【ワンピース作者絶賛】四月は君の嘘
おすすめ度:★★★★★★★★★☆(9点)
スランプの元天才少年ピアニストと破天荒なバイオリニストの少女の物語
「四月は君の嘘」 2014年 アニメ
原作:新川直司
監督:イシグロキョウヘイ
シリーズ構成:吉岡たかを
脚本:吉岡たかを
声の出演:花江夏樹、種田梨沙、佐倉綾音、逢坂良太
あらすじ
wikiより
かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。それから3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
ワンピース作者・尾田栄一郎が嫉妬したマンガ
12月29日フジテレビで、各界で大成功を収めた“一流”の人たちが嫉妬した人物や作品を告白する番組『一流が嫉妬したスゴい人』が放送された。番組の中で、国民的漫画『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎氏は、自身が嫉妬した漫画を告白しました。
尾田氏は、嫉妬した漫画として『四月は君の嘘』を挙げた。『四月は君の嘘』について、「締め切り前でちょっと気分転換のつもりだったのに 全巻読んでしまって こっちが原稿落とす所でした」「グイグイ引き込むんじゃないよ!」とコメント。音のない漫画が苦手とする「“音楽”の表現がまあ見事」と絶賛した。 出典: news.biglobe.ne.jp
漫画版もよいけれど、僕がオススメしたいのはアニメ版。尾田さんが言っている音楽表現の見事さはアニメにも忠実に表現されているし、やっぱり音楽家の話なので音楽がついていたほうがより雰囲気に入り込めると思います。
好きになった子は友達のことが好き
渡に友達に紹介されたかをりを好きになってしまう有馬はピアニストとしてかつて有名であったこともあり、かをりのバイオリンコンクールの伴奏を依頼されたりする。当の渡はさほどかをりには興味がない様子、その渡にかをりを紹介した椿は有馬と幼馴染。
詩的なモノローグ
内気な主人公がポエミー性格なので、心の声をちょいちょいつぶやいてしまうところに好き嫌いが出そうな気がする。あ、「君の名は」の新海誠監督が好きなら大丈夫です(笑)
音楽の表現を映像で見るかのよう
たとえば演奏者によってピアノ演奏の違いというものがあるのだろうけど、僕は弾く人によって曲が別の曲かと思うほどの違いをそんなに大きく感じたことはない。このアニメでは演奏がどのように素晴らしいか、鑑賞している登場人物の語りと共に映像で表現される。ああなるほど、クラシックとか好きな人にとってはこれくらい演奏者によって違って聞こえるのか、と思える。音楽に想いを乗せるってこういうことかもしれない。尾田さんが絶賛するのも納得です。