しれっと始まったシーズン3「シューター」
おすすめ度:????(?点)
スティーヴン・ハンターの小説「極大射程」のドラマ化
「ザ・シューター」 アメリカ 2016年~
原作 スティーヴン・ハンター『極大射程』
発案者 John Hlavin
出演:ライアン・フィリップ、シンシア・アッダイ=ロビンソンオマー・エップス、エディ・マクリントック、テンビ・ロックシャンテル・ヴァンサンテン、デヴィッド・マルシアーノ、ショーン・キャメロン・マイケル
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「ザ・シューター/極大射程」 あらすじ
元海軍の凄腕スナイパーのボブ・リー・スワガーは妻子とともに静かに暮らしていたが、かつての上官アイザック・ジョンソンからアメリカ大統領の狙撃を阻止するという依頼を受ける。大統領の狙撃にはかつての同僚ドニーを撃った男が関与しているという情報のため依頼を受けたボブ・リーだったが、狙撃の計画があるとされた日実際に撃たれたのはアメリカ大統領ではなく、ウクライナ大統領であった。挙句、彼はウクライナ大統領狙撃犯として指名手配される羽目になる。初めからボブ・リーはウクライナ大統領狙撃犯として仕立てられる罠に嵌っていたのだった。一旦はFBIに捕まるボブ・リーだったが留置所から脱出し、逃亡しながら事件の真相を暴き、自身の無実を証明するため奮闘することとなる。
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ドラマ版「シューター」は原作よりマイルド?
原作は2000年度の『このミステリーがすごい!』で1位に輝くなど日本でも大きな話題を集め、2007年には映画化。映画版つまらない、というほどではないがイマイチだったような評価。比べるとドラマのほうがよさそうなのと、現在週1で新シリーズが配信されていることもあり見てみた。小説ではベトナム帰還兵、映画ではアフリカ帰還兵であったボブ・リー・スワガーはドラマでは舞台を現代に移しており、アフガニスタン帰還兵となっている。ドラマでは同僚を失った心の傷が癒えないまま、日々を過ごす引退軍人として描かれているが、ベトナム帰りの原作はもっと重い設定になっている。原作のボブ・リー・スワガーは戦争のためPTSDに悩まされ、結婚生活は破たんし、人付き合いを避けるように山奥に暮らすというドラマ版「シューター」で言えばシーズン1の途中で登場するオブライエンと同じような状況にある男という設定。原作も未読なのでわからないが、原作よりマイルドになっているのだろう。
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「シューター」の戦闘シーンはまるでコールオブデューティ
主人公が元スナイパーということで、軍時代の作戦や、戦闘シーンはまるでゲームの「コールオブデューティ」だとか「バトルフィールド」。監督も狙っているのかカメラアングルにFPS(主観)っぽさが出ていて、FPSが好きな人なら特に命中の瞬間が(ヘッドショットとか)燃えるとは思う。シティーハンター好きだった管理人は派手に撃ち合うより、こういう銃撃名手の銃撃戦が結構好みだったりする。バンバン撃つだけの銃撃戦よりもタイトな戦闘に職人ぽさが出ていてカッコいい。本当の戦争だったらと思うとぞっとするけれど、フィクションだと思うと単純にかっこいいと思ってしまうのは男の習性なんだろうか。