「アメリカを荒らす者たち ハノーバー高校落書き事件簿」
- 1. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 あらすじ
- 2. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」はモキュメンタリー
- 3. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」ディラン・マクスウェルが犯人である根拠
- 4. 「ウェイバックボーイズ」
- 5. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は展開がすべてなので検索厳禁
- 6. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 脚本が素晴らしい
- 7. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は敢えて日本語吹き替えで見るのがオススメ
- 8. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 ネタバレなし 感想
- 9. 「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」主な登場人物
- 10. 「American Vandal 」シーズン2更新決定
「ウェイバックボーイズ」
ディランは仲間たちと「ウェイバックボーイズ」というMTVの「ジャッカス」のようないたずら動画を製作しyoutubeにupしている。内容は公園にいる幼児の目の前で屁をして逃げる、といったくだらないモノ。ディランが放送研究会に入ったのもこれで使う映像機材が目的だった。ここまでいかにもディランが犯人でおかしくないような材料ばかりだけど、あくまで当人は否定し続ける。ちなみにyoutubeを実際にウェイバックボーイズで検索するとそれっぽいページは出てくるけど、無関係の人間が作った偽物だと思われる(2017年9月21日現在)。
(C)MMXVII CBS STUDIOS INC
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「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は展開がすべてなので検索厳禁
途中で本当にフィクションなのかなんだか気になってしまって、ツイッターやらを検索すると悪意のないネタバレがちょいちょい見られたので、すぐに検索することを止めた。ストーリーの構造上展開がすべてなので極力予備知識はない状態で見たほうが良いと思われる。よくよく考えればわかるのに、それでも「あれ?これって本当にフィクションだっけ?」と途中で混乱してしまうほどリアルさが追及されているのも魅力の一つではないだろうか。そんなこというならモキュメンタリーとか書くなよ!と思ったあなた、ごめんなさい。でも面白いからオススメですよ。
(C)MMXVII CBS STUDIOS INC
「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 脚本が素晴らしい
高校生がドキュメンタリーを作っているという前提だからこそ許せる考察の甘さや、アマチュアではありながらジャーナリストであろうとするピーターが若さゆえに時に感情的になったりするなどの設定をうまく使って、「ハノーバー高校落書き事件簿」は巧みに視聴者を振り回してくれる。「American Vandal」の考察にある程度未熟さを感じるにように作ってある反面、作中の登場人物の心情にはかなり隙がない。また彼らの行動やリアクションは筋が通っていて、突っ込みどころが全くと言っていいほど無いのだ。このあたりからも脚本のクオリティの高さがうかがえる。下の画像みたいに切り取ってしまうと本当にバカバカしいんだけど(笑)このバカバカしさも重要な伏線なんですよ。むしろ。
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「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」は敢えて日本語吹き替えで見るのがオススメ
日本語吹き替え版はまるで「世界まる見え!テレビ特捜部(日本テレビ)」で流れる海外ドキュメンタリー番組のように英語が少し聞こえる上に日本語かかぶせて吹き替えてある。この手法がドキュメンタリーっぽさをより強めてれるので管理人は日本語吹き替えでの視聴をオススメする。「American Vandal」は至ってシリアスなタッチで進んでいくのだけど、日本語吹き替えで見るとチ○コだのタマだのひたすらテレビから聞こえてくるので笑える。ピーターとしては真面目にドキュメンタリーを製作しているのだ。
(C)MMXVII CBS STUDIOS INC
「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」 ネタバレなし 感想
序盤はしょーもない事件をマジメにドキュメンタリー化しようとしている高校生に「こういうやつらいそうだわー」なんて印象。またピーターたちの粗の目立つ考察をもとに進んでいく番組展開に「まぁ高校生だしね」なんて思ったりしながら見ているうちに気づくとガッツリと引き込まれる。ドキュメンタリーの題材が「チ○コ」落書き事件という全くくだらない事件であるにも関わらず、その字面のしょーもなさとは裏腹にシリアスに進んでいく展開。確かにリアルに考えると学生にとっては、彼らの将来に深刻な影響を与える大きな事件であることがわかってくる。また「高校生が製作しているドキュメンタリー」という設定をを駆使して生み出されるミスリードは見事である。また一人一人キャラクターの描かれ方がとてもリアルで彼らのドラマもしっかり面白い。最後まで見ると、かなり多くの伏線が敷かれていたことに気づくだろう。もっと面白そうな邦題だったらよかったのに。「ハノーバー高校落書き事件簿」なんてダサい題名から考えられないほど面白いドラマだった。
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「American Vandal ハノーバー高校落書き事件簿」主な登場人物
ディラン・マクスウェル(ジミー・タトロ)
チ〇コ落書き事件の容疑者。教育委員会によって退学処分を受けた。
「ウェイバックボーイズ」というyoutube番組を制作し、イタズラがライフワークのようになっている。
仲間以外からの評判も悪いが、駐車場落書き事件については否認。
ピーター・マルドナード(タイラー・アルバレジ)
放送研究会所属。ドキュメンタリー作品「American Vandal」製作の中心人物。
サム・エクランド(グリフィン・グラック)
放送研究会所属。ピーターの親友でドキュメンタリー作品「American Vandal」製作を手伝う。演劇部にも所属。
アレックス・トリンボリ(カラム・ワーシー)
ディランの退学処分の根拠となる証言をした4年生の男。イケてるという評判はなさそう。
クリスタ・カーライル(G・ハネリウス)
放送研究会所属。ほか7つのクラブに所属し、秀才でサッカーのスター選手の優等生タイプ。
一方で様々な抗議活動を行う活動的な部分もあり、疎ましく思っている生徒も。
マッケンジー・ワグナー(カミール・ラムジー)
ディランの彼女。ディランと付き合ったり別れたりを繰り返している。両親の離婚問題を抱えている。
ディランを振り回すこともあり、ディランの仲間からはあまり良い印象を持たれていない。
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「American Vandal 」シーズン2更新決定
2018年に「American Vandal」シーズン2が配信予定で、予告編が公開された。「American Vandal」とはピーター達が作っていたドキュメンタリー番組の名前なので、またピーター達がドキュメンタリーを撮るという内容なのか、それとも同名を継承する形で違う生徒が作るのか。予告編を見る限り、同一の登場人物はいないように見えるが…続報が入り次第お伝えしたいと思う。