【1959年ブラジル】ビューティフルシングス 人生にボサノバを COISA MAIS LINDA
ボサノバが生まれたころのブラジルを描く 「ビューティフル・シングス 人生にボサノバを」
原作・制作:エアテール・ホッチ ,ジュリアーノ・セドローニ
出演:マリア・カザデヴァウ, パチ・ジジェズス, フェルナンダ・ヴァソンセロス, メル・リスボア, レアンドロ・リマ, イーカル・シウヴァ, グスタヴォ・ヴァズ, アレシャンドリ・シオレーチ, グスタヴォ・マシャード
「ビューティフル・シングス 人生にボサノバを」あらすじ
マリア・ルイーザは夫ペドロとリオデジャネイロで飲食店を出す予定だったが、彼女がリオデジャネイロについた時、ペドロは借金を残して女性と既に去ってしまったことを知る。信じていた夫に捨てられ、どん底マリアの心にすっと入ってきたのはリオデジャネイロで流行していた「ボサノバ」という音楽だった。男尊女卑と人種差別の根深いリオデジャネイロで、マリアは何にも縛られることなく生きてやろうと奮闘する。
「ビューティフル・シングス 人生にボサノバを」登場人物
マリア・ルイーザ(マリア・カザデヴァウ)
アデリア(パチ・ジジェズス)
リジア(フェルナンダ・ヴァソンセロス)
テレーザ(メル・リスボア)
シーコ(レアンドロ・リマ)
「ビューティフル・シングス 人生にボサノバを」 ネタバレなし 感想
夫に捨てられたマリアがそもそも出す予定だった飲食店を始めるというストーリーを軸に、黒人のアデリア、歌うことが生きがいのリジア、雑誌の記者のテレーザたちが人種差別はもとより女性蔑視も強い1959年のブラジルで自分の選んだ生き方で生きようとする女性たちの物語。女性が自分の意見をもって行動したり、仕事をしたりすることが男性に疎まれるという風潮は今でこそ減ってきてはいるものの、まだまだ男女平等が社会の基準ではない現代の日本にも通じる部分が多いのも面白く、「女性は女性らしくあれ」という社会の風潮の中で世間にとらわれない生き方を目指す四人がカッコイイ。また何よりもまず1959年のブラジルを描く本作の色の鮮やかさが目に入ると思う。明らかに昔の時代を描いているのにそのビジュアルがとてもクールに表現されている。こんなに全体の発色の良さにこだわったドラマや映画は今まであっただろうか、と思ってしまうほど絵が美しい。またそこにボサノバという音楽が乗ってきて雰囲気だけで見れてしまう(※ボサノバ好きに限るかも)。シーズン2があるかどうか不明だけれど、ぜひともシーズン2も見てみたい。
「ビューティフル・シングス 人生にボサノバを」劇中曲
劇中曲はバンドで演奏されていたりするので演者違いのものも多いけれど、曲だけ集めた。OPのエイミーワインハウスがまずカッコイイ。
João Gilberto – Coisa Mais Linda
BEBEL GILBERTO – SAMBA DA BENÇÃO
Noel Rosa – “Com Que Roupa?"
Noel Rosa – Conversa de Botequim
Gal Costa Caminhos Cruzados
O MUNDO É UM MOINHO CARTOLA
Por causa de você – Tom Jobim
Rosa Passos – E luxo so " Rewind "
字幕では「なんてステキ」と出てた曲
É Preciso Dizer Adeus – Tom Jobim e Gal Costa
Caetano Veloso – Magrelinha