【多分それが友情】サニー 永遠の仲間たち
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サニー 2011年 韓国映画 2時間4分
出演:ユ・ホジョン、シム・ウンギョン、チン・ヒギョン、カン・ソラ
監督・脚本:カン・ヒョンチョル
ざっくりあらすじ
母親の見舞い行った病院で末期がんに侵されたかつての親友ハ・チュナに再会したイ・ナミはハ・チュナの最後願いとして高校時代の仲良しグループ”サニー”のメンバーを探すことになる。イ・ナミはかつての仲間を探しながら、母であり、妻であることに追われていた自分に気づき、自分自身が主人公だと思えた高校時代を思い出していく。※てゆかこの人松島奈々子に似すぎ。
普通の韓国ドラマとは一線を画しますよ宣言?
韓国ドラマと言えば、記憶喪失、不治の病、後から実は兄と妹だったとわかる等の設定が有名だけど、冒頭であえてベタな韓国ドラマを流しそのワンパターンさをディスる。”たしかに登場人物の一人は末期がんだけど、他のと一緒にしないで!”と言いたいのか、ただ単にワンパターンな傾向にあった当時の韓国ドラマへの揶揄かはわからないが、なかなか挑戦的である。
あの頃は無敵だった
主人公のグループ”サニー”は結構やんちゃなグループらしく、特にハ・チュナ(中央)が番長的な?位置づけでよく敵対勢力ともめる。日本のスケバンっていう文化も僕の1年か、2年上の世代までだったような気がするけど、韓国にもそういう文化があったんすかね。女子のグループっていうとなんだか陰湿な側面をまず思い浮かべてしまうけれど、お国柄なのか、それともヤンキー気質なのかカラっとしている関係性は見てて清々しい。
大人になるって色々あるよね
大人になると子供の頃みたいにいつもつるんでいられないけど、それでも昔の仲間に会えば蘇る昔の感情。そんなことって誰しもあるんじゃないだろうか。この作品はそんな気持ちを呼び起こしてくれるかも。
多少のご都合主義は大目に見てください
25年間会ってなかったところからの仲間たちの距離の詰め方が結構唐突で逆にリアル。会わなかった時間をすっとばして当時の感覚で感情が湧き出るような、やっぱこういうことじゃないすか?友情ってやつは。