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見る前に知っておくべき3つのこと「SECRET CITY」

おすすめ度:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)
シークレットシティ-タイトル

出演:アナ・トーヴ, ジャッキー・ウィーバー, ダン・ワイリー, アレックス・ディミトリアデス, デイモン・ヘリマン, メキー・ファイファー, ユージニア・ユアン, マット・ゼレメス, アラン・デイル

Netflix(ネットフリックス)で視聴する


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「SECRET CITY シークレットシティ」 あらすじ

シークレットシティ ハリエット 湖と死体

新聞記者のハリエット(アナ・トーヴ)は朝のエクササイズ中に湖に打ち上げられた死体を警察が捜査しているところに出くわす。死体は若い男性のもので腹を裂かれおり、ただの溺死体ではないと直感したハリエットは死体の身元などを調べるが、警官から聞かされた被害者の名前がSNSのどこにも登録がないということに違和感を覚えることとなる。一方、中国ではオーストラリア人の女性がチベットの自由を訴え焼身自殺を試みた。この一見何の関係もなさそうな二つの事件は調べを進めていけばいくほど、背後にある大きな陰謀で繋がっていることがわかってくるのだった。

 


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「SECRET CITY シークレットシティ」オーストラリアと中国、チベット

オーストラリア製作の「SECRET CITY」はオーストラリアが舞台であり、中国、オーストラリア間の国対国の関係も大きくストーリーにかかわってくる。日本ではあまり知られていないオーストラリアと中国の関係、また中国におけるチベットの立ち位置などを知らないとそもそも何が起こっているかわからないかもしれないので、興味がある人向けにオーストラリアと中国、そして中国とチベットの関係性等をざっくり書いておく。

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中国からの移民が増え、オーストラリア国内に中国寄りの声が多くなった

現在ではオーストラリアは輸出の多くを中国に頼っており、また中国人旅行客による観光収入も多く中国への依存度が高くなっている。またオーストラリアでは人口約2400万人のうち中国からの移民は約120万人言われており、その中でも政治への介入が取りざたされてきた。

中国、オーストラリアとの関係縮小すべき=環球時報

ターンブル政権は昨年末、外国人による政治献金を禁じるなど外国人の政治介入を制限する法案を提出し、中国政府がこれを反中国的な対応とみなしたことで、両国の関係が悪化した。https://jp.reuters.com/article/china-australia-idJPKCN1IO0RX

火花散らすオーストラリアと中国、なぜ関係悪化したか

輸出ブームを駆り立てた画期的な自由貿易協定(FTA)を中国と結んでからようやく2年がたとうとしている中、ターンブル首相は、外国の影響を制限するのを目的とした新たな法案を提出する理由として、中国による「干渉」を挙げた。

オーストラリアは最近まで、長年の防衛同盟国である米国と、昨年輸出額の3割近くを占める中国との間でうまくかじを取ろうとしていた。だがそのようなかじ取りは、オーストラリアの治安機関がサイバーセキュリティー面と政治干渉のリスクの高まりを警告する中、ますます困難になっている。また、南シナ海での軍事化をやめるよう求める国際社会に対する中国の抵抗も緊張を高めている。

https://jp.reuters.com/article/au-cn-relations-idJPKBN1JE0JQ

 



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チベットと中国

チベット自治区はヒマラヤ山脈の北側にあるチベット高原に位置する中国の自治区、もともとチベット民族だけが住んでいたこの地域をで中国が国境を設定して自治領とし、以来チベットは中国からの暴力的な弾圧を受け続けてきた。この問題はさほど世界的に知られていたことではなかったが、Beastie Boysのアダム・ヤウクが、自分のアルバムで使用したチベット仏教の読経のサンプリングに対する印税を誰に払うかという問題から端を発し、自ら非営利団体としてミラレパ基金 (The Milarepa Fund) を設立、1996年に開催した「チベタンフリーダムコンサート」により世の中に知られることとなったと思われる。

中国は1950年以来、チ ベット民族の「民族自決権」を踏みにじり、「侵略」し「略奪」の限りを尽くしたあげく、チベット民族を 国家的・組織的に抹殺しようとしてきた。すでに中国は、128万人の無実のチベット人の命を奪い、人間の想像を超 えたところでの拷問・強姦・暴行をチベット民族に対して繰り返してきた。出典:チベット大虐殺を人権侵害・人権弾圧と呼ぶな!

 



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「SECRET CITY シークレットシティ」を見るうえで知っておくべき3つのこと

シークレットシティ-冒頭

・オーストラリアという国家が内部から中国に侵食され始めている懸念がある、ということ。
・チベットの人権問題は中国にとっては触れられたくない話題である、ということ。
・英語で話してはいるものの、あくまでオーストラリアという国の視点で描かれている物語であるということ。

「SECRET CITY」を楽しむには上記を知っていればよいと思われる。


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「SECRET CITY シークレットシティ」 ネタバレなし 感想

シークレットシティ-焼身自殺

新しい政治的ネタを探していたハリエットが湖で腹の裂かれた死体を見て以来、その件を調べれば調べるほど、真実に近づけば近づくほど関係者に危険が迫ってくるといったタイプの陰謀系サスペンス。一見なんの関わりの無いように思われるフリーチベットを訴え焼身自殺を試みた女性と湖の死体。ドラマとして大きくその二つのストーリーを追っていくので、それらの事件にどんなつながりがあるのか興味が引かれる。「ハウスオブカード」を見たことがある人ならば、「SECRET CITY」は記者目線で描かれるオーストラリア版「ハウスオブカード」と言えばなんとなく雰囲気はつかめるかもしれない。ただ「ハウスオブカード」よりはわかりやすいシナリオにはなっていると思う。
シーズン1としては全6話のミニシリーズになっているが、ストーリーとしてはかなり宙ぶらりんなところで終わる。シーズン2は既に製作済みのようでIMDbによると2018年10月8日配信となっている。つまらないというわけではないけれど、6話ずつに分ける意味がわからないようなシーズン1の終わり方だったのもあり、正直シーズン2が放映になってから見てもいいんじゃないかと思う。