【ヤバすぎるラスト】イングロリアス・バスターズ
タランティーの作品で一番稼いだ映画 「イングロリアス・バスターズ」
「イングロリアス・バスターズ」 アメリカ・ドイツ 2009年
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
製作 ローレンス・ベンダー
製作総指揮 ロイド・フィリップス
ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、エリカ・スタインバーグ
ナレーター:サミュエル・L・ジャクソン(クレジット無し)
出演:ブラッド・ピット
「イングロリアス・バスターズ」 あらすじ
第二次大戦下、ユダヤ人のショシャナはフランスパリで亡くなった叔父夫妻から映画館を引き継ぎ、身寄りのない若き女性映画館主エマニュエルという別人になりすましていた。彼女の劇場ではショシャナに思いを寄せるドイツ兵フレデリックの手引きでドイツのプロパガンダ映画を上映することになるが、そのプレミア上映会のための食事会でショシャナはランダ大佐に出くわし戦慄する。ランダ大佐は3年前に彼女の家族を皆殺しにしたナチス親衛隊の一人だった。また同じ頃ナチス狩りで名を馳せたレイン米陸軍中尉率いる”バスターズ”もプレミア上映会ではナチス高官が集まるという情報を掴んでいた。
デスプルーフ以降のタランティーノは神がかかっている
正直言うとイングロリアス・バスターズは一度レンタルしてきたものの、出だしの30分が退屈で寝てしまったまま返却してしまい見てなかった。ただ同じくタランティーノ監督の「デスプルーフ」が前半クソつまらないのに、後半からの上り調子といい、ラストの痛快さといいちょっと他にはないクオリティがあったので配信されたのを見つけて早速視聴してみたのだが…案の定である。多少の退屈は狙って入れてるんじゃないかとしかもはや思えない。僕が以前眠ってしまった開始30分以降からストーリーは盛り上がっていく。
レイン米中尉が意外に頼りない(笑)
奇襲作戦のバスターズとして名を馳せたレイン中尉も細かい作戦は苦手なのか、プレミア上映会に向けて作戦を立てるもののかなり雑。「おいおい、そんな作戦で大丈夫か?」とツッコミたくなるほどのザルな作戦でプレミヤ上映会でナチスの殲滅を企てる。キャラは強気なのでなんとかしてくれそうではあるものの、不安でしかない。
大きな風呂敷を結構しっかり畳んでくる
物語は5章構成になっており、ショシャナがユダヤ狩りから逃げるところから始まり、バスターズの名が知れ渡たるくだり、プレミア上映会へと話が進んでいく。見ていてこのシーン何の意味があるんだろう、とふと思ったりするのはタランティーノ作品ではよくあること。ただデスプルーフでは本当に意味がなかった(※ストーリー的に)シーンもあったが、イングロリアス・バスターズではちゃんと伏線になっているのも見どころの一つだ。
ラストに向かうカタルシスがすごい
ストーリーのテンションは徐々に、後半からラストへとガツンと上がる!絵も展開も僕の中でかなり好きな映画となりました。僕みたいに序盤で退屈だと思っても安心して見続けてほしい。個人的には語りたくなってしまうけれど、あまり予備知識を持たずに、是非その目で最後まで見てもらいたい。そして既に視聴済みの人と語るといいよ!タランティーノ至上最高に稼いだ実績はダテじゃない!