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過大評価?インドドラマ「聖なるゲーム」

おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)

聖なるゲーム-タイトル

インドのNetflixオリジナル「聖なるゲーム」

「聖なるゲーム」(原題:Sacred Games) 全8話(1話約50分) 2018 インド
監督:ヴィクラマディティヤ・モトワニ, アヌラーグ・ガシャップ
出演:サイーフ・アリー・カーン, ナワーズッディーン・シッディーキー, ラディカ・アプテ, ニーラジ・カビ, ジテンドラ・ジョシ, シャリニー・ヴァツサ, ギリーシュ・クルカルニー, ラジシュリ・デシュパンデ, クプラ・セイト, ジャティン・サルナ

Netflix(ネットフリックス)で視聴する

 


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「聖なるゲーム」あらすじ

聖なるゲーム-ガイトンデ

腐敗したインド警察の中でブレずに正しい警察の姿を目指し、警察内部から疎まれてしまった警部補サルタジ(サイーフ・アリー・カーン)。警察内での力の無い彼の元に、ある日、正体不明の人物から犯行予告の電話が鳴る。「神を信じるか?」と問う発信者の正体は、ムンバイマフィアの大物であるガイトンデ(ナワーズッディーン・シッディーキー)、17年前に姿を消し、死亡説さえ流れていた男だった。「25日で街を救え」と続けるガイトンデ。25日後に何が起きるかわからないまま調査を開始するサルタジだったが、裏社会との癒着や政治圧力に支配された警察組織はサルタジを調査から外してしまう。そんな中諜報部のエージェントがサルタジに力を貸し、ムンバイの街を守るため奮闘するのだった。


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原作「Sacred Games」

原作はインドの作家ヴィクラム・A・チャンドラによるベストセラー小説「Sacred Games(原題)」。経済復興の影で蔓延する組織犯罪と汚職、政治やスパイ活動が複雑に絡み合う中、特権階級の人々や落ちぶれた者たちの人生が交錯していくインドの犯罪社会を描くサスペンス。900ページもあるという犯罪小説らしいが、日本語訳版は出版されていないようだ。

 



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「聖なるゲーム」 一人だけターバンの主人公サルタジ

聖なるゲーム-サルタジ

日本に未だに忍者侍がいると考える外国人がいるようにインドの人はターバンを皆ターバンを巻いているイメージがあるかもしれない。正直僕もその一人だったが、ターバンを巻く文化があるのはシク教徒だけ。インドではヒンドゥー教徒に比べて、圧倒的に少数派だが、富裕層が多く社会的に活躍する人が多いそうだ。
こんなことを言ってしまうと民度が低いと思われそうだけれど、正直一人だけターバンという絵ヅラはなんか浮いていて、時々「ギャグなのかな?」と思ってしまったフシはある。

シク教とは何ですか

参考:インドの宗教分布

多様な宗教が信仰されているインドの宗教とヒンドゥー教

割合をザックリと言えば以下のようになっている。

ヒンドゥー教 80%
イスラム教 14%
キリスト教 2.3%
シク教 1.7%
仏教 0.7%
ジャイナ教 0.4%

メジャーなものだけでもこれだけの宗教がひしめき合っている。割合で大きいのはヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教と続く。西遊記で有名な天竺≒インド、つまりインドが仏教の聖地ならば仏教徒はもっと多いと思っていたのでこれはこれで驚きである。
パーセンテージで言うと圧倒的にヒンドゥー教が多いが、人口12億の国である。例えばイスラム教が14%と言っても約1億7000万人ほど、日本の人口より多いのである。
サルタジのようにターバンを巻いたシク教徒、またジャイナ教は割合は少ないものの、インドの中で富裕層であったり社会的地位が高い人々が多いそうだ。

 



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「聖なるゲーム」 ネタバレなし 感想

聖なるゲーム ガイトンデ 火事

インド警察の腐敗だったり、宗教について「宗教は世界最大のビジネスだ」なんてセリフが出てきたり等、インドの国内の負の部分を突っ込んで描いている点はインドの人から見ればかなり攻めている作品なのではないか、とは思う。インドマフィアも絡んだインド国内の宗教の対立でバタバタ人が殺されていくあたりは好きな人は好きだろう。ただその背景をあまりリアルに知らず、また宗教観というものが薄い僕のような人間にはなかなか難しい物語だったのかもしれない。それでも2018年7月時点のIMdbの評価で9.3という数字が出ていたのを見て、一体どんなドラマなのかと気負って見てみたが正直個人的にはIMdbのスコアをかなり疑う結果となった。ざっくり言ってしまえばインド版「ナルコス」。物語のほとんどが冒頭で自殺する大物マフィア、ガイトンデの自己の隆盛を過去回想という形で語っていくという内容である。シーク教徒と思われるターバンを巻いた主人公の刑事サルタジの活躍はほどんどないまま、冒頭でガイトンデが言ったようにムンバイに何らかの危険が迫っていることをサルタジが目の当たりにしてシーズン1が終わっていく。シーズン1はむしろプロローグ的な内容に思えた。
Netflix自体がインド市場の潜在的顧客をこれから獲得していくと明言していたこともあり、正直IMdbの数字は金で買われたんじゃないだろうかという考えも若干よぎる。もしくは人口の多いインドからの票が多いのではないか。(根拠はない)なぜなら「聖なるゲーム」をシーズン1だけで評価するにはあまりにもストーリーが中途半端すぎると思うからだ。ナルコスのシーズン1はストーリー的に区切りはついていたが、「聖なるゲーム」はかなり中途半端。むしろそこから先が見たいのに、という終わり方でこの評価はどうもピンとこない。
ただ、僕としては世間的に評価の高い「ナルコス」(IMdbで8.9)が点数や評価と比べると個人的にそこまで突出して面白くなかったことから、「聖なるゲーム」に関してもただただ好みではなかったというだけのことかもしれない。逆に「ナルコス」が好きな人にはオススメできると思われるインド版マフィアドラマなので、気になる人は見てみるとよいと思う。

 


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「聖なるゲーム」 インド、アメリカの反応

主人公サルタジは、揺るぎない正義への信念を胸に秘めた男。金、女、名声が甘い声で幾度となく囁くが、その誘惑に決して屈しない。常に自身の信念を曲げることのない男だと、地元インドのHindustan Timesは紹介している。正しい行動の結果、腐敗した上層部から拘束を受けた時でさえ、その瞳が曇ることはない。

New York Timesは本作を、「Netflixの視聴者層を広げ、世界のエンターテイメント業界にアピールする作品だ」と高く評価する。宗教対立の背景を踏まえたギャング・ドラマは、コロンビアのドラッグ・カルテルを題材にして成功を収めた『ナルコス』と構造は同じだが、わかりやすく、文化を超えて親しみやすい構成となっている。~各国で絶賛!ボリウッドの実力を見せつける『聖なるゲーム』、Netflix世界展開のキーに

IMdbは9.3、Rottentomatosをトマトメーターは89%オーディエンススコアも96%と比較的高い。

IMdbでそこそこ最近で自分の知っている作品と比べるなら「Game of Thrones」「Breaking Bad」が9.5、「Stranger things」は8.9とジャンルは違えど現時点でこの3作品に点数的に肩を並べている恰好になる。