シーズン2も安定した面白さ「クィア・アイ」ゲイのダサ男改造

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆(7点)

クィア・アイ-タイトル(C) 2017 NETFLIX STUDIOS, LLC AND NETFLIX GLOBAL, LLC

ゲイ5人組によるダサ男改造リアリティショー 「クィア・アイ」 Queer Eye

原作・制作:デヴィッド・コリンズ
出演:ボビー・バーク, カラモ・ブラウン, タン・フランス, アントニ・ポロウスキ, ジョナサン・ヴァン・ネス

Netflix(ネットフリックス)で視聴する

 

 


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「クィア・アイ」 番組内容

クィア・アイ-Fab5(C) 2017 NETFLIX STUDIOS, LLC AND NETFLIX GLOBAL, LLC

インテリア、カルチャー、料理、美容、ファッション、文化とそれぞれに得意ジャンルを持ったゲイの五人組「Fab5」が冴えないアメリカ人男性を変身させるという趣旨の番組。元々は2003年から5シーズンに渡ってアメリカのケーブルテレビ会社Bravoが放送し人気を誇っていた「queer eye for the straight guy」を元に新生「Fab5」にキャストを変えてネットフリックスがリブート。旧「クィア・アイ」は2004年に傑出したリアリティショーとしてエミー賞を取っており、近年もてはやされるようになったリアリティショーの先駆け的存在となったTV番組。

クイア [1] 【queer】
〔奇妙な,風変りな,などの意〕
同性愛者などを含むセクシャル-マイノリティーの総称。元来は同性愛者などに対する蔑称であったが,近年では肯定的な意味で用いられるようになった。-weblio辞書

タイトルは「Queer Eye」ゲイの視点といった意味合いだと思われる。対象の男性は外見、インテリア、料理や生活習慣に至るまで「Fab5」のアドバイスを受けて、ダサダサだった自分を変えていく。その変わっていく様も見ていていて楽しいが、社会とのかかわり方など内面的、精神的な姿勢の改善も同時に行うため、男性でもなく女性でもなくゲイだからこそできる、言える、そして対象の男性もアドバイスを受け入れやすい、といった雰囲気で番組は進んでいく。そしてあえてゲイ(男性)の視点で改善していくとダサダサ男子がこんなにもスタイリッシュでオシャレになってしまう!という驚きもある。

 


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クィア・アイ「Fab5」のメンバー

 

クィア・アイ-ボビー・バークインテリア担当:ボビー・バーク Bobby berk

自身の名義インテリアブランドも運営。2016年にはゴールドナゲットアワードのベストカスタムホーム4000平方フィート以下部門を受賞している。

 

 

クィア・アイ-カラモ・ブラウン

カルチャー担当:カラモ・ブラウン Karamo brown

MTVのリアリティショーReal World: Philadelphia in 2004でオープンなゲイの黒人として初めて登場。その後リアリティショーのパーソナリティなどタレントとして活躍。

 

 

クィア・アイ-タン・フランスファッション担当:タン・フランス Tan france

インスタグラムで38万人のフォロワーを持つイングランド生まれのファッションリーダー。ファブ5のオーディションに行ったのはゲイの友達がたくさん作れそうだと思ったからでファブ5の一員になれるとは思っていなかったそうだ。そして5年ほど前まではファッションにそこまで興味がなかったとのこと。

 

 

クィア・アイ-タン・フランス

フード、ワイン担当:アントニ・ポロオスキ Antoni Porowski

オリジナルシリーズでワインとフード担当だったTed allenの親友であり、彼の個人的なシェフとしても働いていたことがある凄腕料理人。
過去に役者としてテレビや映画にも出演。

 

 

クィア・アイ-ジョナサン・ヴァン・ネス美容担当 ジョナサン・ヴァン・ネス Jonathan van ness

制作のデビッドコリンズのお気に入り。ひどいいじめにあった過去がある。Youtubeの「Funny or Die」というチャンネルでその名を知られるようになったそう。5人の中でもぶっちぎりで分かりやすいゲイ。というか立ち居振る舞いが完璧に女性。一番笑えるのも彼だと思う。

 

 

 

 



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「クィア・アイ」 ネタバレなし 感想

クィア・アイ-ラスト(C) 2017 NETFLIX STUDIOS, LLC AND NETFLIX GLOBAL, LLC

世界共通のゲイのノリなのか「Fab5」は日本でいうおネエな人々のようなノリがあり、わかりやすくダサい対象の男たちへの歯に衣着せぬ物言いが笑える。だけど「クィア・アイ」の面白いのは、対象の男性の内面や、生き方にもズケズケと口を出していくところにあると思う。彼らの物言いは男性でも女性でもなく、ゲイの発言だからか、どういうわけか後腐れがなくイヤミがない。また五人全員がズケズケ言うのにもかかわらず、彼らがとてもやさしい人たちであることが見ていてわかる。(カメラの外ではどうかは知らないけれど)毎回、対象の男性を外見も内面も変えることができました、よかったねと終わっていくだけと言ってしまえばそれまでだけど、男性の内面の変化には大体小さなストーリーがあってなかなか興味深い。一週間ほど対象の男性と一緒にすごし、彼らは去っていき、「Fab5」は対象の男性がちゃんとかわれているかVTRで確認するのだけれど、そのほっこり感が管理人は特に気に入った。一応リアリティショーとして作られてはいるものの、ある程度台本はあるとしか思えない。でないとしたら毎回の面白さと安定感がすごすぎて奇跡。どこまでリアリティショーといえどどこまでリアルなのかはわからないが本気で親身になって優しく男性を促していく「Fab5」を見ているととても優しい気持ちになれるし、なぜだか見終わった後元気が出る気がする。Netflixのシリアスでエグいドラマで心がすさんできた時なんかに見るには最高の口直しになるのではないだろうか。面白い作品ほど比較的重たい内容の番組やドラマの多いネットフリックス作品だが、「クイア・アイ」は軽いし、笑えるしほろりとできる良い番組なのでぜひ長く続くシリーズになってもらいたい。

 

「クィア・アイ」シーズン2

Fab5のメンバーそのままに2018年6月にシーズン2として新たに8話追加された。今回は対象が女性であったり、トランスジェンダーの男性であったりと前シーズンよりも幅が広がっている。Fab5の人の好さ、センスの良さは健在。クスっと笑えてほろりとできる安定して面白いシリーズになりつつあるのではないだろうか。見始めたら止まらないというタイプの面白さではないけれど、見るものが思いつかなかったり、重い作品が続いた後に見る番組としてはシーズン2もやはり最適。シーズン1配信からシーズン2配信までの期間が短かったのも良かった。次のシーズン更新のアナウンスはまだないが更新されてもおかしくはないと思う。