【スパイコメディ】Archer

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アメリカ産としての個性がガッチリと出ている名作アニメ

「Archer」 アメリカアニメ:1エピソード:21分 シーズン7(Netflix 2017年1月現在)

脚本:アダム・リード
声の出演:H・ジョン・ベンジャミン、ジョディー・グリアー、アンバー・ナッシュ

最新シリーズ シーズン8のレビューはこちら

全米で大ウケ 日本で未だ無名のアニメ 「Archer」

数年前に外人に今面白いテレビ番組っていうと何?って聞くと「Archer」とよく聞いたが、その頃日本では放送はおろか字幕版すら出回っていなかった。今ではNetflixでひっそりと放映されている。萌え要素の一切ない大人向けアニメに広告費を取っても回収できないとでも判断したのだろうか

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「Archer」めちゃくちゃ面白いのに

アニメーション部門でエミー賞にも輝き、アメリカでは既にシーズン7まで放映され(Netflixでもシーズン7まで視聴可能)、2017年春にシーズン8、2019年までにシーズン10まで放送予定の大人気シリーズなのだが、日本では全く知られていない。というかそもそもプロモーションしてるんだろうか。相当疑問だ。下ネタ、ブラックジョーク、シュールといろいろなタイプの笑いをスパイモノというある意味定型なストーリーの中に詰め込んでくる。

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「Archer」人格破たんスレスレの凄腕スパイがやりたい放題

世界でも最も危険なスパイと呼ばれているスターリンアーチャー(画像右の黒ずくめの男)が主人公のスパイコメディである。このアーチャーのキャラクターがめちゃくちゃで面白い。アーチャーは母の経営するスパイエージェントで活躍するのだが、常に酒を飲んでいるために泥酔してミッションを無茶苦茶にしたり(自分でスパイです、と名乗っちゃったり)、凄腕スパイなのだが重度のマザコンだったり、人としてかなりゲスい等と一筋縄ではいかない(というか一見が人格破たんしている)新しいタイプ主人公である。独特のアメリカっぽいユーモア満載で、しかもわかりやすいのでかなり笑える。
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「Archer」アメリカらしいオリジナリティ

ディズニー以外のアニメといえばシンプソンズかサウスパークくらいしか思いつかないほど、アニメ後進国のアメリカ(いや、日本が進みすぎているだけなのかもしれない)だがこのArcherのオリジナリティはすごい。1960年代のスパイ大作戦のような世界観に現代的なアイテム(携帯、GPS等)をしれっと混ぜ込んでいたり、アメコミ丸出しの絵柄が動くのが新しい。
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「Archer」ストーリー展開もシーズンが進めば進ほどぶっ飛んでて目が離せない。

また徐々に明らかにされていく登場人物の設定がかなり斜め上であり、シーズンが進めば進むほど独特の世界感にハマってしまうだろう。シーズン1では主人公アーチャーとその母親がちょっとイカれてる感じがすると思うけど、シリーズを重ねるほど他の登場人物も負けずと様子がおかしいことがわかってくる。多くの話が1話で完結しているため見やすい、また一般的な映画と比べて英語が聞きやすいと思うので英語学習に良いかもしれない。
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Netflix内にひっそりと置かれているオススメ作品である。
ただ、ある程度下品なので注意(引用画像でわかるかもしれないが)

 

「Archer」 現状シーズン10まで放送予定

2018年にシーズン9、2019年にシーズン10の放送が予定されている。シーズン7あたりから若干ネタギレ感が出てきたような気はするので、このまま巻き返せないとシーズン10で終了となりかねない流れはある気がする。