野外フェス群像劇「XOXO」
野外フェス群像劇「XOXO」
監督:クリストファー・ルイ
脚本:クリストファー・ルイ, ディラン・メイヤー
出演:サラ・ハイランド, グレアム・フィリップス, クリス・デリーア, ヘイリー・キヨコ, ブレット・デルブオノ, イアン・アンソニー・デイル, アイオン・スカイ, コリン・ウッデル, ラモニカ・ギャレット, ブリアンヌ・ハウイー
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「XOXO」あらすじ
(C)2016 XOXO, LLC
XOXOという名の野外EDMフェスに参加する人々の群像劇。「XOXO」での出演のチャンスをつかんだ駆け出しDJイーサンとそのマネージャーであり親友のタリク。ロマンチックな恋に憧れる乙女クリスタル、レコード店を経営しフェスへ行きのバスツアーを運営する落ちぶれた元DJニール、そして不安を抱えたカップルシャニーとレイ…。6人の人生が交錯する野外EDMフェスを描く。
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「XOXO」 ネタバレなし 感想
(C)2016 XOXO, LLC
お祭り騒ぎの中にいる人々ってとてもハッピーでピースフルな印象があったりするけど、「XOXO」では6人のドラマを通して野外フェスの一期一会的な一瞬一瞬の出会いがよく表されている。みんなが集まるイベントには本当に色々な人が参加していて、実は有名な人と普通に触れ合えたり普段は絶対関わりあうこともないタイプの人たちとも同じ空間を共有することができて、とても不思議な高揚感があったりする。フェスに行ったことがある人なら、この映画を見ればそんな感覚が思い出されてテンションが上がると思う。そんな現場の一体感を含めたフェスのテンションもよく表現されていて、フェスに行ったことがない人でもこんなフェスなら行ってみたいと思うかもしれない。ちなみにまともで大きなフェスならばこの映画みたいにいろんなところにドラッグが蔓延していることもなく安心だ。6人が均等に描かれていることもあってストーリー性は高くないものの、その分視聴者も「XOXO」に参加しているような気分になれる。途中でうっかりLSDを摂取してしまう一人の登場人物のおかげでドラッグムービー的な側面も持つ映像表現も面白い。もちろんフェスを舞台に置いているだけあって音楽良いが、逆に音楽に興味がなかったりこういうフェスやフェスに行く人たちを斜に構えて見てしまうタイプの人にはオススメしにくい作品ではある。