【日々に疲れたあなたに】しあわせはどこにある
笑いながら幸せについて少しまじめに考える映画
「しあわせはどこにある」 2014年 イギリス
監督:ピーター・チェルソム
脚本:マリア・フォン・ヘランド、ピーター・チェルソム、ティンカー・リンジー
原作:フランソワ・ルロール『幸福はどこにある 精神科医ヘクトールの旅(フランス語版)』
出演者サイモン・ペグ、ロザムンド・パイク、トニ・コレット、ステラン・スカルスガルド
ざっくりあらすじ
ロンドンの精神科医ヘクターは完璧な恋人クララと何不自由なく暮らしていたが、患者たちの悩みを聞き続けるうちに「幸せとは何か」との疑問を抱くようになり、ほどんど衝動的に答えを求めて世界中を調査して回る旅に出る。
あなたは本当に満足した生活を送っていますか?
そういうものだろう、こんなもんだろう、と気づかないうちに妥協していたり、相手のことを思いすぎるあまり自分の気持ちを抑えてしまう癖がついてしまっていたり。この映画ではサイモン・ペグが演じるヘクターが思いっきり思うが儘過ごして、色々な人にリサーチしながら幸せの秘訣を探してくれます。
一人旅したことあります?
計画をせずに一人で旅に出るといろんなハプニングが起こります。例えば知らない人と何故だか意気投合したり、サイフを盗まれたり、予想外に素晴らしい景色に出会えたり。そんなあてのない一人旅の良さがこの映画にはぎゅっと詰まっています。そもそも”あてのない”一人旅なんてものは実は存在しなくて、しあわせの研究をするために人は旅に出るのかもしれません。
ヘクターのメモ
行く先々でヘクターが”これは幸せの秘訣に違いない”と思うことをメモし、時に登場人物がしゃべります。あなたが今もし「しあわせってなんだっけ?」というくらい不幸な気持ちならどれか一つはきっと役に立つと思います。
しあわせってなんだろう
人生に正解なんかないので「よくわからいないけれど、きっとこれでいいんじゃないだろうか」と僕らは日々を生きていきます。そしてよくも悪くも「これでいいんじゃないだろうか」が積み重なって生活は安定していきます。でもあまり安定しすぎるとしあわせってなんなのかわからなくなっちゃう。人って比較しないと物事を計れませんから。あれ?これってつまりしあわせを感じるためには不幸も必要ってこと?…なんて考え始めちゃったりするかも。でもたまにはそんなことを考えるのもいいかもしれません。