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【空回りくちゃくちゃコメディ】カレッジフレンズ【2のがおもろい】

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(C)2017, Netflix Studios, LLC

大人になり切れない大人のドラマ「カレッジ・フレンズ」

原作・制作:ニコラス・ストーラー、フランチェスカ・デルバンコ
出演:キーガン=マイケル・キー, コビー・スマルダーズ, ビリー・アイクナー, フレッド・サヴェージ, ナット・ファクソン, アニー・パリッセ, ジェイ・スー・パーク

40代男女の悲喜こもごもを描くコメディシリーズ『カレッジ・フレンズ』予告編

 

 


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「カレッジ・フレンズ」あらすじ

ハーバード大学卒業から20年後、結婚しているイーサンとリサがニューヨークに戻ってくることになったため再会した学生時代の仲良しグループの6人。みな公私共にそれぞれの道を歩んでいたが、実のところイーサンは仲良しグループのうちの一人サムと20年間不倫関係にあった。同じく仲間の一人のマリアンはサムから不倫について相談を受けていたためイーサンとサムの関係を知っていて…。40歳、友人歴20年。長年の友人であると同時に様々なしがらみのある40歳の男女6人を描く。

(C)2017, Netflix Studios, LLC

 

 

「カレッジ・フレンズ」はとにかくひやひやさせられる ※イーサンに

イーサンは著作もいくつかあるものの売れない純文学小説家。作家が必ずしも頭がいいとは限らないかもしれないが、よくもまぁ20年も不倫がバレなかったものだと感心してしまうほど、イーサンはうっかり者でおバカ。ドラマが始まるまでの20年間はイーサンが仕事で各地を転々としていたために、サムが同じ街に住むという状況がなく、それ故不倫は20年もの間続いたという設定なんだろうけど、とにかくイーサンのバカっぷりにひやひやさせられっぱなし。おいおい、こいつら大丈夫か…とひやひやして見ているとシュールな笑いを取ってくる。話はそんな感じで進んでいく。

(C)2017, Netflix Studios, LLC

 

 

アメリカ人の不倫って珍しいテーマ?

不倫するくらいなら離婚する風潮があるようなイメージのアメリカで不倫というテーマは珍しい。それもそのはず、浮気がバレたら莫大な慰謝料とセットで即離婚が当たり前の国アメリカ。それでも浮気=離婚⇒浮気相手と再婚という流れは決して珍しくなく、日本よりもオープンだそう。その上で不倫関係をズルズルと続けているのはイーサン達がおそらくこのドラマのテーマである「大人になりきれない大人」であるということを象徴しているのではないだろうか。ちなみに日本のように浮気相手に制裁を加える法律はハワイ・イリノイ・ノースカロナイナ・ニューハンプシャー・ミシシッピ・ニューメキシコ・サウスダコタ・ユタ州にしかないので既婚者と付き合うのは日本よりは気楽かもしれない。※このドラマではイーサンとサムの二人とも既婚なのでまた別の話。

 

(C)2017, Netflix Studios, LLC

 

 

年齢的にはどう考えても大人、でも大人になりきれない人たち

歳だけとっても大人になりきれない。たとえば40代の方なら共感できる人もいるかもだけど、自分のことを精神的にはさほど20代の頃と変わってないと思う人も多いのではないだろうか。変わったのは少し髪が薄くなったり、しわが増えたり、太りやすくなったくらい。その他は精神的な部分も含めさほど変わっていない。正直言えば僕はそう思う。でもやっぱり他から見ると年甲斐もなく…みたいな感じで見えちゃうんだろう。主人公たちと同じアラフォー世代が見るといろいろ思うことがあったりするんじゃないでしょうか。もしくはこんな幼稚な40代いない!と思うかも。

(C)2017, Netflix Studios, LLC

 

 

「カレッジ・フレンズ」というだけあって長い腐れ縁

大学時代にはきっといろいろあって今の6人の関係性があるということなんだろうけれど、本音をぶつけ合い、腹を割って語り合ったような仲間たちではないのかもしれない。特に説明されていることもないので、見る人によって解釈は違うだろうけれど、男女関係の付属的な友人関係というか、比較的浅い関係性の仲間だったのではないだろうかと想像してしまう。だってあまり仲良く見えないもの。

(C)2017, Netflix Studios, LLC

 

 

「カレッジ・フレンズ」仲良しグループ6人とその関係性

そんなにかっちり説明してくれないので、各登場人物について。予備知識ゼロで見たい人はここから先は読まずに本編をどうぞ。

イーサン  小説家。サムと不倫中。

マックス  ゲイ。イーサンの本の担当編集。大学時代はイーサンと共に作品を書いていた。

ニック  リサの元彼氏。

リサ   イーサンの妻。弁護士。ニックの元彼女

サム イーサンと不倫していたが、リサとイーサンがニューヨークに引っ越してきたため関係を終わらせようとするも、なかなか思うようにはいかない。

マリアン 売れない役者。仲間内でサムとイーサンの不倫を知っている唯一の人間。イーサンはマリアンが知っていることを知らない。

 

「カレッジフレンズ」 シーズン2決定

全8話構成でシーズン2の配信が2019年1月11日に配信が決定。スレスレ、ギリギリの彼らの関係を描いてきたシーズン1だったけど、カレッジフレンズ シーズン2はもうギリギリではいられない。ストーリーのテンションもガラっと変わってしまうのでは?と思ってしまう。過度な期待はしないものの、暗い展開にならないことを祈りたい。いや、一転ガラっと雰囲気が変わるのも面白いかもしれないが、シーズン1で結構おいしい設定が積み上げられたのでうまくやればシーズン1より断然面白くなるかも、という予感がある。

 

カレッジフレンズ シーズン2 ネタバレなし 感想

(C)2019, Netflix Studios, LLC

結論から言えばシーズン1から想像つかないほど笑わせてもらった。シーズン1で彼らのバカっぷりに慣れたのか、それともただシーズン2が秀逸なのか正直よくわからない(笑)言えるのは、空回り、すかし、くちゃくちゃ、これらの笑いがシーズン1に比べて洗練されたのは間違いないと思う。彼らの関係性や空気の読めない性格だったり、シーズン1からのテーマである大人になり切れない大人たちのトリッキーで不謹慎な行動に笑わされっぱなしだった。ただ、基本的な笑いの方向性は例えば、絡まった糸をほどこうとしてイライラしている人に見る滑稽さであるため、嫌いな人は嫌いというか、ただイライラさせられるだけ…という可能性もあると思う。ストーリー展開もほんとくちゃくちゃで、様々な事情を抱えた登場人物たちは結構なストレス下に置かれているはずなのだけれど、それを面白おかしく切り取るものだから普通ならドロドロの展開なはずなのにしっかりコメディ路線は貫いているというなかなか珍しいパターンの作品になりつつある。配信日にその他ビッグタイトルが被ってしまいNetflixにもあまりプロモーションしてもらっていない不遇作だけれど、これは次シーズンがあってもおかしくないと思う。一話20分少々で気軽に見れる大人向けコメディ。