケメン過ぎるとか、出てくる女性も高齢なのに美人というハリウッドならではのビジュアルも不思議な魅力がある。強いて言えばラスト2話くらいで少しテンションが下がったような感じで、特にシーズン2の最終話が「え、ここで終わり?」というちょっと中途半端な感じに見えたのは残念だけれど、全体的に見ればシーズン1と劣らず面白かったと思う。
「コミンスキーメソッド」 Kominsky Method シーズン3 ネタバレなし 感想
小気味よく展開するおじいちゃんコメディもシーズン3でフィナーレを迎えた。シーズン3ではシーズン1、2と定番だったサンディとノーマンの掛け合いで進んでいく展開を踏襲しないというある意味意外な滑り出しからはじまり、見ている側としては大丈夫なのか…?と心配したけれど、結果としてはまさかの英断だった。たしかにシーズン3で同じことをやっていてはダレていたかもしれないが、ここまでの安定感をあっさり捨てるという選択がドラマのテイストを変えずにうまく新鮮味を出している。それにも関わらず老い、失い、変わっていく物事の中で生きる寂しさと、年月の積み重ねで得た寛容さや強さなど3シーズンに渡って描かれ続けてきた年老いた彼らの魅力はむしろ際立って見えた。今回はこれまでのシーズンよりも2話少ないということもあり中身が濃かったように感じた。
大人向け、というよりは若者には刺さらない内容かもしれないが「人が老いること」の色々な側面を描きながら、全体としてとても肯定的に見せているのが本作の最も大きな見どころだと思う。日本ではどうかわからないがアメリカでは若者にもウケているそうだ。
もしシーズン2まで見ているのなら今すぐ3をみるべき。派手さはないがとても良いドラマだったと思う。