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ジャニーズWEST「宇宙を駆けるよだか」

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆(7点)

宇宙をかけるよだか-タイトル
©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

演出:松山博昭
出演:重岡大毅, 神山智洋,  清原果耶, 富田望生, 霧島れいか, 六角慎司, 鈴木美羽, 久田莉子, 関めぐみ, 中島唱子
Netflix(ネットフリックス)で視聴する


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「宇宙を駆けるよだか」 あらすじ

宇宙をかけるよだか-然子とあゆみ
©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

小日向あゆみ(清原 果耶)は幼馴染の水元公史郎(神山智洋)との長年の恋が実り初デートの日に待ち合わせ場所に向かっていた。そこに一本の非通知の電話がかかってくる。

「私、同じクラスの海根…海根然子…私これから死ぬから」

後ろを見ろという電話の声に言われるまま振り返るあゆみはビルの屋上に立っている海根然子(富田 望生)を見つける。

「そこから私を見ていて」

海根はそう言うとあゆみの見ている目の前で飛び降り自殺をしてしまう。そしてその一部始終を見てしまったあゆみはそのまま気を失ってしまうのだった。そして病院で目を覚ますあゆみ。だが、鏡に映るあゆみの姿は自殺したはずの海根然子になっていたのだった。

 


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「宇宙を駆けるよだか」 愛されるべきは内面か中身か

宇宙をかけるよだか-ぼっち然子
©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

テーマはキャッチコピーになっているこの一言に尽きる。「宇宙を駆けるよだか」はラブコメなんかにたまにあるいわゆる”入れ替わりモノ”だが、ブス・海根然子と美人・小日向あゆみが入れ替わることで容姿に問題のなかった女子がある日突然ブスとして生きる苦しさの中に放り込まれることになる。なかなか口に出すの憚られるが、正直世間はブサイクには冷たい。女子にとっては特に冷たく感じるはずだ。なかなか扱いにくいこのテーマをある程度真正面から描けるのもネット配信だからこその面白さだと思う。

 


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「宇宙を駆けるよだか」海野然子役・富田望生


©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

海根然子役・富田望生(とみた・みゆ)はソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判の浅井松子役をオーディションで勝ち取り、映画チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜に出演。韓国映画「SUNNY」の日本リメイク版「SUNNY 強い気持ち・強い愛」この2018年8月31日公開のに出演予定となっている。ソロモンの偽証撮影時(当時14歳)には監督にもっと太れと言われ、2か月で15キロも太ったというプロ根性の持ち主らしい。太め女優としての生きる道を見つけたのか、本作でも太ったキャラの海根然子を演じている。大体太った子がカワイイ女子の芝居をするとコントのようにどこか面白くなってしまうことが多いのだけれど、この子は違う。「宇宙を駆けるよだか」では大半が”海根然子の体に入ったかわいい女の子あゆみ”を演じている富田望生だが、芝居だけでここまでかわいく見えるようになるんだから本当に大したものだと思う。

 


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「宇宙を駆けるよだか」小日向あゆみ役・清原果耶


©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会

富田望生ももちろんすごいのだけれど、キャラクターを演じ分けるという意味ではむしろ小日向あゆみ役・清原果耶のほうが富田望生よりも目を引く。ザ・少女漫画の主人公いった性格の良さそうな小日向あゆみを演じている時と、海根然子が入った後の小日向あゆみではまるで別人。富田望生にしても清原果耶にしても芝居でここまでできるというのをリアルに見せられてしまうと女って怖いなぁ、とつくづく思ってしまう。

 



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「宇宙を駆けるよだか」少女漫画からのドラマ化

「宇宙を駆けるよだか」は、川端志季の別冊マーガレットに連載されていた同名漫画が原作。”入れ替わり設定をサスペンスとして描き、「このマンガがすごい!2016」オンナ編で第5位を獲得した。タイトルの”よだか”は宮沢賢治のよだかの星から取っているのではという声もある。ちなみに宮沢賢治”よだかの星”は容姿が醜く、仲間たちからもバカにされいじめられているよだか(夜鷹)が星になってしまいたいと願う話である。短いので上記リンクから読んでみるのも良いと思う。

 



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「宇宙を駆けるよだか」 ネタバレなし 感想

宇宙をかけるよだか-然子とあゆみ対決
©川端志季/集英社 ©「宇宙を駆けるよだか」製作委員会
色々な意味で面白かった。「人が恋をするのは外見なのか、中身なのか」というわかりやすくて議論の余地の多いテーマはとても面白いと思うし、サスペンス要素で視聴者を振り回してくれたりと楽しめる部分は多い。また何よりも役者がよかった。名バイプレイヤーとしてネットで話題になった富田望生はもとより、あゆみ役・清原果耶が秀逸。重岡大毅と神山智洋ジャニーズの二人の芝居もかなりの練習したのでは?と思えるほどクオリティが高かったと思う。設定や展開の雑さが多少鼻につく場面もあったが、彼らの芝居が魅せてくれるので十分にカバーされていたと思う。
原作が少女漫画ということで姿が変わっても好きな人を好きなままでいられるか、というロマンチックな部分がフィーチャーされているのだけれど、その裏でこのテーマが持つ負の部分が浮き彫りになるのも面白い。ただ前述したように設定は若干雑で、説得力が弱い部分もある。そして何より物語としては個人的にあまり好きな結論ではなく、最終話まで見ると色々言いたいことが多すぎる。でもそこがまた魅力でもあり、面白く感じたポイントでもあったと思う。また原作がコミック3巻分で完結していることもあり、ドラマは約30分が6話と少し長めの映画サイズで楽しめるのも良かった。
高校の頃ってこんな感じだったかもしれないな、とは思うけれど随分歳を取った今の僕は海根さんの苦悩に対しては「コロコロと態度を変える外野になんざ唾を吐いて生きろ」と言いたくなる。