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【高校銃乱射事件ドラマ】クイックサンド 罪の感触【スウェーデン】

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(C)2019 Netflix Studios,LLC

クイックサンド Quick Sand  罪の感触

脚本:カミラ・アールグレン
出演:ハンナ・アーディアン, フェリックス・サンドマン, ウィリアム・スペッツ, エラ・ラピッチ, デヴィッド・デンシック, ルーベン・サルマンダー, マリア・サンドボム, レベッカ・ハムセ, アルヴィド・サンド, ヘレーナ・アフ・サンデバリ, アンナ・ビョルク

クイックサンド 罪の感触 あらすじ


(C)2019 Netflix Studios,LLC

公立高校で銃乱射事件が起こり、警察が突入するとそこにはマヤ(ハンナ・アーディアン)が血まみれで呆然としていた。警察が連れて行こうとすると彼女は気を失い救急病院へと運ばれた。検察はマヤを殺人の疑いで訴えるという。

 

クイックサンドの舞台 スウェーデンのお国事情

スウェーデンは世界でも有数の福祉国家だけれど、移民政策で失敗例として有名になったそうだ。例えばムスリム系の移民による深刻な治安悪化に悩まされており、その原因は移民たちがスウェーデンの法律や習慣をを受け入れないからだという声もあるようだけれど、このドラマを見る上で知っておくべきなのは治安悪化は移民たちのせいだ、という風潮があるため肩身が狭いということ。本筋にはそこまで大きな影響はないけれどそんなスウェーデンのお国事情があるということを覚えておくとよいだろう。

クイックサンド 罪の感触 登場人物

マヤ(ハンナ・アーディアン)

セバスチャン(フェリックス・サンドマン)

サミール(ウイリアム・スペッツ)

アマンダ(エラ・ラピッチ)

クイックサンド 罪の感触 ネタバレなし 感想


(C)2019 Netflix Studios,LLC

スウェーデンの公立高校に通うマヤが警察に拘束される場面から始まり、乱射事件の真相をマヤの回想と彼女の裁判を通して明らかにしていくという内容。事件の数日前からマヤの記憶が追っていくことで段々と事件の真相にたどり着くような展開になっているけれど、マヤ自身も記憶があいまいなのか、何がどうなって銃乱射事件が起こったのかかがなかなか見えてこない。また事件にはマヤの恋人のセバスチャンが関係しているのだろうことはうすうすわかっていくものの、それ以上のヒントはなかなか与えてもらえないまま回想は事件の当日まで進んでく。これでいてどこが見どころかと言うと普通なら最終的に事件に帰結していくはずのストーリーが「なかなかつながっていかない」という部分ではないかと思う。事件にマヤとセバスチャンがどういう形で関係しているかという肝心なところがずっとわからないまま、物語は一貫して「なぜマヤが事件に関与することになったのか」を視聴者に考えさせ続ける。見終わった後も多少疑問は残るものの、見せる部分、見せない部分が絶妙で実際の報道を見ているような気持ちになった。オチの部分に色々興味深い部分が多いので大事な部分が書けないけれど、1~2話見て気になるなら最後まで見る価値があると思う。