【優しい気持ちになれる】アレクサ&ケイティ【白血病xコメディ】
TM&(C)2018 Netflix ZStudios,LLC and Netflix Global, LLC
白血病の高校生とその親友のハートフルコメディ「アレクサ&ケイティ」
原作・制作:ヘザー・ウォーダム
出演:パリス・ベレルス, イザベル・メイ, ティファニー・ティーセン, エメリー・ケリー, ジョリー・ジェンキンス, ケリー・メダース, フィン・カー, エディー・シン
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「アレクサ&ケイティ」 あらすじ
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中学を卒業した主人公のアレクサ(パリス・ベレルス)とケイティ(イザベル・メイ)は大親友。高校登校初日を楽しみにしているが、アレクサは白血病を患っており普通の高校生活を送るどころか、まだ医者から通学の許可がでるかどうかわからない状況だった。ケイティはマジメで臆病、アレクサは向こう見ずで強気。性格は真逆な二人だったが、ケイティは病気で悩むアレクサを励まし、どんな時も彼女を支えていくと誓うのだった。
「アレクサ&ケイティ」は「フレンズ」「ビッグバンセオリー」系のシットコム
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主人公が白血病という時点でまず嫌な予感がしてしまうものの、形式としてはバックに笑いが入るような「フレンズ」や「ビッグバンセオリー」のようなシットコム(シュチエーション・コメディ)。一般的にシットコムというと各ストーリーのつながりが薄く、1話完結の連作ものが多い。その分いつでも見れて、気軽に楽しめる反面、登場人物が気に入ったり、笑いのツボにハマらないとなかなか見続けるまでは至らない(あまり続きが気にならない)のが個人的なイメージ。ネットフリックスで言えば「フラーハウス」や「ワンディ~家族のうた」あたりも面白いけれど、僕としては食いつきが弱かった。一方「アレクサ&ケイティ」はシュチエーション自体が「白血病」と「高校生」であることから、1話完結にはなっているものの続きが気になりやすい設定になっていると思う。
「アレクサ&ケイティ」登場人物
アレクサ・メンドーザ役:パリ・ベレルク
白血病を患ってしまった女子高生。物語の始まりは彼女の白血病が寛解(「完全に治った」とは言い切れないけれど、「病気を抑えることができている」というニュアンス)したところからはじまる。芯の強い女の子。
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Confidence To sit alone Contently All by yourself Is pure ecstasy @theheartofp
小さな頃からモデルや女優として活躍してきたパリ。2004年にはすでに子役としてTVに登場している。
ケイティ役:イザベル・メイ
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アレクサの願いはできる限りかなえてあげたいと願い、アレクサの無理めなお願いにも嫌がりながらもついつい答えてしまうという役柄。臆病ながら勇気を奮い立たせてやった挙句が…みたいなパターンが多いが、アレクサのことを本当に思っているのがわかる魅力的なキャラ。
劇中でかなり板についたコメディアンヌっぷりを見せているイザベルだけれど、キャリアはまだ短く新人女優といったところ。でも芝居を見る限り彼女がケイティ役を射止めたのも納得。
ケイティの弟ジャック:フィン・カー
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1話目ではケイティにリードに繋がれて世話をされているという不遇の弟かと思わせておいて、話が進むたびになるほど、「この子には首輪も必要なのかもしれない」と思わせるやんちゃぶりを見せていく。この子は間の取り方がとてもイイ。
アレクサの父親デイブ:エディー・シン
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ジェット機のパイロットとして働くアレクサの父親。自分がパイロットであることに自慢に思っていることを少しも隠さず、場所によってはちやほやされることもよく知っているうえで、さらに自分パイロットであることを常に自慢したいというちょっとウザめのお父さん。方向性はウザいのだけれど、マスオさん的気の小ささと少し抜けているキャラクターのおかげで絶妙なバランスの面白いキャラクターになっている。ダンスに意外なキレがある。
アレクサの兄ルーカス役:エメリー・ケリー
「アレクサ&ケイティ」 シーズン1 ネタバレなし 感想
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シットコムはストーリーがさほどなく、キャラクターたちの日常を描くようなストーリー展開になるので、僕は登場するキャラクターが気に入るか気に入らないかがすべてではないかと思っているフシはある。僕はシットコムについて好き嫌いが激しいというか、ある程度気に入ったポイントがないとなかなか見続けることができない性質ではあるのだけれど、この「アレクサ&ケイティ」は前述のとおり「白血病」と「高校生」というシチュエーションの中で起きるコメディを描いているため、否が負うにもドラマがついて回るというストーリーになっている。そのことがツカミ、そして次回を見たくなるという衝動に一役買っていたとのではないか思う。多感な女子高校生が病気になった時点でドラマ、ストーリーがついて回らないはずがないのだ。構成だけを見れば「白血病の高校生」とその友達によるシチュエーションコメディと呼べるけれど、人生において良くも悪くも不安定な思春期に病気という要素が入り込んでいるシチュエーションで、”ただただ過ぎていく日常”なんてものはあり得ない。もちろんアレクサやケイティにとってはただただ過ぎていく日常の一コマに過ぎないかもしれないが、病気のせいもあってか彼女たちがその一コマ一コマがとても大事なものであることと意識して過ごしていることはとても大きい。トレーラーの印象から笑いと涙の合わせ技系なシットコムかなと思ったけれど、比較的笑いのほうが強い印象のドラマだった。おそらくシーズン2もあるのではないかと思われる展開であるので今後を期待したいと思う。
アレクサ&ケイティ シーズン2 ネタバレなし感想
闘病があったからこそよりポジティブに生きることができているアレクサ。つらいことに慣れすぎてしまって、強がることが癖になってしまったりと闘病という大きな試練は彼女の人生にいまだ影響を及ぼしているものの、家族をはじめ親友のケイティと支えあって高校生活を楽しんでいる。シーズン2ではアレクサには「闘病後」という危うさはなくなったものの、時に再発の恐怖におびえながら普通の生活を取り戻していく。またシーズン1同様、家族ぐるみの付き合いのケイティの家族とのドラマがコミカルに描かれている。アレクサはシーズン1より元気だが、登場人物の思いやりとやさしさがテーマになっているエピソードも多いため、シーズン1よりも笑いの中にほろりとする場面が多かったように思える。登場キャラクターがみんなコミカルで優しいので笑いながら温かい気持ちになれる作品だと思う。一話も約25分程度なので、リラックスしたいときなんかに良い。