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【少年兵】ビーストオブノーネーション

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(C)2015, NO NATION, LLC

内戦を生き延びた少年兵を描くネットフリックス配給映画

「Beast of No Nation」ビースト・オブ・ノーネーション 2015年 ネットフリックス配給

監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
原作 ウゾディンマ・イウェアラ(英語版)『ビースト・オブ・ノー・ネーション(英語版)』
製作 アミー・カウフマン、キャリー・ジョージ・フクナガダニエラ・タプリン・ランドバーグ、
リバ・マーカージェフリー・スコール、ダニエル・クラウンイドリス・エルバ、ウゾディンマ・イウェアラ
出演:アブラハム・アター、イドリス・エルバ、アマ・K・アベブルゼ、
コビナ・アミッサ=サムエマニュエル・ニイ・アドム・ケイエ、グレイス・ノーティー、
ディヴィッド・ドントーオペイェミ・ファグボフングベ

ビースト・オブ・ノー・ネーション予告編 – A Netflix Original Film [HD]

「ビーストオブノーネーション」あらすじ wikiより

西アフリカの小さな村に戦争が近づいていた。その村に、母、弟、赤ん坊の妹と暮らすアグーが本作の中心となるキャラクターである。アグーは思春期にもまだなっていない、ほんの子供である。家族は首都へと旅立つが、アグーと父親、兄、祖父が後ろに残る。しかし、軍隊に襲われ、アグーを除く全員が射殺された。アグーは茂みの中に逃げるが、すぐに自国の反乱軍の部隊に見つかる。彼らは最初アグーを殺そうとするが、少年兵として部隊に加わるよう、強制する。

(C)2015, NO NATION, LLC

 

 

「ビーストオブノーネーション」のネット上の評価

アメリカのサイトでは比較的高評価なことが多かったので見てみた。ウゾディンマ・イウェアラが2005年に執筆した同名の小説が原作だそうだけれど、タッチとしてはノンフィクションのような感じ。最後まで飽きることはなく見終えたけれど、正直さほど心に刺さるということもなかった(もちろん何も感じなかったわけではないけれど)面白いか面白くないかと言われれば面白いのだけれど、ニュース番組の興味深い特集を見たような、そんな感覚だった。僕は戦争物がそもそも苦手なのかもしれないのでその分点数は低めになっているかもしれない。でも正直言えば、個人的な意見としては「リアルに戦争を描いた映画」というだけで世間の評価が高くなる傾向があるような気がしてならないけれど…。

(C)2015, NO NATION, LLC

 

 

悲惨な内戦を少年が生き延びるということ

住んでいた町が戦火に飲まれ、必死で逃げた先でもまた戦争と向き合うことになるアグー。反乱軍のリーダーに気に入られることで生き延びることができたアグーがしあわせだったのか不幸だったのか、正直よくわからない。ただ必死にやれと言われたことをやり、部隊の中での存在価値を保ち、交戦を生き延びる。子供だからこそ盲目的に従順であることができる。少年兵の部隊が反乱軍として機能できるのは子供が子供たるゆえんなのかもしれない。

(C)2015, NO NATION, LLC

 

 

少年の目線で描かれる内戦、どんどん荒んでいく少年たちの目

反乱軍ではコマンダント(司令官)の命令が絶対で、少年兵たちは疑問を挟む余地もないまま感覚をすり減らし、戦争に慣れていく。コマンダントに逆らえば殺される、だから従い、その結果人を殺す。拒否するという選択肢はそもそも少年たちにはない。アグーが反乱軍に入り戦争を知れば知るほど、中立地帯に住み楽しく暮らしていたころとは別人のようになっていくアグー。

(C)2015, NO NATION, LLC

 

 

エイブラハム・アッター

主役のアグーを演じた新星エイブラハム・アッターは撮影地のガーナで1000人以上の候補者の中から選ばれた。ベネチア国際映画祭で見事マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞。監督に見出された当時、彼はガーナの路上で物売りをする少年だったそう。エイブラハムは演技指導で西アフリカのシエラレオネ共和国で10年にも及んだシエラレオネ内戦を実際に経験した人物に武装技術などを教わったそうだ。

(C)2015, NO NATION, LLC

 

監督はキャリー・ジョージ・フクナガ

監督を務めたキャリー・ジョージ・フクナガはその名前から想像できる通り、日系人の父親を持つアメリカ人で傑作ドラマシリーズとして語られる『True Detective / 二人の刑事』で一躍有名になった。通常、ドラマの場合一話ごとに異なる監督が担当をするものだが、8話すべてをフクナガ監督が手がけたことによりまるで8時間の長い映画を観ているかのようなクオリティを保ち、フクナガ監督自身もエミー賞を受賞したとのこと。