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Netflix(ネットフリックス)おすすめオリジナルドラマランキング【2020年版】

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Contents

Netflixドラマランキング第44位 What/IF 選択の連鎖

What if アン・モンゴメリー1
COPYRIGHT 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

【あらすじ】病に対して画期的な薬を作る技術を開発するも、利益回収の予測が立てづらいという理由で投資を断られ続け、リサの会社(ジェーン・レヴィ)エミジェンは倒産の危機にあった。そんな時夫ショーン(ブレイク・ジェナー)が働くバーに人の弱みに付け込むのがうまいと悪名の高い投資家のアン・モンゴメリーが現れ、投資話を持ち掛ける。後日、リサとショーンはアンの元に訪れるとアン(レネー・セルヴィガー)は投資の条件として「ショーンを一晩貸すこと」「その晩のことは他言しないこと」を提示した。

今でいえばカイジなどの福本伸行のような、愛や人間関係をお金や地位などで試されるような出来事が矢継ぎ早に起こって、毎エピソード視聴者の興味を保ってくれる。けれど結果としていろんな事件が起こりすぎてしまい、ドラマの本筋であるはずのアンとリサたちのストーリーの重みが薄れてしまったように思えた。出来事一つ一つの設定やストーリーはよく、そこそこ綺麗にはまとまっているが全体で見ると詰め込みすぎたような感があるのが残念。(2019年6月9日)

 

Netflixドラマランキング第43位 ヴァージン・リバー

Netflix ヴァージンリバー
(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC.

【あらすじ】心に傷を負った看護師のメル(アレクサンドラ・ブレッケンリッジ)が素敵な田舎暮らしをしながら人生を再出発するために携帯の電波も通じないような田舎町、ヴァージンリバーにやってきた。だが広告に乗っていた住居になる予定だった小屋は実物よりかなりボロボロ、勤める予定だった病院もメルが来ることを知らなかったというありさま。それでもメルは過去の出来事のため生まれ育ったLAに戻ることはできなかった。

アメリカでも田舎と呼ばれる場所では、日本と類似した都会とは違った文化があるようだ。住人の中に秘密はないというほどプライベートな事柄までみんなの耳に入るような距離感の町で、メルの持つ一般的な常識と、田舎ならではの常識がぶつかることでルールというものについて改めて考えされられる作品。ストーリーは比較的ゆっくりかつ読みやすいので安定感はあるものの、反面驚きはすくない。ヒロインのアレクサンドラ・ブレッケンリッジが綺麗で見ていられるという部分もあるかもしれない。(2020年1月1日)

 

Netflixドラマランキング第42位 スペシャル Special 理想の人生

スペシャル 理想の人生 ライアン
(C)2019 Warner Bros. Entertainment Inc

軽い脳性まひを抱えるゲイの男性ライアンの日常を描くドラマ。生まれつき脳性まひであるため細かい作業ができなかったり、うまく歩けなかったりはするけれどそれ以外は正常なライアンが自分の状況なりの葛藤を抱えながら、ウェブサイトで記事を書く仕事のインターンとして働くことで自分の世界を広げていく。おそらく障害のせいで引っ込み思案なライアンの物事に対する執着の少なさが悲しくもありながらそんな彼のキャラクターがとても興味深い。マイノリティ側から見えるリアルを描くパターンなので不謹慎さを感じることなく気兼ねなく楽しめる。また1エピソード15分前後という珍しい尺ならではの演出も面白い。ただ、ゲイシーンが結構露骨なので苦手な人は注意が必要。シーズン1は物語として中途半端なところで終わるのと、ボリュームが少なく感じるのが残念だが、シーズン2が楽しみでもある(2019年4月15日)

Netflixドラマランキング第41位 GIRI/HAJI

義理恥
(C)Sister Pictures(Giri) Limited MMXIX

【あらすじ】ロンドンで殺害されたあるヤクザの甥が殺され、それを発端に東京ではヤクザ同志の抗争が始まろうとしていた。犯人を探し出して抗争を止めたいと考え、警察は刑事である森健三(平岳大)をロンドンに秘密裡に向かわせる。

イギリスBBC Two制作の日本とイギリスを舞台にしたヤクザモノ。各キャラのしがらみが回想として徐々に見えていきながら現在のストーリーが進んでいくという構成が魅力。だが、日本固有の「ヤクザモノ」というジャンルを逆輸入しているために色々と違和感がある点は否めない。それでも1話1話としては面白く最終回前までは楽しめた。だが最終回に挟まれたエキセントリックなシーンのおかげで「終わりよければすべて良し」の逆の現象が起こってしまったように個人的には感じた。(2020年1月16日)

Netflixドラマランキング第40位 ザ・スパイ エリ・コーエン

ザ・スパイ カミルになり切るエリ・コーエン

【あらすじ】百貨店で働いていた男エリ・コーエンがイスラエル諜報特務庁モサドからの要請を受けスパイになり、のちに伝説的なスパイとなっていく実録ドラマ。

「ボラット」、「ブルーノ」「アリ・G」などおバカ系の映画やTVばかりに出ていたサシャ・バロン・コーエンが主演。「アリ・G」は今Netflixでも今見ることができるので、このドラマを見た後に見るとその役柄のバカっぷりに驚くだろうと思う。余談はさておき、「ザ・スパイ エリ・コーエン」はスパイものではあるものの、映画「ミッションインポッシブル」のような派手さはなく、エリがとても現実的にシリアに潜り込んでいくという実録ドラマらしいリアルなスパイ活動が興味深い。エリは友達を作り人脈を広げることに長けていることでスパイとしてのし上がっていくが、走り方がどんくさそうだったりと身体能力などのその他能力は特に高いように見えず見ていてかなりハラハラさせられる。またスパイ活動が長くなりシリアで別人して生きていく時間が長くなることで本来の自分を見失いかけるなど、現実的な問題も描いている。このドラマの最大の魅力はハリウッドのスパイ映画が作り上げた僕らの中のスパイ像と現実のスパイとのギャップがではないかと思う(2019年9月30日)

Netflixドラマランキング第39位 メシア

メシア
(C)NETFLIX WORLDWIDE ENTERTAINMENT, LLC

【あらすじ】「神が敵を撃退する」自らを「神のみ言葉」と名乗り、ISLSがシリアの首都ダマスカスを制圧しようと迫る中、説教を始める若者(メディ・デビ)。そして突如として砂嵐が吹きISLSは撤退を余儀なくされる。そのことをきっかけに彼をメシアとあがめる信奉者が彼の周りに集まり始める。

キリスト教、イスラム教等で「世界に平和をもたらすもの」として伝わる”メシア”と思しき人間が実際に現れ、奇跡を見せたら世界は、国は、宗教はどうなるのか描いている。ストーリー性は高くなく、メシアという存在を通してそれぞれの宗教に内在する「人間性の欠如」を感じるような教義なども浮き彫りにしていく。登場する実在する宗教を良くも悪くも公平な目で描いているからかドキュメンタリーではないものの視聴感はドキュメンタリーに近いものを感じる。新しい感覚のドラマ(2020年1月16日)

Netflixドラマランキング第38位 ザ・ポリティシャン

ザ・ポリティシャン ペイトン
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

【あらすじ】将来アメリカ大統領になるという目標を持つ高校生のペイトン(ベン・プラット) に必要なのは高校で生徒会長に選出され、大学はハーバードに進むということ。だが、生徒会長選でペイトンを阻むのは高校の人気者であり親友のリバー・バークリー(デヴィッド・コレンスウェット)だった。

政治家志望の高校生の話ではあるものの内容はとてもライト。「あくまでフィクションですよ、わかってね」とあえて伝えてくるような演出やストーリーで人の善悪がとてもかわいらしく描かれているためとても気楽に見ることができる。逆に普段Netflixにありがちなエグめの人間関係のドラマに見慣れていると、結構サラっと流れていく人の悪事もに逆に深い暗喩が含まれているのか?と勘ぐってしまうほど軽い。また主人公ペイトン役のベン・プラットはもともとブロードウェイ俳優ということもあり、劇中で披露する歌声が素晴らしすぎる。「Glee」のショーランナーライアン・マーフィーが手掛けていることもありどことなく「Glee」っぽさもあるドラマ。(2019年11月)

Netflixドラマランキング第37位 GLOW

GLOW-タイトル(C)2017. Netflix Studios, LLC

1980年代、女優を目指しオーディションを受け続ける日々を送っていたルース(アリソン・ブリー)がやっとオーディションで勝ち取った役は女子プロレスラーだった(※女優ではない)プロレスも芝居、俳優のようなものだと考えたルースは快諾、その他特にプロレスラーを目指していたわけではない面々とプロレス番組を放映するため団体を立ち上げ奮闘するという内容。スポ根モノというより、ド素人がシナリオのあるプロレスショーを作っていくというドラマになっている。運動ができなさそうな登場人物が不器用に練習する様だけで十分笑えるが、さらにプロレス的な笑いが随所にちりばめられているので見ていて飽きない。1986年~1990年に活動した女子プロレス団体G.L.O.W(Gorgeous Ladies of Wrestling)をモチーフにしている。シーズン1ではまだプロレスが出来ていると呼べるところまで団体は育っていなかったが、シーズン2になるとプロレスの体がある程度しっかりしてくるので、運動音痴的な笑いから各キャラクターの物語を少しづつ掘り下げていくといった具合に見どころがシフトしていく。30分で1エピソードのためテンポも非常にに良いのも魅力だ。

シーズン3

個人的には少し期待と予想の外れたシーズン3だった。素人丸出しだったシーズン1からはじまりシーズン2でだんだんとプロレスっぽくなってきたG.L.O.Wがさぁこれからどうなっていくのか、という部分にフォーカスがあたるのかと思っていたら、プロレス興行としてはある程度軌道に乗ったという前提でG.L.O.Wの各メンバーの日常ドラマが主な内容になった。それはそれで見れなくはないし、普通に面白いのだけれどシーズン3ではG.L.O.Wのユニークな部分が大分失われたように見える。すっかりプロレス部分はおざなりになった。メンバーが成長途中であるシーズン2なら多少プロレスシーンが安っぽいのも理解できるが、興行が軌道に乗ったシーズン3のプロレスシーンでもシーズン2と同程度のプロレスのクオリティを見せてくるところを見るとこれ以上プロレス方面には期待はできないように思える。正直それがなくなったらG.L.O.Wの意味ないような気がするが…。本当に悪くはないのだけれど、勝手に期待値を上げてしまっていたので個人的にはがっかりだった。内容的にG.L.O.Wでわざわざやらなくてもいい内容が多くなったのを見ると、意外と制作陣がシーズン3まで続くとは思っていなかったのかなとすら思える。(2019年8月15日)

 

Netflixドラマランキング第36位 キングダム

世子 キングダム

15世紀の朝鮮時代の韓国を舞台にしたゾンビもの。国の権力者チョ・ハクチュに反逆者のに仕立てあげられた国王の第一王子であるチャン世子が、時を同じくして感染すると化け物になってしまうという疫病の広がりを食い止め、民衆を守ろうと奮闘する物語。ざっくり言ってしまえば、ウォーキングデッドとゲームオブスローンズ的な材料を15世紀韓国を舞台に仕上げました、といった感じのストーリー。そんな古い時代にゾンビなんてどうやって戦うんだ…と思ったけれど、剣と火縄銃、体術なんかでゾンビと戦うのは意外と熱かった。残念なのはシーズン1が全6話で少し短く、シーズン2に続くという展開で終わるところ。シーズン1だけでも面白かったが、シーズン2が来てから見てもいいかもしれない。(2019年1月)

 

Netflixドラマランキング第35位 You-君がすべて-

You君がすべて

ストーカー気質のあるジョーが、比較的男遊びの多めの女の子ベックに恋をするというストーカーモノと言えばストーカーモノ、恋愛ものと言えば恋愛ものドラマ。ペン・バッジリーが演じるジョーは今までよくあったような怖いタイプのストーカーとは少し違っていて、片思いをこじらせた一方通行なタイプストーカーではなくちゃんとコミュニケーションが取れて、恋愛もできるストーカーっぽい男なのである。完全にまともではないものの、どこか共感できる部分を持つジョーを描きながら好きな人に対する執着はどこからからが異常なのか、という部分にフォーカスが当たっている作品になっている。既にシーズン2の製作も発表されている。

シーズン2

舞台をカリフォルニアに移し、主人公のジョーはウィルと名を変えて生活を始めるとまた新たなターゲットを見つけてしまうというシーズン2。モテないタイプではないのに性根にあるストーカー気質がどうしても抜けない男の恋愛物語であるというベースは変わらず、シーズン2でもジョーは好きな女のために行き過ぎた行動をとりそれがまた新たなトラブルを呼んでくる展開もシーズン1とはほとんど同じ。ただ、シーズン1よりもご都合主義な展開が多く、ジョーのキャラも少しブレて感じたり、様々な行動の動機付けがちょっと甘く感じストーリーのテンションはシーズン1より下がったように思える。とは言え途中で視聴を辞めてしまうほどつまらなくなく、最後まで見て内容を振り返ってみると、物語の材料の料理の仕方によってはもう少し面白くなることもできたような気もするのが少し残念だ。(2020年1月16日)

 

Netflixドラマランキング第34位 ELITE エリート

スペインの学園ドラマ×サスペンス。通っていた公立高校の校舎が崩落してしまったため、学校に通えなくなった3人の生徒が建設会社からの奨学金でスペイン髄一のお金持ち高校ラス・エンナシスに転入するという話。よくあるお金持ち高校生たちと貧乏転校生たちがいがみ合うという図式のドラマではあるものの、スペインというお国柄の特有のお金持ち文化なのか、ラス・エンナシスの生徒はどこかスレていて性への奔放さなど僕たちが知っている高校生というレベルを超えている。高校生らしさももちろんあるが、他の国の高校生ものよりもより大人な世界観をもった高校生たちのドラマになっているところが興味深い。またそしてそこにサスペンス要素が加わってくる。ラス・エンナシスで殺人事件が起こった、というところから物語は始まるが、主人公のサムエルたちが転入してきた頃から回想的に描かれるストーリーは、転入性と既存の生徒といがみ合うことはあるものの、殺人事件が起こるほどの雰囲気は微塵もない。「一体何がどうなってだれが殺人事件を起こすんだろう?」という疑問が適度に保たれたまま彼らは関係を深めていく。学園ドラマとサスペンス要素がうまくからまっていて最後まで飽きることなく見れる作品だと思う。

シーズン2

シーズン1はスペインのお金持ちばかりの高校に庶民の高校生が編入してきたという設定のため庶民と上流階級の違いが大きく表れていてみどころになっていたけれど、シーズン2にもなるとそのあたりのネタは出尽くしたといった感じでただただシーズン1の結末の後を描いていく。シーズン2だけみれば上流階級の高校生というよりはただのパーティ好きの高校生たちの中で事件が起きるといった展開。構成はシーズン1同様に警察の事情聴取のシーンを挟みながら過去の回想を描いていき、ある人物の失踪事件の真相を追っていく内容になっている。シーズン1ほどユニークさは感じなかったが普通の学園系サスペンスと思ってみる分には十分面白かったと思う。ただ、シーズン1にあった前提がシーズン2になるとさほど重みがなくなっていたりと若干作りが雑になったように感じた。(2019年9月12日)

Netflixドラマランキング第33位 クリミナル UK、ドイツ、フランス、スペイン編

Netflix ドラマCRIMINAL UK編

「クリミナル」というシリーズとして国ごとに3話構成、計12話のドラマ。どの国もセットがほとんど同じで、尋問チームが1話につき被疑者を1人尋問するだけでドラマを成り立たせてしまうというかなり挑戦的な作品。どの国も映されるシーンは尋問室、面通し室、廊下、窓際ぐらいしかない。尋問官と被疑者、弁護士と尋問官チームの面々の会話だけで何が起こり、被疑者は何を隠しているのかが描かれていく。3話構成の中には尋問官チーム内の人間関係が描かれていて、画面に映らないストーリーにも興味をひかれる。何しろほとんどがただの会話なので、集中して見ることができれば面白いが疲れている時に見ると眠くなるという欠点もある。それを加味しても役者の芝居と脚本のみで勝負して及第点まではもっていくことができた作品だと思う。好みもあるかもしれないがUK編、ドイツ編だけでもオススメしたい。(2019年10月20日)

Netflixドラマランキング第32位 ブルックリンでブルーノと!

ブルックリンでブルーノと!マルコム1

【あらすじ】ニューヨークブルックリンブッシュウィックで愛犬ブルーノを溺愛して日々を過ごす無職の若者マルコム(ソルヴァン・”スリック”・ナイーム)と1日4回の散歩時に会うちょっとイカれた人々との交流を描くコメディ。

若手実力派の脚本家であり、ラッパーでもあるソルヴァン・”スリック”・ナイームが主演も務める。彼が実際に愛犬ブルーノと体験した話や、そこからインスパイアされたストーリーで構成された日常系ドラマ。ペットを溺愛する人々のおかしさをペットを溺愛する側から描いているのが面白い。1エピソードが15分前後で見やすい反面内容は軽い(2019年6月9日)

 

Netflixドラマランキング第31位 The Sinner -隠された秘密-

The-sinner-フィービーとコーラ(C)2017 Universal Cable Productions LLC

ある日、湖のほとりで家族と休日を楽しんでいた一見なんの変哲もない主婦コーラが、突然目の前にいた見ず知らずの男性をめった刺しにしてしまう。突然の出来事に夫も茫然としてしまうが、男性を刺殺したコーラ自身も自分がなぜそんなことをしたのかわからない。コーラは犯人は男性との面識はないと言うものの、「自分は有罪である」と罪を認め裁判を拒否するコーラ。衝動的な殺人であるにも関わらず、その動機がまるで見当たらない。担当刑事が事件の不可思議の点を追っていくとコーラにはある意外な過去が…といったストーリー。全八話と短めのサスペンスになっており見やすい。ストーリーの構成上1話目にピークがやってきてしまうが、そのまま尻すぼみで終わるわけではなくラストではしっかり盛り上げてくれる。全八話で完結していることも評価できる点だ。

シーズン2

シーズン1のヒットを受けて作られたと思われるアンソロジー的ストーリーのシーズン2。シーズン1でコーラ・タネッティの話は完結しており、シーズン2ではシーズン1でコーラの事件を担当していたハリー・アンブローズ刑事が少年による殺人事件の捜査協力を依頼され、なぜ少年が大人二人を殺すに至ったかをハリー・アンブローズ刑事が追っていくというストーリーになっている。シーズン1となんの関係もない事件を追う展開に、一見同じタイトルでやる必要がないように思えるシーズン2だが、全て見終わると同じタイトルを冠している理由がわかるかもしれない。二つのストーリーの共通点は後付けかもしれないが、後付けにしてもよくできた内容になっており、なるほどこれなら続編と呼べるなと僕は納得するに至った。また一見投げっぱなしだったシーズン1におけるハリー・アンブローズの刑事の過去をにおわす伏線もこのシーズン2できっちり回収していおり、も続編の体をきっちりなしている。おそらくヒットを受けて作られたであろうシーズン2が、事実シーズン1よりも面白かったと思う。(2018年11月)

 

Netflixドラマランキング第30位 ターンアップチャーリー TURN UP CHARLIE

ターン・アップ・チャーリー_turn up charlie
(C)2019 Netflix Studios, LLC and Netflix Global, LLC


過去に一曲ヒットを飛ばしたものの、今は売れないDJのチャーリー(イドリス・エルバ)が俳優になった親友のデイビッド(JJ・フィールド)の娘ガブリエル(フランキー・ハーヴィー)のベビーシッターをするという話。デイヴィッドの妻サラ(パイパー・ペラーボ)は有名なDJであるということもあり、自身のシーン復帰に下心を持ちながらベビーシッターを引き受けることになったわけだけど、超問題児のガブリエルをうまくやっていくたびに段々と家族の問題に巻き込まれていくチャーリー。お調子ものだけど人の良いチャーリーと超問題児とは言え賢いガブリエルのやり取りが面白い。また一般家庭では考えられないセレブの家庭ならではの問題も、”もし経済的に不安がなかったら”という仮定をつけて考えるなら、誰もが親としてどんな家庭を築いていくべきか、家庭と自分のやりたいことの割合はどうあるべきか考えさせられる内容になっていると思う。(2019年3月21日)

Netflixドラマランキング第29位 ドラッグ最速ネット販売マニュアル

ドラッグ最速ネット販売マニュアル モーリツインタビュー
2019 (C) NETFLIX STUDIOS LLC. ALL RIGHTS RESERVED

【あらすじ】幼馴染で恋人のリーザ(レナ・クレンク)がアメリカに留学し、一年間遠距離恋愛を耐えた高校生のモーリツ(マクシミリアン・ムント)だったが、帰国したリーザはどこかよそよそしく「距離を置こう」とモーリツに告げる。それでもフラれてはいないと考えたモーリツはリーザがドラッグとパーティが好きな女の子に変わってしまったことを知り、彼女と同じ目線に立とうという思いからドラッグディーラーの元へエクスタシーを買いに行く。そして自らもドラッグを売ることになるのだった。

ドイツのNetflixオリジナルドラマ。高校生の時に幼馴染で恋人の彼女に遠距離恋愛の末にフラられるなんてトラウマでしかないけれど、演出がポップなおかげで軽いノリで見られる。本当の悩みを友達に話すことができず、ネット上の赤の他人に話したりするという現代の高校世らしいオタク感が面白い。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなどにインスパイアされた言わばオタクのサクセスストーリーともいえるけれど、まだ物語は途中。(2019年6月9日)

 

Netflixドラマランキング第28位 コミンスキー・メソッド

サンディ役マイケル・ダグラスとノーマン役アラン・アーキンのハリウッドの老人モノ。一度は有名になり現在は俳優学校の講師をしているサンディとサンディのエージェントのノーマンのキャラクターが気に入れば第1話から十分楽しめると思う。30分弱の短い尺の中に彼らのキャラクターが分かりやすく表現されていて、魅力的な人達だということがわかる。女にだらしないサンディと妻一筋のノーマンという見るからにも真逆の二人の間にある、長い年月を過ごしてきたからこそ成り立つ友情を描く。話を聞かない、機械に弱い、短気、意地っ張りなどのおじいちゃん特性がうまく笑いに変えられていて、普通なら苛つくであろうそれらの悪癖が彼らをよりコミカルに見せている。お互いが持つ爺さん特性を理解し、互いを受け入れながら続いていく彼らの友情や人間関係がこんな風に歳をとっても友達と時間を過ごせたらいいな、と思わせてくれる。二人の小気味良いやり取りの中に混ぜられている自然なジョークも笑える。

シーズン2

シーズン1からそのまま続いているような内容で、鉄板のおじいちゃんネタも健在。キャラクターがかなり立っているので日曜の夜に毎週やっていてもついつい見てしまいそうな安定感がある。主人公たちが老人だからか出てくる俳優もほとんど高齢でそのおかげか芝居がとても老成しておりシーズン1に続き完成度は高い。ただ内容にさほど驚きはなく、シーズン1のインパクトを考えるとクオリティが下がったというわけではないとしても、同じことをやっている分比べるとシーズン1のほうに分がある。シーズン2も特に大きなストーリーの上下も広げた風呂敷もないので、クリフハンガーという終わり方ではないけれどシーズン2のラストは少し宙ぶらりんな感じではあった。シーズン1に続き楽しく見ることができたけれど、例えば10代の若者が見て楽しめるかというとそうではないような気もする。中年以降の年代の方におすすめ。(2019年10月28日)

Netflixドラマランキング第27位 ウィッチャー

ウィッチャー ゲラルト
(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment LLC

小説を元にしたゲームがシリーズ累計3300万本も売れている人気シリーズのドラマ化。人間が変異し人を超える力を持った「ウィッチャー」のゲラルト、魔法使いのイェネファー、シントラの王女シリを描いていく。小説の内容を一からなぞっているということもあるが、シーズン1は原作の短編1本が約1エピソードとなっていること、またゲラルト、イェネファー、シリがそれぞれ違う時間軸で同時に描かれていくことで、視聴者が壮大な世界観に圧倒されることなく物語を楽しむことができる工夫はあたらしい。配信前からシーズン2への更新が決まっていたのも納得の構成。シーズン2への期待が高まる。(2020年1月1日)

 

Netflixドラマランキング第26位 セックスエデュケーション

セックスエデュケーション ジーンとオーティス

セックスセラピストとして活躍しているジーン(ジリアン・アンダーソン)を母親に持つ高校生のオーティス(エイサ・バターフィールド)が、その母親譲りの性の知識というスキルを頭脳明晰のパンク少女メイヴ(エマ・マッキー)に見出され、学校内で性に関するカウンセリングを始めるというストーリー。単純な恋愛感情だけでなく、スクールカーストであったり、単純な性への興味であったりと色々な要素のため意外と複雑な10代の恋愛事情をリアルにそしてコミカルに描く。知識はあるものの自身も童貞というオーティスをはじめ、10代にも性の悩みは確かに多いのももっともで、ありそうでなかったドラマ。(2019年1月)

Netflixドラマランキング第25位 グッドプレイス

グッドプレイス タイトル
(C)2016 Universal Television LLC.

死後の世界で目を覚ますエレノアは「いいところ」の設計者マイケルから死後の世界は「いいところ」と「悪いところ」の2種類があり、エレノアは「いいところ」にいるのだと説明を受ける。生前良い行いを積んだ一部の人だけに来ることができる「いいところ」に自分がいると聞き、安心するエレノアだったが、マイケルの話を聞くうちに彼女は自分が「いいところ」にいるのは何かの間違いだと気づく。手違いで「悪いところ」行きを免れたエレノアだったが、なんとか「悪いところ」に行かないために、彼女自身が「良い人間」なり、「いいところ」にふさわしい人間になろうと(本当の素性がバレないように)努力する話。2017年9月にシーズン1全話配信と週1配信でシーズン2が始まっている。1話につき必ず1、2回驚きの展開を作ってあるシーズン1はとても素晴らしい出来だった。ストレンジャーシングスと比べて、こちらを2位にした理由はストレンジャーシングスはシーズン1だけである程度ストーリーはまとまって終わっている上に面白かったが、グッドプレイスはシーズン2がある前提だった、というだけの差。
シーズン1は色々驚きがあってよかった。シーズン2でも各エピソードに驚きを入れてくることは忘れないものの、見ているこっちが段々グッドプレイス的なサプライズに慣れてしまいさほど驚かなくなってしまった。色々謎に包まれていた部分が明らかになったせいで根本的に驚くべき事柄が減ったということもあるのだろう。またシーズン1では登場人物のキャラクターがしっかり描かれたコメディになっていたところが見どころだったが、さすがに生前のキャラを使ったネタは出尽くしたのか、シーズン2は人間ドラマよりもストーリー展開に頼っている傾向があった。単純にストーリーを楽しむ分には良いけれど、物語としては少し薄まったかなという印象。それでもなお面白いという部類からは外れてはいないと思うが、少し期待外れであったのは否めない。シーズン3はどうなるのか若干不安である。

シーズン3

若干ダレたシーズン2より盛り返したような印象。そもそも死後の世界なのでかなりなんでもアリという設定で、なんでもアリな部分が面白いけれど同時にやりすぎるときっと萎えるであろう目に見えない制約の中納得できる範囲をうまく守りながら視聴者を驚かせてくれるという匙加減はこのドラマのすごいところ。シーズン1が良すぎたせいもあってなかなか超えてはこないけれど、それでもシーズン3は十分に面白かったと思う。シーズン4も決まっているということで未だ楽しみな作品の一つ。

 

Netflixドラマランキング第24位 オザークへようこそ

オザークへようこそ タイトル(C)2017 MRC Ⅱ Distribution Company L.P.

メキシコドラッグカルテルの資金洗浄(マネーロンダリング)を行う主人公のマーティ・バードは友人であり、共同経営者の男ブルースがカルテルの金に手をつけてしまったため、家族共々命を脅かされることになる。咄嗟の思い付きで口から出まかせの新しい資金洗浄計画をカルテルの人間に話したことで命拾いしたマーティだったが、その咄嗟の思い付きのせいで都会を離れリゾート地である「オザーク」で資金洗浄を行う羽目になる。不倫をしているマーティの妻ウエンディをはじめ、あまり仕事をしないちょっと人格に問題がありそうなFBI捜査官だったり、地元を仕切っている悪者だったり、登場人物は曲者揃い。そんな中マーティは家族の命を守るため800万ドルの資金洗浄を3か月で行うことを求められる。この物語で新しいのは、マーティの仕事を妻をはじめ子供も知っているということ(子供が知ったのはウェンディが話してしまったからだけど)。色んなことが思うように行かないが、それでも大きく取り乱すことなく仕事を進めていくマーティの人間性や、色々なしがらみのせいで精神的に閉塞的な”田舎”でに生きるアクの強い人間たちが見どころのドラマ。

シーズン2

ひたすら怖い目に合うバード家だけれど、シーズン2でも安定して不安な日々を送ることになる。彼らにとって生きるために必要な”悪”。その必要悪の扱い方、考え方、さらには正しいこととは何か、そんなことよりもまず生き延びなくてはならない。一見意外で危険な日常生活を送ることになってしまったバード一家の物語の裏側で走っているドラマはシーズン2でさらにその深みを増したと思う。見ていてただただ不安にはなるものの、それでも先が気になってしまうのは「オザークにようこそ」が持つテーマが人が物事の善悪を考えたり、扱ったりする際にかならずぶち当たる普遍的な部分を描いているからだと思う。クライムドラマとしてはかなり良い線をついているのではないかと思う。

 

Netflixドラマランキング第23位 JIMMY~アホみたいなホンマの話

JIMMY-さんまジミーのトーク
c2017YDクリエイション

明石家さんま役だった小出恵介が不祥事により降板、その後玉山鉄二を明石家さんま役に据えて撮り直し。そして一年越しの配信となったタレント ジミー大西の自伝的ドラマ。芸人の話だけに多少盛っている部分はあるだろうけれど、ジミー大西の天然っぷりと純粋さはそれだけでドラマになると思えるほど強烈。さらにエピソードのほとんどが事実を元にしているという、いろんな意味で改めて驚かされるドラマだと思う。80年代後半から90年代という今よりも厳しいこともあったかもしれないけれど、よくも悪くも社会が寛容さを持っていた時代だったからこそ成り立った”ジミー大西”というタレント。彼を囲む明石家さんまはじめとする人間たちのやさしさと、アホだけれど限りなく純粋な”ジミー大西”という男がユーモラスに描かれ、涙あり笑いありのわかりやすいエンターテイメントになっている。”ジミー大西”と言われてても若い人から見れば年末のダウンタウンの番組「笑ってはいけないシリーズ」に出てくるおっさんというイメージしかないかもしれないけれど、そんな世代でも十分楽しめると思う。もちろんフジテレビの「俺たちひょうきん族」を見たことある世代なら間違いなく楽しめるはずだ。(2018年7月)

Netflixドラマランキング第22位 ビューティフルシングス 人生にボサノバを

ビューティフルシングス ビーチのマリアたち

舞台は1959年のブラジル、ボサノバという音楽のジャンルが確立し始めたリオデジャネイロで夫に捨てられたサンパウロの農場の娘マリア・ルイーザがミュージッククラブを作り、人種差別、女性蔑視の根強かった時代で自分の選んだ道を生きようとする物語。マリアを取り巻く3人の女性たちの人生も同時に描きながら、1959年のブラジルという社会やコントラストの美しい南米風景を描きボサノバの曲が物語を彩る。男性社会という先入観の中で生きる女性の強さを描くというNHKの朝ドラを思わせるテーマに、昔のブラジルという日本人にはあまりなじみのない世界観にも共通する普遍性があって、はじめはとっつきにくいかもしれないけれど見始めればハマれると思う。ボサノバ好きにはぜひオススメしたい一作。(2019年4月27日)

 

Netflixドラマランキング第21位 僕と生きる人生


(C)2019 Netflix Worldwide Entertainment, LLC

【あらすじ】妻ケイト(アシュリング・ビー)との夫婦仲も冷えていて、仕事もうまくいかないマイルズ(ポール・ラッド)は、あるスパで施術を受けることで人生を好転させられると同僚から聞く。にわかに信じがたい話であることや高額な施術料に迷うマイルズだったが意を決して施術を受けることにする。

こんな題名にしてSFコメディ。SF色は自分のクローンの存在という部分のみで「もし自分より優秀な自分のクローンがいたら?」というテーマの人間ドラマになっている。そのワンアイディアだけでほぼ全話進んでいくのだけど、オリジナルの人間とオリジナルより優秀なクローンが存在したらどうなるかという現実的な問題をオリジナルとクローンの双方の視点から描いていくのが新しい。クローンというだけに二人とも同じ姿、同じ性格ながらそれぞれがそれぞれの立場で悩む中で、ドラマは人間のクローン技術が現実のものとなった時、個人の自己同一性は一体どうなってしまうのかを描いていく。もしクローンが存在する世の中なら他者から見て人は何をもってオリジナルと呼べるのか、そもそもオリジナルかクローンかという部分に意味はあるのか…、クローンという存在が様々な”当たり前”の概念を簡単にひっくり返してしまうという、色々考えさせられるドラマになっている。