【配信停止】シティオブゴッド
ブラジルの実話を元にしたリアルギャング映画
「シティオブゴッド」(原題:Cidade de Deus) 2002年 ブラジル 2時間9分
監督:フェルナンド・メイレレス
脚本:ブラウリオ・マントヴァーニ
原作:パウロ・リンス
ギャング映画の名作
ざっくりとあらすじ
1960年代ブラジル、「神の国」という名のスラム街で起きるギャングたちの抗争を描いた作品。
ものすごくリアルな殺人シーンがあるので、苦手な方は避けたほうが良いです。ですが、少しくらい苦手のならむしろ見るべし。
(C) Filmes curtos ltda e HANK LEVINE FILM GMBH TODOS OS DIREITOS RESERVADOS 2002
死ぬまでに見ておきたい映画
アカデミー賞4部門にノミネートされ、「死ぬまでに見ておきたい映画50」にランク入りしたギャング映画の傑作。実話をもとにしたストーリーで俳優はほとんど素人でオーディションで選ばれたそうです。実話をもとにしている話というのもあってかものすごい臨場感。
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’60年~70代とは言えブラジルの日常がヤバすぎる
貧困層とは言え、平気で子供が拳銃を持ちをバンバン撃っちゃう。神の街はホームレスばっかり。ある程度の誇張がむしろあってほしいとすら思うほど、ひたすらにひどい環境。その中で伸び伸びとギャングになっていく子供たち。
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ギャングの親玉も子供
やがてバンバン拳銃を撃っていた子供(リトル・ゼ)がギャングを束ねるに至るのは18歳の頃。マリファナやコカインを流すのも10代の子供。貧しいのだから、人から奪う。金を持っている奴らから奪う。後に写真家となるブスカペの視点で当時の様子が描かれていく。
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【悲報】人類にとって暴力はエンターテイメントなのだ
実話ベースということもあり、当時の社会性を純粋に描き出されているんだろうとは思う。不謹慎だと言われるかもしれないが、これがリアルだとするならもうそれ自体がエンターテイメントなのだ。まるでマッドマックスの最新作のような。
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当時の話題のさらったのも納得の一作
抗争が繰り返され、暴力が暴力を生みが街を支配する。暴力の応酬の先には、また別の暴力があるだけ。それ以上でもそれ以下でもないのかもしれない。エンターテイメント性もさることながら見終わった後に心の底に何かこびりつくような、僕はそんな気持ちになった。
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