「アメリカを荒らす者たち ハノーバー高校落書き事件簿」
(C)MMXVII CBS STUDIOS INC
邦題:「ハノーバー高校落書き事件簿」 原題「American Vandal」2017年 ネットフリックスオリジナルシリーズ
原作・制作:トニー・ヤセンダ、ダン・ペロー
出演:タイラー・アルヴァレス、グリフィン・グラック、ジミー・タトロ、カミール・ハイド、ルー・ウィルソン
エドゥアルド・フランコ、ジェシカ・フアレス、カミール・ラムジー、カラム・ワーシー、G・ハリネウス
カーリー・ローゼンバーグ
- 1. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 あらすじ
- 2. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」はモキュメンタリー
- 3. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」ディラン・マクスウェルが犯人である根拠
- 4. 「ウェイバックボーイズ」
- 5. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は展開がすべてなので検索厳禁
- 6. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 脚本が素晴らしい
- 7. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は敢えて日本語吹き替えで見るのがオススメ
- 8. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 ネタバレなし 感想
- 9. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」主な登場人物
- 10. 「American Vandal 」シーズン2更新決定
「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 あらすじ
2016年3月15日、ハノーバー高校の教師専用駐車場に駐車してあった27台の車に男性性器の落書きが見つかった。この悪質ないたずらの容疑者として教育委員会はディラン・マクスウェル(ジミー・タトロ)を聴聞会に呼び、目撃者アレックス・トリンボリの証言や日頃のディランの素行を根拠に彼を退学処分にしてしまう。だがこの落書き事件への関与を否定しているディラン。状況証拠と目撃証言のみで無実を主張するディランの退学を決めた教育委員会。彼らのやり方に疑問を持った同高校の放送研究会に所属するピーター・マルドナード(タイラー・アルバレジ)とサム・エクランド(グリフィン・グラック)は事件の真相を究明するためAmerican Vandalという名のドキュメンタリー番組を制作し、事件の真相に迫る。
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「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」はモキュメンタリー
モキュメンタリー(英: mockumentary)は、映画やテレビ番組のジャンルの1つで、架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法である。 モキュメンタリーは「モック」と、「ドキュメンタリー」のかばん語であり、「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいう。モキュメンタリー – Wikipedia
予備知識なしで見ればドキュメンタリーにしか見えないので、もしかしたら「モキュメンタリー」であることは知らないほうがいいのかもしれないけれど、個人的にはドキュメンタリーだと思うと「車にチン〇の落書きをした犯人を捜す」という題材がくだらなさすぎて見る気が起きなかった。特に管理人は最近ドキュメンタリーがなぜか気分に合わず、「なんだ、ドキュメンタリーか」と思った瞬間に一度視聴を止めている。しかし数日後モキュメンタリー(架空の出来事をドキュメンタリー風に撮った作品)であることがわかったことで見始めたという経緯があるため、若干迷ったが当ブログでは初めからモキュメンタリーであると認識して視聴することを推奨することにした。ドキュメンタリー形式だからという理由だけで敬遠するにはもったいなさすぎる。ぜひ1話だけでも見てみるといいと思う。洋題は「American Vandal」、邦題は「ハノーバー高校落書き事件簿」だったり「アメリカを荒らす者たち」だったりと配信中に変わったり、字幕には残っていたりブレブレなので当ブログでは「American Vandal」シーズン1を「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」と表記している。
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「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」ディラン・マクスウェルが犯人である根拠
犯行時刻は2016年3月15日火曜日、その日高校は休みで犯行時刻は午後2時から午後2時半。状況証拠のみで退学処分を下されてしまったディラン・マクスウェルだが、退学処分に至った根拠は大きく以下の4点。作中のドキュメンタリー作品「American Vandal」ではこの4点を一つずつ考察を重ねながら検証していく。
●根拠1:アレックス・トリンボリの証言
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事件の最も有力な根拠とされている目撃者。ディランの犯行を直接見たと証言した4年生の男。アレックスの証言は一貫しており揺らぐことがなかった。
●根拠2:アクセス権
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犯行時刻の監視カメラの映像は消去されていた。ディランは放送研究会の一員であり、監視カメラのデータの入ったサーバーにアクセスできる権利を持っていた。生徒の中でアクセス権を持っていたのはディランを含む放送研究会のメンバー9人。この中にはドキュメンタリーを製作しているピーター、サム、カメラマンのランドールも含まれている。
●根拠3:標的
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スペイン語教師のシャピロは犯行が行われたのがディランに一週間の居残りを命じた後だったこと、落書きがあった際彼女の車だけがタイヤを切られていたこと、また以前にもディランがシャピロの車のナンバープレートへいたずらしていたことを理由にチ〇コの落書きは他の教師ではなく、自分がターゲットだったと主張した。
●根拠4:チ〇コ落書きの前例
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週に4回は白板にチ〇コの落書きをしていたというディラン。シャピロはディランが書いた3か月分のチ〇コの落書きを聴聞会に持参し、さらに2年分あると主張した。