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Netflix ドラマ「ソサエティ」住民が消えた町で高校生たちが一から社会生活をはじめる

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(C) 2019 Netflix Studios, LLC and Netflix Global, LLC

ソサエティ The Society 概要

ソサエティ The Society 2019年 10エピソード(1エピソード:1時間サイズ)
原作・製作:クリストファー・キーサー
出演:キャスリン・ニュートン, ギデオン・アドロン, ショーン・バーディ, ナターシャ・リュー・ボルディッゾ, ジャック・コリモン, オリヴィア・デヨング, アレックス・フィッツァラン, クリステン・フロセス, ホセ・フリアン, アレックス・マクニコル, トビー・ウォレス, レイチェル・ケラー

ソサエティ The Society あらすじ


(C) 2019 Netflix Studios, LLC and Netflix Global, LLC

ある日、ウエストハム高校の生徒たちは全員でバスに乗り込みキャンプに向かう。だが「道が封鎖されているから学校へ戻る」とバスドライバーに告げられた生徒たちは元の集合場所に戻りバスから降ろされる。そしてバスが去ったあと彼らは町に自分たち以外誰もいないことに気づくのだった。町には水、電気などのライフラインやスマホの電波などはなぜか生きているものの、両親をはじめ誰もおらず、いるのはキャンプに行ったウエストハム高校の生徒のみ。彼らは誰の助けも借りずに集団生活をしていかなくてはならないことを悟るのだった。

ソサエティ キャスト

カサンドラ(レイチェル・ケラー)


ウエストハム高校の生徒会長でアリーの姉。優等生。心臓病を患いペースメーカーを入れている。

アリー(キャスリン・ニュートン)


姉カサンドラを慕い憧れそして嫉妬する妹。幼馴染のウィルが気になっている。

ウィル(ジャック・コリモン)


親がいないため過酷な少年時代を過ごした少年。ケリーのことが気になっている。

ケリー(クリスティーン・フローセス)


当初ハリーと付き合っているが、ハリーのふとした一言で愛想をつかす。

ハリー(アレックス・フィッツアラン)

金持ちの息子。

サム(ショーン・バーディー)

耳が不自由。演じているショーン・バーディも実際に耳が不自由なのだそうだ。

キャンベル(トビー・ウォレス)

サムの兄。サムに危険視されている。

エル(オリヴィア・デヨング)

ヘレナ(ナターシャ・リュー・ボルデッツォ)

ソサエティ ネタバレなし感想


(C) 2019 Netflix Studios, LLC and Netflix Global, LLC

自分たちの住む街から大人がいなくなり、高校生だけになったらどうなるのか。タイトルがソサエティ=社会といういうだけ合って、このドラマがフォーカスを当てるのは人間の集団行動と社会形成である。中止になったキャンプから戻った町には両親はおろか警官も弁護士も裁判もない。限りある食料をできる限り公平に分け、社会を回していくには規律やルールを守らせる仕組みが必要になる。高校生たちの小さな社会にはルール運用する側、守らせる側と、その他人々が生まれ、ルールを決める側にちいさな権力が生まれる。同時に、ルールを作ったとしてもルールを破った者をどう扱うべきなのか。問題が起きた時、病気ケガなどはどうすればいいのか?全員で団結すべきなのは理解しながらも、それぞれの思いを持ちながら高校生たちは葛藤し、衝突していく。一から社会のシステムを考えて作り上げながら、数日前までただの同級生に過ぎなかった友達たちとお互いに立場が変わってゆくという違和感が興味深い内容になっている。

ただ、ストーリーとしてはめちゃくちゃスローで、なぜ彼らがそんな状況に陥ったのかはなかなか明かしてくれないので、海外ドラマ「LOST」のような謎が多めの設定ではあるものの退屈に感じるタイミングもあるのではないだろうか。特に最初の3話はめちゃくちゃ長く感じた。そもそもシーズン1は謎を積極的に追うという内容というよりは、置かれた状況でどう生きていくかがメインになっているので「LOST」っぽいドラマを期待して見ると肩透かしを食らうかもしれない。一見ティーン向けのドラマに見えるが本質は結構固いマジメなドラマになっていると思う。いろんな意味で何がどう転ぶかわからない内容なのでたまに退屈だけれど先が気になる。そんな印象を持った。

 

ソサエティ IMdb Rotten tomatoes 評価

傾向としてIMdbでアメリカのドラマで7.0付近は微妙なことが多いのだけれど、2020年にはシーズン2の配信も決まっているので世間の評判もさほど悪くはないのだろう。個人的にはいかにもIMdbで7.0付近の評価を取りそうな「めちゃくちゃ面白くもないけれど、見るのをやめてしまうほどつまらなくない」という感想だった。7.0が映画の評価なら名作な可能性がグンとあがるのだけれど、ドラマの評価と乖離があるのが不思議だ。