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Netflixドラマ「ノットオーケー」レビュー

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Netflixドラマ「ノットオーケー」

原作・制作:ジョナサン・エントウィッスル、クリスティ・ホール
出演:ソフィア・リリス、ワイアット・オレフ、キャスリーン・ローズ・パーキンス、ソフィア・ブライアント、リチャード・エリス、ソフィア・テイタム、デヴィッド・テューン、ザカリー・S・ウィリアムズ、エイダン・ヴォイタク=ヒッソン
ジャンル:ティーン向けTVヒューマンドラマ、ファンタジーTV番組・ドラマ、TVヒューマンドラマ

『ノット・オーケー』予告編 – Netflix – 2月26日 (水)

 

「ノットオーケー」 あらすじ


(C)2020 Netflix WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC.

2年前にペンシルバニアに引っ越してきたシドニー(ソフィア・リリス)。友達という友達がいなかったシドニーだったが同じ頃転入してきたディナ(ソフィア・ブライアント)と人生初めての親友同士になり、ディナはシドニーの父親が自殺した時もシドニーを支えた。だがある日ディナが学校一の人気者ブラッドが付き合い始め、シドニーとディナが一緒に過ごす時間が少なくなっていく。同時にシドニーの周りでは不可解な出来事が起こり始める。

「ノットオーケー」 登場人物/キャスト

シドニー(ソフィア・リリス)

スタン(ワイアット・オレフ)

ディナ(ソフィア・ブライアント)

マギー(キャスリーン・ローズ・パーキンス)

「ノット・オーケー」 ネタバレなし感想


(C)2020 Netflix WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC.

「このサイテーな世界の終わり」の監督と「ストレンジャーシングス」のプロデューサーが作ったNetflixドラマ「ノットオーケー」だが、物語の方向性も「このサイテーな世界の終わり」の空気感をベースに「ストレンジャーシングス」を混ぜたような感じの作品になっている。だが、印象として違うのはコメディ要素がほぼないことと、「このサイテーな世界の終わり」よりも鬱テイストが強いということだ。シドニーの父親の自殺、母子家庭で働き詰めの母親、いじめられっ子の弟、シドニーと母は父親の自殺について一度も話したことがない、という背景のおかげで一見軽い青春ドラマでありつつ、物語にどこか暗い影を落としている。

また冒頭に挟まれる「血まみれのシドニー」のシーンに物語がどうつながっていくのかも見どころだ。いくら暗めの主人公だとしても、血まみれになるほど強烈な問題を抱えていたとは思えないシドニーの身に一体何が起こるのか。見ているとなんとなく察しがつかなくはないが、では何がどうなったらそんな結末にたどり着くのか?その道筋はなかなか読めないと思う。

またそんなラストを迎えるが故に、ラストまで見た視聴者もまるで突然荒野に放り出されたような、奇しくもシドニーと同じような気持ちを共有することになるに違いない。果たしてここからどうなってしまうのか…、突如として退路を断たれたような気持ちで物語の続きが気になるというなんとも不思議なラストだったように思える。約30分×7話ということもありサクっと見れるの良かった。