スポンサーリンク

【そこそこええ話】ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

新着記事

Netflixオリジナルドラマ「ブリジャートン家」レビュー

Netflixドラマ「ブリジャートン家」 Bridgerton 詳細 ブリジャー ...

Netflixドラマ「瞳の奥に Behind her eyes」ネタバレなしレビュー

Netflixドラマ「瞳の奥に behind her eyes」詳細 出演:シモ ...

Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」レビュー

「今際の国のアリス」詳細 「今際の国のアリス」:2020年 日本監督:佐藤信介 ...

Netflixオリジナルドラマ「クイーンズギャンビット」ネタバレなしレビュー

Netflixドラマ 「クイーンズギャンビット」 詳細 クイーンズギャンビット ...

©
2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

人気ゲームFF14を通した親孝行計画ドラマ 「光のお父さん」

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 2017年
原作:マイディー
監督:野口照夫、山本清史
脚本:吹原幸太
出演者:千葉雄大大杉漣石野真子

「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」 あらすじ wikiより

ネット上のゲーム仲間たちと共に、MMORPGゲーム『ファイナルファンタジーXIV』を楽しんでいる、ゲーム好きの青年であるハンドルネーム「マイディー」こと稲葉 光生。光生はある日、仕事熱心だった父親が突然退職したと聞きその心境を案じる。しかし、幼いころに行き違って以来いつの間にか父子の間では会話がなくなっていた。その悩みを『FFXIV』の仲間(FCメンバー)に相談したところ、ゲーム内に父親を招待すれば、と提案される。――父親、博太郎の操作するキャラクター「インディ」に、あえて息子であることを隠して近づき、フレンド登録して共に冒険を続け、現実とオンライン上を行き来しながら父親のゲーム攻略をサポートし、攻略終盤のボスを倒した後に正体を明かす――、それは数ヶ月がかりの、壮大なオンラインキャラクター育成プロジェクトであった。フレンド達の協力のもと、様々な困難を乗り越えて、父・博太郎を『FFXIV』の世界における勇者、「光の戦士」へと鍛え上げていく「光のお父さん計画」が、今、始まるのだった。

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

 

 

「光のお父さん」 もともとは人気ブログ記事

「光のお父さん計画」は(※ネタバレ注意)一撃確殺SS日記というブログで行われた試みらしく、今でもネットで読める。視聴後にブログを読んだけれど、もしかしたらブログのほうが笑えるという意味では上かもしれない。というかマイディーさんの文章が結構笑えるのでドラマを見てブログを読むというのも良いと思う。ドラマはドラマで1話1話に起こる小さなドラマとキャラの見せ方が上手かったりドラマなりの良さがある。また実際のゲームの画像をアフレコしてゲームシーンを撮影しているという演出も新しい。実際のFF14ではキャラクターが喋ることはなく、プレイヤーのコミュニケーションは文章によるチャットのみになっていることから、FF14のプレイヤーからは「違和感がひどい」と批判もあったそうだけれど、FF14をやったことがない人には全く問題はないというか、むしろアフレコで面白かったと思う。

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

 

 

「光のお父さん」近い存在のはずなのに謎の多いお父さんを知るドラマ

例えば、うちの父親は全く人の話を聞かないし、一見陽気だけど、どのポイントで腹を立てるかわからない気難しさを併せ持つ上に本音を全く言わないので、結果何を考えているのか全くわからない男だったりする。4半世紀以上も過ごしてきたにも関わらず未だに地雷を踏んでしまうこともあり、我が家で父は腫物扱いである。いや、天災の類としてただただ耐え忍ぶような、存在。それが僕の家の父だった。本音を言わないのが現代の60前後の男性なのだろうか。このドラマのお父さんはそこまでひどくはないものの、やっぱり家族から見ると”何を考えているかわからない人”である。そんな意外に謎の存在であるお父さんの新たな顔がFF14というゲームを通して見えてくるのが楽しいドラマ。若い子たちより僕らのようなFF3を現役でプレイしたような世代にはどストライクなドラマだと思う。

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

 

「光のお父さん」のネトゲあるある

オンラインゲーム初心者とプレイするとありがちなシーンがちょいちょい出てきてプレイ経験のある人なら序盤は思わずにやりとしてしまうシーンが色んな場面で出てくるのでイチイチにやりとさせられてしまう。最近は特に絵が綺麗なのもあって、キャラの動きがマヌケだったりするのがとても笑えるのは僕だけではないはず。ドラマはFF14のゲームパートと現実のパートで構成されていて、例えばゲームで知り合った人に実際にあると随分印象が違った、なんてあるあるがうまく描かれているように思える。

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

 

 

「光のお父さん」 息子もお父さんも人柄が可愛い

謙譲、謙遜の美徳なのか身内(息子や嫁)をついつい悪く言ってしまうお父さんとそれに腹を立てながらも無邪気にゲームを楽しむ父を見守る息子。息子のほうが懐が深く見えるあたりもなんだか微笑ましい。ファミコンをお父さんとプレイするのはとても楽しかったなぁ、なんて思い出がある人には特におすすめ。我が家はその年代の直後に暗黒時代に突入したので僕の心には特に刺さります(笑)

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

 

 

「光のお父さん」 ネタバレなし 感想

© 2017 『一撃確殺SS日記』・株式会社スクウェア・エニックス/『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』製作委員会

ブログとドラマとどちらが面白いかと言われるとなかなか難しい部分はあるけれど、ドラマを見るとほっこりするのは間違いない。管理人としては大滝連は標準語をしゃべっているイメージのほうが強いので大滝連が関西弁なのが違和感があるけれど、調べてみると彼は徳島県出身なのでむしろイントネーションは自然なのかもしれない(関西人ではないので細かい違いはわからないっす、すんません)ネトゲあるあるで笑いを交えながら、大人になった息子とその父親のネットゲームを使ったコミュニケーションというまさに現代っぽい設定も面白いが、お互いの素性がわからないネットゲームだからこそ互いの”素”が見えるというポイントをうまく使って父と子がお互い新しい面を知っていくというコンセプトが新しい。また現代を舞台にしながらほとんどの登場人物からやさしさがにじみ出ていると言っていいほどハートフルな物語になっている。心が疲れた時なんかになんとなく流してみてみるのもいいかも。