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Netflixドラマ「呪怨 呪いの家」レビュー

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Netflixドラマ「呪怨 呪いの家」

出演:荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、藤井武美、松島亮太、久保陽香、カトウシンスケ、柳沢なな、江本時生、仙道敦子、倉科カナ

『呪怨:呪いの家』予告編 – Netflix

「呪怨 呪いの家」あらすじ

1988年、心霊研究家として様々な心霊事件を追っていた小田島(荒川良々)は心霊番組の収録で出会ったタレント本条はるか(黒島結菜)の婚約者が「ある家」を見に行って以来、彼の周囲では奇妙な出来事が起こっていると相談を受ける。小田島は調査をはじめるが彼女の婚約者はその家について口を閉ざしたまま、やがて変死してしまう。同じ時期に同じ家に忍び込んだ高校生たちにも奇妙なことが起こるのだった。

「呪怨 呪いの家」ネタバレなし感想

1話30分サイズの6話構成で比較的見やすいが一話目はプロローグ的で少々眠くなるかもしれない。二話目以降はホラーテイストがどんどん増していくので、興味がでたのなら二話目までは見てみると良いだろう。なぜわざわざ荒川良々が主演なのかは気になるところだったけれど、心霊研究家というちょっと胡散臭い役どころはかなりハマり役だった。普通のドラマというよりは、若干B級ホラー映画を見るようなテンションで視聴したほうがいい。なぜかと言うと登場人物が割と短絡的に殺意を抱くためである(これが呪いの家のせいなのかそれとも脚本が雑なのかわからないが)。ただ振り返って考えるとその殺意に至る登場人物の心境の変化を映すのもホラーとしてはテンションが下がるだろうし、テーマとはズレているので逆に下手に説明なく、短絡的に見えるような殺人事件が起こっていくのは個人的にはアリだと思った。おかげで物語のテンションはダレずに済んでいる。なんとなく和製ホラーというとこんなノリがつきもののような気はするので僕は「そういうもの」としてみたが、人によっては鼻につくかもしれない。

それでも二話目以降毎回背筋が凍るシーンは出てくるので怖がりたくてこの「呪怨 呪いの家」を見る人にはオススメできる。また「呪いの家」にまつわる事件を通して次第にその呪いの正体が明かされていくというミステリー要素もなかなかよかった。ただ、シーズン1で完結はしていないので見終わったころには色々な謎が頭の中を駆け巡ることになるだろうと思う。