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黒人ダンスを白人が「ステップシスターズ」

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(C)2017 BGP ANHS LLC

黒人文化のステッピングを白人が踊る「ステップシスターズ」

監督:チャールズ・ストーン三世 脚本:チャック・ヘイワード
出演:メガリン・エキカンウォーク, イーデン・シェール, リンドン・スミス, ゲイジ・ゴライトリー, マット・マクゴーリ, マルク・リチャードソン, アレッサンドラ・トレサー二, ナトゥーリ・ノートン, ニア・ジェヴィエー, ロバート・カーティス・ブラウン

Step Sisters | Official Trailer [HD] | Netflix

 


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「ステップシスターズ」 あらすじ

ステップシスターズ-パーティ(C)2017 BGP ANHS LLC

主人公ジャミラ(メガリン・エキカンウォーク)黒人がメインで結成されたソロリティ「シータ」に所属し、ハーバード大学へ進学が決まっている彼氏がおり、ジャミラもハーバード出身の両親に推薦状を書いてもらいハーバードに行くつもりでいた。だが、両親はハーバードの推薦状を出す条件として「平均4.0以上の成績を出すこと」と告げる。そこでジャミラはバーマン学生部長(ロバート・カーティス・ブラウン)に推薦状を書いてもらおうと画策するも、体よくかわされてしまう。そんな中、ジャミラも参加したSBBが主催するパーティで、はしゃぎすぎた学生の破廉恥な動画がキャンパス内で拡散してしまうという事件が起こる。そこでバーマン学生部長はSBBのイメージを回復させるために、SBBをチャリティーのステッピングショーに導いて、成功させればジャミラにハーバードの推薦状を書くと提案する。


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「ステップシスターズ」 ソロリティとは

ステップシスターズ-シータ写真(C)2017 BGP ANHS LLC

なんの説明もなく当たり前のように出てくるソロリティという言葉。wikiを見る限りかなり長い歴史を持ち、組織の一員としているために厳格なルールがあったり、活動形態も様々であるようだが、ステップススターズを楽しむ上では、大学のサークルと思って差し障りない。シータやSBBが読めない理由のもソロリティの名前にはギリシャ文字を使う習わしだから、というだけ話。

 

 



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「ステップシスターズ」 ステッピングとは

ステップシスターズ-シータ(C)2017 BGP ANHS LLC

元々はアメリカ軍のclose-order drillや exhibition drillとアフリカンダンスのgumboot danceの組み合わせで生まれたステッピングというダンス。60年代にはR&BグループのThe temptationsやFour Topsがステージパフォーマンスとして踊っていたものらしいが、彼らのステッピングと「ステップシスターズ」で登場するステッピングは随分と違ったものになっている。20世紀中頃から黒人のソロリティで採用されはじめ、以来黒人ソロリティの伝統的なダンスという位置づけになったという歴史があるようだ。

5 man armed exhibition drill
USMC Close Order Drill Team
Gumboot Dance

 

 

「ステップシスターズ」 笑い要素も多い

ステップシスターズ-男子とSBB
(C)2017 BGP ANHS LLC

SBBという白人のソロリティの面々がぶっとんだ女の子ばかりというのも笑えるポイント。個人的にはステッピングの心得を教えるために男子ステッピングチームから気合の入れ方を教わるSBBが個人的にはかなりツボだった。アホ丸出しのこの子たちが意外な表情を見せるのが僕にはぐっときた。



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「ステップシスターズ」 ネタバレなし 感想

ステップシスターズ-SBB
(C)2017 BGP ANHS LLC

黒人独自の文化であるステッピングというダンスを白人が踊るということを除けば、ダメダメなチームを一人の主人公が立て直していくというよくあるベタなストーリーの本作。黒人差別問題を差別を受けている黒人側の姿勢から考えるようなスタンスだったり、白人のバカっぷりの誇張が激しかったりと、よくあるストーリー構成の中で他との違いを見せようという部分が結構あって、「あの映画と一緒じゃん」といった評価に少しフレイバーを足したような作品になっている。だが、そのフレイバー程度の違いが王道なストーリー展開にうまく目新しさを加えていて最初から最後まで楽しめる内容になっていると思う。日本であまり見ることのないステッピングが単純にカッコイイし、また黒人っぽいステッピングの後にそれを白人がやるとどうなるか、というのもまた見どころでもある。個人的には黒人差別問題をテーマにした作品があまりフォーカスしない点(黒人側の悪い部分)をちゃんと描いている部分に好感が持てた。また笑えるシーンはかなり笑えるし、ほろりと来るシーンもある。結果バランスの良いエンターテイメント作品になっていると思う。