【痛快西部劇等】バスターのバラード【コーエン兄弟】
(C)2018 Pan Shot Productions, LLC
西部劇アンソロジー バスターのバラード
バスターのバラード 2018年 Netflix オリジナル映画 2時間13分 アメリカ
監督・脚本:ジョエル・コーエン, イーサン・コーエン
出演:リーアム・ニーソン, ジェームズ・フランコ, ティム・ブレイク・ネルソン, トム・ウェイツ, ゾーイ・カザン, ブレンダン・グリーソン
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バスターのバラード あらすじ
バスターのバラードは西部開拓時代を舞台にした6つのショートストーリーで構成されている。
1. バスターのバラード
馬にまたがりギターを鳴らしながら歌い荒野を進む男バスター・スクラッグス。彼は西部のカウボーイらしからぬ陽気な男だが、見た目とは裏腹にお尋ね者でありサンサバの歌人と自称する男の話。
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2. アルゴドネス付近
荒野のど真ん中に立つ銀行・トゥクムカリ第一信託銀行&公証所に現れた一人のガンマン。そこで働く一人の老人は取り付け騒ぎが起こった時の話や銀行強盗に襲われた時の話を誇らしげにするのだった。
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3. 食事券
移動式の見世物小屋で講談をする四肢のない男と彼を世話しながら旅を続ける男の話。
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4. 金の谷
川辺の土地の中に金が含まれているとにらんだ老人は周辺を地道に調査し、金脈を探すのだった。
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5. 早とちりの娘
兄ギルバートと一緒にオレゴンに旅出つアリス。ギルバートはオレゴンにいる友人と事業を立ち上げるために、アリスはその男性と結婚するためにナップとアーサーを引率に雇いオレゴンへの道を行く。
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6.遺骸
陽気に歌う男、退屈な話を延々する男、夫と3年会っていない婦人、皮肉屋の男などフォートモーガン行きの御者に乗り合わせた5人。彼らはそれぞれに居心地の悪さを感じていた。
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バスターのバラード登場人物
バスター・スクラッグス(ティム・ブレイク・ネルソン)~バスターのバラード
How #TheBalladOfBusterScruggs star Tim Blake Nelson parlayed an offbeat childhood in Oklahoma into a Hollywood career https://t.co/htkFRP9aAh pic.twitter.com/5DckryyvzX
— Rolling Stone (@RollingStone) 2018年11月22日
俳優、映画監督。俳優として「オー・ブラザー!」、「インクレディブル・ハルク」、「庭から昇ったロケット雲」。また監督としても4本撮っている。
カウボーイ(ジェームズ・フランコ)~アルゴドネス付近
主な作品「DEAN/ディーン」、「スパイダーマン」シリーズ、「スモーキング・ハイ」、「ミルク」、「127時間」等。
興行主(リーアム・ニーソン)~食事券
Liam Neeson’s weary, dull eyed, 'just business’ performance in “Meal Ticket’ (The Ballad of Buster Scruggs) was an incredible, nearly silent performance. Incredible direction. pic.twitter.com/72GhVc4hwc
— Darick Robertson (@DarickR) 2018年11月21日
主な作品「シンドラーのリスト」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「バットマン ビギンズ」、「ナルニア国物語」シリーズ
トム・ウェイツ(採掘者) ~金の谷
Here’s how you watch the straight to Netflix Coen Bros movie, The Ballad of Buster Scruggs, skip ahead to the Prospector Tom Waits segment and then turn it off once the next one comes on. pic.twitter.com/a86058k0jY
— Kiel (@kiel_0ne) 2018年11月21日
シンガーソングライター、俳優。2011年にロックの殿堂入りを果たしている。1978年以降俳優としても活躍。
アリス(ゾーイ・カザン)~早とちりの娘
ゾーイ・カザン(Zoe Kazan) pic.twitter.com/OH5m9CsVBE
— サハリ (@noraneko_sahari) 2018年11月18日
主な作品「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」、「ルビー・スパークス」、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
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バスターのバラード ネタバレなし 感想
西部開拓時代という舞台でありそうな6本のショートストーリーで構成されていて、原題が「バスタースクラッグスのバラードと他の開拓者の物語」とあるようにタイトルの”バスターのバラード”という話は最初の一話目のこと。この一話目でバスター・スクラッグス(ティム・ブレイク・ネルソン)がギターを鳴らし歌を歌いながら登場した時点で”一周回ってヤバい”バスターのキャラクターにすっかり心を掴まれてしまった。その後の話でバスターが登場することはないが、背景としては6話とも同様のカウボーイがガンガン人を殺しちゃう西部開拓時代の黒い側面を独特のリズムで描いた作品。カウボーイ的なカッコよさもあり、その時代なりの人間関係のドラマであったり、どこかぶっとんだキャラクタが魅力だったりと色々盛沢山な作品集になっている。一つ一つが短い物語で内容も比較的シンプル。その短い物語の中での展開の緩急が魅力だ。各話があまりにシンプル過ぎるために妙に教訓のような話にも見えるし、ただただ単純なエンターテイメント作品にも見える。各話ともどこかトボけた感じがあるのもコーエン兄弟の作品ならではといったところだろう。好みはあるだろうけど僕は「バスターのバラード」、「アルゴドネス付近」、「金の谷」、「早とちりの娘」が面白かった。初っ端からとりあえず見始めて退屈になったら、どこでも止めてしまえばいいので時間があったら一度再生してみよう。オススメ。