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ドラマ的面白さ+爆笑【クラッシング】

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(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

久しぶりにドラマで爆笑した

「Crashing」 2017年 ネットフリックスオリジナルドラマ シーズン1 6エピソード(30分)
原作・制作:フィービー・ウォーラー=ブリッジ
出演:フィービー・ウォーラー=ブリッジ、ジョナサン・ベイリー、エイドリアン・スカーボロー、
ダミアン・モロニー、ルイーズ・フォード、ジュリー・ドレイ、アミット・シャー

「クラッシング」 あらすじ

居住管理者として病院跡地で居住をともにするアンソニー、フレッド、サムとケイト、メロディ。そこへアンソニーの幼馴染の女の子ルルがやってくる。彼氏に追い出されて各地を転々としていたルルは住む場所と仕事を探していた。アンソニーと婚約中のケイトは一緒に病院に住むように提案するのだが、仲が良すぎるルルとアンソニーに内心穏やかではなかった。ドラマはこの三角関係と、父親を亡くしたサムとゲイのフレッド、離婚危機の中年に夢中になるメロディのエピソードを軸に進んでいく。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

「クラッシング」見どころ1 ルルのキャラクターがとっちらかっている

見た目も美人だしフレンドリーなルルだけど、見ていると結構とんでもないキャラクターであることがわかってくる。冒頭の長距離バスの席でウクレレを弾きながら歌いだす時点でヤバいやつだ思った人は正解です。素の時点でちょっとおかしい感じなんだけど、酒を飲むと酷い。こんなに下品な女性キャラクターは今までドラマでは見たことないかも。キャラクターフィービー・ウォーラー=ブリッジが自分で脚本を書き自分で演じているというのがまた驚きである(特に見た目とのギャップが)。きっと一番笑わせてくれるはきっと彼女でしょう。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

「クラッシング」見どころ2 ルルとアンソニーとケイトという三角関係

幼馴染のルルとアンソニーには独特のノリがあって、結構きわどい冗談を言い合うような仲の良さがある。アンソニーはルルを妹のように思っていて性的な魅力は感じないと言う。ルルに欲情するのは「赤ん坊から育てたサルに欲情する」ような感覚だというが、ケイトから見ると少し妬けてしまう。ケイトじゃなくても視聴者もアンソニー実際どうやねん、と思ってしまうくらいキワどい。冗談めかしてはいるがルルもルルでアンソニーをどう思っているかよくわからない。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

「クラッシング」見どころ3 自由奔放なルルとお堅いケイト

自由奔放といえば聞こえがいいが、ルルの自由さは奔放すぎて引くレベル。言うなっていうこともペラっと言ってしまうし、あんまり空気を読まずにガンガン言いたいことを言ってしまう。下ネタも多いし、それに股がかなり緩い。’70年代のヒッピーかってノリである。ケイトの同僚も同調しているし、最近の貞操観念ってこんな感じなんだろうか。一方ケイトはケイトで逆に考え方が堅い感じ。共通しているのは二人ともあまり空気は読まないということ。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

「クラッシング」見どころ4 父親を亡くしたばかりのサムとゲイのフレッド

サム(画像右)は明るく、女好きのガキ大将が大人になったようなタイプだが、父を亡くし深く悲しんでいて、なんとか自分を鼓舞して明るく振る舞うがなかなか悲しみから逃れられないでいる。サムの誕生日パーティで「宝探しゲーム」パートナーになったゲイのフレッドがサムの悲しみを知り気遣う。サムは気持ち悪いからやめろと言いながらもフレッドのやさしさに甘えたりする。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

 

「クラッシング」見どころ5 フランス人で芸術家のメロディ

サムの誕生日パーティでケイトの企画した「宝探しゲーム」で離婚危機にある中年男性コリンとコンビを組まされたのをきっかけに、すっかりコリンのことを気に入るメロディだが、その理由がちょっと意味不明。フランス語なまりの英語を話し、芸術家だからか不思議な雰囲気を持つメロディ。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

「クラッシング」ネタバレなし 感想

「クラッシング」は登場人物がただバカをやるだけのドラマではないし、男女混合の仲間感を楽しむドラマではない。6人が何歳くらいの設定なのかはわからないけれど、6人が6人シンプルな人間ではなくて、そんなに重くはないものの、それぞれに一筋縄では行かない感情を抱えている。言えなかったり言わなかったり気づいていなかったり、言いたくなかったり。一見よくある話を描いているがその渦中の人物の感情の動きはとても複雑で、しかもその感情が複雑である様がうまくストーリーに絡んでいる。笑えるシーンも多いけど、同時にドラマとしてとてもよく出来ていると思う。6話しかないのであっという間に見れてしまうのが少し寂しいくらい。もっと続きが見たいです。

(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

 

 

アマゾンプライムでは同時期に別の番組も。

フィービー・ウォーラー=ブリッジ作品はNetflixでは「Crashing」、アマゾンプライムではFleabagというドラマが配信中。

皮肉屋で性欲は強め、怒りに駆られ悲嘆に暮れる。「フリーバッグ」は、現代のロンドンを生きる1人の女性の心理を描き出す、抱腹絶倒かつ辛辣なドラマである。脚本・主演は劇作家でもあるフィービー・ウォーラー=ブリッジ。差し伸べられる救いの手をことごとく拒絶し、常に虚勢を張りながらも、癒しを求めるタブー知らずの女性フリーバッグを演じる。

「Crashing」がよかったのでこちらもかなり気になっています。あらすじを見る限り外国版「タラレバ娘」世代なドラマなのかな。

 

 

ちなみに居住管理者とは

病院や消防署など使われなくなった施設が取り壊される前の間、浮浪者等が勝手に住み着かないように管理する目的のため、市場価格より安い家賃で借りて住む人のことを言うらしい。日本にはないシステムなので調べるまでいまいちよくわからなったけれど、ストーリーにはさほど関係ないので気にしなくてもよい。居住管理者には一応いろいろ禁止事項があるようだけど、そのルールを気にしているのはケイトだけの様子。