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1940年代が舞台「アーチャー ドリームランド」

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アーチャー-シーズン8 タイトル
(c)Bluebush productions,llc

エミー受賞の独特のセンス、ユーモアがたまらないスパイコメディ(普段は)

「Archer Dreamland」(シーズン8) アメリカ 1エピソード:21分

脚本:アダム・リード
声の出演:H・ジョン・ベンジャミン、ジョディー・グリアー、アンバー・ナッシュ

ARCHER: DREAMLAND – Season 8 Official Trailer Promo (2017) Animation Comedy Action FX HD

 

 

 


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「アーチャー ドリームランド」(シーズン8) あらすじ

シーズン8はシーズン7の事件のせいで昏睡状態になってしまった主人公でスパイのアーチャーが夢を見ているという設定の中で今回のストーリーは展開される。舞台は1940年代のLA。私立探偵のアーチャーは相棒のウッドハウスを殺され、犯人を捜すためにヘロイン中毒だったウッドハウスがヘロインを買っていた売人を探ると、ドリームランドの支配人で”マザー”と呼ばれる人物にたどり着く。マザーはウッドハウスの犯人捜しを手伝う見返りに、ある仕事を手伝うことを要求する。

フィガス、プーヴィーアーチャーとウッドハウスの死体(c)Bluebush productions,llc

 

 

「アーチャー シーズン8」は夢の中という設定

登場人物のほとんどが現実世界でアーチャーと出会っている人物で、各キャラクターの基本的な設定を残しつつ、1940年代という舞台で新たな役どころを与えられている。例えば殺されたウッドハウスは現実ではアーチャーの執事でヘロイン中毒なのは現実同様。刑事のフィガスは現実ではスパイエージェントの財務担当で夢の中のフィガスはアーチャーに妻を寝取られているが現実では彼女を寝取られている。ドリームランドの”マザー”は現実ではアーチャーの母親である。刑事のプーヴィーは夢の中では男性役のようだが現実では女性で、めちゃくちゃケンカが強いという部分は現実と同じになっている。夢の中でもセレブ設定のシャーロット(シェリル)のバカっぷり(トピっぷり)は健在。夢オチは萎えるけれど、夢設定と言われてしまうと変に納得できるのは若干不思議だが、特に違和感はないように思えるし、シーズン7までの話とは各キャラ設定以外の繋がりはほぼないのでアーチャーを始めてみる人がシーズン8をお試しで見るのはアリかもしれない。

死体を運ぶシャーロットとアーチャー(c)Bluebush productions,llc

 

 

ノリはいつもの「アーチャー」で1940年代ギャグ

1940年代だからなのかやりたかったのか、ここぞとばかりに(?)と黒人差別ネタがガンガン登場する。まだアメリカの1940年代は黒人差別が公然と行われていた時代なはずなので、「それって差別だろ」なんてセリフは逆にあり得なかったりするのかもしれないが、なんにしても夢設定である。黒人の登場人物が何か行動するたびに「この時代の黒人って差別されてるよね?」みたいなメタ的差別ネタで突っ込みを入れるような流れはいかにもアメリカ人が好きそう。そんな時代背景をつかったネタが多く、夢設定という中でもしも”1940年代にアーチャーたちがいたら”というコントをやっている感じ。マリファナで逮捕されたり、覚醒剤や鎮静剤をシャーロットが普通に持っていて、それを飲んでいるアーチャーが4日ぶっ通しで寝ていないなど1940年時代ならではのドラッグギャグを入れてきたりと「奴ら」がやりそうなことは大体やるが、時代感を大事にしたかったのか、やんちゃ度はいつもより控えめ。アーチャーがいつもより若干弱気に見えるのは昏睡中のアーチャーの夢の中だからだろうか。

アーチャーS8-マリファナで捕まるレイたち(c)Bluebush productions,llc

 

 

「Archer Dreamland」ざっくり感想

手を変え品を変え気づけばシーズン8だけれど、アーチャーシリーズをずっと見てきている人にとってシーズン8はアーチャーの夢の中ということで各キャラの設定が多少違っているという面白さがあるものの、ちょっと展開にマンネリ感がある。シリーズを通したお馴染みのギャグはアリなんだけど…。まぁ、どのあたりがマンネリかは見てきた人はわかるだろうし、シーズン8から見た人は楽しめると思うのでそこにさほど触れるつもりもないが元々ある意味ぶっとんだ人々(且つスパイ)の日常系アニメとも言えるので、ストーリーは大して問題ではないような気はする。とは言えやはりシーズンが進むほど目新しさや新しい笑いのパターンも減ってきているのも事実。シーズン9、10では盛り返してもらいたいものだ。

アーチャーとシーズン8の面々(c)Bluebush productions,llc

 

 

続くシーズン9、シーズン10

アーチャーの放送をしているFXはシーズン10まで製作を依頼しており(シーズン8より放送はFFX)、監督のアダム・リードはシーズン10でアーチャーシリーズはフィナーレを迎えると言っている。シーズン9 Archer danger Island は1939年の南半球の人里離れたビーチが舞台になるそうだ。僕の想像ではシーズン9はアーチャーの夢の中設定は続いていて、劇中で度々フラッシュバックした内容がメインストーリーとして展開されるんじゃないか?と勝手に思っています。ラスト2シーズンで終わるのもわかっているし、これぞアーチャーだったな!と思えるようなラストがぜひ見たいものです。シーズン9の放送のアナウンスはまだありませんがが、アメリカでは毎年1月か、4月に放送開始だったので来年の4月くらいにアメリカで放映、ネットフリックスには1年後の2018年8月あたりにやってくるんじゃないだろうか。

ウッドハウスの墓を後にするアーチャー(c)Bluebush productions,llc