【8月2日シーズン3配信】親愛なる白人様
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「親愛なる白人様」シーズン2は2018年配信
IMDbのスコアも6.4とさほどよくもないのでアメリカ人から見てもさほど作品として面白くなかったのかな、とは思うがやはり未だに存在する黒人差別という問題をストレートに扱った作品ということで話題性は高く、シーズン2の製作が決まったようだ。確かに興味深いテーマではあるのでせっかくやるなら次はもう少し面白くしてほしい。黒人差別を扱っている割には、黒人差別を訴える人々こそが逆にステレオタイプ的に見えてしまって、声の大きな黒人がむしろ白人との対立を助長しているようにも映った。脚本のせいなのか、演出のせいなのか、はたまたそれがアメリカにある黒人差別という問題のリアルなのか。いや、もしこれがリアルだから仕方がないというのならドキュメンタリーでやりなさいよって話で、少なくともフィクションでやるならリアルなテーマをどうフィクションと混ぜていくか、本質的な部分をどう切り取っていくかを大事にしてもらいたいものだ。とは言え群像劇で色んな人の視点から差別問題を描くというやり方は僕は好きなので、むしろシーズン2には期待している。
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「親愛なる白人様」シーズン2 5月7日配信開始
2018年5月7日に「親愛なる白人様」シーズン2配信が開始された。シーズン1を見ないと色々わからない部分はあるかもしれないけれどストーリーの性質上、わからなくても、わからないなりに楽しめるかもしれない。シーズン1同様毎エピソード主人公が変わるスタイルは同様で、大学内の色々な人々の視点でシーズン1から波及した問題について描かれる。
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「親愛なる白人様」シーズン2 ネタバレなし感想
(C)MMXVII Lions Gate Television Inc.
シーズン1で起こった出来事から波及し、大学内での人種差別問題はますます過熱。その大学内を前回同様学生一人一人の視点でほぼ同時期の出来事を描いている。匿名でサムをネット攻撃する人物が現れたり、黒人幹部会内でも意見がまとまらない等のより混乱した状況ではあるが、ドラマとしてはシーズン1よりもより各個人を描いているように思える。人種差別の問題提起がシーズン1だとすれば、シーズン2は起承転結で言えば"承"に当たる内容なのかもしれない。最終回は完全に次のシーズン前提で作られていたのでそのあたりは良いのか悪いのか微妙ではあるものの、シーズン1で少なかったストーリー性が増したという意味ではシーズン2のほうが面白かった。ただ、やはり万人向けではなく、人種、ジェンダー、LGBT等への差別に少しでも興味がある人向けだとは思う。