Netflixドラマ「クリミナル UK, ドイツ, フランス, スペイン編」レビュー
Netflix ドラマ「クリミナル」 概要
クリミナル CRIMINAL
原作・制作:ジョージ・ケイ, ジム・フィールド・スミス
・ドイツ編 GRIMINAL GERMANY
出演:エーファ・メクバッハ, シルヴェスター・グロート, フローレンス・カサンバ, ペーター・クルト, クリスチャン・ベルケル, ニーナ・ホス, クリスチャン・クーヘンブッフ, ヨナタン・ベルリン, デニス・アローラ
・UK編:CRIMINAL UNITED KINGDOM
出演:キャサリン・ケリー, リー・イングルビー, マーク・スタンリー, ロチェンダ・サンドール, シュバム・サラフ, ニコラス・ピノック, デヴィッド・テナント, ヘイリー・アトウェル, ユーセフ・カーコア, クレア=ホープ・アシティ, イザベラ・ロックランド
・フランス編:CRIMINAL UNITED FRANCE
出演:マルゴ・ボンシロン, ローラン・リュカ, ステファーヌ・ジョベール, アン・アズレイ, マメッド・アレズキ, サラ・ジロドー, ナタリー・バイ, ジェレミー・レニエ
・スペイン編:CRIMINAL SPAIN
出演:エマ・スアレス, ホルヘ・ボッシュ, アルバーロ・セルバンテス, カルメン・マチ, インマ・クエスタ, エドゥアルド・フェルナンデス, マリア・モラレス, ホセ・アンヘル・エヒード, ダニエル・チャモロ, ハビ・コル, カルロス・マヌエル・ディアス, ヌリア・メンシア, ミロ・タボアダ
ドイツ編、UK編、フランス編、スペイン編と各3話ずつ全12話のオムニバスクライムストーリー。1話あたり一人の被疑者へ尋問を行いで真実を自白させていく内容になっている。
クリミナル UK編 キャスト
ナタリー(キャサリン・ケリー)
トニー(リー・イングルビー)
クリミナル ドイツ編 キャスト
シュルツ警部(シルヴェスター・グロート)
ケラー警部(エーファ・メクバッハ)
クリミナル フランス編 キャスト
オードレー(マルゴ・ボンシロン)
オリバー(ローラン・リュカ)
クリミナル スペイン編 キャスト
マリア(エマ・スアレス)
ライ(アルバーロ・セルバンテス)
クリミナル ネタバレなし感想
何らかの犯罪を犯したと思われる容疑者を尋問するだけでドラマを成立させてしまうというなかなか尖ったドラマ。毎回一つの事件について一人の容疑者を尋問するという構成になっていて、撮影シーンも尋問室、面通し用の部屋、廊下くらいしかない。登場人物の説明も容疑者の説明も一切なく容疑者への尋問シーンの会話や、尋問チームの作戦会議の会話のみでストーリーが進んでいく。見ているこっちとしては何の容疑の尋問なのか、また尋問チームのメンバーの関係性も会話から推測する以外ないが、明らかに揺さぶりをかけている警察に対し「ノーコメント」を続ける容疑者。やりとりを見ていると本物の尋問を見ているかのように錯覚する。
基本なかなか口を割らない容疑者が尋問官の揺さぶりに容疑者がどう応じるか、彼らは何を隠し、何を守りたいのか、そして警察は容疑者に何を言わせたいのか。ながら見では全く意味がわからないだろうけど、真剣に見れば会話だけでうまく状況が伝わってくるのがまた面白い。また尋問のみなので、例えば容疑者が口を割ったとしても本当にそれが真実なのかは描写されないという、なんとも含みのある終わり方も魅力だ。
ドイツ編、UK編、フランス編、スペイン編と各3話でほとんど同じ警察署のセットの中、国ごとに尋問チームのメンバーは3話通して同じでそれぞれにやり方が少し違ったり、被疑者のキャラクターが違ったりと国ごとの特色がある。どの国の話も真剣に見ると被疑者の心理や、証言に対するリアクションが細かく表現されていて興味深いのだけれど、疲れている時に見ると場面の変化がないためかなり眠い。元気な時に見よう。
クリミナル 個人的面白さ順位
各国一つずつの尋問チームが3話にわたり尋問する内容になっていて1話完結ものではあるものの、その3話の中で尋問チーム内の人間関係も描かれている。会話劇なので画面に映っていない部分で何があったのか、尋問官たちにどんな過去があったのか、3話見ると色々わかるような仕組みになっている。
好みのあると思うけれど、個人的な順位は以下。ドイツ編とUK編が特によかったと思う。とりあえずドイツ編から見てみるのがオススメだ。
①ドイツ編
②UK編
③フランス編
④スペイン編