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謎のアニメ最新話到着「ネオ・ヨキオ」認めざるを得ない

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ネオヨキオ ピンククリスマス

ネオ・ヨキオ ピンククリスマス

「ネオ・ヨキオ ピンククリスマス」 2018年 ネットフリックスオリジナルアニメ 65分
原作・制作:エズラ・クーニグ
出演:ジェイデン・スミス、ジュード・ロウ、タヴィ・ケヴィンソン、スーザン・サランドン、ディーセス・ナイス、ザ・キッド・メロ、リチャード・アイオアディ、ウィロウ・スミス、キーナン・シプカ、ジェイソン・シュワルツマン、アマンドラ・ステンバーグ、レイ・ワイズ

2017年の秋に一部の人々をザワつかせた「ネオ・ヨキオ」がシーズン2として帰ってきた。シーズン2とある割には12月7日に配信されたのは約1時間のクリスマススペシャルのような内容、と書いている間に表記はシーズン2から「ピンククリスマス」に変わっていた。恐らくスペシャルで毎週配信ではないとは思う。さすがに何本も作るには勇気が必要だったのか真意は相変わらず謎だ。

 

ネオ・ヨキオ ピンククリスマス あらすじ

ネオヨキオ ピンククリスマス 冒頭シーン(C)Netflix Studios LLC

クリスマスイブに風邪をひいてしまいベッドで毛布にくるまりお茶をすするカズ・カーンは退屈を紛らわすために執事ロボットに作り話をさせるのだった。

 

それでもやっぱり「ネオ・ヨキオ」の作者はすごいのかも

ネオヨキオ アルカンジェロ弾き語り(C)Netflix Studios LLC

一年と少しぶりに新作が来たかと思ったらまさかのロボ執事の作り話から始まる。もちろん世界は「ネオ・ヨキオ」をベースにしている。当たり前のように(作り話の中ですら)失礼なカズ・カーンや仲間たちの謎の商売、独身貴族ランカー(カズ・カーンは2位)同志でプレゼント交換会を行ったり、クリスマスに不買運動を煽ったりと相変わらず意図も展開もわからない内容になっている。突然歌いだすアルカンジェロや(彼が取り出した楽器に注目してほしい)、ラップすることを強要され、まさかのラップを始めてしまうカズ・カーン(二人ともクオリティは高い)など謎の見どころもてんこ盛り。シーズン1よりも作り話という設定だからか突っ込みどころは増えている気さえする。

 

ネオ・ヨキオ ピンク・クリスマス ネタバレなし 感想

ネオヨキオ ラップをさせられるカズカーン(C)Netflix Studios LLC

国が違うどころか地球人と宇宙人くらい発想の違う脚本にまず脱帽である。貴族的な社会と現代のセレブの文化を併せ持ったようなネオ・ヨキオのセレブの独特の価値観が完全に確立されていて、見ている僕らはそれらについて何一つ知らないため、出来事に対して彼らがどうリアクションを取るのかさっぱり読めない。この部分がおそらくこの「ネオ・ヨキオ」の最も魅力的な部分なのではないだろうか。「ネオ・ヨキオ」はアニメであり、フィクションでありながら恐らく人間を描いていているはずである。しかし彼らの文化は微妙にだけど、僕らの知っている文化から確実にズレている部分がある。まるでアメリカでもヨーロッパでもどこでもない、まったく文化背景を知らない国の物語を見ているかのようだ。そしてその明らかに存在する文化の違いを「え、常識でしょ?」くらい説明なしに容赦なく描写してくる。例えば僕で言えばイラン映画とかそれくらい馴染みのない国の映画を見た時くらいのカルチャーショックがある。文化すら架空のものなのでカルチャーショックというのもおかしいがおそらく同質の感覚だと思う。そして、今回で言えば執事ロボチャールズの作り話なのだ(笑)もうなにがなんだかわからないが、それなのに「意味わかんねー」とか言いながら見てしまう。もうこれは面白いと言ってもいいんじゃないだろうか。もし暇があれば65分ドブに捨てるつもりでこの「ピンク・クリスマス」を見て欲しい。これは新しすぎる。