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Contents

Netflixドラマランキング第26位 GLOW

GLOW-タイトル(C)2017. Netflix Studios, LLC

1980年代、女優を目指しオーディションを受け続ける日々を送っていたルース(アリソン・ブリー)がやっとオーディションで勝ち取った役は女子プロレスラーだった(※女優ではない)プロレスも芝居、俳優のようなものだと考えたルースは快諾、その他特にプロレスラーを目指していたわけではない面々とプロレス番組を放映するため団体を立ち上げ奮闘するという内容。スポ根モノというより、ド素人がシナリオのあるプロレスショーを作っていくというドラマになっている。運動ができなさそうな登場人物が不器用に練習する様だけで十分笑えるが、さらにプロレス的な笑いが随所にちりばめられているので見ていて飽きない。1986年~1990年に活動した女子プロレス団体G.L.O.W(Gorgeous Ladies of Wrestling)をモチーフにしている。シーズン1ではまだプロレスが出来ていると呼べるところまで団体は育っていなかったが、シーズン2になるとプロレスの体がある程度しっかりしてくるので、運動音痴的な笑いから各キャラクターの物語を少しづつ掘り下げていくといった具合に見どころがシフトしていく。シーズン2まで見た感じだと物語的にはシーズン1が”起承転結”の”起”シーズン2が”承”にあたるような内容になっている。また30分で1エピソードのためテンポも非常にに良いし、おそらくシーズン3も更新されると思われることもありまだまだ目が離せない作品である。

 

Netflixドラマランキング第25位 クラッシング

Crashing-title(C)Big Talk Productions Ltd. MMXV

居住管理者として廃病院で暮らす男女6人の物語。それだけ聞くとあー、その6人の友情やら恋愛やらでごちゃごちゃするのね、と思ってしまうがこの「クラッシング」はそんな一筋縄にははいかない。主人公ルルとアンソニー、ケイトの三角関係はあるものの、外国ならではの主張する文化の中で、6人が6人共アクの強いキャラたが様々な状況から口に出せない思いを抱えながら生活していく様を描く。それはそれとしてルルのぶっとんだキャラクターが笑わされるに違いない。30分全6話なのが物足りないが、短いので暇ならとりあえず見てみるのをオススメする。


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Netflixドラマランキング第24位 The Sinner -隠された秘密-

The-sinner-フィービーとコーラ(C)2017 Universal Cable Productions LLC

ある日、湖のほとりで家族と休日を楽しんでいた一見なんの変哲もない主婦コーラが、突然目の前にいた見ず知らずの男性をめった刺しにしてしまう。突然の出来事に夫も茫然としてしまうが、男性を刺殺したコーラ自身も自分がなぜそんなことをしたのかわからない。コーラは犯人は男性との面識はないと言うものの、「自分は有罪である」と罪を認め裁判を拒否するコーラ。衝動的な殺人であるにも関わらず、その動機がまるで見当たらない。担当刑事が事件の不可思議の点を追っていくとコーラにはある意外な過去が…といったストーリー。全八話と短めのサスペンスになっており見やすい。ストーリーの構成上1話目にピークがやってきてしまうが、そのまま尻すぼみで終わるわけではなくラストではしっかり盛り上げてくれる。全八話で完結していることも評価できる点だ。

シーズン2

シーズン1のヒットを受けて作られたと思われるアンソロジー的ストーリーのシーズン2。シーズン1でコーラ・タネッティの話は完結しており、シーズン2ではシーズン1でコーラの事件を担当していたハリー・アンブローズ刑事が少年による殺人事件の捜査協力を依頼され、なぜ少年が大人二人を殺すに至ったかをハリー・アンブローズ刑事が追っていくというストーリーになっている。シーズン1となんの関係もない事件を追う展開に、一見同じタイトルでやる必要がないように思えるシーズン2だが、全て見終わると同じタイトルを冠している理由がわかるかもしれない。二つのストーリーの共通点は後付けかもしれないが、後付けにしてもよくできた内容になっており、なるほどこれなら続編と呼べるなと僕は納得するに至った。また一見投げっぱなしだったシーズン1におけるハリー・アンブローズの刑事の過去をにおわす伏線もこのシーズン2できっちり回収していおり、も続編の体をきっちりなしている。正直後付けで作られたはずのシーズン2が、シーズン1よりも面白かったと思う。


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Netflixドラマランキング第23位 ユニークライフ

ユニークライフ サム(C) 2017 Sony Pictures Television.

自閉スペクトラム症を抱えるサムは多くの普通のことが「困難」だったり、彼独自の「普通」を持っているサムにとって多くの一般的に「普通」な事柄が大きな挑戦だったりする。とりわけ”彼女を作る”ことはサムにとって大きな挑戦であり、同時に彼の家族にとっても大きな挑戦だった。そんなサムと彼を支える家族や友人たちの物語で、自閉スペクトラム症を持ったサムを笑いを交えながら理解できる内容になっている。自閉症特有の習性から生まれる”自閉症ギャグ”が随所に出てくるのも「ユニークライフ」特徴であり、見どころでもある。この「普通の感覚で笑える部分は笑ったっていい」というスタンスは障害や差別に対する偏見をなくすのに一番良い方法だと管理人は思っている。洋題は”典型的ではない”を意味する「Untypical」。ただ、”典型的”ではないだけなのだ。見ると優しい気持ちになれると思う。

シーズン2

自閉症ギャグに慣れてより笑えるようになったのか、シーズン2のほうが笑いどころが多かったように思える。シーズン2でも相変わらずサムの周りの人々の優しさに癒されるはずだ。またシーズン1から日常生活に躓き続けているサムの症状も少しだけ改善が見られ、シーズン1よりも確実に成長した彼の変化も見どころの一つだ。良い意味でどのキャラクターも個性が際立っているので見ていて安定感のあるシーズン2だったと思う。



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Netflixドラマランキング第22位 Good Girls 崖っぷちの女たち

good-girls-ベス-アニー-ルビー(C)2018 Universal Television LLC

なんの変哲もない仲良し主婦のベス、アニー、ルビーの3人が自身の家庭のために犯罪に手を染めるというクライムサスペンス+コメディ。女性ならではの行動力と無鉄砲さで自分たちの問題を解決するために悪事を働き、さらなる問題に巻き込まれていくという物語。基本的にお金が悩みの種である三人は、悪いことをして手っ取り早く金銭的な問題を解消しようと考えるが、子を持つ親という目線が常に付いてまわってしまってなかなか悪人にはなり切れない。そんな3人のキャラクターが魅力的な作品。そしてちょっぴりおバカだったりすることも災いして様々な困難が降りかかる中、なんの後ろ盾もスーパーパワーもない普通の主婦たちが独特の機転を利かせて切り抜けていく。シーズン1は続きが気になるところで最終回を迎えているが、シーズン1だけでも十分面白かったと思う。

 

Netflixドラマランキング第21位 コミンスキー・メソッド

サンディ役マイケル・ダグラスとノーマン役アラン・アーキンのハリウッドの老人モノ。一度は有名になり現在は俳優学校の講師をしているサンディとサンディのエージェントのノーマンのキャラクターが気に入れば第1話から十分楽しめると思う。30分弱の短い尺の中に彼らのキャラクターが分かりやすく表現されていて、魅力的な人達だということがわかる。女にだらしないサンディと妻一筋のノーマンという見るからにも真逆の二人の間にある、長い年月を過ごしてきたからこそ成り立つ友情を描く。話を聞かない、機械に弱い、短気、意地っ張りなどのおじいちゃん特性がうまく笑いに変えられていて、普通なら苛つくであろうそれらの悪癖が彼らをよりコミカルに見せている。お互いが持つ爺さん特性を理解し、互いを受け入れながら続いていく彼らの友情や人間関係がこんな風に歳をとっても友達と時間を過ごせたらいいな、と思わせてくれる。二人の小気味良いやり取りの中に混ぜられている自然なジョークも笑える。

 

Netflixドラマランキング第20位 マスターオブゼロ

マスターオブゼロ-デフ(C)2017 Universal Television LLC.

コメディアンのアジズ・アンサリが作・脚本・監督・主演を務めるニューヨーク在住のマイノリティたちの日常を描くドラマ。エミー賞受賞作品。コメディアンが作ったドラマということで笑いを期待してみてしまうところだけど、笑いはクスッと笑える程度。このドラマの魅力はニューヨークでゆるく生きるアジズ・アンサリ演じるデフとその周りの人たちの日常を独特の切り口で描いているところにある。エンターテイメント性よりもむしろ文学色性が強いと言ってしまっても過言ではないと思うほど、登場人物たちの心情が繊細に、しかもさりげなく描かれる。もちろん笑いはメインではないけれど、ユーモアタップリのセリフ回しに思わずにやっとしてしまったり、急にほろりとさせられたりしてアジズ・アンサリのセンスに驚かされるはず。演出がフランス映画のみたいに洒落ていたりするも、あくまで日常系のお話で物語の起伏は大きくはないので、刺激の強い面白いストーリーを求めている時には向かないかも。でもアジズの演出する空気感や物事に対する視点だったり、とにもかくにもスマホをまず取り出しちゃうような登場人物たちのノリが後々2010年代を象徴するような作品の一つとして語り継がれる…かもしれない。

 



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Netflixドラマランキング第19位 「オザークへようこそ」

オザークへようこそ タイトル(C)2017 MRC Ⅱ Distribution Company L.P.

メキシコドラッグカルテルの資金洗浄(マネーロンダリング)を行う主人公のマーティ・バードは友人であり、共同経営者の男ブルースがカルテルの金に手をつけてしまったため、家族共々命を脅かされることになる。咄嗟の思い付きで口から出まかせの新しい資金洗浄計画をカルテルの人間に話したことで命拾いしたマーティだったが、その咄嗟の思い付きのせいで都会を離れリゾート地である「オザーク」で資金洗浄を行う羽目になる。不倫をしているマーティの妻ウエンディをはじめ、あまり仕事をしないちょっと人格に問題がありそうなFBI捜査官だったり、地元を仕切っている悪者だったり、登場人物は曲者揃い。そんな中マーティは家族の命を守るため800万ドルの資金洗浄を3か月で行うことを求められる。この物語で新しいのは、マーティの仕事を妻をはじめ子供も知っているということ(子供が知ったのはウェンディが話してしまったからだけど)。色んなことが思うように行かないが、それでも大きく取り乱すことなく仕事を進めていくマーティの人間性や、色々なしがらみのせいで精神的に閉塞的な”田舎”でに生きるアクの強い人間たちが見どころのドラマ。

シーズン2

ひたすら怖い目に合うバード家だけれど、シーズン2でも安定して不安な日々を送ることになる。彼らにとって生きるために必要な”悪”。その必要悪の扱い方、考え方、さらには正しいこととは何か、そんなことよりもまず生き延びなくてはならない。一見意外で危険な日常生活を送ることになってしまったバード一家の物語の裏側で走っているドラマはシーズン2でさらにその深みを増したと思う。見ていてただただ不安にはなるものの、それでも先が気になってしまうのは「オザークにようこそ」が持つテーマが人が物事の善悪を考えたり、扱ったりする際にかならずぶち当たる普遍的な部分を描いているからだと思う。クライムドラマとしてはかなり良い線をついているのではないかと思う。

 

Netflixドラマランキング第18位 JIMMY~アホみたいなホンマの話

JIMMY-さんまジミーのトーク
c2017YDクリエイション

明石家さんま役だった小出恵介が不祥事により降板、その後玉山鉄二を明石家さんま役に据えて撮り直し。そして一年越しの配信となったタレント ジミー大西の自伝的ドラマ。芸人の話だけに多少盛っている部分はあるだろうけれど、ジミー大西の天然っぷりと純粋さはそれだけでドラマになると思えるほど強烈。さらにエピソードのほとんどが事実を元にしているという、いろんな意味で改めて驚かされるドラマだと思う。80年代後半から90年代という今よりも厳しいこともあったかもしれないけれど、よくも悪くも社会が寛容さを持っていた時代だったからこそ成り立った”ジミー大西”というタレント。彼を囲む明石家さんまはじめとする人間たちのやさしさと、アホだけれど限りなく純粋な”ジミー大西”という男がユーモラスに描かれ、涙あり笑いありのわかりやすいエンターテイメントになっている。”ジミー大西”と言われてても若い人から見れば年末のダウンタウンの番組「笑ってはいけないシリーズ」に出てくるおっさんというイメージしかないかもしれないけれど、そんな世代でも十分楽しめると思う。もちろんフジテレビの「俺たちひょうきん族」を見たことある世代なら間違いなく楽しめるはずだ。



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Netflixドラマランキング第17位 僕だけがいない街

僕だけがいない街 タイトル(C)2017 ドラマ「僕だけがいない街」製作委員会

管理人は漫画、アニメ、ドラマと同じストーリーを三回通っている。ドラマ版はアニメと比べて遜色がなく、むしろドラマ版だからこそ表現できている部分を買ってこの順位とした。正直サスペンス要素が魅力な本作は同じストーリーを3周してみてそれでも楽しめる作品かと言われるとそうではない。でも逆に言えば、サスペンスなのにオチを知った状態で最後まで楽しく観れるというのはすごいことなのではないだろうか。サスペンスならもちろん一番魅力があるのはやはり初見だと思うので、もし本作を全く知らない人ならばドラマ版から入るのも全く問題がないと思う。なにぶんこればかりは想像でしかないが、ストーリーに関しては間違いない出来であることと子役たちの名演が光ったこと、また黒田友香がなかなかハマり役であったことなど、見どころは多かったと思う。

 

Netflixドラマランキング第16位 13の理由

13の理由-タイトル(C) 2016 Paramount Television

2017年Netflixオリジナル作品の中でTwitter SNS等、ネットを中心に話題になった人気作品。ハンナ・ベイカーという自殺した女の子が彼女が自殺するに至った13の理由をカセットテープに残し、ハンナと距離の近かったクレイという少年がカセットテープを順に聞いていきハンナの身に何が起こったのか紐解いていく。一話目で明るく元気なハンナが回を追うごとに少しずつ悲しい出来事に遭遇し、生きる気力をなくしていく過程がフィクションなのに妙に生々しく、心に刺さる作品。テーマからしてとても重いのはもちろんのこと、見終わった後にも重い気持ちになるので、おすすめかどうかというととても難しいけれど、特筆すべきドラマであることは間違いないと思う。ただ、もちろんクソ暗いので心に余裕がないときは見ないほうがいいかも。もしくは逆に「落ち込んでいる時こそ陰鬱な小説に救われる」、みたいなこともあると思うのでその辺りは自己判断でどうぞ。
2018年5月にシーズン2が放送になった。シーズン1ではハンナの事件がテープを通してハンナの主観で語られるという内容だったがシーズン2では事件の5か月後、ハンナの事件に学校の責任を問う裁判で関係者が証人として彼から見たハンナのストーリーを語っていく。シーズン1とは違って、シーズン2では視聴者は物語の結末が知らされていないこともあり、ドラマ的な面白さが上がっていると思う。また関係者のその後、またはサイドストーリーが見えることでより物語の奥行が広がるのも良かった。宮部みゆきの「ソロモンの偽証」が好きな人はきっとシーズン2のほうが好きなはず。

 



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Netflixドラマランキング第15位 このサイテーな世界の終わり

このサイテーな世界の終わり-二人(C)Clerkenwell Films/Dominic Buchanan Productions MMXVII

17歳、転校生のアリッサは友達とうまく馴染めずにいた。また同じ学校には自分で自分のことをサイコパスだと認識し、小動物などを殺すのを趣味としている同じく17歳のジェームスがいた。友達にうんざりしたアリッサはちょっと風変わりなジェームスのことが気になりはじめた。また次こそは人間を殺してみたいと考えているジェームスは近づいてきたアリッサを次の獲物として考えるのだった。そうしてサイコパスを自認する少年とちょっとグレた少女とが出会い、少女の提案で二人は街を出ることに決めた…という物語。若い男女が駆け落ちする、という古いロードムービー映画のような設定で(実際駆け落ちとは違うのだけど)暗めの話なのかな、と思うもどこかに必ず滑稽でクスっと笑える部分が作ってある。またこの物語では思春期の少年少女の心の機微が面白く描かれていると同時に、例えば高校の中では決して中心人物にはならないであろう少年少女のマイナーな思春期がリアルに描かれている。素直になれなかったり、心の傷があってどこかスレてゆがんでしまっていたりする彼らのような思春期も僕はある意味”王道な”思春期だと思う。そんな二人の中に懐かしく思える部分が見つけられる人も多いのではないだろうか。どうやって続けるつもりなのかはわからないけれど、シーズン2への更新が決まっている。

 

Netflixドラマランキング第14位 サイテー!ハイスクール

サイテーハイスクール-放送クラブ(C)2018, Netflix Studios, LLC.

放送部と演劇部というアメリカの高校でもマイナーな部に所属する高校生の物語。このドラマの登場人物たちは昨今のエグめのティーンドラマとは真逆でピュアで純真まっすぐな子たちばかり。周りに変化があっても自分が抱える気持ちには素直に生きようとする彼らがとてもかわいらしく、懐かしく感じられた。ストーリー展開に華がないといえばないが、俳優たちの演技がよく、各キャラの魅力がよく表現されているため一気見できる魅力がある。メイン主人公の男の子が黒人だったり、ゲイ問題が出てきたりとストーリーの体裁としては現代風ではあるものの、構造は古き良き青春ドラマを踏襲していると思う。エグいネットフリックスドラマに疲れた時にオススメの比較的爽やかなドラマ。シーズン2に続くだろうと思えるラストシーンだったが、素直に次のシーズンが見たいと思えた。
…と思っていたがまさかの打ち切り。アイアンフィストのシーズン2はいらんからこういうのを更新してほしい(アイアンフィスト好きな人ごめんなさい)シーズン1で終わりだとしても僕は面白かったと思う。

 



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Netflixドラマランキング第13位 グッドプレイス

グッドプレイス タイトル(C)2016 Universal Television LLC.

死後の世界で目を覚ますエレノアは「いいところ」の設計者マイケルから死後の世界は「いいところ」と「悪いところ」の2種類があり、エレノアは「いいところ」にいるのだと説明を受ける。生前良い行いを積んだ一部の人だけに来ることができる「いいところ」に自分がいると聞き、安心するエレノアだったが、マイケルの話を聞くうちに彼女は自分が「いいところ」にいるのは何かの間違いだと気づく。手違いで「悪いところ」行きを免れたエレノアだったが、なんとか「悪いところ」に行かないために、彼女自身が「良い人間」なり、「いいところ」にふさわしい人間になろうと(本当の素性がバレないように)努力する話。2017年9月にシーズン1全話配信と週1配信でシーズン2が始まっている。1話につき必ず1、2回驚きの展開を作ってあるシーズン1はとても素晴らしい出来だった。ストレンジャーシングスと比べて、こちらを2位にした理由はストレンジャーシングスはシーズン1だけである程度ストーリーはまとまって終わっている上に面白かったが、グッドプレイスはシーズン2がある前提だった、というだけの差。
シーズン1は色々驚きがあってよかった。シーズン2でも各エピソードに驚きを入れてくることは忘れないものの、見ているこっちが段々グッドプレイス的なサプライズに慣れてしまいさほど驚かなくなってしまった。色々謎に包まれていた部分が明らかになったせいで根本的に驚くべき事柄が減ったということもあるのだろう。またシーズン1では登場人物のキャラクターがしっかり描かれたコメディになっていたところが見どころだったが、さすがに生前のキャラを使ったネタは出尽くしたのか、シーズン2は人間ドラマよりもストーリー展開に頼っている傾向があった。単純にストーリーを楽しむ分には良いけれど、物語としては少し薄まったかなという印象。それでもなお面白いという部類からは外れてはいないと思うが、少し期待外れであったのは否めない。シーズン3はどうなるのか若干不安である。

 

Netflixドラマランキング第12位 American Vandal アメリカを荒らす者たち シーズン2

(C)MMXVII CBS STUDIOS INC

「アメリカを荒らす者たち」と言われてもピンとこない人もいるかもしれないのでまず結論を言えば「ハノーバー高校落書き事件簿」シーズン2にあたる作品。シーズン1の配信当初はシーズン2を予見していなかったのか、原題が「American Vandal(アメリカを荒らす者たち)」であるのに、内容のわかりやすさを取ったのか邦題が「ハノーバー高校落書き事件簿」とされていた。シーズン1をそもそも「アメリカを荒らす者たち~ハノーバー高校落書き事件簿」という邦題にしておけば何の問題もなかったはずなのに、邦題が何度も変更され最終的には「アメリカを荒らす者たち」に落ち着いたようだ。
このドラマはモキュメンタリーと呼ばれる嘘ドキュメンタリーで、ドキュメンタリー風の作りになっているドラマである。シーズン1でハノーバー高校での落書き事件を追った同校の生徒ピーターとサムが「American Vandal」という題名でその事件についてのドキュメンタリーを撮り終えた後、動画サイトを通じてその番組は爆発的に人気となり、シーズン2では彼らが新たな事件の真相を追う依頼を受けるというもの。今回はセントバーナディン高校でタード・バーグラーとSNS上で名乗る人物が起こした集団食中毒事件を追う。前回同様どこかくだらない事件を真剣に追っていくというスタンスは変わらず、前回がチ〇コの落書き、今回はウ〇チとビジュアルがかなり過激になっている。フェイクとわかっていても食事中は避けたほうが良いと思う。
シーズン1は高校生のピーターとサムが慣れないながらもカッチリとしたドキュメンタリー番組を作ろうと奮闘するドラマと、ハーノーバー高校落書き事件の真相を追うという二つのドラマが楽しめたが、シーズン2ではピーターとサムが有名になったおかげでネットフリックスが協力することになったという設定も加わって、前者のドラマがなくなったのは残念なところだ。とは言え、ビジュアルのショッキングさや事件の謎解きパートが前回よりもクオリティが高くなっていて、よくも悪くも前作より綺麗にまとまっている。総合的なドラマとしてのクオリティはシーズン1、2ともに高く甲乙つけがたいが、個人的にはシーズン1のほうが好みではあるが、一般的にはラストが綺麗なシーズン2のほうが人気が出そうな気もする。

Netflixドラマランキング第11位 ELITE エリート

スペインの学園ドラマ×サスペンス。通っていた公立高校の校舎が崩落してしまったため、学校に通えなくなった3人の生徒が建設会社からの奨学金でスペイン髄一のお金持ち高校ラス・エンナシスに転入するという話。よくあるお金持ち高校生たちと貧乏転校生たちがいがみ合うという図式のドラマではあるものの、スペインというお国柄の特有のお金持ち文化なのか、ラス・エンナシスの生徒はどこかスレていて性への奔放さなど僕たちが知っている高校生というレベルを超えている。高校生らしさももちろんあるが、他の国の高校生ものよりもより大人な世界観をもった高校生たちのドラマになっているところが興味深い。またそしてそこにサスペンス要素が加わってくる。ラス・エンナシスで殺人事件が起こった、というところから物語は始まるが、主人公のサムエルたちが転入してきた頃から回想的に描かれるストーリーは、転入性と既存の生徒といがみ合うことはあるものの、殺人事件が起こるほどの雰囲気は微塵もない。「一体何がどうなってだれが殺人事件を起こすんだろう?」という疑問が適度に保たれたまま彼らは関係を深めていく。学園ドラマとサスペンス要素がうまくからまっていて最後まで飽きることなく見れる作品だと思う。

 

 

Netflixドラマランキング第10位 American Vandal アメリカを荒らす者たち シーズン1 ハノーバー高校落書き事件簿

ハノーバー高校落書き事件簿 サラ・ピアソン(C)MMXVII CBS STUDIOS INC

モキュメンタリーというドキュメンタリー形式で作られたドラマ。つまりは嘘ドキュメンタリーである。高校の教師駐車場にあった27台に「チ〇コ」の落書きがしてあるのが見つかり、その事件の真相を追うという物語なので、何も知らずに「ドキュメンタリー」だと思ってみると題材がくだらなすぎてみるのをやめてしまうかもしれない(正直僕がそうだった)でも、それではあまりにももったいない。題材のくだらなさからは想像もつかないけれど、この「ハノーバー高校落書き事件簿」はとても面白い。くだらない事件の真相を真面目に追っていくというシュールな部分はあるけれど、展開としては至って真面目でシリアス、そして非常によく出来ている。無実を主張するも、事件の容疑者として高校を退学となったディランと同じ放送研究会だったピーターとサムが事件の真相を追及するドキュメンタリーを作っていくという設定であるが、高校生で彼らの作る番組はある程度未熟さを感じるように作ってある半面、登場人物の心理や設定アリバイ等、細部のディテールにはかなり隙がなく、視聴者をかなり振り回してくれるはずだ。実際の犯人は一体だれなのか。真相に迫れば迫るほど事実が見えなくなっていく。早い人なら一話目のラストあたりから夢中になれる作品。吹き替え版は海外ドキュメンタリー番組を意識した作りになっていて、英語の上に日本語吹き替えが被るように収録されている。個人的にこのドラマは吹き替え版で見るのがオススメ。

 


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Netflixドラマランキング第9位 オルタードカーボン

オルタードカーボン-繁華街(C)2018 SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC

リチャード・モーガンによるSF界の大文学賞フィリップ・K・ディック賞を受賞した同名小説を、連続ドラマ化したSFサスペンス・アクション。舞台は27世紀。人の意識をスタックと呼ばれるチップに保存できるようになり、金さえあればに永遠に生きることができ、バックアップを取っていないスタックを破壊された人間のみが”真の死”を迎える世界。犯罪者としてスタックを収監されていたタケシ・コヴァッチはローレンス・バンクロフトという有名な富豪によって肉体を与えられ現実世界に再生した。バンクロフトは自身の大量のクローンと定期的なバックアップのため死ぬことはなかったが、ある日彼の肉体は何者かに殺された。すぐにバックアップによって再生されたバンクロフトだったが、警察の調べによるとバンクロフトの死因は自殺だった。何が起こったにせよ自分が自殺をするはずがないと確信するバンクロフトは、再生したタケシに自分を殺した犯人を捜すよう依頼するのだった。
かなり未来考察のしっかりとした本格的なSF作品。理論上の不死を手に入れることが現実となった世界で人間はどう変わり、何を思うのか。バンクロフトの死を追いながら、同時に描かれる未来の人間模様がとても興味深い。全10話、1話大体1時間以内の作品だが時間を忘れて見入ってしまった。説明的にならずにこの規模の世界観を描く脚本も素晴らしい。欲を言えばもう少し感情に訴えるようなシーンが多くてもよかったのではないか、と思わなくはないが情報量の割にわかりやすく面白い作品だったと思う。

 

Netflixドラマランキング第8位 ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス

屋敷を買い取りリノベーションして売るという商売をしていたクレーン家。「ヒルハウス」に越してきたある夏に起こった出来事が、数十年後の彼らの人生に大きく影を落としてしまうことになる。そして数十年たった現在でも「ヒルハウス」の因縁から逃れられず、過去との因縁と対峙することになるという家族の話。原作は1959年に発表され、過去に二度ほど映画化されているホラー作品。映画版の評判はあまり良くなかったそうだけれど、Netflixが手掛けてドラマ化するとなかなかエンターテイメントなホラー作品になってしまうというところはさすがNetflixといったところか。物語は現在から回想的に「夏の出来事」を挿入し、その夏に何が起こったの紐解いていく。ビジュアルで怖がらせる部分と心理的に怖がらせる部分のバランスがちょうどよく、そこにしっかりとした家族のドラマが描かれていていて密度が濃い物語となっている。またホラー部分もトラウマを残すような怖さというよりは、お化け屋敷的な怖さが多めに演出されていており、ストーリーも楽しめてライトに怖がれた作品だったと思う。久しぶりにマジメで良作なホラー作品だった。ホラーが得意な人はぜひ夜中に部屋の電気を消して毛布にくるまって見てほしい。

 

 

Netflixドラマランキング第7位 タブラ・ラサ

タブララサ-ミーの妄想
© één 2017

製作国ベルギーとあまり聞かない国で作られた作品であるものの、しっかりとしたサイコスリラー。自動車事故の後遺症で前向性健忘となってしまった主人公ミーがある男性の失踪事件の重要参考人になってしまうところから物語は始まる。そして物語は失踪事件の3か月前からと現在を交互に描きながら、ミーが失踪事件にどうかかわっているのかを描く。前半は前向性健忘であるミーやその家族の日常、また前向性健忘が引き起こす問題を描くものの、全く失踪事件に結び付く雰囲気がない。そして5話目がターニングポイントとなる印象。なので一度見始めたならここまでは頑張って見てみて見ることをオススメする。また後半になるとだんだんと真相の輪郭が見えるかのように思えるも、最後の最後まで答えは見せてくれないという演出。そしてもったいつけまくった後のラストは圧巻の一言。この畳みかけ方は一見の価値あり。


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Netflixドラマランキング第6位 Happy!

Happy
(C)2017 UNIVERSAL CABLE PRODUCTIONS LLC

元警官で現殺し屋のニック・サックス(クリストファー・メローニ)の元に小学生の女の子ヘイリーの”想像上の友達”Happyがやってきてさらわれた彼女を助けて欲しいと頼む。酒浸り、荒れた生活をしていたニックはその”想像上の友達”が幻覚だと疑わないが、マフィアに襲撃を受けた際にHappyが相手の数を的確に言い当てたことから、その存在を信じるようになり、誘拐されたヘイリーを助けるためにHappyの手を借りながら奮闘する…。2018年5月の時点でシーズン1しか配信されていないが、まるでシーズン1がシーズン2か3であるかのようにニックの過去や色々な謎が説明されないままストーリーが展開していく。だが情報公開の匙加減がよく、シーズン1として謎な部分があったとしてもストーリー上邪魔になることはないし、むしろミステリアスな感じが興味をそそるような作りになっている。昨今量産されているヒーローモノとは若干毛色が違うこともあり(主人公殺し屋だし)、ヒーローモノ好きにもそうじゃない人にも勧められるアクションヒーローモノ。

 

Netflixドラマランキング第5位 アンという名の少女

アンという名の少女-シーズン2(C)2018 NORTHWOOD ANNE INC.

100年以上前の小説「赤毛のアン」を現代的な解釈、改変を加えてNetflixオリジナル作品としてリメイク。想像力豊かで個性的な孤児であるアンがカスバード家に引き取られ、世間からの偏見の目にさらされながらも前向きに生きていくというドラマ。このドラマの見どころは何と言っても1800人以上の中から選ばれたアン役のアミーベス・マクナルティの演技力。アンのキャラクターがかなりぶっ飛んでいるんだけど、アンという少女が只者ではないと思わされるのはこの子の演技力あってこそ。また時代設定が古いとその世界観を伝えようとする製作者側の意図が裏目にでて退屈するパターンも多いけど、「アンという名の少女」ではさほど時代背景のディテールに凝ってはおらず、アンとその周りの人々のドラマにフォーカスが当たっていていて、100年前を描きながら今風のドラマになっているためとても見やすい。そんな演出になっているのもネットフリックスが製作に噛んでいるからこそかも。シーズン1から役者の芝居のレベルも高く、各キャラクターが立っているのがとても魅力であったのだけれど、シーズン2ではその魅力が全開。カナダの田舎町の素朴な人々が時に意地悪で時に可愛らしく、そんな登場人物たちの物語をカナダの広大な自然が彩る。Netflixオリジナル作品では珍しい心温まるお話。

 


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Netflixドラマランキング第4位 ブラックミラー

アークエンジェル-チップを埋め込まれるサラ

10年か20年後に本当に起こりそうな今より進んだテクノロジーの中で生きる人間を描く一話完結のオムニバスストーリー。外部記憶媒体や、ポケモンGoのようなAR技術(現実とヴァーチャルの融合)を実現するデバイスを人間の体に埋め込むのが常識になっているという未来で色々なストーリーが展開される。面白い回はとびきり面白いけど、とびきりつまらない回もあるのでここまですべてを踏まえた順位となっている。過去記事の★の数の少ないものは避けて見れば全体の印象は良くなると思うので、長いシリーズもののドラマを見るのはしんどいなぁ、と思うときなどにオススメ。僕が特に好きなのはシーズン2 エピソード1「ずっとそばにいて」とシーズン2 エピソード4「ホワイト・クリスマス」。個人的に観なくていいんじゃないか、と思うのはシーズン1 エピソード1「国家」、シーズン3 エピソード3「秘密」。
シーズン4はこれまでのシーズンであったような駄作回が個人的には全く無く素晴らしい出来だった。しかもオチもストーリー性もバラエティに富んでいて、シーズン4のバランスも良い。もし一度もブラックミラーを見たことがないならシーズン4から見てもいいと思う。ランキングもシーズン4だけの評価ならもう少し上の順位として書いただろう。シーズンが進むほどにファンを獲得し続けている「ブラックミラー」だがシーズン5への更新も当然決まっている。

 

 

Netflixドラマランキング第3位 スタートレックディスカバリー

スタートレックディスカバリー 驚くマイケル(C)MMXVII CBS STUDIOS INC.

最初の放送から約50年続いている大人気SF作品「スタートレック」シリーズの最新作。あまりにも累計シリーズが長すぎて手を付けるのをためらっていたが、アメリカで盛り上がっていることもあり視聴してみるとこれが面白い。ちなみに管理人はほとんど過去の「スタートレック」シリーズに触れたことはなかったが、実際スタートレックディスカバリーの制作者や脚本家ですらすべてのストーリーや設定を覚えきれず、過去作品を調べながら作ったそうだ。結果シリーズ長すぎる故、逆に過去作品は全く知らなくても楽しめる内容になっている。作中に出てくる専門用語のうちストーリーを楽しむために必要なものは上記記事下部にまとめてあるので気になった人は読んでみるといいと思う。ストーリーとしては惑星連邦とクリンゴンの戦争の中で宇宙船USSディスカバリーとその乗組員の冒険を描く。序盤は1話完結のストーリーになっており後半にかけて2話~4話くらいでまとまる短編の連作のような構成になっており気軽に見れるのも魅力の一つだ。そして短編の連作のような作りではあるものの、後半にかけてストーリー的にも大きな山場もある。また早くもシーズン2が決まっているがシーズン1だけで話の区切りがついているのも良いところ。

 



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Netflixドラマランキング第2位 ベターコールソウル

ベターコールソウル-ジミーマッギル(c) 2017 Sony Pictures Television Inc.

化学を教える高校教師が末期がんの宣告を受け、家族にお金を残すためにドラッグを製造を始めるという人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品。「ブレイキング・バッド」では主人公ウォルター・ホワイトのマネーロンダリングに手を貸したりドラッグの元締めとの橋渡し役になったりという悪徳弁護士として登場した「ソウル・グッドマン」の駆け出し時代、「ブレイキング・バッド」の6年前を描く。「ブレイキング・バッド」を見ていたという人にはもちろんおすすめだけど、「ブレイキング・バッド」を見ていなくても十分楽しめる内容になっている。巧妙に張り巡らされた伏線と視聴者心理を読み切った上での演出としか思えない展開は圧巻の一言。ジミーマッギル(この頃はまだソウルグッドマンと名乗っていない)とその兄、チャックとの複雑な関係性をうまく脚本が表現している。ただ演出が独特で、たとえば例えば登場人物が何をやっているのかしっかり見てないとわからなかったりするため、注意深く見ていないと面白さが伝わらないかもしれない辺りが万人受けしにくいような気がする。ストーリーの進み方も本当にゆっくりだけど、独特のカメラワークと演出がこれまでのドラマとは違った面白さを生み出しているのも魅力の一つだ。特にシーズン3は1話1話で見るとそこまで面白くない回もあるかもしれないけれど、シーズン3全体を通して観るとイマイチな回だった伏線回(あまり話が進まない回を勝手にこう呼んでいる)のおかげで山場回のピーク感がすごい。気に入ったなら一気に見てしまうのをオススメしたい(と言っても数日かかるだろうけど)。欲を言えばブレイキングバッドでソウル・グッドマンことジミー・マッギルがどういう人物だったかを知ったうえで見るのをオススメしたいのだけど、ブレイキングバッドはシーズン5もあるので…。そこで途方に暮れてしまうくらいなら、「ベターコールソウル」から見たらいいと思う。

シーズン4

「ブレイキング・バッド」の頃から見ている人ならばシーズン4で「ベター・コールソウル」のジミー・マッギルがこのシーズン4を経てかなり大きく「ブレイキング・バッド」のソウル・グッドマンになっていくのがわかるシーズンだったと思う。物語に派手さはないものの、人間ドラマとして見せ場が多かったように思える。元不良の弁護士という魅力があるんだかないんだかよくわからないジミー・マッギルというおっさんのドラマをここまで面白く魅せることができるのも製作のヴィンス・ギリガンがシーズン1から積み上げてきた人物描写によるものではないだろうか。その細かさ故にストーリーの進み方は常にゆっくりだが、それでも退屈させない工夫が詰まっている。シーズン4まで来てしまうとなかなか途中から見るのはオススメできないが、人間ドラマの濃さといい、見せ方の新しさといい、細かい仕掛けや伏線などを思うと本当に製作のヴィンス・ギリガンは天才としか思えない。本ブログのコンセプトとして「誰かに勧める」ということが前提になっているのでランキングとしては2位としているが、もしもストレンジャーシングスが1シーズンごとにストーリーがうまく区切れていなかったとしたら僕はこの「ソウル・グッドマン」を一番に推すと思う。

 

 


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Netflixドラマランキング第1位 ストレンジャーシングス

ストレンジャーシングス2-ジェーン(C) 2017, Netflix Studio, LLC

現在ではネットフリックスの代表する人気作品「ストレンジャーシングス」は1980年代の映画を意識したSFホラーである。世界観が徹底してグーニーズやスタンドバイミーの頃の映画の世界観を表現していて、懐かしく感じる世代、古臭く感じる世代、逆に新しく感じる世代と年代によって感じ方は様々だろうとは思う。80年代に少年時代を過ごした管理人の初見の印象は「古いなぁ」と思って一瞬拒否感が出たけれど、例えば雰囲気が苦手だなと思っても1話、2話と見ていけば、むしろその完全に狙った世界観こそがまず面白いと感じるようになるに違いない。次の話が気になって仕方がない展開、シーズン1だけ、またシーズン2だけで一旦ストーリーが収束している等、ネットフリックスに加入したばかりの人にどれがオススメかと聞かれたらまず「ストレンジャーシングス」と答えると思う(今では「ブラックミラー」と迷うところではあるが)。子供の頃の冒険のワクワク感や異世界があるという設定、超能力を持った少女。それらを単に組み合わせただけだと普通のB級作品になってしまうところを「ストレンジャーシングス」ではディテールにこだわることによって1級品のクオリティを獲得することに成功している。主人公の母親役として登場するウィノナ・ライダーの名演も光る。こんなにも王道なのに視聴者を飽きさせることなくストーリーを進めていけるのは、ただディテールが凝っているのみならず、80年代に映画がこぞって提供していた「あこがれの冒険」や観客な純粋な好奇心を如何に違和感なく満足させるかということを、現代までに積みあがった手法や技術でより高いレベルで実現できているからではないだろうか。シーズン3は2019年配信になるのでシーズン3まで待つとのは気が遠くなるが、前述したようにシーズン2までで見ても十二分に楽しめる内容になっているのでオススメだ。