シーズン3更新へ「スタートレック・ディスカバリー」
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TV至上最長のSFシリーズの最新作「スタートレック・ディスカバリー」
「スタートレック・ディスカバリー」 2017年 1エピソード 48分 全15エピソード
原作・制作:ブライアン・フラー、アレックス・カーツマン
出演:ソネクア・マーティン=グリーン、ジャザド・ラティフ、アンソニー・ラップ、メアリー・ワイズマン、ミシェル・ヨー
管理人は全くスタートレックというものを通っておらず、テレビで1、2回やっているのを見た程度でさほど食いつけるものでもなかった印象だった。そして2017年、ここへきてスタートレックの新作に世間(アメリカ?)が湧いているらしく、そこにあるビッグウェーブにはとりあえず乗ってみようという最近のモットーから、食わず嫌いせずに見てみようと思っている。またこの記事ではオチはもちろん書かないけれど、設定等多少のネタバレを含むのでご注意ください。
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そもそもスタートレックとは
全作品(TVシリーズ、映画、アニメ)を合わせると総時間700時間以上、全部見ようと思うとぶっ通しで見続けても1か月かかるという冗談みたいなSF大作である。またシリーズを通して描かれる時代は違ってもほとんどすべての作品が同じ宇宙を共有しているという驚異的な作品らしい。シリーズ最初の作品は1966年に放送を開始した宇宙大作戦(Star Trek)開始からなんと50年も経った今なお熱狂的なファンを作り続け、2017年9月には「スタートレック・ディスカバリー」という新作をネットフリックスが製作している(週一配信)。これだけ長いシリーズになると以前僕が見て唯一覚えている「宇宙人の子供を女性隊員が妊娠してしまう」という話は一体どのシリーズでどの回なのか、探そうと思うだけでめまいがする。なので過去作品は敢えて見ずに、基本的な知識だけ身に着けて最新作「スタートレック・ディスカバリー」を見て行こうと思う。アフタートレック(アメリカのスタートレックディスカバリー放送直後に放送されるファン向け番組)で言っていたが、今回の「スタートレックディスカバリー」の脚本家すらすべてのストーリーや設定を覚えていられるわけではなく、過去作品を調べながらストーリーや歴史に矛盾が起こらないように注意して執筆しているそうだ。
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「スタートレック・ディスカバリー」 あらすじ
連邦宇宙船シェンジョウは損傷を受けた恒星間リレーを調べるため、惑星連邦領の外れに来ていた。何者かがリレーを壊したとケルピアン人で科学士官のサルーは進言し、見えない何かが存在すると主張するがデブリのせいで宇宙船は未確認物体に近づくことができなかった。そこで副長のマイケル・バーナム(ソネクア・マーティン=グリーン)はスラスターパック(宇宙服に推進装置が付いたようなもの)で未確認物体の単身調査に向かう。謎の物体に着地すると、クリンゴン人の戦士が現れマイケルに襲い掛かる。マイケルが攻撃を避けようとした拍子にクリンゴン人は自らの武器に刺さり死んでしまう。その後、弾き飛ばされたマイケルはなんとかシェンジョウによって回収されるが、謎の物体の上にいたのがクリンゴンであると報告すると艦長は”クリンゴンと交戦の恐れあり”と宇宙艦隊司令部へ報告する。USSヨーロッパの提督は100年間連邦とクリンゴンは100年間冷戦状態で今更戦争にはならない、というがマイケルはクリンゴン艦が応援要請と思われる信号を送ったことから、やはり交戦の恐れがあると判断し、交戦を避けるため師であるバルカン人のサレクの意見を仰ぐ。そしてその答えはクリンゴン艦への先制攻撃だった。争いを収めるために攻撃するという一見無茶苦茶な論理だったが、攻撃することで戦闘種族であるクリンゴンの敬意を得ることができ、その結果バルカンとクリンゴンの争いを収めてきた。サレクから聞かされた話を元にマイケルは艦長に先制攻撃を進言する。だが、艦長は首を縦には振らなかった。そしてマイケルは艦長を気絶させ、独断で艦長代行をしようとするが…。
「スタートレック・ディスカバリー」はシリーズ中どのあたりの話?
・スタートレックTVシリーズ時系列
「スタートレック:エンタープライズ」(2151~2161年)
「スター・トレック / ディスカバリー」(2254~22XX年)
「宇宙大作戦」(2264~2269年)
「新スタートレック」(2363~2370年)
「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」2369~2375年)
「スタートレック:ヴォイジャー」(2371~2378年)
舞台は2256年、1966年に放送された1作目宇宙大作戦(Star Trek)の9年前を描く。スタートレックのアイコンともいえる耳のとがった男「スポック」の父親サレクがマイケル・バーナムの師匠として出てくる。耳の尖った彼らはバルカン人らしい。
「スタートレック・ディスカバリー」選べるクリンゴン語字幕
ネタかよ、と思ったんだけど、「スタートレック・ディスカバリー」ではクリンゴン語が選べる。
クリンゴン語(クリンゴンご、クリンゴン語では tlhIngan Hol(ラテン文字表記))は、SFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の宇宙人、クリンゴン人が使用する架空の言語である。Wikipedia クリンゴン語
クリンゴン語は、スタートレックの出演俳優であるジェームズ・ドゥーアン(モンゴメリ・スコット役)が映画『スタートレック』のために、基本音素(と少数の単語)を考案し、その後、言語学者のマーク・オークランドが完成度の高い人工言語に発展させたという。オークランドが「異星人らしく」なるよう語順等に変わった特徴があるらしいが、聞こえとしてはドイツ語に似ているような気がする。言語学者が真面目に作ったという経緯もあって架空の言語にも関わらず、実在の言語と並ぶ扱いをされることも多いらしい。ビッグバンセオリーのシェルドンくらいしかクリンゴン語を理解できる人が浮かばないが、世界にはこの言葉で会話できる人たちがいるらしい。ここまで行くと最早オタクというレベルは超越した何かだよね。ちなみにジェームズ・ドゥーアンがクリンゴン語を考案する前はクリンゴン人は英語を話していたらしい。
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