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【シーズン3へ】キングダム【16世紀韓国ゾンビ】

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15~16世紀朝鮮時代ゾンビモノ 킹덤 キングダム

キングダム 2019年 ミステリースリラー(ドラマ) シーズン1 6エピソード
原作・制作:キム・ソンフン, キム・ウニ
出演:チュ・ジフン, リュ・スンリョン, ペ・ドゥナ, キム・サンホ, キム・ソンギュ, チョン・ソクホ, キム・ヘジュン, ホ・ジュノ, チョン・ソグォン, キム・ジョンス

 

キングダム あらすじ

舞台は15~16世紀朝鮮王朝時代の韓国。戦乱で疲弊し、政治は腐敗、民を飢えに苦しんでいるという時代に感染した者を化け物に変えてしまう謎の病が流行する。時を同じくして権力者チョ・ハクチュ(リュ・スンリョン)によって反逆者に仕立て上げられたチャン世子(チュ・ジフン)は、民衆を救うため謎の疫病の謎を追い旅に出る。

 

登場人物

僕は韓国の歴史ものにはあまり慣れていないので知らない単語が出てくると登場人物の名前なのか俗称なのか職業なのか地名なのか色々わからなかったりしたので、あんまり頭に入ってこないなら登場人物の名前と呼ばれ方だけでも知っておいたいいだろう。韓流ドラマ等で慣れていると大丈夫かもしれないけれど、慣れてない人は字幕+吹き替えで見るとよいかも。とは言え例えば世子の読み方はセジャ(王位継承第一順位の王子を称する呼び名)で「王子さま」みたいな呼び名だったりするのだけど、字幕で「世子様」と書いてあっても吹き替えは「セジャ様」と呼ぶので、字幕は字幕で漢字が読めない場合がある(笑)が、見ていればそのうち慣れるレベルだと思う。

イ・チャン(주지훈 チュ・ジフン)

第一王子。ほとんどセジャ(世子)様と呼ばれる。王都を留守にしている間にチョ・ハクチュに反逆者に仕立てあげられてしまう。

ソビ(배두나 ペ・ドゥナ)

医者イ・スンヒの元で働く医女(ウイニョ)

ポン・ジュノ監督の「グエムル」やNetflixドラマ「センス8」などに出演。

 

チョ・ハクチュ(류승룡 リュ・スンリョン)

世子を反逆者に仕立てた王朝の権力者。彼の娘が現王様の妃。

ムヨン(김상호 キム・サンホ)

チャン世子の護衛/側近。身ごもっている妻を想う愛妻家。

 

 

キングダム ネタバレなし 感想

15~16世紀という日本で言えば室町~戦国時代あたりの韓国というなかなかなじみのない時代でゾンビモノ。そう聞くと高慢と偏見とゾンビのようなパロディ的な感じを少し予想してしまっていたけれど、コミカルなシーンもありながらゾンビというモチーフはマジメにシリアスに扱われている。そもそも15世紀とかでゾンビ出てきたらギャグ以外普通に勝ち目ないでしょ…なんてちょっと斜に構えて見始めたけれど、その時代だからこそゾンビとの戦闘が熱い。剣と火縄銃の時代に”走るゾンビ”を相手に戦うのだけど、古いところで※映画「霊幻道士」の熱さを思い出した(※キョンシーと呼ばれるゾンビvsカンフーの中国映画)。確かに現代で剣と体術でゾンビを撃退したらおかしいけれど、この時代ならありそうだし、なんせカッコイイ。
またゾンビモノ+史劇という枠組みの中で、政治の腐敗や、飢え、疫病などの人間の本質が見えるようなシチュエーションで色々なタイプの人間を描いているのも魅力だ。大雑把に言ってしまえばウォーキングデッドとゲームオブスローンズを混ぜて韓国の史劇で仕上げましたと言えばわかりやすいかもしれないが、シリアスなばかりでなく情けない感じのコミカルなキャラクターを登場させていたり昔の韓国というビジュアルも手伝って、見ていて新鮮さがあった。強いていうならばシーズン1が全6話なのでちょっと短いし、クリフハンガー的な場面でラストを迎えるところが残念。韓国モノ、ゾンビモノが好きな人にはオススメ。

 

キングダム シーズン2 ネタバレなし感想

『キングダム』シーズン2 ティーザー予告編 – Netflix

シーズン2までで一通りのストーリーがまとまっていて、ゾンビ化する疫病の蔓延と戦うセジャ(世子)と、国の権力争いというストーリーの両輪がうまくからんでいくのはなかなか見物。国のゴタゴタとゾンビパニックが同時に起こっていくためどちらが主軸になっていくんだろう?と思って見ていると物語は思わぬ方向へ転がっていく。ただ権力争いが結構エグいので、僕にとっては見ててしんどいシーンが多かった。特にチョハクチュの娘の憎たらしいことと言ったら!僕は苦手ではあるものの、ドロドロした権力争いが好きな人にはオススメだ。疫病が政治的に利用されたりなんて展開はコロナウィルスが蔓延する今の時期に見ると、しかしたらコロナウィルスの蔓延も政治的な理由もあったのではないか…なんて考えたりもしてしまう。コロナウィルスで外出自粛ムードの中視聴するにはピッタリのテーマかもしれない。

また相変わらず走るゾンビと戦うアクションやホラー要素は秀逸だ。ただ構成で見るとなぜシーズン1を6話で切ったのかわからないのが正直なところ。シーズン1を見ていないならシーズン2までを一気見するとより楽しめるだろう。