ブラックミラー【オススメ10選+各話評価+シーズン5ネタバレなし感想追記】
ブラックミラー シーズン3 エピソード1 「ランク社会」
面白さ:★★★★★★★★☆☆(8点)
監督:Joe Wright
脚本:Rashida Jones, Michael Schur
出演: Bryce Dallas Howard, Alice Eve, Cherry Jones, James Norton, Alan Ritchson,Daisy Haggard, Susannah Fielding, Demetri Goritsas, Kadiff Kirwan
「ランク社会」 あらすじ
個人が他人からランク付けされる未来の世の中。レイシーは5点満点の評価で4.2点をキープして生きていた。ある日レイシーは弟と同居するアパートの契約期間が終わるため、新しいアパートを探すことになった。するとすぐに素敵な、でも家賃の高いアパートが見つかった。レイシーは評価が4.5以上あれば家賃が安くなる制度があると聞き、自分のランクを積極的に上げようと努力することに…。
「ランク社会」 ネタバレなし感想
現代でもSNSでやたら楽しそうな写真やらセンスのよい服やら人からよく見られようと頑張っている人もいると思うけれど、それを極端にした話。とにかく人からよく見られるために本音を言わず、上品に、他人からの見た目ばかりを気にして生きる。そんな生き方をこのドラマのように社会から求められるなんて想像しただけで腹立たしい。いや、現代だってそこまで極端ではないものの、似たような風潮はあるんだろう。だからこそたかがドラマなのに見ていてイラつくけど…。僕はこの話のラストシーンはすごく好きでした。序盤はやっぱりムカつきますが(笑)SNS文化を皮肉った作品。
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ブラックミラー シーズン3 エピソード2 「拡張現実ゲーム」
面白さ:★★★★★★★★☆☆(8点)
監督:Dan Trachtenberg
脚本:Charlie Brooker
出演: Wyatt Russell, Hannah John-Kamen, Wunmi Mosaku, Ken Yamamura, Elizabeth Moynihan, Jamie Paul, Rick Peters
「現実拡張ゲーム」 あらすじ
クーパーは世界中を一人で旅し、最後の国としてイギリスに降り立った。クーパーはイギリスで数日過ごしアメリカの実家に帰る予定だったが、銀行口座にあったはずの金がなくなっており、アメリカ行きの航空券を手に入れることができなくなってしまった。そこで航空券代を稼ぐためにイギリスで知り合ったソーニャに紹介されたゲームの被験者の仕事を受けることにする。そのゲームとはゲームのプレイヤーが最も怖いと思うことを脳から解析し、視覚と聴覚に再現するという、最高の恐怖を楽しむためのゲームだった。
「現実拡張ゲーム」 ネタバレなし感想
クーパーはAR技術(携帯アプリのポケモンみたいな現実の中にヴァーチャルをミックスする技術)を実際の体で体験できるようなゲームの被験者になり、怖がるというよりゲームがどんな方法で自分を怖がらせに来るのかワクワクしている感じが見ていて楽しい。クーパーと一緒に次の展開を予想してみるのも良いと思う。仮に予想があっていても十分に引き込まれるシナリオになっている思うので安心してみていられるはず。これはなかなか怖いかもしれない。またこの作品では日本人IT社長役としてKen Yamamura(山村憲之介)さんが出演している。彼は2014年にハリウッド版GODZILLA ゴジラや連続テレビ小説 マッサン、また今年は漫画原作の人は見た目が100パーセント等にも出演している。
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ブラックミラー シーズン3 エピソード4 「サン・ジュニペロ」
おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)
監督:Owen Harris
脚本:Charlie Brooker
出演: Gugu Mbatha-Raw, Mackenzie Davis, Denise Burse,Raymond McAnally, Gavin Stenhouse, Cheryl Anderson, Jackson Bews, Annabel Davis
「サン・ジュニペロ」 あらすじ
1987年、「サン・ジュニペロ」で内気なヨーキーと社交的なケリーが出会い惹かれあう。だがケリーはヨーキーを避けるようになり、ヨーキーは時間を飛び越えて様々な年代でケリーを探すことに…。
「サン・ジュニペロ」 ネタバレなし感想
見ているうちにだんだん「サン・ジュニペロ」という場所がどういう場所なのかがわかってくる。「ブラックミラー」では珍しく未来のシステムがポジティブな形で描かれている。でもこの物語のラストがしあわせなものかどうかは、人それぞれかもしれない。「ブラックミラー」の他の物語もそうだが「サン・ジュニペロ」もSFでありながら「人間とは何か」のようなとても身近でまた哲学的な疑問に回帰するという側面がある。技術やシステムの進歩によって今までではできなかったことが実現してしまうと、人間という生物の形が改めて浮き彫りなるのだ。「サン・ジュニペロ」はどこか普遍的で、人類一人ひとりが最大公約数のように持っているように思われる”幸せ”という概念が数十年後の未来ではもっと多様化していて、共通の概念ではなくなってしまうのかもしれないと思わせられる作品。
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ブラックミラー シーズン3 エピソード6 「殺意の追跡」
おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆(6点)
監督:James Hawes
脚本:Charlie Brooker
出演: Kelly Macdonald, Faye Marsay, Benedict Wong, Jonas Karlsson, Joe Armstrong, Elizabeth Berrington, Charles Babalola
「殺意の追跡」 あらすじ
不謹慎な発言や記事のためにSNSで炎上している有名人が次々に謎の死を遂げる事件をパーク警部と研修中のブルー・コルソンが追う。有名人の死には絶滅したミツバチの代わりに生態系を守るはずの存在ADI(ハチ型ドローン)が関係しているようだった。元ハイテク犯罪課に所属していたブルーは自身のスキルで事件の真相に迫り、そして驚愕の事実にたどり着いてしまう。
「殺意の追跡」 ネタバレなし感想
設定に若干の無理があるような気もしなくはないが、その辺りをさほど気にしなければなかなか引き込まれるサスペンス展開になっていると思う。ラストもなかなか好みだった。シーズン2の最終話がなかなか面白かったのでシーズン3も期待したけれど、悪くはないがそれほどでもない、といったところ。
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