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熱すぎる男「Marvel パニッシャー」

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆(8点)

パニッシャー-タイトル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

Netflix製作 Marvel作品で最も熱い男 「Marvel パニッシャー」

原作・制作:スティーヴ・ライトフット
出演:ジョン・バーンサル, エボン・モス=バクラック, ベン・バーンズ, アンバー・ローズ・レヴァ, ジェイソン・R・ムーア, ダニエル・ウェバー, ジェイミー・レイ・ニューマン, マイケル・ネイサンソン, デボラ・アン・ウォール

Netflix(ネットフリックス)で視聴する

 

 


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「Marvel パニッシャー」 あらすじ

”パニッシャー”こと元海兵隊のフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)は公には死んだことになっており、隠れて生活をしながら自分の家族を殺した人間たちを皆殺しにようとたくらんでいた。ある日、キャッスルの死は知られていないはずなのに、彼が朝食を取っているダイナーにその「マイクロ」と名乗る男から電話がかかってくる。完全に世間から姿を消すことができていたと考えていたキャッスルは、彼の生存を知っている数少ない人間、記者のカレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)に情報を求めると同じく「マイクロ」と名乗る元国家安全保障局の諜報員が極秘情報を流したというネタを持っていたことがわかった。また「マイクロ」ことデビッド・リーバーマン(エボン・モス=バクラック)は逮捕を逃れようとして射殺されたことになっており、世間では死んだことになっていた。「マイクロ」がキャッスルの家族が殺された原因になったアフガニスタンでの作戦「ケルベロス作戦」に関係すると考えたキャッスルは、デビッドの家族に接触し、デビッドをあぶりだすのだった。

パニッシャー カレンとキャッスル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「Marvel パニッシャー」 時系列的にはデアデビル シーズン2の後の話

「パニッシャー」はデアデビルシーズン2で登場したパニッシャーのその後を描く。デアデビルのシーズン2を見てからのほうが楽しめるかもしれないが、個人的には「パニッシャー」単体でも十分面白いと思う。序盤で出てくるパニッシャーが暴れている防犯カメラの映像はデアデビルシーズン2中の出来事と思われる。

パニッシャー 防犯カメラに映るキャッスル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

 

「Marvel パニッシャー」配信延期も納得の残虐性

パニッシャーことフランク・キャッスルはこれまでのマーベルヒーローとは違う。一般人や無関係の人間は守ったり、殺さないようにするものの、武器を持って襲ってくる相手、悪党に関してはとにかく容赦がない。向かってくる相手はガンガン殺し、殺し方も残虐でエグイ。特に接近戦でナイフを使い始めるとかなりグロい殺し方(映画だと殺人犯しかしないような、ナイフめった刺しとか)を軍隊あがりらしく適切に使い、確実に相手を殺していく。当初配信は10月6日だったが、おそらくラスベガス乱射事件の影響で1か月半ほど配信が延期になった。ネット配信とは言え確かに実際に残虐な事件が起こった後では、「パニッシャー」のようにガッチリ残虐シーンを映しているドラマは配信しにくかっただろうことは想像に難くない。

パニッシャー 手りゅう弾を持つキャッスル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

Netflix製作のMarvel作品の中で最もヒーローっぽい男、フランク・キャッスル

やっていることは限りなく残虐なのに、ここまでのネットフリックス製作マーベル作品の中で最もヒーローっぽい男、フランク・キャッスル。一般人のピンチは放っておけず、殺すのは悪党と武器を持った兵士だけ。また友との友情に熱く、同じ戦場をくぐった仲間を誰よりも信用し、また友人からも信頼が厚い(例え死んだとされていても)。ただのドSだったり、強いのにヒーローをする気がなかったり、ただストーカーに追われ続けてたりわけわからんのに「俺がヤミノテを倒す」なんて言っているやつらよりよっぽどヒーローである。強いていうなら、キャッスルの中に暴力衝動と優しさが同居しているあたりがマーベルっぽいと言えばマーベルっぽいかもしれない。そんなフランク・キャッスルは例えばハリウッドのマーベルクリエイターが少年ジャンプにインスパイアされてできたようなキャラクターである。

パニッシャー カーティスを助けるフランク(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

「Marvel パニッシャー」ご都合主義が少な目、骨太なストーリー

Marvel作品といえばヒーロー物、という(実際には日本人が描くヒーロー像とは若干異なるとしても)イメージがあるが、「パニッシャー」に至ってはヒーロー物というよりはむしろアフガニスタン帰りの元軍人たちの比較的シリアスな話である。同系のストーリーと言えば「シューター」に近い。この二つのドラマは主人公の得意な戦闘タイプが狙撃か近接戦闘かでアクションシーンにそれぞれの良さ、違いがあるものの「シューター」はシーズン2がなんとも不甲斐ない終わり方だったのもあり、どちらが面白いか、と言われたら「パニッシャー」のほうが10倍は面白い。またMarvel作品はヒーロー物ということを傘にちょくちょくご都合主義的ストーリー展開になることが多いが、「パニッシャー」に至ってはそんな部分が少ないとかなり思われる点も良い点だった。

パニッシャー 自殺しようとするルイス(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「Marvel パニッシャー」 単独行動のキャッスルはソリッド・スネークを思い出す

キャッスルは基本一人で敵陣に出向くが、正面からマシンガンをぶっ放して突破していくというより、ひっそりと忍び込み、一人ずつ護衛を倒していく。また単独行動ではあるものの、ドローンを使った援護があったりとゲームの「メタルギア」のソリッド・スネークが思い出される。プレイしたことがある人ならこの攻め方にはちょっと胸が熱くなるに違いない(ただ、もちろんメタルギアシリーズとパニッシャーには何の関連性もないが)

パニッシャー ドローンの映像(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「Marvel パニッシャー」 ネタバレなし 感想

前述したように「パニッシャー」はヒーロー物というよりはアフガニスタン帰りの元軍人の話で、戦争によるPTSDに悩んだり、戦争のための苦しい訓練が国に帰ると何の役にもたたず苦しい生活に甘んじるたりする、”戦争で命を懸けて国に尽くした男たち”のいわばアフターストーリーである。2016年にドナルド・トランプが退役軍人の生活改善を訴えて大統領に当選したように、アメリカでは軍人として戦地で命を懸けた男たちが国に帰るとまともな仕事がないという問題や、そのことを不満に思っている人たちが多いだろうことは想像がつく。そんな戦争の後遺症とも呼べる様々な状況を抱えた元軍人の中で、最も極端な例がフランク・キャッスルのように戦争中の秘密作戦のせいでプライベートさえめちゃくちゃにされた男である(もちろんこれはフィクションだが)。そして「パニッシャー」の見どころはこのフランク・キャッスルのキャラクターにある。殺された家族の復讐に燃えるフランク・キャッスルはかなり強い残虐性を持っているが、ドラマでは彼の中のやさしさも垣間見えるという異質な人物である。「デアデビル」のマードックなんかとは違い、キャッスルは向かってくる兵士、悪党は容赦なく殺す(警官は殺してないように見える)が、困っている仲間や一般人は放っておけない。迫力のある近接戦闘は熱く、彼の無茶な単独行動にはハラハラさせられ、気づくとドラマに引き込まれるはずだ。また劇中の音楽もギターが軸になっている渋めのロックテイストでハードボイルドな世界観とマッチしている点もカッコイイ。Rotten tomatosトマトメーター(批評家の全般的評価)はさほど高くないもののオーディエンス評価は94%、IMDbでは★9.0(2017年12月5日現在)と比較的高い数字を保っている。個人的にはNetflix製作マーベルシリーズの中でも面白いドラマシリーズの一つではないかと思う。

パニッシャー ドクロとキャッスル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

「Marvel パニッシャー」 劇中曲

フランクが悲しみに暮れている時の曲 Marilyn Manson – Fated, Faithful, Fatal

 

フランクの戦地での記憶のシーン THE WHITE BUFFALO – “Wish It Was True”

マダニが追跡するシーン

 

フランクの妄想シーン