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【泣かずにいられる?】ライフ・イズ・ビューティフル

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名作イタリア映画。巨匠ロベルト・ベニーニの最高傑作

「ライフ・イズ・ビューティフル」(原題:La vita e bella) 1997年 イタリア 1時間56分
監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
出演:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ホルスト・ブッフホルツ

 

不朽の名作と言っても、もう過言ではないのでは

もう二十年も前の作品になるんですね。あんまり年を取るともうどれが一位なんだかわからなくなってきますが、若い頃個人的泣ける映画部門でずっと1位だった作品です。わざわざDVD借りてはこないけど、クリックすれば見れるなら見ちゃいます。

 

 

ざっくりあらすじ

ユダヤ系イタリア人のグイドが美しい小学校教師ドーラと結ばれ、息子・ジョズエに恵まれる。そんな中第二次世界大戦が勃発、ムッソリーニ政権、ドイツ軍によるユダヤ人迫害がグイド達に迫っていく。

とにかく主人公がコミカル

前向きでとにかく明るいイタリア気質な主人公グイドがとてもユーモアの溢れたコミカルなキャラクター。明らかに2枚目ではないが、抜群の機転とおかしさ一杯のグイドがとても魅力的に映る。小学校教師のドーラに一目惚れするグイドですが、グイドといればきっと幸せになれる、そんな風に思わされてしまうなんともハッピーでコミカルなアプローチが素敵です。

 

 

色々頑張る主人公の恋愛術

ある時は偶然、ある時は結構無茶をする主人公。アプローチの方法としては若干様子がおかしいかもしれない。例えば彼氏の車だと思って乗り込んだ車に違う男が乗っていたらそれはもうホラーである。だが、この主人公はもう彼女の心をつかんでしまっているのか、口先八寸でおおらかに許される。※イケメンに限る…わけではないという夢を見させてくれる。

 

 

とてもロマンチストで楽観主義

イタリア人だから許される(?)ロマンチストすぎる主人公が可愛らしい。一途に想い続けるまるで童話のような恋愛観。また主人公のいたずら心が生み出すハプニングが良く練られていて笑いを誘います。現実には主人公が恋するドーラには婚約者がいたりして、結構な略奪愛だけどそんな主人公だからかドロドロ感は一切なし。

 

 

楽観的な人の目線を知ることができるかも

主人公が明るくて楽観的過ぎることもあり、ユダヤ人であることで迫害を受けてもさほど気にしない様子で過ごしていく。悲しい事実があっても、演出次第でこんなにも楽観的に映る。悲しいことは事実として過ぎ去り、楽しいことうれしいことは大きく、印象的に残る。楽観的でハッピーな生き方をしている人の目にはきっとこんな風に世界が映っているんじゃないか、そんな風に思える演出です。

 

 

父として、人として

序盤を見てる限り悲しい予感は一切しませんが(もしくは気づかないが)物語としてはここからが本番です…父として人として、主人公のように生きられたら。いや普通はここまでカッコ良く生きられないと思うから、琴線に触れるんでしょうか。きっと、感動のラストがあなたを待っています。