シーズン2で打ち切り【ルーク・ケイジ】
ヒーロー物とはいうものの
ヒーロー物というとどこか勧善懲悪なストーリーをイメージしてしまうけれど、ネットフリックスドラマのMarvel作品のヒーローはさほど善悪という観点で行動しない。もめ事に首を突っ込むことに消極的だったルークも気づいたらどんどん自分からもめ事に首を突っ込むことになっていくのだが、結局やっていることはマフィア狩りである。非合法の商売を行っているということでコットンマウスが一応”悪”という位置づけにはなっているものの、ダンテたちに金を奪われたのはそもそもコットンマウスでむしろ被害者。そして非合法ではあるものの地域社会にビジネスで貢献しているコットンマウスに対し、ただただ商売の邪魔をするルーク。ドラマはその観点では描かれていないけれど、そんなに非人道的なことをしているコットンマウスは描かれないのでルークが暴れるたびに「ああ、また人が職を失っていく…」と思ってしまう。ルークが「自分はヒーロー向きじゃない」とためらうのもその辺りを加味しているからなのかもしれない。ヒーローとはいったい何なんだろう。
(C)2016 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS
スポンサードリンク
本筋が面白い点はおすすめポイント。でも少し冗長では。
メインストーリーは十分面白いのだけど13話も必要なかったんじゃないだろうか。せめて10話くらいでまとめてくれたらもっと面白くなったんじゃないか、と思う。見終わった後にあいつ登場する意味あったか?みたいに思うシーンもちらほら。とは言え前半は多少スロースタートな印象だったもののちゃんと後半を盛り上げてくれるのでさほど気負わずに見るのがおすすめ。シーズン1である程度の区切りがついているのも良かった。そして最終回ではもちろんシーズン2へのフリちゃんとあるのも気になるところだ。
(C)2016 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS
スポンサードリンク
デアデビル、ジェシカ・ジョーンズに続いて
ジェシカ・ジョーンズではルークの治療をしたこともあるクレアがルークと再会(ルークはいまいち覚えていない)。「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」の世界はつながっており、あっちで出ていた人がこっちにも出てる!という妙な喜びも見どころの一つ。その代表格のクレアさんは「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」と3作品目の出演。実家に帰省中らしいけど、それにしてもこのクレアさん、騒ぎに巻き込まれすぎだろ。
(C)2016 MARVEL TELEVISION AND ABC STUDIOS
「ルーク・ケイジ」シーズン2は2018年6月22日
シーズン2は6月22日配信予定。シーズン2ではルーク・ケイジはハーレムのセレブという立ち位置になっているらしい。そもそも金持ちでもなかったルークが、ちょっぴり街のゴタゴタを解決したというだけでどういう経緯でセレブになれるのか疑問ではあるが、ぜひ説得力のある設定で進めてほしいものだ。
ルークケイジ シーズン2で打ち切り
序盤のみ見たけれどなかなかストーリーに入ってこれず視聴を断念していたら、打ち切りだそうだ。マーベルシリーズは何のドラマもない、もしくは見てる側に何も伝わってこないシーンが多い印象だったけれど、それは僕以外の視聴者も感じていたのだろうか。
スポンサードリンク
HIP HOPとルークケイジ
音楽はエイドリアン・ヤングとATQCのアリ・シャヒードが制作。日本で見ていると気づくことはなかなかできないと思うけど、各エピソードのタイトルにはヒップホップデュオ「GANG STARR」の曲名を使ってたり、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)のメンバーであるメソッド・マン(Method Man)が本人役で登場したりと90年代ヒップホップ色がフィーチャーされている。
最終回はこの曲のタイトルが使われていた※劇中では流れないけれど。