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【ヤジりながら見れば?】ザ・ディフェンダーズ

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ディフェンダーズ タイトル(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

ネットフリックスのマーベルヒーロー四人が集結

「ディフェンダーズ」 2017 ネットフリックス アメリカ 全8話(1話約1時間程度)

原作・制作:ダグラス・ペトリ、マルコ・ラミレス
監督:SJ・クラークソン
出演:チャーリー・コックス、クリステン・リッター、マイク・コルター、
フィン・ジョーンズ、シガーニー・ウィーバー、エロディ・ユン、エルデン・ヘンソン
ジェシカ・ヘンウィック、シモン・ミシック、レイチェル・テイラー、デボラ・アン・ウォール
ロザリオ・ドーソン、キャリー=アン・モス、エカ・ダーヴィル、スコット・グレン
ユタカ・タケウチ

 

 


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「ザ・ディフェンダーズ」あらすじ

「デアデビル」のマシュー・マードック、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジそして「アイアンフィスト」のダニー・ランド。マーベルヒーローの4人がそれぞれが事件を追っているうちに、彼らが追っている事件が全て「ヤミノテ」によって計画されたものであることがわかりはじめる。そして同じニューヨークに住みながらお互い面識のなかったヒーローたち(ジェシカとルークは面識あり)が出会い「ヤミノテ」の計画を阻止するために協力するのだった。

ディフェンダーズ ヒーロー4人
(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

その実「ザ・ディフェンダーズ」は「アイアンフィスト」+「デアデビル」に他2人のヒーローが登場する話

1話目を見た時点で「アイアンフィスト」ベースの話だろうなぁ、と思ったけれどまさにそのまんま。「ディフェンダーズ」は「アイアンフィスト」に「デアデビル」のシーズン2の続きを混ぜたような話である。いや、むしろ「アイアンフィスト」シーズン2だと思う。ついでに言えば「アイアンフィスト」は単体でシーズン2があるそうなのでシーズン1.5かシーズン3と呼んでもいい。さほどオススメはしないけれどもし全力で楽しもうと思うなら「デアデビル」シーズン2と「アイアンフィスト」は見ておいたほうがいいかもしれない。何故オススメしないかと言えば残念ながら「アイアンフィスト」はマーベルシリーズの中でも特に面白くないから。というか「ヤミノテ」が出てくると何故だか不思議と面白くなくなってしまうマーベルシリーズ。おかげで僕は「デアデビル」シーズン2(敵として「ヤミノテ」が大きく関わってくるらしい)はなんか見る気がせず、未だ見ていない。でももういいや。やっぱりあんまり好みじゃないみたい。

ディフェンダーズ アイアンフィスト(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

そもそも「ヤミノテ」という組織がぼんやりしている

「デアデビル」と「アイアンフィスト」で特によく登場する「ヤミノテ」。世界中の企業や犯罪組織と繋がっている大きな組織だとボス格なキャラクターがよく表現するがあんまり悪いことをしているシーンを描写くれないのでイマイチどう悪い奴らなのかわからないのは「ディフェンダーズ」でも変わらない。主人公たちもやたらと「ヤミノテ」を危険な集団だと言うが視聴者の目にはさほど危険な存在には映らない(少なくとも僕の目には)。そしてダニーだけが「アイアンフィスト」の宿命だかなんだか知らないが「ヤミノテ」と闘わなければいけないと息巻いている。その割には理由がイマイチはっきりしない。というかダニー自体も理由はよくわかっていないように思える。それが宿命というモノかもしれないが、見ているほうとしては「もしかしてダニーってアホなんでは…」と心配になってくる(色んな意味で)

ディフェンダーズ ヤミノテ幹部(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「ザ・ディフェンダーズ」も突っ込みどころ満載!

「アイアンフィスト」もどうしてそうなる!と突っ込みたくなる場面が多かった。そしてさすが「アイアンフィスト」の系譜をたどる「ディフェンダーズ」である。もう突っ込みどころが多すぎるので、逆に斜に構えてみるのもいいかもしれない。「あれはないでしょーー」とか突っ込みを入れながら彼女と見ている分にはまぁ楽しめたと思う。近年はあえて「つっこみどころ」を作ってネット等であえて盛り上がらせるというやり方も作品をヒットさせる手法として取り入れることがあると聞くが、本編の面白さよりも突っ込みどころのほうが勝ってしまうと、作品としてはもう失敗じゃないすかね…。

ディフェンダーズ 車に轢かれるエレクトラ(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「ザ・ディフェンダーズ」には日本語監修役はいないのか!

マーベルシリーズはやたら日本文化(というか忍者)が好きなようで日本にルーツがある登場人物を作りたがるようだ。「デアデビル」でも日本人設定の(カタコトの日本語を話す)男が出てきて大いに興ざめさせられたが、今回もまた!日本語をしゃべる男が!今回はかなり流暢な日本語を話す「ヤミノテ」の幹部の一人として登場する男、ムラカミ。そして何故なのかわからないがムラカミは日本語しか話さない。なのでムラカミが他の「ヤミノテ」の幹部と話す時ムラカミは日本語を話し、その他幹部は英語で答えるという不思議な絵に(両方理解している設定ならどっちかの言葉に合わせればいいのに…)。そもそも英語と日本語で話すということ自体で違和感があるのかもしれないけれど、ムラカミのセリフが流暢な日本語であるのにどこか不自然さがあるのが残念である。ムラカミを演じるのはユタカ・タケウチという俳優さんでアメリカでがんばってる日本人俳優ということで応援したい気持ちはあるものの、今回は脚本が悪かったのかなぁ…。あれだけしゃべらせるならちゃんとした日本語監修をつけて欲しかった。

直接お話を伺うことができました!→【ディフェンダーズ・ムラカミ役】ユタカ・タケウチ インタビュー

ディフェンダーズ ムラカミ(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

シガニー・ウィーバーの日本語

ムラカミとは逆バージョンの違和感ですが、シガニー・ウィーバーも日本語を一瞬話す。たった一言なのにちょーカタコトです。どうしても日本語で言わせたかったんでしょうか。しかもこんな大女優になに言わしてんすか(笑)日本語で言わすことで脅しているニュアンスだとか、とかとても上から目線で言っている感じとかそういう効果を狙っているんだろうけど、日本語ネイティブの僕らからみるとなんとまぁ、間の抜けた一言なんでしょう。逆効果っすよ…。ムラカミも腰砕けだわ。

 

 

「ザ・ディフェンダーズ」ではイマイチ誰が強いのかわからない

ヒーローの中で一番戦闘スキルが低いと思われるジェシカが「ヤミノテ」幹部相手にそこそこ戦力になってしまうことで、一同に会したヒーローたち優劣もわからないし、「ヤミノテ」の強さもイマイチわからない。またジェシカの次に弱いはずのマードックが「ヤミノテ」の幹部と互角にやりあったりするのも僕には興ざめだった。たとえ防御力の強いスーツを来ているとしても、ロシアマフィアとかにボコボコにされてたマードックが「ヤミノテ」幹部と互角以上に渡り合うのはどうも腑に落ちない。ただ僕は「デアデビル」シーズン2は見ていないので、もしかするとスティックに鍛えられて各段に強くなるという展開があったのかもしれないけれど、「アイアンフィスト」で、ただの看護師のはずのクレア(※女性)が少しコリーンに稽古をつけてもらった程度で「ヤミノテ」の下っ端(※武器を持った男)と互角以上にやりあえてしまっていたという前科があるのでどうしても強さの設定に手抜きがあるんじゃないか?と疑ってしまう。

ディフェンダーズ 避けるマードック(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

 

「ザ・ディフェンダーズ」ネタバレなし ざっくり感想

新たな脅威がニューヨークを襲う!そして出会い共闘する4人のヒーローたち…。僕は「ディフェンダーズ」にそんな展開を期待していた。いや…それよりもまさか不評だった「アイアンフィスト」ベースのストーリーをぶっこんでくるなんて誰が予想しただろう?しかも「アイアンフィスト」で明らかにダメだった点は一切改善されることなく、むしろ踏襲。監督はあれでイイと思っていたんだということが驚愕だった。「アイアンフィスト」の後に改善案は提示されなかったんだろうか。それとももうディフェンダーズの脚本は上がっていて手直しもできないタイミングだったんだろうか。真相も「ディフェンダーズ」が実際世間でどういう評価なのかも今はわからないけれど、結構ヒドい出来だったんじゃないかと思う。それでも「アイアンフィスト」よりは面白かったとは思う。だとしても、最終回へ向かうくだりも雑すぎるんじゃないか?とかダニーアホすぎじゃないか?とかスティックは一体何を考えていたんだ?とか色々腑に落ちない点は多い。これからあえて見るというなら止めないし、きっと楽しめる人もいるとは思うけれど、僕はちょっとこれからマーベルシリーズは避けたほうがいいかな、と思い始めている。今回全8話というのを見て「お、やっと話をタイトにまとめる気になったか」と思ったけど、それも思い違い。相変わらず毎回のマーベルシリーズには必ず何%か冗長的なシーンがあるように思える。正直「ディフェンダーズ」の1話目は見なくていいんじゃないか、と思うほどだ。「ディフェンダーズ」のオススメの楽しみ方は”ここまでのネットフリックス産のマーベルシリーズを多少見たことある人”と酒でも飲みつつ、「ありゃーねーわー萎えるわー」とか一緒にヤジりながら見ることだ。(よっぽど暇な時に)

ディフェンダーズ 四人(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

でも「ディフェンダーズ」の見どころはここにある!

一応出てくるヒーローのストーリーは一通り見ているのもあって、それぞれのキャラクターはわかっているのだけど、よくよく考えるとこの4人が集まってすんなり団体行動ができるわけがない(笑)マーベルヒーローらしく(?)4人が4人ともなんらか心の傷やらトラウマがあって、そのせいか4人ともはどこか精神的に屈折している。つまり日本のヒーローものみたいにバカみたいにまっすぐな正義漢は誰一人おらず、闘う理由もバラバラ。ただ根底に地元愛があるおかげでなんとかストーリーが成り立つ程度にまとまっていくんだけど、表面的な性格の不一致のデコボコ感は結構面白い。どいつもこいつも大義のもとに集結なんて発想はなく、話してて気に入らないとみんなすぐに「いや、俺はひとりでやるからいい」「俺は抜ける」とか言い始めちゃう。はじめはこのウダウダと一人一人文句タレまくって話が進まないのが気にくわなかったけれど、それでも最後まで見れたのは逆にこの部分、「ヒーローなはずなのに全然ヒーローぽくないし、リアルに協調性がない4人のドラマ」だったんだと思う。またヒーロー一人ひとりのキャラがブレてないので、「この状況ならジェシカならこんなセリフ言いそう!…ああ、やっぱり(笑)」みたいな知ってる感(親近感?)があるのも見てて楽しい。僕は「ヒーローなのに急いでるのに、電車移動」というシーンが好きでした。こういうズッコケ感が入ってくるのもこのチームのデコボコな感じを際立たせているのだと思う。

(C)2017 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS

 

 

「ディフェンダーズ」の最終回のエンドロールには「パニッシャー」の特別映像

ネットフリックスxマーベルの次回作となる「パニッシャー」の予告がディフェンダーズの最終回の後に収録されています(今ではyoutubeでもみれますが)配信は2017年内だそうです。マーベルシリーズにはそろそろ盛り返してもらいたい。世間ではディフェンダーズ絶賛の人もいるみたいなので、今度こそ置いてけぼりは勘弁してほしい。

Netflixオリジナルシリーズ『Marvel パニッシャー』特別映像