シーズン3更新へ「スタートレック・ディスカバリー」
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スタートレックディスカバリー エピソード13 過去は序章
面白さ:★★★★★★★★☆☆(8点)
てっきりシーズン1のラストまで引っ張るのかと思っていた平行宇宙編も今回でおしまい。なかなか意外な展開をみせてはくれたけれど、その辺りをよくよく考えてみると若干違和感が過去のエピソードにあるような気もしなくはない。ロルカは”運命”の一言で片づけているものの、管理人は何となくピンとこないのでシーズン1が終わったらもう一周見ることになりそうだ。ストーリーは極力見えないように書いているのでこのブログだけで読むとこの4エピソードの平行宇宙編サラっと流れていくように見えるかもしれないけれど、ここ4エピソードではかなりの変化がある。そして「スタートレックディスカバリー」はシーズン1が15エピソードで構成されているとのことなので残すところあと2話である。1シーズンをキリの良いところで終わるタイプの作品ではなさそうな予感がある。
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スタートレックディスカバリー エピソード15 新たなる旅立ち
面白さ:★★★★★★★★☆☆(8点)
とうとう最終回となったスタートレックディスカバリー。意外にも綺麗にシーズン1を終える形になった。そのせいで平行宇宙から帰ってきてからの展開は若干タンパクな感じ。比較的アッサリと終っていったがスタートレックディスカバリーの序盤は1話完結の比較的アッサリしたストーリーだったし、よくよく考えればアッサリストーリーなのは今始まったことではない。また最終回で提示されたディスカバリーが抱える問題への解決法が結構斜め上だったのもあり、今までの展開は何だったの…と言ってしまうとちょっと安っぽく感じてしまう人もいるかもしれない。と同時にもし一話目から通してみてるならば、なかなか面白い展開にはなってはいるのもわかるとは思う。結果として全体通して考えると打率も高く、ホームランもちょこちょこあるというバランスの取れたドラマだったのではないかと思う。この調子なら次シーズンも期待できそうだ。
まとめ スタートレックシリーズ未視聴者がスタートレックディスカバリーを見た結果
結論から言えば、とっつきにくそうな印象の割に見てみるとめちゃくちゃ素人フレンドリーな作品だったと言える。脚本家すら過去作品の設定を調べながら書いているということで、ディスカバリーの視聴者が過去の作品を見ているだろうという前提で語られるということは全くなかったと思う。むしろ初めてスタートレックに触れる人に向けて作られているくらいの印象で、多少展開等に多少の雑さはあったような気はするが(そのあたりのスタートレックの味なのかもしれないが)、全体的にかなりエンタテインメントしていて面白かった。用語が多くとっつきにくい印象はあるものの、はっきり用語がなんなのかわかっていなくてもストーリーは掴めるはずだ。基本構成が1話完結なのも良い。少なくともスタートレックディスカバリーはシーズン1から見始めれば楽しめると思う。実は筆者はスターウォーズも食わず嫌いなので次はスターウォーズもチャレンジしてみようかな、という気になっている。
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「スタートレック・ディスカバリー」に登場する用語
スタートレック・ディスカバリーに登場する用語と管理人があまり知らなかった一般的な宇宙科学用語をまとめていきます。
USSディファイアント
USSディスカバリーと同様の平行宇宙に迷い込んだ宇宙艦隊。ディスカバリーのように胞子ドライブを搭載しておらず、どうやって平行世界へたどり着いたのかは謎。USSディスカバリーが元の宇宙に帰るための手がかりになるのでは?と言われている。
パラレルワールド(平行宇宙、並行宇宙)
パラレルワールド(parallel world)とは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。
「異世界(異界)」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つ。SFの世界でのみならず、理論物理学の世界でもその存在の可能性について語られている。
パラレルワールドを主題とした作品についてはCategory:パラレルワールドを題材にした作品を参照。wikiより
遮蔽技術
クリンゴン船のステルス技術。重力場を作り、船を囲む光や電磁波を曲げることによってステルス状態を作り出している。センサーでも探知不可。
ゴーマガンダー
絶滅危惧種指定されている宇宙クジラ。法律上絶滅危惧種を発見したものは所定の場所に運ぶ義務があり、無視すると違法行為となり軍法会議にかけられてしまう。
放射性ガス
放射性ガスと胞子(マイセリウム)の塊が混ざると爆発するらしい。ディスカバリーで星雲に入ると
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バルカン人
スタートレックディスカバリーで登場するマイケルの里親であり師匠である「サレク」がバルカン人。尖った耳とつりあがった眉、論理的で自制心が非常に強いのが特徴。1979年の「スタートレック(映画)」ではバルカン人は日本人をモデルとしており、身体的特徴や髪形、精神性、使用する武術に日本人的特徴、またロシア系ユダヤ人であるレナード・ニモイのアイデアで挨拶や仕草にユダヤ人の慣習に似せたものが取り入れられている。
カトラ
魂の一部のようなもの。カトラを分け合うことで瀕死から救うことができる。カトラの癒しの力(魂の移植)で死からよみがえったマイケルはサレクと精神的につながりを持ち、大きな痛みや感情をお互いに共有する。
胞子ドライブ(Spore Hub Drive)
プロトタキシーテス・ステラヴィアトリという菌は新種の物質で構成され、亜空間にもネットワークを形成する。菌の根”マイセリウム”は全世界に広がり銀河間の高速移動網としてい機能している。ポール・スタメッツ
ポールスタメッツ曰く、胞子ドライブとはマイセリウムという全宇宙に張り巡らされた菌の根を自由に物質を行き来させることができる技術…のようだ。理論は出来上がっているものの、実際の移動には高度な計算が必要でUSSディスカバリーのコンピュータのスペックでは計算が不可能であったが宇宙クマムシを介し目的地の座標を教えることで正確なジャンプが可能となった。ただジャンプを繰り返すことでクマムシは弱っていく模様。ワープとは違い高速移動ではなく、距離の概念のない瞬間移動方法であると思われる。だが、その後の時代のスタートレックシリーズに「胞子ドライブ」という言葉が出てこないため、どこかで欠陥が見つかるのかなんらかの理由で普及はしない…のかもしれない。
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ワープ・ドライブ
ワープ・ドライブ(Warp Drive)とは、光速を超える速度での宇宙航行を可能にするFTL (Faster Than Light) 技術である。
ワープ・ドライブ(ワープ航法、亜空間航法)とは、端的に説明すると、「亜空間フィールドの泡で船体を包み込み、光速の壁を突破する」技術である。ここで言う「亜空間」とは電磁場のようなもので、異世界といったものではない。(詳細は亜空間の項目を参照) ワープドライブ
スタートレック・ディスカバリーの時代(2254年あたり)には適切な状況下においてはワープ9(光速の729倍)での航行が可能であったと思われる。
スラスター
スラスター (thruster) は、スラスト(推す、thrust)に由来する言葉で、広義には推進システムの総称。 宇宙機[編集]. 人工衛星、惑星探査機などの宇宙機では特に、主推進以外の、姿勢制御や軌道の微修正などに使うものをスラスターと呼ぶ。
トラクタービーム
トラクター・ビーム(Tractor beam)はフォース・フィールドを発生させて重力を操作し、対象物を引き寄せたり押し放したりするテクノロジー。スタートレックだけでなくスターウォーズにも登場するらしく、もはや一般的なSF用語のようだ。
スペースデブリ
言わば宇宙ゴミ。耐用年数を超え機能停止した人工衛星また、事故故障により制御不能なった人工衛星や、衛星などの打上げに使われたロケット本体や、その一部の部品、多段ロケットの切り離しなどによって生じた破片等を意味する。
スペースデブリは、地表から300 – 450kmの低軌道では7 – 8km/s、36,000kmの静止軌道では3km/sと非常に高速で移動している。さらに軌道傾斜角によっては相対的に10km/s以上で衝突する場合もありえる。スペースデブリの破壊力はすさまじく、直径が10cmほどあれば宇宙船は完全に破壊されてしまう。数cmでも致命的な損傷は免れない。さらに数mmのものであっても場合によっては宇宙船の任務遂行能力を奪う。5 – 10mmのデブリと衝突するのは弾丸を撃ち込まれるに等しい。
スタートレックシーズン2は2018年1月18日配信
アメリカで7月に開催された「コミコン・インターナショナル」という映画、TVからアニメ・マンガ、ゲームまで米エンターテイメントのイベントで、製作総指揮者のアレックス・カーツマンが、シーズン2で「スタートレック」シリーズと言えば頭に浮かぶキャラクター「スポック」を登場させると発言した。
「新シーズンではスポックに会うことになるだろう」製作総指揮者のアレックス・カーツマンが、シーズン2で「スタートレック」シリーズのアイコン的存在ともいえるスポックの初登場を明言したのだ。スポック役を演じる俳優はまだ明らかにされていない。「スタートレック:ディスカバリー」は、シリーズのオリジナル版「宇宙大作戦/スタートレック」の約10年前を描く前章的作品。独自のキャラクターを中心に展開しながら、今後は「宇宙大作戦/スタートレック」などこれまでのシリーズから既存のキャラクターを登場させるようだ。今回のコミコンにも、シーズン2に出演するエンタープライズ号船長クリストファー・パイク役のアンソン・マウント(「マーベル インヒューマンズ」)が参加。パイク船長は、「宇宙大作戦/スタートレック」が放送された当時、カットされたパイロット版に主人公として登場していた。アンソンもファンへの挨拶替わりに、新キャストのニュースを発表した。「オリジナル版の“ナンバーワン”にも会えそうだよ」パイロット版でパイク船長の右腕だったのが、“ナンバーワン”と呼ばれた副長。その“ナンバーワン”が、「スタートレック:ディスカバリー」シーズン2に姿を現すというのだ。『X-MEN』シリーズのミスティーク役で知られるレベッカ・ローミンが、“ナンバーワン”を演じる。徐々にではあるが、おなじみのキャラクターの登場で、「スタートレック」シリーズとの連結も進んでいる。カーツマンは「新シーズンで、番組がどう『スタートレック』シリーズとつながってゆくのか、皆興味を持っていると思う。皆の想像どおりには、つながらないってことだけは言っておこう」と、なんとも思わせぶりな発言。
過去作を見ていない僕としては「スポックってサレクの子供だったよな…」ってこととビジュアルは浮かぶものの、特に感慨はないがやはりファンにとっては気になるところだろう。シーズン2はディスカバリーの10年後の話にあたる「宇宙大作戦/スタートレック」に徐々に繋がっていくということなので「宇宙大作戦/スタートレック」を知っている人のほうがより楽しめるかもしれない。とはいえシーズン1を見た印象では特に「宇宙大作戦/スタートレック」を予習しなくてもシーズン2は楽しませてくれるのではないだろうか。僕は「宇宙大作戦/スタートレック」はコントみたいに見えるほど古いのでなかなか手が出ない…。
スタートレックディスカバリー シーズン2
そもそもスタートレックディスカバリーが「宇宙大作戦」(2264~2269年)の10年前を描いているということで、もちろん「宇宙大作戦」の登場人物も出てくるのだろう。特に今まで言われなかったがバーナムとスポックが一緒に育ったらしいエピソードや、二人の間に確執があるらしいことが1話から見て取れる。
シーズン2はディスカバリーがエンタープライズ号の乗組員と接触するところから始まるが、ここでのエンタープライズ号の船長は「宇宙大作戦」のカーク船長の前任者パイク船長である。
下は「宇宙大作戦」の画像。「宇宙大作戦」の制服に寄せているのがわかるが、初代の制服はよくよく見ると普通のセーターなのがちょっと笑える。
最新の技術とCGで大部分が構成されている「スタートレックディスカバリー」と50年前の未来像である「宇宙大作戦」を見比べてみるのもなかなか興味深い。
スタートレック ディスカバリー シーズン2 ネタバレなし 感想
これだけの小難しいSF設定を持つストーリーを誰にでもわかりやすく描く脚本はシーズン1同様すごいと思う。用語や何が起こっているかよくわからなくても、見続けていれば大事なシーンをちゃんとフラッシュバックさせたりと、ライトユーザーからマニアまで楽しめるように作られているところががスタートレックシリーズが愛され続ける理由なのかな、と思った。ただシーズン2はちょっと情報量が多く、設定の小難しさを万人受けにわかりやすくしている分だけ物語の濃さは薄まっているように見えた。また同時にご都合主義的な部分もあったりして人によっては鼻につくかもしれない。物語としてはUSSディスカバリーの冒険を通してクルーたちの絆であったり、危険を顧みない勇敢さであったりを描くというよくも悪くも王道ジャンプ漫画のようなストーリー展開だといえる。個人的にはシーズン1ほどの衝撃はなかったものの最後まで楽しめた。シーズン3への更新が決まっているということだが、この構造ならいくらでも続けられるような気もするだけに次はシーズン1を超えることを期待したい。